次の音は、思わぬところに埋まっている。
思い出したように更新したりしなかったり。
生物学の学生はどこへ行く
2010/11/19 Fri. 00:34
吐き気もしてくるような状態ですが、何かしら書くくせを取り戻そうと無理に書く。
ヒビコレアラタなる生活。 - バイオ系の進路。
2chのピペド批判テンプレにも載せられてしまったうちのこの記事で、生物学というか分子生物学の現状について触れてますが、こっちのブログでは生物系に進んだ大学生、大学院生の進路やらも含め、実情を綴っている。t-twofaceさんの﹁皆殺しの天使﹂がなくなってしまっている現在、その一端を知るうえで非常に貴重な話です。﹁皆殺し﹂より穏やかにかかれてますが、研究職を目ざすなら生物学科、ひいては理学部はやめておいたほうがいいのではとやんわりと言っている。見たところ、︵控えめですが︶ほぼ実状を反映させた文章になっているので、バイオとか生物の研究とか興味ある高校生にも読んで欲しいですね。これまで言われていることとそう差はないですが、まとまっているので読み易いです。
実際はこれでもぬるいかもしれません。書かれていないこともたくさんあります。そのへんを赤裸々に書くと﹁皆殺し﹂の二の舞かもしれません。ただやはり、﹁皆殺し﹂には多少の意味があったと思います。知らないことによる不幸をなくすためだけでなく、これからの生物学の発展について、それを学ぶ学生の現状を知った上で、建設的な議論をする足がかりになる可能性があったわけですから。
﹁皆殺し﹂が閉鎖してから1年経ちましたが、残念ながら後者については特に目立った動きがないようです。単にピペドを忌避、軽蔑、自虐する動きだけが、ネットの一部でぽすっと噴出したに過ぎません。生物学を発展させることは、もとより娯楽のような面があるので仕方ないかもしれませんが、これではあまりに報われません。いわゆるピペドとしてわが身を嘆く学生にとっても、生物学の研究者を志すこれからの世代にとっても、生物に興味を持って、生物系学科への進学を考えている中学生、高校生にとっても、だれにとってもいい傾向ではありません。今この分野にしがみついて定年まですごすことを願う教授にとっては、自分らの研究室に人が来なくなるような話を議論されては困るでしょうが、それが唯一の例外でしょう。
私の大学の理学部は、基礎研究者を育てるのが基本的スタンスです。 1人の天才と99人の凡人を育てる学部です、と入学式の訓示で言われたほど。 博士進学学生にはできる限りの補助をしようとしますが、 就職する学生には、何の補助もありません。
上で紹介したブログから引用しますが、理学部にはこういう側面があります。1人の天才になれなければ、社会的に非常に不利な凡人になりかねないのです。
生物系分野に限らず、どこの分野でもいろいろ問題は有るでしょうが、安易に生物の授業が好きだったからと言って生物系にすすむのは、あまりにリスキーです。ちなみに就職については、こんな統計もあります。
学生の採用活動に関する企業調査︻理工系︼︵09卒︶
これを見ると、理工系の他分野と比べて、企業でいかに生物学の研究開発ポストがないかわかります。特にこれ。
おれは生物学が好きです。もっと発展して欲しいと思っています。放っておいても勝手に進歩するでしょうが、その世界に関心がありつつも、現実的な理由であきらめていく未来の天才を逃していては、進歩の速度はきわめて遅くなるでしょう。
しかし地球科学はもっと大変だろうな…。ある程度それを覚悟して入ってると思うけど。
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ヒビコレアラタなる生活。 - バイオ系の進路。
2chのピペド批判テンプレにも載せられてしまったうちのこの記事で、生物学というか分子生物学の現状について触れてますが、こっちのブログでは生物系に進んだ大学生、大学院生の進路やらも含め、実情を綴っている。t-twofaceさんの﹁皆殺しの天使﹂がなくなってしまっている現在、その一端を知るうえで非常に貴重な話です。﹁皆殺し﹂より穏やかにかかれてますが、研究職を目ざすなら生物学科、ひいては理学部はやめておいたほうがいいのではとやんわりと言っている。見たところ、︵控えめですが︶ほぼ実状を反映させた文章になっているので、バイオとか生物の研究とか興味ある高校生にも読んで欲しいですね。これまで言われていることとそう差はないですが、まとまっているので読み易いです。
実際はこれでもぬるいかもしれません。書かれていないこともたくさんあります。そのへんを赤裸々に書くと﹁皆殺し﹂の二の舞かもしれません。ただやはり、﹁皆殺し﹂には多少の意味があったと思います。知らないことによる不幸をなくすためだけでなく、これからの生物学の発展について、それを学ぶ学生の現状を知った上で、建設的な議論をする足がかりになる可能性があったわけですから。
﹁皆殺し﹂が閉鎖してから1年経ちましたが、残念ながら後者については特に目立った動きがないようです。単にピペドを忌避、軽蔑、自虐する動きだけが、ネットの一部でぽすっと噴出したに過ぎません。生物学を発展させることは、もとより娯楽のような面があるので仕方ないかもしれませんが、これではあまりに報われません。いわゆるピペドとしてわが身を嘆く学生にとっても、生物学の研究者を志すこれからの世代にとっても、生物に興味を持って、生物系学科への進学を考えている中学生、高校生にとっても、だれにとってもいい傾向ではありません。今この分野にしがみついて定年まですごすことを願う教授にとっては、自分らの研究室に人が来なくなるような話を議論されては困るでしょうが、それが唯一の例外でしょう。
私の大学の理学部は、基礎研究者を育てるのが基本的スタンスです。 1人の天才と99人の凡人を育てる学部です、と入学式の訓示で言われたほど。 博士進学学生にはできる限りの補助をしようとしますが、 就職する学生には、何の補助もありません。
上で紹介したブログから引用しますが、理学部にはこういう側面があります。1人の天才になれなければ、社会的に非常に不利な凡人になりかねないのです。
生物系分野に限らず、どこの分野でもいろいろ問題は有るでしょうが、安易に生物の授業が好きだったからと言って生物系にすすむのは、あまりにリスキーです。ちなみに就職については、こんな統計もあります。
学生の採用活動に関する企業調査︻理工系︼︵09卒︶
これを見ると、理工系の他分野と比べて、企業でいかに生物学の研究開発ポストがないかわかります。特にこれ。
おれは生物学が好きです。もっと発展して欲しいと思っています。放っておいても勝手に進歩するでしょうが、その世界に関心がありつつも、現実的な理由であきらめていく未来の天才を逃していては、進歩の速度はきわめて遅くなるでしょう。
しかし地球科学はもっと大変だろうな…。ある程度それを覚悟して入ってると思うけど。
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暗黙の「逆もまた真なり」と草食系男子
2010/03/22 Mon. 21:47
「困ったときに助けてくれる友達がいると嬉しいよね」というと、その逆も成り立ってませんか。暗黙の内に。つまり「困ったときに助けてくれる友達がいないと寂しいよね」と、暗に言ってますよね。言ってない? そう感じるのはおれだけなのかなんなのか。
それとこれとは別の話ちゃうん? とおれなんぞは思うのです。助けてくれる友達おったらそらええやろけど、おらんかったらおらんかったで、「あー、こんなときに助けてくれる友達がおらんって寂しいな」って思うんかな。
何か、おれ深読みしすぎか。割と古典的な話術の一つかと思ってんやけどね。あえて逆のことを言うことで、本当に言いたいことを暗に伝えるというの。嫌らしいけども。というか、その意図が無くても、逆も自動的に真になるのか。文法とはそういうもんなのか。検証する。
「クラシックは金持ちが聴く音楽だよね」―逆→「クラシックは貧乏人は聞かないよね」
ああこれはその流れだわ。ただしおれは「クラシックは金持ちが」を否定するので、逆も成り立たない。
「Googleに採用される人ってすごい」―逆→「Googleに採用されない人ってすごくない」
これはないわ。文構造的に違うので、成り立つわけがねえ。
「草食系男子って女性にがっつかないよね」―逆→「肉食系女子って男性にがっつくよね」
むしろここまで逆にしていいものかどうか。しかしわりかし成り立つのが不思議。
関係ない話になるけど、草食系男子って名前が与えられたのってデカいね。これまで「地味」「謎」「目立たない」と言われてきた人たちの、ある程度の共通性を一語で説明できる。
当然その枠に入らない、当てはまらない部分も個々人にあるんだけど、そんなもん実際に喋ったりして違う部分を把握していきゃいいだけの話で、特に初対面とかの時に、どういう考え方をした人なのか、どういう行動基準なのかというのがある程度わかるということが、とても親切設計。はじめに取説があるみたいなもんやから。
肉食系女子についても同じで、そういう生き方をする女性の存在が認められたという意味でもあるし、「女性から積極的に行動してもいいんじゃないの」と思っていつつ大きな声で言いづらかった人でも、多少過ごしやすくなるんじゃないかとか思うわけで。実際にはしらないよ、肉食系女子が知り合いにいないから。
草食系男子に限らず、人となりや関係性を説明する言葉ってのは、往々にしておおまかな理解をしてもらうためのものやからね。より多くの人と浅い付き合いをする傾向が強くなりつつある現代においては、いちいち一人ひとりの考え方とかを、時間をかけて知っていくなんてことを全員に対して出来ないやろうから、お手軽に説明できるタグをそれぞれの人に貼っておいて、後でそのタグの意味を検索してその人への大まかな理解をするという方法のほうが合理的なんやろうね。タグは市民の声を増幅できるネットによって発生し、増幅し、より細分化が進むことでしょう。「恋人いない歴イコール年齢」の人のことはキリンと命名されたそうですが、そんな感じでいろいろ説明的なタグが生成されていくことでしょう。しかしこのリンク先には『「草食系男子」など、恋愛に対して意欲が低い男性を揶揄する言葉は…』って、揶揄やったんか草食系。
まあなんにしても、そういうカテゴライズは、プログラミングで言うところの関数定義、Webデザインで言うところのスタイルシート指定、音楽で言うところの細分化されたカテゴリ、に似てるんやないかな。と書いてて思ったけど、違うか。まあええわ。
話を大きく戻したいとこなんだけど、とにかく「その意見はそうかもしれんけど、逆はそうとは限らんぞ」という事例はいくつかあるんやぜということだけいっときます。
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日本は科学技術立国なんかじゃねえ
2009/11/14 Sat. 19:28
ニュース見てて不快になるタイプの記事に、「○○の原因遺伝子特定」とかいうのがある。その遺伝子がその疾病の原因みたいな言い方すんな。そんな簡単に帰着できるわけないやろ。なんか、すべては遺伝子で説明できると未だに思ってる人がいっぱいいるんだろうな。その立場はおれはとりたくないし、納得がいかない。「痛風」の原因遺伝子見つけた!…発症26倍に
嬉しそうなタイトルつけたって、見つかってない! ってか原因遺伝子なんてない! もっと複雑な要因絡んでるやろって。たかだか発症率26倍で何を言うとんじゃ。
そらそう書いたほうがわかりよいかしらんけど、かなり誤解を招く表現やん。ちゃんと記事をよめば、多少誤解をとこうとしてんのはわかるんやけど、予備知識なしで読んでもよくわからんってこれじゃ。この遺伝子持ってると痛風になる、とか簡単に言うバーのママとかが増殖しそーやもんな、こういう記事のせいで。
こんなニュースを流してる新聞が「必要だ」と答えたのが9割もいるってんだから(これは新聞社のアンケートだから当てにならんとしても)、どー考えても科学リテラシー高い國民じゃない気がするな。血液型占いでもマイナスイオンでもコエンザイムでも、とにかく科学っぽいものが大好きだしね。
最近でもスーパーコンピューターやSpring-8、植物科学研究などなど科学予算は仕分けで削減される見込みになったけど、国にしてみれば妥当な判断でしょう。武士は食わねど高楊枝なんて、国民全体でやってる場合じゃねーって。また余裕が出来てくれば、予算を割り当てればいいだけの話でしょ。やり方には批判もあろうが、やらんとしていることは「国としては」まとも。国としてはね。カネ持ってるからって遊んでばっかりもいられん。
そもそも「科学技術立国日本」を目指すという観点が俺にはわからない。そんな面子みたいなもんのためにカネ使うんなら、もっと他にやることがあると思う。目指すにしても、金をつぎ込むべきはもっと下層だと思う。科学技術を理解して興味を持つ人間を増やすほうが得策なんじゃないの。だからって「かがくなんとか館」みたいなハコモノつくりゃいいってもんでもないよ。それこそ非科学的発想のきわみだろが。
大体おれは、科学が進むならどこの国が進めてくれてもいいと思う。余裕のある国が、たっぷり時間とお金をかけて、カネにならないことを解明してくれればいい。おれがその結果を知りえるなら。わざわざ日本人が日本でやる必要なんか全然感じない。国の手柄じゃなくていいんだって(その科学技術が事業的に有用ならまた違ってくるだろうけど)。100m走で世界記録を出してくれるのは、日本人でもアメリカ人でもジャマイカ人でもいいわけ。世界記録を出してくれるそのこと自体が面白いから。
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予想は出来た。
2009/10/17 Sat. 00:02
うわー今日、抽象的に苦しい。石か何かをまとってる気分。クレヨンしんちゃんでは存分に笑わせていただいたんですけど、冒頭で﹁臼井さんが亡くなりました﹂ってしめやかに追悼文を出しておいて、ユルリユルユルおげーんきー!︵現主題歌の歌いだし︶とくるこのギャップが……。
そいつぁさておき、こんなニュースが。
平成22年度科学研究費補助金の新規募集課題の公募停止について
ああ、はじまったか。若手研究Sと新学術領域研究ね。国としては、ろくに職もない人であぶれてるときに、何百万もかけて非実用的研究を進めてる場合じゃないってことか。
中長期的にはマイナスかも知れんけど、地盤を立て直してから復活させたら別に問題なかろ︵国としては︶。しかし、博士号だけとって、研究職にもつけずあぶれてる今の若手研究者たちにとっちゃ、弱り目に祟り目もいいところやな。
この前高齢者のケアに関する法令や制度についての講演を聞いたけど、参考になると同時にやーな気分がしたしね。それでも生きなきゃならん高齢者というものに、俺は耐えられるかな。
今日は︵も︶いかん。焦りとか。胸が苦しくなってきた。
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そいつぁさておき、こんなニュースが。
平成22年度科学研究費補助金の新規募集課題の公募停止について
ああ、はじまったか。若手研究Sと新学術領域研究ね。国としては、ろくに職もない人であぶれてるときに、何百万もかけて非実用的研究を進めてる場合じゃないってことか。
中長期的にはマイナスかも知れんけど、地盤を立て直してから復活させたら別に問題なかろ︵国としては︶。しかし、博士号だけとって、研究職にもつけずあぶれてる今の若手研究者たちにとっちゃ、弱り目に祟り目もいいところやな。
この前高齢者のケアに関する法令や制度についての講演を聞いたけど、参考になると同時にやーな気分がしたしね。それでも生きなきゃならん高齢者というものに、俺は耐えられるかな。
今日は︵も︶いかん。焦りとか。胸が苦しくなってきた。
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いつのまにやら和名変更、差別なんかなくなるか
2009/09/26 Sat. 00:34
差別用語を含む動植物の標準和名を変更しようと、どこぞのダメゼッタイ様が呼びかけたようで、というそこまでは知ってたんだけど、魚類学会がいち早くそれに反応してるとは知らなんだ。
ああ、あのイザリウオが、カエルアンコウに変わってたなんて、知らなんだよ。青春のイザリウオが、堂々とした目つきのかっこええおさかなが、かえるだなんて。あまりにもあんまりだ︵カエルに罪はねえとはいえ︶。魚は中学のときから好きだっただけに、がっかりですわ。メクラウナギもヌタウナギになってるし、どうなってんねん魚類学会。
﹁いざり﹂が﹁足をすって歩く不具者﹂かなにかを意味してるんだかなんとかで、せっかく死語になりつつあったんやから、変にほじくって注目浴びさせる真似なんかせんと、ほっといたらよかったのに。それとも何か、死語にはしたくないってか。つーか差別用語を過剰に気にするのも、逆に差別やろ。
ちなみに﹁不具者﹂ってのも差別用語なので、パソコンで打っても通常の変換候補には出てきません。これ知ってた? 変換候補による差別用語八分。おかげでかつての差別用語をじわじわなかったものに出来るという小憎らしい仕組み。﹁支那﹂︵中国の蔑称︶とかも出ないでしょ。でも白痴は出んだよね。坂口安吾とドストエフスキーのおかげやな。
話を和名に戻すけど、それをするならアホウドリもバカガイも変えなあかんのか。バカジャコをリュウキュウキビナゴに変えるくらいなんやから。あと植物には、自然交雑種に﹁アイノコ﹂をつけた和名がごろごろあんだぜ。アイノコ、つまり混血。
こんなん一々変えてたらきりがねーし、混乱必至。キチガイなんじゃねのおっとこれは差別用語︵てか放送禁止用語︶でしたね、とても頭がよろしいことで結構ですね。
大体、差別用語なんか一個一個禁止してても、次から次へと新しいのでてくるって。今じゃ﹁ブラインドタッチタイピング﹂も差別用語にされかねないとさ。ブラインド→目の不自由な、て、アホか少々気がフレてるんですね。かつては﹁味噌煮込みうどんは差別用語だ﹂みたいなこともあったし、朝鮮とすらうかうか言えねえ。ほっといても差別用語なんて作られるの。
この記事のおかげで、パソコンによっては有害フィルターにはねられて、このブログが閲覧できなくなったりして。差別用語のオンパレードやもん。そういうのも差別じゃねの。差別用語を使う人を排除するというのは差別じゃないってか。馬鹿にしてんなお上品に生きないとね。おおこわい。
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ああ、あのイザリウオが、カエルアンコウに変わってたなんて、知らなんだよ。青春のイザリウオが、堂々とした目つきのかっこええおさかなが、かえるだなんて。あまりにもあんまりだ︵カエルに罪はねえとはいえ︶。魚は中学のときから好きだっただけに、がっかりですわ。メクラウナギもヌタウナギになってるし、どうなってんねん魚類学会。
﹁いざり﹂が﹁足をすって歩く不具者﹂かなにかを意味してるんだかなんとかで、せっかく死語になりつつあったんやから、変にほじくって注目浴びさせる真似なんかせんと、ほっといたらよかったのに。それとも何か、死語にはしたくないってか。つーか差別用語を過剰に気にするのも、逆に差別やろ。
ちなみに﹁不具者﹂ってのも差別用語なので、パソコンで打っても通常の変換候補には出てきません。これ知ってた? 変換候補による差別用語八分。おかげでかつての差別用語をじわじわなかったものに出来るという小憎らしい仕組み。﹁支那﹂︵中国の蔑称︶とかも出ないでしょ。でも白痴は出んだよね。坂口安吾とドストエフスキーのおかげやな。
話を和名に戻すけど、それをするならアホウドリもバカガイも変えなあかんのか。バカジャコをリュウキュウキビナゴに変えるくらいなんやから。あと植物には、自然交雑種に﹁アイノコ﹂をつけた和名がごろごろあんだぜ。アイノコ、つまり混血。
こんなん一々変えてたらきりがねーし、混乱必至。
大体、差別用語なんか一個一個禁止してても、次から次へと新しいのでてくるって。今じゃ﹁ブラインドタッチタイピング﹂も差別用語にされかねないとさ。ブラインド→目の不自由な、て、
この記事のおかげで、パソコンによっては有害フィルターにはねられて、このブログが閲覧できなくなったりして。差別用語のオンパレードやもん。そういうのも差別じゃねの。差別用語を使う人を排除するというのは差別じゃないってか。
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