馬頭観音(読み)バトウカンノン

デジタル大辞泉 「馬頭観音」の意味・読み・例文・類語

ばとう‐かんのん〔‐クワンオン〕【馬頭観音】

 
︿Hayagrīva忿()()()()  

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精選版 日本国語大辞典 「馬頭観音」の意味・読み・例文・類語

ばとう‐かんのん‥クヮンオン【馬頭観音】

 

(一)( [] Hayagrīva  ) 忿()()
馬頭観音〈図像抄〉 ︿
 

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改訂新版 世界大百科事典 「馬頭観音」の意味・わかりやすい解説

馬頭観音 (ばとうかんのん)


hayagriva姿︿


忿西忿西

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「馬頭観音」の意味・わかりやすい解説

馬頭観音
ばとうかんのん

六観音の一つ。サンスクリット名はハヤグリバHayagriva。観世音菩薩(ぼさつ)の化身で、頭上に馬頭をいただき、さながら転輪聖王(てんりんじょうおう)の宝馬が駆け巡って四囲を威圧するような姿をその特徴とし、その形相から馬頭観音の名称がある。この観音は、生死の大海に四魔を降伏(ごうぶく)する勢いを馬で表したものという。ヒンドゥー教における突迦(とか)女神のアスラ退治神話を素材にしたといわれる。この菩薩には一面二臂(ひ)、三面四臂あるいは四面八臂の像があり、その形相はかならずしも一定していない。後世、俗に馬の病気と安全を祈願し、路傍に馬頭大士などと石に刻んで信仰される。

[壬生台舜]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「馬頭観音」の意味・わかりやすい解説

馬頭観音
ばとうかんのん
Hayagrīva

 
忿38481112  

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百科事典マイペディア 「馬頭観音」の意味・わかりやすい解説

馬頭観音【ばとうかんのん】

 
姿  

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事典 日本の地域遺産 「馬頭観音」の解説

馬頭観音

(東京都練馬区北町1-45付近)
ねりまのとっておきの風景(地域景観資源)」指定の地域遺産。

馬頭観音

(東京都練馬区高松4-19)
ねりまのとっておきの風景(地域景観資源)」指定の地域遺産。

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世界大百科事典(旧版)内の馬頭観音の言及

【ウマ(馬)】より


()

【厩神】より



【動物供養】より


()使 

※「馬頭観音」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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