デジタル大辞泉 「重点」の意味・読み・例文・類語 じゅう‐てん〔ヂユウ‐〕【重点】 1物事のいちばん大切なところ。最も力を注ぐ部分。﹁語学に重点を置いて勉強する﹂ 2 ﹁踊り字﹂に同じ。 [類語]要項・要目・要綱・論点・勘所・脈所・主眼・眼目・軸足・立脚点・立脚地・力点・主力・重き・重視・要点・要所・要・ポイント・要領・大要・キーポイント・急所・つぼ・正鵠・頂門の一針 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「重点」の意味・読み・例文・類語 じゅう‐てんヂュウ‥【重点】 (一)〘 名詞 〙 (二)① 同じ文字やことばを繰り返して続けること。また、それを示す記号﹁﹂﹁ゝ﹂﹁々﹂﹁﹂など。かさね字。おどり字。ちょうてん。 (一)[初出の実例]﹁その文の端に、なほなほしき手して、あらず、ここにはここにはとちうてんかちにてかへしたりけん﹂(出典‥蜻蛉日記︵974頃︶下) (三)② 同じ文字を重ねて熟語を作ること。また、そうして作られた語の類。︹新撰字鏡︵898‐901頃︶︺ (四)③ 欧文で用いる﹁コロン﹂の訳語。 (一)[初出の実例]﹁︹‥︺ドウピュンクタと名く、訳して重点と云ふ﹂(出典‥蘭学階梯︵1783︶下) (五)④ 物事のいちばん重んずべき所。大切にして注意すべき点。 (一)[初出の実例]﹁どうも問題の重点(ヂュウテン)が脇へそれて拍子抜がしたやうな感じがして﹂(出典‥ながし︵1913︶︿森鴎外﹀) (六)⑤ 重心のかかる所。︹改訂増補物理階梯︵1876︶︺ (一)[初出の実例]﹁左手を以て概ね銃の重点(ヂウテン)の所を握り﹂(出典‥歩兵操典︵1928︶第五七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
世界大百科事典(旧版)内の重点の言及 【躍字】より …同じ字の繰返しであることを示す符号。踊字とも書き,古くは畳字︵じようじ︶,重点などといった。現在,漢字では︿々﹀︿﹀を用い,仮名では︿ゝ﹀︿﹀を用いる。… ※「重点」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」