銅鈸(読み)ドウバチ

デジタル大辞泉 「銅鈸」の意味・読み・例文・類語

どう‐ばち【銅×鈸/銅鉢】

 
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どう‐ばつ【銅×鈸】

どうばち(銅鈸)

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精選版 日本国語大辞典 「銅鈸」の意味・読み・例文・類語

どう‐ばち【銅&JISEF45;・銅鉢】

 

(一)   
(一)[]調(102892)
(二)[]便
 

どう‐ばつ【銅&JISEF45;】

  1. 〘 名詞 〙どうばち(銅鈸)
    1. [初出の実例]「琵琶・鐃・銅鈸(ドウハツ)法性深理に叶へり」(出典源平盛衰記(14C前)三二)

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改訂新版 世界大百科事典 「銅鈸」の意味・わかりやすい解説

銅鈸 (どうばつ)




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日本大百科全書(ニッポニカ) 「銅鈸」の意味・わかりやすい解説

銅鈸
どうばつ

東アジアの金属製シンバル。単に「鈸」ともいう。大きさは直径約10センチメートルないし35センチメートルまでさまざまで、中高になった円盤中央部に紐(ひも)をつけ、それを持って打ち合わせる体鳴楽器。中国では「銅鈸子(ばつし)」などと書き、宮廷音楽、仏教音楽に用いられたが、元代以降京劇などの劇音楽で盛んに用いられるようになった。朝鮮でも仏教音楽やシャーマンの音楽に使用される。日本へはすでに奈良時代に伝来しており、平安時代には「銅拍子(どびょうし)」「土拍子」とよばれるようになった。「銅鈸子」と称して舞楽の『迦陵頻(かりょうびん)』の舞具として用いられるほか、出雲流神楽(いずもりゅうかぐら)、山伏神楽、田楽(でんがく)などの民俗芸能、「チャッパ」と称して歌舞伎(かぶき)の下座(げざ)音楽で使用される。仏教音楽では「はち」(鈸・鉢)と称し、「鐃(にょう)」とセットで用いる。

[柴田典子]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「銅鈸」の意味・わかりやすい解説

銅鈸
どうばつ

 
 ()   ()  ()   23040cm  

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世界大百科事典(旧版)内の銅鈸の言及

【鐃】より

…〈どう〉ともいう。(かね)・銅鑼(どら)の類,(れい)類,銅鈸(どうばつ)類のいずれについても用いられた名称。古代中国では舌をもたない大型の鈴をいい,のちには舌をつけたものも指す。…

※「銅鈸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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