輪中(読み)ワジュウ

デジタル大辞泉 「輪中」の意味・読み・例文・類語

わ‐じゅう〔‐ヂユウ〕【輪中】

 
()()  

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「輪中」の意味・読み・例文・類語

わ‐じゅう‥ヂュウ【輪中】

 

(一)   ()
 

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「輪中」の意味・わかりやすい解説

輪中
わじゅう


()西()()()西()()湿()17545545()()()()16753()湿

 ()()()()湿()()()197651

 ()()西



19791982寿19881996

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「輪中」の意味・わかりやすい解説

輪中【わじゅう】

江戸時代,洪水を防ぐため堤防で囲まれて形成された一つないし数個の村落の水防共同体,またはその集落。木曾,長良,揖斐(いび)の木曾三川が入り組んで流れていたデルタ面が,江戸時代の利水工事で開拓され,そこに大堤防に囲まれてできた集落は有名。
→関連項目安八[町]大垣[市]海津[町]木曾川木曾岬[町]岐阜[県]墨俣[町]長島[町]長島一揆長良川濃尾平野初倉荘平田[町]穂積[町]弥富[町]養老[町]輪中堤輪之内[町]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

改訂新版 世界大百科事典 「輪中」の意味・わかりやすい解説

輪中 (わじゅう)


西801西10m1596-1615Johannes Derijke219769


出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「輪中」の意味・わかりやすい解説

輪中
わじゅう

 
西80 197021976  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

旺文社日本史事典 三訂版 「輪中」の解説

輪中
わじゅう

 

 ()   

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の輪中の言及

【治水】より

…この頃には土豪,農民が地域の治水事業に積極的に参加しはじめた。池の築造に名を残しているのはもとより,山城国西岡の十一郷に灌漑する今井溝の管理・運営は著名であるし,淀川の氾濫から水田を守るため築かれた摂津国島上郡内の犬の縄手(畷),千間縄手(畷),また木曾,長良,揖斐の3河川の乱流から集落と耕地を守ろうとする輪中の形成も,中世に始まっている。さらに大和に多い環濠集落には,堤や井手板を設けて水防を企てているものもある。…

【長良川】より


20姿

【美濃国】より

…1703年(元禄16)に続く05年(宝永2)の三川をはじめとする美濃諸河川の河道整理(大取払)の国役普請,54年(宝暦4)にはじまる油島締切と大榑川洗堰(あらいぜき)築堤による三川分流の薩摩藩御手伝普請――40万両の出費と藩士その他の犠牲者80余名(宝暦治水事件)――などは,大規模な工事の一つとして有名だが,これらの工事を余儀なくさせた水害多発の原因に,河床の上昇や遊水池の減少,排水の困難さなどがあり,それがおもに新田開発の進行によるものであったということが注目される。
[輪中]
 美濃南,西部の水場地帯に特有な治水対策である輪中(わじゆう)は,中世末からはじまり,近世前期には福束(現,輪之内町),墨俣輪中などの形成をみるが,本格的な形成は近世中期以降である。低湿地や遊水池の開拓それ自体が輪中の形成として行われ,そしてそのことが河道の固定化,狭隘化をもたらして水位を上昇させ,ために自然堤防上にあった村々も新たなる築堤や堤防のかさあげを余儀なくされる,ということがより大きな輪中形成の一因と考えられている。…

※「輪中」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

タコノキ


12m7cm()...


コトバンク for iPhone

コトバンク for Android