「いずも (護衛艦)」の版間の差分
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|画像説明 = 護衛艦「いずも」(2021年10月3日) |
|画像説明 = 護衛艦「いずも」(2021年10月3日) |
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|運用者 = {{navy|日本}} |
|運用者 = {{navy|日本}} |
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|建造所 = [[ジャパンマリンユナイテッド]] |
|建造所 = [[ジャパンマリンユナイテッド]]横浜事業所磯子工場 |
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|計画 = [[平成]]22年度計画 |
|計画 = [[平成]]22年度計画 |
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|発注 = [[2010年]] |
|発注 = [[2010年]] |
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|起工 = [[2012年]][[1月27日]] |
|起工 = [[2012年]][[1月27日]] |
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|進水 = [[2013年]][[8月6日]] |
|進水 = [[2013年]][[8月6日]] |
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|竣工 = [[2014年]][[9月22日]] |
|竣工 = [[2014年]][[9月22日]]([[海上公試|公試]]) |
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|就役 = [[2015年]][[3月25日]] |
|就役 = [[2015年]][[3月25日]] |
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|退役 = |
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|除籍 = |
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|最後 = |
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|現況 =現在、軽空母化に向けての1次改修工事が終了。 |
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|現況 = |
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|母港 = [[横須賀基地 (海上自衛隊)|横須賀]] |
|母港 = [[横須賀基地 (海上自衛隊)|横須賀]] |
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|所属 = [[第1護衛隊群]]第1護衛隊 |
|所属 = [[第1護衛隊群]]第1護衛隊 |
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|兵装 = [[ファランクス (火器)|高性能20 mm機関砲]]([[CIWS]]) × 2基<br />[[RAM (ミサイル)|SeaRAM]] [[艦対空ミサイル#近接防空ミサイル|近SAM]]システム × 2基 |
|兵装 = [[ファランクス (火器)|高性能20 mm機関砲]]([[CIWS]]) × 2基<br />[[RAM (ミサイル)|SeaRAM]] [[艦対空ミサイル#近接防空ミサイル|近SAM]]システム × 2基 |
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|搭載機 = [[SH-60J (航空機)|SH-60J]]/[[SH-60K (航空機)|K]]哨戒ヘリコプター × 7機<br/>[[アグスタウェストランド AW101#日本|MCH-101]]輸送ヘリコプター × 2機<br/>最大14機<ref name="sekan816" /> |
|搭載機 = [[SH-60J (航空機)|SH-60J]]/[[SH-60K (航空機)|K]]哨戒ヘリコプター × 7機<br/>[[アグスタウェストランド AW101#日本|MCH-101]]輸送ヘリコプター × 2機<br/>最大14機<ref name="sekan816" /> |
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F35B戦闘機×10機 |
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|C4I = [[海上自衛隊のC4Iシステム|OYQ-12]] [[戦術情報処理装置]] |
|C4I = [[海上自衛隊のC4Iシステム|OYQ-12]] [[戦術情報処理装置]] |
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|レーダー = [[FCS-3|OPS-50]] 対空<br />[[OPS-28]] 対水上<br />[[OPS-20]] 航海用 |
|レーダー = [[FCS-3|OPS-50]] 対空<br />[[OPS-28]] 対水上<br />[[OPS-20]] 航海用 |
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|その他 = 作業艇 |
|その他 = 作業艇 |
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'''﹁いずも﹂{{lang|en|(JS ''Izumo'', DDH-183)}}'''は、[[海上自衛隊]]の[[護衛艦#DDH|ヘリコプター搭載護衛艦︵DDH︶]]。[[いずも型護衛艦]]の[[ネームシップ|1番艦]]。艦名は[[令制国]]の[[出雲国]]に由来し、同じ読みの[[日本]][[艦艇]]としては[[大日本帝国海軍|旧海軍]]の[[出雲型装甲巡洋艦]]﹁[[出雲 (装甲巡洋艦)|出雲]]﹂に続き二代目、海上自衛隊の[[護衛艦]]としては初代である。
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'''﹁いずも﹂{{lang|en|(JS ''Izumo'', DDH-183)}}'''は、[[海上自衛隊]]の[[護衛艦#DDH|ヘリコプター搭載護衛艦︵DDH︶]]。現在、軽航空母艦への改装中。[[いずも型護衛艦]]の[[ネームシップ|1番艦]]。艦名は[[令制国]]の[[出雲国]]に由来し、同じ読みの[[日本]][[艦艇]]としては[[大日本帝国海軍|旧海軍]]の[[出雲型装甲巡洋艦]]﹁[[出雲 (装甲巡洋艦)|出雲]]﹂に続き二代目、海上自衛隊の[[護衛艦]]としては初代である。
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全長248.0 [[メートル|m]]で、[[艦載機]]発着用に艦首から艦尾まで全通式の[[飛行甲板]]発着用を備え<ref>[https://www.nhk.or.jp/politics/kotoba/18399.html 護衛艦「いずも」「かが」とは] [[日本放送協会|NHK]](2023年5月19日閲覧)</ref>、満載[[排水量]]は26,000トン。同じく全通甲板を備えた旧海軍艦艇との比較では、中型[[航空母艦]]([[正規空母]])である「[[蒼龍 (空母)|蒼龍]]」(227.5 m、20,295トン)を上回り、2019年時点、2番艦の「[[かが (護衛艦)|かが]]」と共に海上自衛隊史上最大の[[自衛艦]]である。建造費用は1139億[[円 (通貨)|円]]<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/kouritsuka/rev_suishin/h24/pdf/r-sheet/0036.pdf|title= 平成23年度 行政事業レビューシート 事業番号0036 護衛艦(DDH)|accessdate=2020-07-11|date=2012|author=防衛省|format=PDF}}</ref>。海外メディアでは[[ヘリ空母]]と呼称・分類されることが多い<ref>{{lang|en|Adrian David, ‘[https://www.nst.com.my/news/nation/2019/05/491595/japan-deploys-heli-carrier-js-izumo-safeguard-indian-pacific-oceans Japan deploys heli carrier JS Izumo to safeguard Indian, Pacific Oceans]’, <cite>[[ニュー・ストレーツ・タイムズ|New Straits Times Online]]</cite>}}(2019年5月26日 |
全長248.0 [[メートル|m]]で、[[艦載機]]発着用に艦首から艦尾まで全通式の[[飛行甲板]]発着用を備え<ref>[https://www.nhk.or.jp/politics/kotoba/18399.html 護衛艦﹁いずも﹂﹁かが﹂とは] [[日本放送協会|NHK]]︵2023年5月19日閲覧︶</ref>、満載[[排水量]]は26,000トン。同じく全通甲板を備えた旧海軍艦艇との比較では、中型[[航空母艦]]︵[[正規空母]]︶である﹁[[蒼龍 (空母)|蒼龍]]﹂︵227.5 m、20,295トン︶を上回り、2019年時点、いずも型護衛艦2番艦の﹁[[かが (護衛艦)|かが]]﹂と共に海上自衛隊史上最大の[[自衛艦]]である。建造費用は1139億[[円 (通貨)|円]]<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/kouritsuka/rev_suishin/h24/pdf/r-sheet/0036.pdf|title= 平成23年度 行政事業レビューシート 事業番号0036 護衛艦︵DDH︶|accessdate=2020-07-11|date=2012|author=防衛省|format=PDF}}</ref>。海外メディアでは[[ヘリ空母]]と呼称・分類されることが多い<ref>{{lang|en|Adrian David, ‘[https://www.nst.com.my/news/nation/2019/05/491595/japan-deploys-heli-carrier-js-izumo-safeguard-indian-pacific-oceans Japan deploys heli carrier JS Izumo to safeguard Indian, Pacific Oceans]’, <cite>[[ニュー・ストレーツ・タイムズ|New Straits Times Online]]</cite>}}︵2019年5月26日︶2019年6月21日閲覧</ref>。
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本記事は、本艦の艦歴について主に取り扱っているため、'''性能や装備等の概要については[[いずも型護衛艦]]を参照されたい。''' |
本記事は、本艦の艦歴について主に取り扱っているため、'''性能や装備等の概要については[[いずも型護衛艦]]を参照されたい。''' |
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[[2015年]][[3月25日]]に就役し、[[第3護衛隊群]]([[舞鶴基地]])に編成替えとなった「[[ひゅうが (護衛艦)|ひゅうが]]」に替わり、[[第1護衛隊群]]第1護衛隊に編入された。定係港は[[横須賀基地 (海上自衛隊)|横須賀]]。 |
[[2015年]][[3月25日]]に就役し、[[第3護衛隊群]]([[舞鶴基地]])に編成替えとなった「[[ひゅうが (護衛艦)|ひゅうが]]」に替わり、[[第1護衛隊群]]第1護衛隊に編入された。定係港は[[横須賀基地 (海上自衛隊)|横須賀]]。 |
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[[2016年]]4月に発生した[[熊本地震 (2016年)|熊本地震]]により、就役後初となる[[災害派遣]]任務にあたった。任務は被災地支援にあたる[[陸上自衛隊]]を輸送するため[[4月19日]]に[[北海道]][[小樽港]]に入港し、陸上自衛隊[[北部方面隊]][[第1高射特科団]]を主力とした隊員約160人と車両40両を積載し、同日出港した<ref>[https://www.sankei.com/article/20160420-YNWS63SUTFNTJJBVYFTAEK3RHE/ 海自最大艦「いずも」、初の災害派遣任務 陸自輸送で北海道・小樽出港] [[産経新聞|産経ニュース]](2016年4月20日)</ref>。 |
[[2016年]]4月に発生した[[熊本地震 (2016年)|熊本地震]]により、就役後初となる[[災害派遣]]任務にあたった。任務は被災地支援にあたる[[陸上自衛隊]]部隊を輸送するため[[4月19日]]に[[北海道]][[小樽港]]に入港し、陸上自衛隊[[北部方面隊]][[第1高射特科団]]を主力とした隊員約160人と車両40両を積載し、同日出港した<ref>[https://www.sankei.com/article/20160420-YNWS63SUTFNTJJBVYFTAEK3RHE/ 海自最大艦「いずも」、初の災害派遣任務 陸自輸送で北海道・小樽出港] [[産経新聞|産経ニュース]](2016年4月20日)</ref>。 |
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同年[[5月26日]]から[[5月27日]]に開催される[[伊勢志摩サミット]]の警戒監視のため、護衛艦「[[いかづち (護衛艦・2代)|いかづち]]」他6隻とともに[[金城ふ頭|金城埠頭]] |
同年[[5月26日]]から[[5月27日]]に開催される[[伊勢志摩サミット]]の警戒監視のため、護衛艦「[[いかづち (護衛艦・2代)|いかづち]]」他6隻とともに[[名古屋港]][[金城ふ頭|金城埠頭]]に入港した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sankei.com/smp/west/news/160523/wst1605230069-s1.html|title=海自最大の護衛艦も投入 全長248メートル、ヘリ5機が同時発着可能 三重・志摩沖を警戒|newspaper=産経ニュース|accessdate=2018-10-16|date=2016-05-23|archive-url=https://web.archive.org/web/20191212052510/https://www.sankei.com/smp/west/news/160523/wst1605230069-s1.html |archive-date=2019-12-12}}</ref>。 |
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[[2017年]][[5月1日]]、横須賀を出港し、[[安全保障関連法]]に基づき、自衛隊の艦船が平時に[[アメリカ海軍]]︵米国海軍︶艦船を守る﹁米艦防護﹂を初めて実施した。[[房総半島]]沖周辺で[[太平洋艦隊 (アメリカ海軍)|アメリカ太平洋艦隊]]所属の[[ルイス・アンド・クラーク級貨物弾薬補給艦]]﹁{{仮リンク|リチャード・E・バード (貨物弾薬補給艦)|label=リチャード・E・バード|en|USNS Richard E. Byrd (T-AKE-4)}}﹂と合流し、周辺の警戒、監視にあたりながら航行、3日午前には[[四国]]沖の太平洋上で護衛艦﹁[[さざなみ (護衛艦)|さざなみ]]﹂が合同し、防護に加わった<ref>[https://web.archive.org/web/20170501073342/http://www.yomiuri.co.jp/politics/20170430-OYT1T50067.html ﹁海自が初の米艦防護、防衛相が命令…北をけん制﹂][[YOMIURI ONLINE]]︵2017年4月30日︶</ref><ref>[http://sp.yomiuri.co.jp/politics/20170503-OYT1T50018.html 米艦防護、護衛艦2隻…呉から﹁さざなみ﹂]YOMIURI ONLINE︵2017年5月3日︶</ref>。米艦防護は3日午後4時頃、[[鹿児島県]]の[[奄美大島]]沖で終了した。その後、﹁さざなみ﹂及び |
[[2017年]][[5月1日]]、横須賀を出港し、[[安全保障関連法]]に基づき、自衛隊の艦船が平時に[[アメリカ海軍]]︵米国海軍︶艦船を守る﹁米艦防護﹂を初めて実施した。[[房総半島]]沖周辺で[[太平洋艦隊 (アメリカ海軍)|アメリカ太平洋艦隊]]所属の[[ルイス・アンド・クラーク級貨物弾薬補給艦]]﹁{{仮リンク|リチャード・E・バード (貨物弾薬補給艦)|label=リチャード・E・バード|en|USNS Richard E. Byrd (T-AKE-4)}}﹂と合流し、周辺の警戒、監視にあたりながら航行、3日午前には[[四国]]沖の太平洋上で護衛艦﹁[[さざなみ (護衛艦)|さざなみ]]﹂が合同し、防護に加わった<ref>[https://web.archive.org/web/20170501073342/http://www.yomiuri.co.jp/politics/20170430-OYT1T50067.html ﹁海自が初の米艦防護、防衛相が命令…北をけん制﹂][[YOMIURI ONLINE]]︵2017年4月30日︶</ref><ref>[http://sp.yomiuri.co.jp/politics/20170503-OYT1T50018.html 米艦防護、護衛艦2隻…呉から﹁さざなみ﹂]YOMIURI ONLINE︵2017年5月3日︶</ref>。米艦防護は3日午後4時頃、[[鹿児島県]]の[[奄美大島]]沖で終了した。その後、﹁さざなみ﹂及び米国海軍の[[ミサイル駆逐艦]]2隻とともに、[[南シナ海]]で5月7日から10日にかけて陣形・通信などの日米共同訓練を実施<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sankei.com/article/20170510-ONVXAMBR5RK3TAZLIKRKI7FZNA/|title=南シナ海で日米が共同訓練|publisher=産経新聞ニュース|date=2017年5月10日|accessdate=2017-05-13}}</ref>。2隻は5月15日に[[シンガポール共和国]]及び同国周辺海空域で実施される[[シンガポール海軍]]主催国際[[観艦式]]及び多国間洋上訓練に参加し<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/formal/info/news/201704/20170426-01.pdf シンガポール海軍主催国際観艦式への参加について]}} 海上幕僚監部︵2017年4月26日︶2021年10月9日閲覧</ref>、同月20日には医療活動などを通じて各国が交流を深めるアメリカ軍主導の﹁パシフィック・パートナーシップ﹂の一環として[[ベトナム]]の[[カムラン湾]]に寄港した<ref>[https://web.archive.org/web/20170527030131/http://www.sankei.com/politics/news/170521/plt1705210003-n1.html ﹁日米艦船、越カムラン湾に初の同時寄港 中国を牽制…災害救助など共同訓練﹂]産経ニュース︵2017年5月21日︶</ref>。6月4日には[[フィリピン]]の[[スービック海軍基地|スービック]]にも寄港し、[[ロドリゴ・ドゥテルテ]]大統領の視察を受けた<ref>{{Cite news|url=http://www.asahi.com/articles/ASK6454L0K64UHBI010.html|title=ドゥテルテ大統領、護衛艦﹁いずも﹂を視察 ルソン島で|work=|publisher=朝日新聞ニュース|date=2017年6月4日}}</ref>。
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7月10日から17日まで[[インド]]([[チェンナイ]]) 及びインド東方海域で実施される日米印共同訓練(マラバール2017)に参加<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/formal/info/news/201706/20170623-01.pdf 日米印共同訓練(マラバール2017)への参加について]}} 海上幕僚監部(2017年6月23日)2021年10月9日閲覧</ref>。一連の派遣活動を終えた「いずも」は8月9日に横須賀基地に帰港した。 |
7月10日から17日まで[[インド]]([[チェンナイ]]) 及びインド東方海域で実施される日米印共同訓練(マラバール2017)に参加<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/formal/info/news/201706/20170623-01.pdf 日米印共同訓練(マラバール2017)への参加について]}} 海上幕僚監部(2017年6月23日)2021年10月9日閲覧</ref>。一連の派遣活動を終えた「いずも」は8月9日に横須賀基地に帰港した。 |
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同年 |
同年8月31日、横須賀基地逸見岸壁において[[テリーザ・メイ]][[イギリス首相|英国首相]]の視察を受けた。日本の[[防衛大臣]]、[[海上幕僚長]]らも同席した<ref>[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11433629/www.mod.go.jp/j/approach/exchange/area/euro/uk/docs/20170831_j-uk.html 平成29年8月31日 テレーザ・メイ英国首相による護衛艦「いずも」視察について] 防衛省</ref>。 |
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同年 |
同年9月25日午前10時半頃、横須賀基地に停泊中の艦内で海自隊員ら11人が[[一酸化炭素]]︵CO︶中毒になり、病院に搬送された。いずれも軽傷。艦内では民間業者が糞尿をためるタンク内の清掃中だった<ref>{{Cite news|title= 海自護衛艦﹁いずも﹂でCO中毒、11人軽症 横須賀基地|publisher=産経新聞ニュース|date=2017-09-25|url=https://www.sankei.com/smp/affairs/news/170925/afr1709250023-s1.html|accessdate=2017-09-25}}</ref>。
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同年12月19日、僚艦「[[むらさめ (護衛艦・2代)|むらさめ]]」「[[いかづち (護衛艦・2代)|いかづち]]」「[[はたかぜ (護衛艦)|はたかぜ]]」及び[[P-1 (哨戒機)]]とともに、[[カナダ海軍]][[アップホルダー級潜水艦|ヴィクトリア級潜水艦]]「シクティミ」{{lang|en|(HMCS ''Chicoutimi'')}}<ref>[http://www.navy-marine.forces.gc.ca/en/fleet-units/submarines-home.page Long Range Patrol Submarines] カナダ海軍ホームページ(2019年6月23日閲覧)</ref> との共同訓練を[[本州]]南方海域で実施<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/formal/info/news/201712/20171220-01.pdf カナダ海軍との共同訓練「KAEDEX」の実施について] 海上幕僚監部プレスリリース(2017年12月20日)2019年6月21日閲覧</ref>。 |
同年12月19日、僚艦「[[むらさめ (護衛艦・2代)|むらさめ]]」「[[いかづち (護衛艦・2代)|いかづち]]」「[[はたかぜ (護衛艦)|はたかぜ]]」及び[[P-1 (哨戒機)]]とともに、[[カナダ海軍]][[アップホルダー級潜水艦|ヴィクトリア級潜水艦]]「シクティミ」{{lang|en|(HMCS ''Chicoutimi'')}}<ref>[http://www.navy-marine.forces.gc.ca/en/fleet-units/submarines-home.page Long Range Patrol Submarines] カナダ海軍ホームページ(2019年6月23日閲覧)</ref> との共同訓練を[[本州]]南方海域で実施<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/formal/info/news/201712/20171220-01.pdf カナダ海軍との共同訓練「KAEDEX」の実施について] 海上幕僚監部プレスリリース(2017年12月20日)2019年6月21日閲覧</ref>。 |
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[[2018年]] |
[[2018年]]9月8日午前7時20分頃、[[横須賀基地 (海上自衛隊)|横須賀基地]]に停泊中、油圧作動油が海上に流出した。[[海上保安庁]]横須賀海上保安部によると、海自は[[オイルフェンス]]で拡散を防いでおり、吸着マットで大部分を回収した。航空機用昇降機を使っていたといい、海自は海保に﹁油圧系の故障と思われる﹂と通報していた<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/311635|title=護衛艦﹁いずも﹂で油流出 海自横須賀基地に停泊中|newspaper=[[沖縄タイムス]]|accessdate=2018-09-28|date=2018-09-08}}</ref>。
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同年 |
同年10月11日より開催された[[済州国際観艦式]]に前年10月に[[大韓民国|韓国]]から招待を受け、本艦が参加する予定だった。しかし、[[自衛艦旗]]である[[旭日旗]]に対する韓国世論の近年の批判により、[[韓国海軍]]から自衛艦旗の掲揚自粛の要請を受けた。防衛大臣はじめ[[統合幕僚長]]、海上幕僚長がこの要請を批判し、到底受け入れられないとコメントを表明<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sankei.com/article/20180928-TZVRKINIYRMHDOPDSUVVBWTWMU/|title=海自、旭日旗掲げ韓国観艦式に参加へ 小野寺五典防衛相「国内法令に基づいて対応」|accessdate=2018-10-07|date=2018-09-28}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sankei.com/article/20181004-XH5XK4RPIRM7DFKHG7FFLWTVN4/|title=自衛隊の河野統幕長「自衛艦旗は海上自衛官の誇り。降ろすことは絶対にない」 韓国の「旭日旗」掲揚自粛を拒否|accessdate=2018-10-07|date=2018-10-04}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.jiji.com/jc/article?k=2018100200804&g=soc|deadlink=2021年10月|title=護衛艦に旭日旗掲揚=韓国の観艦式-海自トップ|newspaper=[[時事通信]]|accessdate=2018-10-07|date=2018-10-02|archiveurl= https://web.archive.org/web/20181007223226/https://www.jiji.com/jc/article?k=2018100200804&g=soc|archivedate=2018-10-07}}</ref>、後に韓国側に今回の観艦式への参加を中止することを通達した<ref>{{Cite web|和書|url=https://mainichi.jp/articles/20181006/k00/00m/010/098000c|title=観艦式へ不参加 韓国で開催、旭日旗の自粛要請で|newspaper=[[毎日新聞]]|accessdate=2018-10-07|date=2018-10-05}}</ref>。 |
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同年[[10月8日]]から[[10月10日]]にかけて、[[航空自衛隊]]および |
同年[[10月8日]]から[[10月10日]]にかけて、[[航空自衛隊]]および米国海軍と共同訓練を実施した。米国海軍からは空母﹁[[ロナルド・レーガン (空母)|ロナルド・レーガン]]﹂をはじめ[[ミサイル巡洋艦]]﹁[[アンティータム (ミサイル巡洋艦)|アンティータム]]﹂﹁[[チャンセラーズビル (ミサイル巡洋艦)|チャンセラーズビル]]﹂、ミサイル駆逐艦﹁[[ベンフォールド (ミサイル駆逐艦)|ベンフォールド]]﹂が参加した<ref>{{Cite web|和書|url=https://flyteam.jp/news/article/100910|title=海自と空自、CVN-76などと共同訓練|accessdate=2018-10-12|date=2018-10-10}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.mod.go.jp/msdf/release/201810/20181010.pdf|title=米海軍との共同訓練の実施について|publisher=海上幕僚監部/[[航空幕僚監部]]|accessdate=2018-10-12|date=2018-10-10}}</ref>。
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同年12月22日、本州南方海空域において |
同年12月22日、本州南方海空域において米国海軍及び[[イギリス海軍|英国]]との共同訓練を実施した。海自からは本艦のほか、[[P-1 (哨戒機)|P-1]]が参加、米国海軍からは[[P-8 (航空機)|P-8A]]及び艦艇、英国海軍からは[[フリゲート]]﹁[[23型フリゲート|アーガイル]]﹂が参加した<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/201812/20181218.pdf 日米英共同訓練の実施について]}} 海上自衛隊 海上幕僚監部︵2018年12月18日︶2023年6月21日閲覧</ref>。
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[[2019年]]4月に予定されていた本艦の韓国[[釜山広域市|釜山]]への入港を見送った。韓国周辺海域において各国艦艇による共同訓練を行う予定だったが、[[韓国海軍レーダー照射問題|韓国海軍による海自機へのレーダー照射事件]]に加え、韓国側が主張する海自機による威嚇飛行を問題視するなど日韓関係が悪化している中、韓国に派遣できる状況にないと判断した。釜山には入港せず、周辺海域での共同訓練だけに参加することも検討していると報道された<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.yomiuri.co.jp/politics/20190127-OYT1T50028.html|title=海自護衛艦「いずも」韓国への4月入港見送りへ|newspaper=読売オンライン|accessdate=2019-01-27|date=2019-01-27}}</ref>。 |
[[2019年]]4月に予定されていた本艦の韓国[[釜山広域市|釜山]]への入港を見送った。韓国周辺海域において各国艦艇による共同訓練を行う予定だったが、[[韓国海軍レーダー照射問題|韓国海軍による海自機へのレーダー照射事件]]に加え、韓国側が主張する海自機による威嚇飛行を問題視するなど日韓関係が悪化している中、韓国に派遣できる状況にないと判断した。釜山には入港せず、周辺海域での共同訓練だけに参加することも検討していると報道された<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.yomiuri.co.jp/politics/20190127-OYT1T50028.html|title=海自護衛艦「いずも」韓国への4月入港見送りへ|newspaper=読売オンライン|accessdate=2019-01-27|date=2019-01-27}}</ref>。 |
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同年4月30日から7月10日にかけて護衛艦「[[むらさめ (護衛艦・2代)|むらさめ]]」とともに平成31年度[[インド太平洋]]方面派遣訓練に参加。派遣中に[[ブルネイ・ダルサラーム国]]、[[マレーシア]]、[[フィリピン共和国]]、[[シンガポール共和国]]、 [[ベトナム|ベトナム社会主義共和国]] を訪問し、シンガポールのチャンギ港周辺で実施されるADMMプラス海洋安全保障実動訓練及び同国で行われる国際海洋防衛装備展示会(IMDEX))Asia2019に参加する<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/201904/20190416-02.pdf 平成31年度インド太平洋方面派遣訓練の実施について]}} 海上幕僚監部(2019年4月16日)2021年10月9日閲覧</ref>。 |
同年4月30日から7月10日にかけて護衛艦「[[むらさめ (護衛艦・2代)|むらさめ]]」とともに平成31年度[[インド太平洋]]方面派遣訓練に参加。派遣中に[[ブルネイ・ダルサラーム国]]、[[マレーシア]]、[[フィリピン共和国]]、[[シンガポール共和国]]、 [[ベトナム|ベトナム社会主義共和国]] を訪問し、シンガポールのチャンギ港周辺で実施されるADMMプラス海洋安全保障実動訓練及び同国で行われる国際海洋防衛装備展示会(IMDEX))Asia2019に参加する<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/201904/20190416-02.pdf 平成31年度インド太平洋方面派遣訓練の実施について]}} 海上幕僚監部(2019年4月16日)2021年10月9日閲覧</ref>。 |
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進出途上の5月3日から9日にかけて九州西方から[[南シナ海]]に至る海空域において |
進出途上の5月3日から9日にかけて九州西方から[[南シナ海]]に至る海空域において米国海軍、[[インド海軍]]及び[[フィリピン海軍]]と共同巡航訓練を実施した。参加部隊は、米国海軍ミサイル駆逐艦﹁[[ウィリアム・P・ローレンス (ミサイル駆逐艦)|ウィリアムP.ローレンス]]﹂、インド海軍ミサイル駆逐艦﹁[[コルカタ級駆逐艦|コルカタ]]﹂及び補給艦﹁[[ディーパク級補給艦 (2代目)|シャクティ]]﹂、フィリピン海軍[[フリゲート]]﹁[[グレゴリオ・デル・ピラール級フリゲート|アンドレス・ボニファシオ]]﹂<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/201905/20190509.pdf 日米印比共同巡航訓練の実施について]}} 海上自衛隊 海上幕僚監部︵2019年5月9日︶2023年6月21日閲覧</ref>。
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5月19日から22日には[[スマトラ島]]西方海空域の[[インド洋]]において[[フランス海軍]]、[[オーストラリア海軍]]及び米海軍と日仏豪米共同訓練(ラ・ペルーズ)を実施。参加艦艇はフランス海軍[[原子力空母]]「[[シャルル・ド・ゴール (空母)|シャルル・ド・ゴール]]」、ミサイル駆逐艦「[[フォルバン (駆逐艦・3代)|フォルバン]]」、フリゲート「[[アキテーヌ級駆逐艦|プロヴァンス]]」「[[ラトゥーシュ=トレヴィル (駆逐艦)|ラトゥーシュ・トレヴィル]]」、補給艦「[[デュランス級補給艦|マルヌ]]」、オーストラリア海軍フリゲート「[[アンザック級フリゲート|ツゥーウムバ]]」、潜水艦、アメリカ海軍ミサイル駆逐艦「[[ウィリアム・P・ローレンス (ミサイル駆逐艦)|ウィリアム P.ローレンス]]」<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/201905/20190516.pdf 日仏豪米共同訓練(ラ・ペルーズ)の実施について]}} 海上幕僚監部(2019年5月16日)2021年10月9日閲覧</ref>。 |
5月19日から22日には[[スマトラ島]]西方海空域の[[インド洋]]において[[フランス海軍]]、[[オーストラリア海軍]]及び米海軍と日仏豪米共同訓練(ラ・ペルーズ)を実施。参加艦艇はフランス海軍[[原子力空母]]「[[シャルル・ド・ゴール (空母)|シャルル・ド・ゴール]]」、ミサイル駆逐艦「[[フォルバン (駆逐艦・3代)|フォルバン]]」、フリゲート「[[アキテーヌ級駆逐艦|プロヴァンス]]」「[[ラトゥーシュ=トレヴィル (駆逐艦)|ラトゥーシュ・トレヴィル]]」、補給艦「[[デュランス級補給艦|マルヌ]]」、オーストラリア海軍フリゲート「[[アンザック級フリゲート|ツゥーウムバ]]」、潜水艦、アメリカ海軍ミサイル駆逐艦「[[ウィリアム・P・ローレンス (ミサイル駆逐艦)|ウィリアム P.ローレンス]]」<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/201905/20190516.pdf 日仏豪米共同訓練(ラ・ペルーズ)の実施について]}} 海上幕僚監部(2019年5月16日)2021年10月9日閲覧</ref>。 |
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上記訓練の合間、シンガポールで5月14日から16日にかけて開催された国際海洋防衛装備展示会に参加した。その際に実施した一般公開で、見学者が艦内部の昇降機内に2時間程閉じ込められるトラブルが発生した<ref>[http://news.searchina.net/id/1679018 日本の護衛艦「いずも」がシンガポールで大恥を晒したぞ!=中国メディア] [[サーチナ (ポータルサイト)|サーチナ]](2019年5月23日)2021年10月9日閲覧</ref>。 |
上記訓練の合間、シンガポールで5月14日から16日にかけて開催された国際海洋防衛装備展示会に参加した。その際に実施した一般公開で、見学者が艦内部の昇降機内に2時間程閉じ込められるトラブルが発生した<ref>[http://news.searchina.net/id/1679018 日本の護衛艦「いずも」がシンガポールで大恥を晒したぞ!=中国メディア] [[サーチナ (ポータルサイト)|サーチナ]](2019年5月23日)2021年10月9日閲覧</ref>。 |
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[[2021年]][[9月8日]]から9日にかけて[[関東]]東方の海空域において、護衛艦「[[いせ (護衛艦)|いせ]]」とともに |
[[2021年]][[9月8日]]から9日にかけて[[関東]]東方の海空域において、護衛艦「[[いせ (護衛艦)|いせ]]」とともに英国海軍[[空母打撃群]]({{仮リンク|CSG21|en|United Kingdom Carrier Strike Group 21}}:空母「[[クイーン・エリザベス (空母)|クイーン・エリザベス]]」、駆逐艦「[[45型駆逐艦|ディフェンダー]]」、補給艦「[[タイドスプリング (給油艦・2代)|タイドスプリング]]」「[[フォート・ヴィクトリア級補給艦|フォートビクトリア]]」)および[[オランダ海軍]]フリゲート「[[エヴァーツェン (フリゲート・2代)|エファーツェン]]」、[[カナダ海軍]]フリゲート「[[ウィニペグ (フリゲート)|ウィニペグ]]」、イギリス軍と[[アメリカ海兵隊]]の[[F-35 (戦闘機)#F-35B|F-35B]][[戦闘機]])と日英米蘭加共同訓練(PACIFIC CROWN 21‐4)を実施する<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202109/20210908.pdf 日英米蘭加共同訓練(PACIFIC CROWN 21‐4)について 海上幕僚監部(令和3年9月8日)]}}</ref>。 |
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2021年10月3日、[[固定翼機|固定翼]]戦闘機[[F-35 (戦闘機)#F-35B|F-35B]]︵[[岩国飛行場#アメリカ海兵隊|アメリカ海兵隊岩国基地]]所属機︶の発着艦試験に成功した<ref>﹁海自護衛艦にF35B発着艦﹂﹃読売新聞﹄朝刊2021年10月6日︵社会面︶</ref><ref>[https://www.yomiuri.co.jp/politics/20211117-OYT1T50178/ ﹇New門﹈F35Bの発着艦試験成功、自衛隊が初の﹁空母﹂を持つ理由とは] |
2021年10月3日、[[固定翼機|固定翼]]戦闘機[[F-35 (戦闘機)#F-35B|F-35B]]([[岩国飛行場#アメリカ海兵隊|アメリカ海兵隊岩国基地]]所属機)の発着艦試験に成功した<ref>「海自護衛艦にF35B発着艦」『[[読売新聞]]』朝刊2021年10月6日(社会面)</ref><ref>[https://www.yomiuri.co.jp/politics/20211117-OYT1T50178/ [New門]F35Bの発着艦試験成功、自衛隊が初の「空母」を持つ理由とは] 読売新聞オンライン(2021年11月18日)2024年2月5日閲覧</ref>。 |
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同年12月15日、海上自衛隊は[[男女群島]] |
同年12月15日、海上自衛隊は[[東シナ海]]の[[男女群島]]から西約350 kmにおいて、同海域を南東進する[[中国人民解放軍海軍]]の空母「[[遼寧 (空母)|遼寧]]」、[[南昌級駆逐艦|レンハイ級ミサイル駆逐艦]]1隻、[[江凱型フリゲート|ジャンカII級フリゲート]]1隻及び[[901型補給艦|フユ級高速戦闘支援艦]]1隻の計4隻を確認、4隻は[[沖縄本島]]と[[宮古島]]との間の海域を南下して太平洋へ向けて航行し、東シナ海及び太平洋において艦載ヘリの発着艦を実施、[[北大東島]]の東約300 kmの海域において[[昆明級駆逐艦|ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦]]1隻、ジャンカイII級フリゲート1隻と合流し、同海域及び[[沖大東島]]の南東約315 kmの海域において「遼寧」の艦載戦闘機及び艦載ヘリの発着艦を実施、ジャンカイII級フリゲート1隻と分離した後、同年12月25日午前0時頃に沖縄本島と宮古島との間の海域を北西進し、[[東シナ海]]へ抜けた。この間、護衛艦「[[あきづき (護衛艦・2代)|あきづき]]」、[[第4航空群]]所属[[P-1]]及び[[第5航空群]]所属[[P-3C]]、[[緊急発進]]した[[航空自衛隊]]の戦闘機と共同して所要の情報収集・警戒監視を行った<ref>[https://www.mod.go.jp/js/Press/press2021/press_pdf/p20211218_01.pdf 報道発表資料の一部訂正について 統合幕僚監部(令和3年12月18日)]</ref><ref>[https://www.mod.go.jp/js/Press/press2021/press_pdf/p20211226_01.pdf 中国海軍艦艇等の動向について 統合幕僚監部(令和3年12月21日)]</ref><ref>[https://www.mod.go.jp/js/Press/press2021/press_pdf/p20211221_03.pdf 中国海軍艦艇等の動向について 統合幕僚監部(令和3年12月21日)]</ref><ref>[https://www.mod.go.jp/js/Press/press2021/press_pdf/p20211226_01.pdf 中国海軍艦艇等の動向について 統合幕僚監部(令和3年12月26日)]</ref>。 |
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[[2022年]][[5月1日]]午後0時頃、海上自衛隊は、男女群島の西約350 kmの海域において、同海域を南進する中国海軍空母﹁遼寧﹂、レンハイ級ミサイル駆逐艦1隻、ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦3隻及び[[901型補給艦|フユ級高速戦闘支援艦]]1隻を確認した。また、同日午後6時頃、沖縄本島の北西約480 kmの海域において、同海域を東進する中国海軍ジャンカイII級フリゲート1隻を、2日午前6時頃、[[大正島]]︵沖縄県︶の北約160 kmの海域において、同海域を南進する中国海軍ルーヤンII級ミサイル駆逐艦1隻を確認した。
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[[2022年]][[5月1日]]午後0時頃、海上自衛隊は、男女群島の西約350 kmの海域において、同海域を南進する中国海軍空母﹁遼寧﹂、レンハイ級ミサイル駆逐艦1隻、ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦3隻及び[[901型補給艦|フユ級高速戦闘支援艦]]1隻を確認した。また、同日午後6時頃、[[沖縄本島]]の北西約480 kmの海域において、同海域を東進する中国海軍ジャンカイII級フリゲート1隻を、2日午前6時頃、[[大正島]]︵沖縄県︶の北約160 kmの海域において、同海域を南進する中国海軍ルーヤンII級ミサイル駆逐艦1隻を確認した。その後、これら8隻の艦艇が沖縄本島と[[宮古島]]との間の海域︵[[宮古海峡]]︶を南下し、太平洋へ向けて航行したことを確認した。また、東シナ海において艦載ヘリの発着艦を確認した。防衛省・自衛隊は、本艦と第4航空群所属P-1及び第5航空群所属P-3Cにより、所要の情報収集・警戒監視を行った<ref>[https://www.mod.go.jp/js/Press/press2022/press_pdf/p20220502_02.pdf 中国海軍艦艇等の動向について 統合幕僚監部︵令和4年5月2日︶]</ref>。5月3日正午頃にも﹁遼寧﹂、ルーヤンII級ミサイル駆逐艦3隻、ルーヤンII級ミサイル駆逐艦1隻、ジャンカイII級フリゲート1隻及びフユ級高速戦闘支援艦1隻の計7隻が、沖大東島の南西約160 kmの海域において航行していることを確認した。また、正午頃から午後6時頃にかけて、﹁遼寧﹂の艦載戦闘機及び艦載ヘリの発着艦を確認<ref>[https://www.mod.go.jp/js/Press/press2022/press_pdf/p20220504_01.pdf 中国海軍艦艇等の動向について 統合幕僚監部︵令和4年5月4日︶]</ref>、その後5月10日まで、昼夜を問わず毎日﹁遼寧﹂の艦載戦闘機及び艦載ヘリの発着艦が確認され、護衛艦﹁[[てるづき (護衛艦・2代)|てるづき]]﹂と共同して情報収集・警戒監視を行った<ref>[https://www.mod.go.jp/js/Press/press2022/press_pdf/p20220511_05.pdf 中国海軍艦艇等の動向について 統合幕僚監部︵令和4年5月11日︶]</ref>。﹁遼寧﹂の艦載戦闘機及び艦載ヘリの発着艦は以後5月12日まで毎日行われたが、その情報収集・警戒監視は﹁てるづき﹂が行った<ref>[https://www.mod.go.jp/js/Press/press2022/press_pdf/p20220513_02.pdf 中国海軍艦艇等の動向について 統合幕僚監部︵令和4年5月13日︶]</ref>。
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その後、これら8隻の艦艇が[[沖縄本島]]と[[宮古島]]との間の海域([[宮古海峡]])]を南下し、太平洋へ向けて航行したことを確認した。また、東シナ海において艦載ヘリの発着艦を確認した。防衛省・自衛隊は、本艦と第4航空群所属P-1及び第5航空群所属P-3Cにより、所要の情報収集・警戒監視を行った<ref>[https://www.mod.go.jp/js/Press/press2022/press_pdf/p20220502_02.pdf 中国海軍艦艇等の動向について 統合幕僚監部(令和4年5月2日)]</ref>。 |
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5月3日正午頃にも「遼寧」、ルーヤンII級ミサイル駆逐艦3隻、ルーヤンII級ミサイル駆逐艦1隻、ジャンカイII級フリゲート1隻及びフユ級高速戦闘支援艦1隻の計7隻が、沖大東島の南西約160 kmの海域において航行していることを確認した。また、正午頃から午後6時頃にかけて、「遼寧」の艦載戦闘機及び艦載ヘリの発着艦を確認<ref>[https://www.mod.go.jp/js/Press/press2022/press_pdf/p20220504_01.pdf 中国海軍艦艇等の動向について 統合幕僚監部(令和4年5月4日)]</ref>、その後5月10日まで、昼夜を問わず毎日「遼寧」の艦載戦闘機及び艦載ヘリの発着艦が確認され、護衛艦「[[てるづき (護衛艦・2代)|てるづき]]」と共同して情報収集・警戒監視を行った<ref>[https://www.mod.go.jp/js/Press/press2022/press_pdf/p20220511_05.pdf 中国海軍艦艇等の動向について 統合幕僚監部(令和4年5月11日)]</ref>。(「遼寧」の艦載戦闘機及び艦載ヘリの発着艦は以後5月12日まで毎日行われたが、その情報収集・警戒監視は「てるづき」が行った<ref>[https://www.mod.go.jp/js/Press/press2022/press_pdf/p20220513_02.pdf 中国海軍艦艇等の動向について 統合幕僚監部(令和4年5月13日)]</ref>) |
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同年6月13日、令和4年度︵2022年度︶インド太平洋方面派遣︵IPD22‥{{lang|en|Indo-Pacific Deployment 2022}}︶に参加するため、護衛艦部隊第1水上部隊として護衛艦﹁[[たかなみ (護衛艦・2代)|たかなみ]]﹂及び搭載航空機3機とともに横須賀を出港した<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202205/20220531.pdf 令和4年度インド太平洋方面派遣︵IPD22︶について 海上幕僚監部︵令和4年5月31日︶]</ref><ref>{{Cite tweet|user=JMSDF_SDF|number=1537218351185170432|title= 6月13日、令和4年度インド太平洋方面派遣︵IPD22︶に従事する第4護衛隊群︵護衛艦﹁いずも﹂、﹁たかなみ﹂︶は、横須賀基地から出国しました。|date=2022-06-16 |accessdate=2022-06-16}}</ref>。
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同年6月13日、令和4年度︵2022年度︶インド太平洋方面派遣︵IPD22‥{{lang|en|Indo-Pacific Deployment 2022}}︶に参加するため、護衛艦部隊第1水上部隊として護衛艦﹁[[たかなみ (護衛艦・2代)|たかなみ]]﹂及び搭載航空機3機とともに横須賀を出港した<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202205/20220531.pdf 令和4年度インド太平洋方面派遣︵IPD22︶について 海上幕僚監部︵令和4年5月31日︶]</ref><ref>{{Cite tweet|user=JMSDF_SDF|number=1537218351185170432|title= 6月13日、令和4年度インド太平洋方面派遣︵IPD22︶に従事する第4護衛隊群︵護衛艦﹁いずも﹂、﹁たかなみ﹂︶は、横須賀基地から出国しました。|date=2022-06-16 |accessdate=2022-06-16}}</ref>。
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同年6月19日から24日にかけて、太平洋において、日米豪共同訓練{{lang|en|(NOBLE PARTNER 22)}}を実施した。米海軍からは空母﹁[[エイブラハム・リンカーン (空母)|エイブラハム・リンカーン]]﹂、巡洋艦﹁[[モービル・ベイ (ミサイル巡洋艦)|モービル・ベイ]]﹂、駆逐艦﹁[[グリッドレイ (ミサイル駆逐艦)|グリッドレイ]]﹂﹁[[サンプソン (ミサイル駆逐艦・2代)|サンプソン]]﹂﹁[[スプルーアンス (ミサイル駆逐艦)|スプルーアンス]]﹂が、[[オーストラリア海軍]]からは[[強襲揚陸艦]]﹁[[キャンベラ級強襲揚陸艦|キャンベラ]]﹂、[[フリゲート]]﹁[[アンザック級フリゲート|ワラマンガ]]﹂、補給艦﹁サプライ﹂が参加し、各種戦術訓練︵防空戦等︶を実施した<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202206/20220625.pdf 日米豪共同訓練{{lang|en|(NOBLE PARTNER 22)}}について 海上幕僚監部︵令和4年6月25日︶]</ref>。翌25日には米補給艦﹁[[ヘンリー・J・カイザー (給油艦)|ヘンリー・J・カイザー]]﹂と日米共同訓練︵ILEX22‐2︶を実施した<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202206/20220626.pdf 日米共同訓練︵ILEX22-2︶について 海上幕僚監部︵令和4年6月26日︶]</ref>。6月27日、[[ハワイ]]周辺海空域において、[[フランス領ポリネシア]]駐留[[フランス軍]]フリゲート﹁[[プレリアル (フリゲート)|プレリアル]]﹂と日仏共同訓練︵オグリ・ヴェルニー22‐4︶を実施した<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202206/20220628.pdf 日仏共同訓練︵オグリ・ヴェルニー22-4︶について 海上幕僚監部︵令和4年6月28日︶]</ref>。
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同年6月19日から24日にかけて、太平洋において、日米豪共同訓練{{lang|en|(NOBLE PARTNER 22)}}を実施した。米海軍からは空母﹁[[エイブラハム・リンカーン (空母)|エイブラハム・リンカーン]]﹂、巡洋艦﹁[[モービル・ベイ (ミサイル巡洋艦)|モービル・ベイ]]﹂、駆逐艦﹁[[グリッドレイ (ミサイル駆逐艦)|グリッドレイ]]﹂﹁[[サンプソン (ミサイル駆逐艦・2代)|サンプソン]]﹂﹁[[スプルーアンス (ミサイル駆逐艦)|スプルーアンス]]﹂が、[[オーストラリア海軍]]からは[[強襲揚陸艦]]﹁[[キャンベラ級強襲揚陸艦|キャンベラ]]﹂、[[フリゲート]]﹁[[アンザック級フリゲート|ワラマンガ]]﹂、補給艦﹁サプライ﹂が参加し、各種戦術訓練︵防空戦等︶を実施した<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202206/20220625.pdf 日米豪共同訓練{{lang|en|(NOBLE PARTNER 22)}}について 海上幕僚監部︵令和4年6月25日︶]</ref>。翌25日には米補給艦﹁[[ヘンリー・J・カイザー (給油艦)|ヘンリー・J・カイザー]]﹂と日米共同訓練︵ILEX22‐2︶を実施した<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202206/20220626.pdf 日米共同訓練︵ILEX22-2︶について 海上幕僚監部︵令和4年6月26日︶]</ref>。6月27日、[[ハワイ]]周辺海空域において、[[フランス領ポリネシア]]駐留[[フランス軍]]フリゲート﹁[[プレリアル (フリゲート)|プレリアル]]﹂と日仏共同訓練︵オグリ・ヴェルニー22‐4︶を実施した<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202206/20220628.pdf 日仏共同訓練︵オグリ・ヴェルニー22-4︶について 海上幕僚監部︵令和4年6月28日︶]</ref>。
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同年6月29日から8月4日にかけて、ハワイ諸島及び同周辺海空域等において実施される米海軍主催多国間共同訓練︵[[環太平洋合同演習#2022年|RIMPAC2022]]︶に参加する。自衛隊からはほかに[[第3航空隊 (海上自衛隊)|第3航空隊]]の[[P-1 (哨戒機)|P-1]]哨戒機1機と |
同年6月29日から8月4日にかけて、ハワイ諸島及び同周辺海空域等において実施される米海軍主催多国間共同訓練︵[[環太平洋合同演習#2022年|RIMPAC2022]]︶に参加する。自衛隊からはほかに[[第3航空隊 (海上自衛隊)|第3航空隊]]の[[P-1 (哨戒機)|P-1]]哨戒機1機と陸上自衛隊[[西部方面隊]]が参加し、 各種戦術訓練︵各種戦訓練、ミサイル射撃訓練等︶及びHA/DR︵{{lang|en|Humanitarian Assistance / Disaster Relief}}‥人道支援・災害救援︶を実施する<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202206/20220628-2.pdf 米海軍主催多国間共同訓練︵RIMPAC2022︶について 海上幕僚監部︵2022年6月28日︶]</ref>。
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8月5日、ハワイ周辺海空域において[[メキシコ海軍]]フリゲート「[[シグマ型コルベット|ベニート・フアレス]]」、[[揚陸艦]]「[[ニューポート級戦車揚陸艦|ウスマシンタ]]」と日メキシコ親善訓練を実施<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202208/20220807-01.pdf 日メキシコ親善訓練について 海上幕僚監部(2022年8月7日)]</ref>。8月7日には米海軍補給艦「[[ヘンリー・J・カイザー級給油艦|ペコス]]」と日米共同訓練(ILEX22‐6)を実施<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202208/20220809ilex.pdf 日米共同訓練(ILEX22-6)について 海上幕僚監部(2022年8月9日)]</ref>。8月9日に |
8月5日、ハワイ周辺海空域において[[メキシコ海軍]]フリゲート「[[シグマ型コルベット|ベニート・フアレス]]」、[[揚陸艦]]「[[ニューポート級戦車揚陸艦|ウスマシンタ]]」と日メキシコ親善訓練を実施<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202208/20220807-01.pdf 日メキシコ親善訓練について 海上幕僚監部(2022年8月7日)]</ref>。8月7日には米海軍補給艦「[[ヘンリー・J・カイザー級給油艦|ペコス]]」と日米共同訓練(ILEX22‐6)を実施<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202208/20220809ilex.pdf 日米共同訓練(ILEX22-6)について 海上幕僚監部(2022年8月9日)]</ref>。8月9日にカナダ海軍フリゲート「[[ウィニペグ (フリゲート)|ウィニペグ]]」、[[ニュージーランド海軍]]補給艦「アオテアロア」と日加新共同訓練を実施した<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202208/20220811.pdf 日加新共同訓練について 海上幕僚監部(2022年8月11日)]</ref>。 |
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同年8月21日から29日にかけて、[[グアム島]]及び同周辺海空域において日米豪韓加共同訓練︵PACIFIC VANGUARD22︶を実施した。日本側は本艦のほか、護衛艦﹁たかなみ﹂、[[潜水艦]]、[[P-1 (哨戒機)|P-1]]哨戒機、[[P-3 (航空機)#川崎重工業製|UP-3D]]多用機、 |
同年8月21日から29日にかけて、[[グアム島]]及び同周辺海空域において日米豪韓加共同訓練(PACIFIC VANGUARD22)を実施した。日本側は本艦のほか、護衛艦「たかなみ」、[[潜水艦]]、[[P-1 (哨戒機)|P-1]]哨戒機、[[P-3 (航空機)#川崎重工業製|UP-3D]]多用機、陸上自衛隊[[水陸機動団]]等。米海軍からは潜水艦、[[貨物弾薬補給艦]]「[[ルイス・アンド・クラーク級貨物弾薬補給艦|アメリア・イアハート]]」、[[P-8 (航空機)|P-8A]]哨戒機、[[EA-18G (航空機)|EA-18G]]電子戦機。[[米海兵隊]]は[[第3海兵遠征軍 (アメリカ軍)|第3海兵機動展開部隊]]第5航空艦砲連絡中隊。[[オーストラリア海軍]]からは[[駆逐艦]]「[[ホバート級駆逐艦|シドニー]]」、フリゲート「[[アンザック級フリゲート|パース]]」。[[韓国海軍]]駆逐艦からは「[[世宗大王 (駆逐艦)|セジョン・デワン]]」「[[文武大王 (駆逐艦)|ムンム・デワン]]」。カナダ海軍はフリゲート「[[バンクーバー (フリゲート)|バンクーバー]]」が参加し、対水上射撃訓練、対地射撃訓練、対水上戦訓練及び対潜戦訓練等、各種戦術訓練を実施した<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202208/20220830.pdf 日米豪韓加共同訓練(PACIFIC VANGUARD22)について 海上幕僚監部(2022年8月30日)]</ref>。同年8月30日から9月7日にかけて、グアム周辺から南シナ海の訓練海空域において、日米加共同訓練(ノーブル・レイヴン22)に参加した。米海軍駆逐艦「[[ヒギンズ (ミサイル駆逐艦)|ヒギンズ]]」、補給艦「[[ヘンリー・J・カイザー級給油艦|ラパハノック]]」「ジョン・エリクソン」、カナダ海軍フリゲート「バンクーバー」が参加し、各種戦術訓練を実施した<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202209/20220908-02.pdf 日米加共同訓練(ノーブル・レイヴン22)について 海上幕僚監部(2022年9月8日)]</ref>。 |
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同年9月11日から9月17日にかけて、[[アンダマン海]]から[[ベンガル湾]]の海空域において実施された日印共同訓練︵JIMEX2022︶に参加し、インド海軍駆逐艦﹁[[ランヴィジャイ (駆逐艦)|ランヴィジェイ]]﹂、フリゲート﹁[[シヴァリク級フリゲート|サヒャドリ]]﹂、コルベット﹁[[カモルタ級コルベット|カドマット]]﹂﹁カヴァラッティ﹂、哨戒艦﹁[[スカーニャ級哨戒艦|スカーニャ]]﹂、補給艦﹁[[ジョティ (補給艦)|ジョティ]]﹂、潜水艦、P-8I、[[MiG-29K (航空機)|MIG-29K]]、[[ドルニエ 228|DORNIER-228]]等と各種戦術訓練︵対空射撃訓練、対水上射撃訓練、対潜戦訓練、防空戦訓練、洋上補給等︶を実施した<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202209/20220913.pdf 日印共同訓練︵JIMEX2022︶について 海上幕僚監部︵2022年9月13日︶]</ref>。同年9月21日から23日にかけて、[[マレーシア]]沖からシンガポール沖に至る海空域において、カナダ海軍フリゲート﹁ウィニペグ﹂と日加共同訓練︵KAEDEX22︶を実施し<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202209/20220926-1.pdf 日加共同訓練︵KAEDEX22︶について 海上幕僚監部︵2022年9月26日︶]</ref>、引き続き9月23日から10月1日には |
同年9月11日から9月17日にかけて、[[アンダマン海]]から[[ベンガル湾]]の海空域において実施された日印共同訓練︵JIMEX2022︶に参加し、インド海軍駆逐艦﹁[[ランヴィジャイ (駆逐艦)|ランヴィジェイ]]﹂、フリゲート﹁[[シヴァリク級フリゲート|サヒャドリ]]﹂、コルベット﹁[[カモルタ級コルベット|カドマット]]﹂﹁カヴァラッティ﹂、哨戒艦﹁[[スカーニャ級哨戒艦|スカーニャ]]﹂、補給艦﹁[[ジョティ (補給艦)|ジョティ]]﹂、潜水艦、P-8I、[[MiG-29K (航空機)|MIG-29K]]、[[ドルニエ 228|DORNIER-228]]等と各種戦術訓練︵対空射撃訓練、対水上射撃訓練、対潜戦訓練、防空戦訓練、洋上補給等︶を実施した<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202209/20220913.pdf 日印共同訓練︵JIMEX2022︶について 海上幕僚監部︵2022年9月13日︶]</ref>。同年9月21日から23日にかけて、[[マレーシア]]沖からシンガポール沖に至る海空域において、カナダ海軍フリゲート﹁ウィニペグ﹂と日加共同訓練︵KAEDEX22︶を実施し<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202209/20220926-1.pdf 日加共同訓練︵KAEDEX22︶について 海上幕僚監部︵2022年9月26日︶]</ref>、引き続き9月23日から10月1日には南シナ海の海空域において日米加共同訓練︵ノーブル・レイヴン22‐2︶を実施した。参加艦艇は本艦と﹁たかなみ﹂、カナダ海軍フリゲート﹁ウィニペグ﹂に加え、海自潜水艦、米海軍駆逐艦﹁[[ヒギンズ (ミサイル駆逐艦)|ヒギンズ]]﹂、補給艦﹁[[ヘンリー・J・カイザー級給油艦|ビッグ・ホーン]]﹂が参加し、各種戦術訓練を実施した<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202210/20221003-1.pdf 日米加共同訓練︵ノーブル・レイヴン22-2︶について 海上幕僚監部︵2022年10月3日︶]</ref>。10月5日、﹁たかなみ﹂とともに115日間にわたる派遣を終え帰国した<ref>{{Cite tweet|user=JMSDF_PAO|number=1577954314546548742|title= 10月5日、﹁いずも﹂﹁たかなみ﹂は115日間にわたる IPD22 派遣を終え帰国しました。|date=2022-10-06 |accessdate=2022-10-06|author=防衛省 海上自衛隊}}</ref>。
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[[2023年]]5月18日、横須賀に停泊中に[[第49回先進国首脳会議|G7広島サミット]]出席のため来日した[[リシ・スナク]]英国首相が[[井野俊郎]][[防衛副大臣]]とともに来艦し、甲板上で[[儀仗隊]]による[[栄誉礼]]で迎えた<ref>[https://www.sankei.com/article/20230518-U7XP2LATFNMO5DHFDY7AYZKDWI/ 英首相、護衛艦「いずも」視察]『産経新聞』朝刊2023年5月19日5面(同日閲覧)</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.mod.go.jp/j/approach/exchange/area/2023/20230518_gbr-j.html|title=リシ・スナク英国首相による護衛艦「いずも」視察について|date=2023-05-18|publisher=防衛省|accessdate=2023-05-31}}</ref>。 |
[[2023年]]5月18日、横須賀に停泊中に[[第49回先進国首脳会議|G7広島サミット]]出席のため来日した[[リシ・スナク]]英国首相が[[井野俊郎]][[防衛副大臣]]とともに来艦し、甲板上で[[儀仗隊]]による[[栄誉礼]]で迎えた<ref>[https://www.sankei.com/article/20230518-U7XP2LATFNMO5DHFDY7AYZKDWI/ 英首相、護衛艦「いずも」視察]『産経新聞』朝刊2023年5月19日5面(同日閲覧)</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.mod.go.jp/j/approach/exchange/area/2023/20230518_gbr-j.html|title=リシ・スナク英国首相による護衛艦「いずも」視察について|date=2023-05-18|publisher=防衛省|accessdate=2023-05-31}}</ref>。 |
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同年5月31日、令和5年度インド太平洋方面派遣︵IPD23︶に参加するため横須賀を出港した<ref>{{Cite tweet|user=JMSDF_PAO|number=1663845444068478982|title= 令和5度インド太平洋方面派遣︵IPD23︶護衛艦 いずも が横須賀を出港しました。|date=2023-05-31 |accessdate=2023-05-31|author=防衛省 海上自衛隊}}</ref>。第1水上部隊として護衛艦﹁[[さみだれ (護衛艦)|さみだれ]]﹂ |
同年5月31日、令和5年度インド太平洋方面派遣︵IPD23︶に参加するため横須賀を出港した<ref>{{Cite tweet|user=JMSDF_PAO|number=1663845444068478982|title= 令和5度インド太平洋方面派遣︵IPD23︶護衛艦 いずも が横須賀を出港しました。|date=2023-05-31 |accessdate=2023-05-31|author=防衛省 海上自衛隊}}</ref>。第1水上部隊として護衛艦﹁[[さみだれ (護衛艦)|さみだれ]]﹂﹁[[しらぬい (護衛艦)|しらぬい]]﹂及び搭載航空機4機とともに﹁自由で開かれたインド太平洋﹂の実現に資するべく、インド太平洋地域の各国海軍等との共同訓練等を実施する予定<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202304/20230418.pdf 令和5年度インド太平洋方面派遣︵IPD23︶について 海上幕僚監部︵2023年4月18日︶]</ref>。同年6月8日から10日にかけて、﹁さみだれ﹂とともに米海軍﹁[[ロナルド・レーガン (空母)|ロナルド・レーガン]]﹂及び﹁[[ニミッツ (空母)|ニミッツ]]﹂空母打撃群、[[B-52 (航空機)|B-52戦略爆撃機]]、フランス海軍フリゲート﹁[[アキテーヌ級駆逐艦|ロレーヌ]]﹂と沖縄東方海域において日米仏共同訓練を実施した<ref>{{Cite tweet|user=JMSDF_SDF|number=1668163184900050944|title= 6月8日~10日、護衛艦﹁いずも﹂及び﹁さみだれ﹂は、﹁RONALD REAGAN﹂﹁NIMITZ﹂空母打撃群、﹁B-52戦略爆撃機﹂及び ﹁FS LORRAINE﹂とともに、沖縄東方海域において日米仏共同訓練を実施しました。|date=2023-06-12|accessdate=2023-06-15|author=海上自衛隊 自衛艦隊︵公式︶}}</ref>。引き続き6月10日から14日には﹁ロナルド・レーガン﹂空母打撃群、カナダ海軍フリゲート﹁[[モントリオール (フリゲート・2代)|モントリオール]]﹂、フランス海軍フリゲート﹁ロレーヌ﹂と沖縄南方海域から南シナ海に至る海空域において、日米加仏共同訓練を実施した<ref>{{Cite tweet|user=JMSDF_SDF|number=1669254618885537792|title= 6月10日~14日、護衛艦﹁いずも﹂及び﹁さみだれ﹂は、﹁RONALD REAGAN﹂空母打撃群、﹁MONTREAL﹂及び﹁LORRAINE﹂とともに、沖縄南方海域から南シナ海に至る海空域において、日米加仏共同訓練を実施しました。|date=2023-06-15|accessdate=2023-06-15|author=海上自衛隊 自衛艦隊︵公式︶}}</ref>。6月14日から6月19日にかけて、南シナ海において米海軍駆逐艦﹁[[ラファエル・ペラルタ (ミサイル駆逐艦)|ラファエル・ペラルタ]]﹂、カナダ海軍フリゲート﹁モントリオール﹂と日米加共同訓練︵ノーブル・レイブン23︶を実施した<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202306/20230620_01.pdf 日米加共同訓練︵ノーブル・レイブン23︶について] 海上幕僚監部︵2023年6月20日︶</ref>。20日には[[ベトナム]]の[[カムラン湾]]国際港に﹁さみだれ﹂とともに寄港し、同国政府関係者や日本のマスメディアを招いて艦内見学や記者会見を、第1護衛隊群司令の西山高広海将補が行なった<ref>﹁[https://www.tokyo-np.co.jp/article/257845 海自最大護衛艦 ベトナムに寄港 中国けん制か]﹂﹃東京新聞﹄朝刊2023年6月21日国際面掲載の[[共同通信]]記事︵同日閲覧︶</ref>。23日に出港後、[[ベトナム人民海軍]]フリゲート﹁[[ゲパルト型フリゲート|リータイトー]]﹂と日越親善訓練を実施した<ref>{{Cite web|和書|title= IPD23第1水上部隊︵護衛艦﹁いずも﹂・﹁さみだれ﹂︶のベトナム社会主義共和国カムランへの寄港について|publisher=海上自衛隊 自衛艦隊 オフィシャルサイト |date=2023-06-26|url=https://www.mod.go.jp/msdf/sf/news/2023/06/0626_1.html|accessdate=2023-06-26}}</ref>。6月24日・25日、南シナ海において、オーストラリア海軍フリゲート﹁[[アンザック (フリゲート)|アンザック]]﹂及びオーストラリア空軍P-8Aと対水上戦、対空戦、LINKEX等の日豪共同訓練︵トライデント23︶を実施した<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202306/20230627_02.pdf 日豪共同訓練︵トライデント23︶について] 海上幕僚監部︵2023年6月27日︶</ref>。同年7月20日から8月4日にかけて、IPD23第2水上部隊の﹁[[しもきた (輸送艦・2代)|しもきた]]﹂・[[LCAC]]2隻とともに、[[オーストラリア連邦]][[クイーンズランド州]]ミッジポイント及びスタネージ並びに同周辺海空域において実施される米豪主催多国間共同訓練︵タリスマン・セイバー23︶に参加した。参加部隊は他に、[[陸上自衛隊]][[水陸機動団]]・[[第1ヘリコプター団]]、[[米海軍]][[強襲揚陸艦]]﹁[[アメリカ (強襲揚陸艦)|アメリカ]]﹂、[[ドック型輸送揚陸艦]]﹁[[グリーン・ベイ (ドック型輸送揚陸艦)|グリーンベイ]]﹂・﹁ニューオーリンズ﹂、[[米海兵隊]][[第31海兵遠征部隊|第31海兵機動展開部隊]]等が参加し、水陸両用作戦訓練を実施した<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202307/20230703.pdf 米豪主催多国間共同訓練︵タリスマン・セイバー23︶への参加について 海上幕僚監部︵2023年7月3日︶]}}</ref>。同年8月24日、﹁さみだれ﹂とともに[[マニラ]]周辺訓練海空域において実施された日米豪比共同訓練に参加した。他に米海軍[[沿海域戦闘艦]]﹁[[インディペンデンス級沿海域戦闘艦|モービル]]﹂、オーストラリア海軍[[強襲揚陸艦]]﹁[[キャンベラ級強襲揚陸艦|キャンベラ]]﹂、フリゲート﹁アンザック﹂、[[オーストラリア空軍]][[F-35 (戦闘機)|F-35A]]、[[フィリピン海軍]]揚陸艦﹁{{仮リンク|ダバオ・デル・スール|en|BRP Davao del Sur (LD-602)}}﹂が参加し、洋上補給、PHOTOEXを実施した<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202308/20230825_02.pdf 日米豪比共同訓練について 海上幕僚監部︵2023年8月25日︶]}}</ref>。
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同年9月5日・6日、沖縄南方訓練空海域において﹁さみだれ﹂、潜水艦︵IPD23潜水艦部隊︶とともに日米加共同訓練︵ノーブル・スティングレイ︶に参加した。米海軍駆逐艦﹁[[ラルフ・ジョンソン (ミサイル駆逐艦)|ラルフ・ジョンソン]]﹂、カナダ海軍フリゲート﹁オタワ﹂が参加し、各種戦術訓練︵対潜戦等︶、PHOTOEXを実施した<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202309/20230908.pdf 日米加共同訓練︵ノーブル・スティングレイ︶について 海上幕僚監部︵2023年9月8日︶]</ref>。同年9月12日、横須賀基地に帰国した<ref>{{Cite tweet|user=JMSDF_SDF|number=1701851962868994465|title= 9月12日、令和5年度インド太平洋方面派遣(IPD23) 第1水上部隊の護衛艦﹁いずも﹂は横須賀基地に帰国しました。|date=2023-09-13|accessdate=2023-09-22|author=海上自衛隊 自衛艦隊︵公式︶}}</ref>。
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同年9月5日・6日、沖縄南方訓練空海域において﹁さみだれ﹂、潜水艦︵IPD23潜水艦部隊︶とともに日米加共同訓練︵ノーブル・スティングレイ︶に参加した。米海軍駆逐艦﹁[[ラルフ・ジョンソン (ミサイル駆逐艦)|ラルフ・ジョンソン]]﹂、カナダ海軍フリゲート﹁オタワ﹂が参加し、各種戦術訓練︵対潜戦等︶、PHOTOEXを実施した<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202309/20230908.pdf 日米加共同訓練︵ノーブル・スティングレイ︶について 海上幕僚監部︵2023年9月8日︶]}}</ref>。同年9月12日、横須賀基地に帰国した<ref>{{Cite tweet|user=JMSDF_SDF|number=1701851962868994465|title= 9月12日、令和5年度インド太平洋方面派遣(IPD23) 第1水上部隊の護衛艦﹁いずも﹂は横須賀基地に帰国しました。|date=2023-09-13|accessdate=2023-09-22|author=海上自衛隊 自衛艦隊︵公式︶}}</ref>。
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[[2024年]][[6月3日]]、インド太平洋方面派遣第2水上部隊として横須賀を出港した<ref>{{Cite tweet|user=JMSDF_PAO|number=1797482641165635690|title= 6月3日、インド太平洋方面派遣 IPD24 第2水上部隊 護衛艦 いずも 及び護衛艦 はぐろ が横須賀を出港しました。|date=2024-06-03|accessdate=2024-06-03|author= 防衛省 海上自衛隊 }}</ref>。同年6月16日、[[パラオ]]沖において[[海上保安庁]][[練習船]]﹁[[こじま (巡視船・3代)|こじま]]﹂と共同訓練を実施した。訓練項目は通信訓練およびPHOTOEX<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202406/20240617_02.pdf 海上保安庁との共同訓練について 海上幕僚監部︵2024年6月17日︶]}}</ref>。同年6月21日、グアム沖の訓練海空域において米海軍駆逐艦﹁ラファエル・ペラルタ﹂と日米共同訓練︵ノーブル・レイヴン24‐2︶を実施した。訓練項目は各種戦術訓練︵LINKEX︶、人員交流及びPHOTOEX<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202406/20240624_02.pdf 日米共同訓練︵ノーブル・レイヴン24-2︶について 海上幕僚監部︵2024年6月24日︶]}}</ref>。。
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== 歴代艦長 == |
== 歴代艦長 == |
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!colspan="7"|[[艤装]]員長 |
!colspan="7"|[[艤装]]員長 |
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|style="text-align:center"|-||吉野 敦||2013.8.6 - 2015.3.24 ||[[広島修道大学|広修大]]・<br />36期[[海上自衛隊幹部候補生学校|幹候]]<ref>[[防衛大学校|防大]]29期相当</ref>||[[ |
|style="text-align:center"|-||吉野 敦||2013.8.6 - 2015.3.24 ||[[広島修道大学|広修大]]・<br />36期[[海上自衛隊幹部候補生学校|幹候]]<ref>[[防衛大学校|防大]]29期相当</ref>||[[おおなみ (護衛艦・2代)|おおなみ]]艦長<br />→2013.3.22 護衛艦隊司令部付 ||いずも艦長 || |
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!colspan="7"| 艦長 |
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|{{0}}1||吉野 敦||2015.3.25 - 2016.3.27 ||広修大・<br />36期幹候|| |
|{{0}}1||吉野 敦||2015.3.25 - 2016.3.27 ||広修大・<br />36期幹候||いずも艤装員長||[[護衛艦隊]]司令部勤務|| |
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|{{0}}2||甲斐義博||2016.3.28 - 2018.4.1||防大31期||[[統合幕僚学校]]教育課<br />第1教官室学校教官||佐世保海上訓練指導隊司令|| |
|{{0}}2||甲斐義博||2016.3.28 - 2018.4.1||防大31期||[[統合幕僚学校]]教育課<br />第1教官室学校教官||佐世保海上訓練指導隊司令|| |
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|{{0}}3||本山勝善||2018.4.2 - 2020.8.27||防大34期||[[海上幕僚監部]]総務部総務課渉外班長||護衛艦隊司令部勤務<br />→2020.12.1 水上戦術開発指導隊司令 |
|{{0}}3||本山勝善||2018.4.2 - 2020.8.27||防大34期||[[海上幕僚監部]]総務部総務課渉外班長||護衛艦隊司令部勤務<br />→2020.12.1 水上戦術開発指導隊司令|| |
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2024.4.30 現在横須賀警備隊司令 |
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|{{0}}4||川内健治||2020.8.28 - 2022.1.11||防大34期||[[海上訓練指導隊群]]司令部首席幕僚||護衛艦隊司令部勤務<br />→2022.2.2 水上戦術開発指導隊司令|| |
|{{0}}4||川内健治||2020.8.28 - 2022.1.11||防大34期||[[海上訓練指導隊群]]司令部首席幕僚||護衛艦隊司令部勤務<br />→2022.2.2 水上戦術開発指導隊司令|| |
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|{{0}}5||小城尚徳||2022.1.12 - 2023.3.30||防大38期|| |
|{{0}}5||小城尚徳||2022.1.12 - 2023.3.30||防大38期||[[かしま (練習艦)|かしま]]艦長<br />→2021.11.29 護衛艦隊司令部勤務||水上戦術開発指導隊司令|| |
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|{{0}}6||城 武昌||2023.3.31 - ||防大37期||第1海上訓練支援隊司令<br />→2023.3.27 護衛艦隊司令部勤務|| || |
|{{0}}6||城 武昌||2023.3.31 - 2024.5.12||防大37期||第1海上訓練支援隊司令<br />→2023.3.27 護衛艦隊司令部勤務||護衛艦隊司令部勤務<br />→2024.6.20 第2護衛隊司令 || |
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|{{0}}7||石寺隆彦||2024.5.13 - ||防大39期||[[きりしま (護衛艦)|きりしま]]艦長|| || |
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== 艦名 == |
== 艦名 == |
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命名される前は、 |
命名される前は、平成22年度(2010年度)予算で建造される護衛艦であることから、年度にヘリコプター護衛艦を意味する記号の「DDH」を付け、「22DDH」と呼ばれていた。 |
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命名・[[進水式]]で艦名が公表されることになっていたが、式についての案内を記載した[[海上幕僚監部]]の[[2013年]][[7月16日]]のプレスリリースにおいて、黒塗りしていた本艦の艦名がパソコン上の操作によって見られる状態になっていた。海幕はミスに気づいて当該文書ファイルをすぐに差し替えた<ref name="海幕2013">{{Cite web|和書|url=https://web.archive.org/web/20130716082202/http://www.mod.go.jp/msdf/formal/info/news/201307/071601.pdf|title=平成22年度護衛艦の命名・進水式について|accessdate=2013-07-16|date=2013-07-16|author=海上幕僚監部|format=PDF}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=http://mainichi.jp/select/news/20130717ddm002010196000c.html|title=防衛省:新艦名、命名式前にネット流出 サイト、黒塗り「解除」|publisher=『毎日新聞』|date=2013-7-17|accessdate=2013-07-20|archiveurl=https://megalodon.jp/2013-0720-1647-30/mainichi.jp/select/news/20130717ddm002010196000c.html|archivedate=2013-7-20}}</ref>。 |
命名・[[進水式]]で艦名が公表されることになっていたが、式についての案内を記載した[[海上幕僚監部]]の[[2013年]][[7月16日]]のプレスリリースにおいて、黒塗りしていた本艦の艦名がパソコン上の操作によって見られる状態になっていた。海幕はミスに気づいて当該文書ファイルをすぐに差し替えた<ref name="海幕2013">{{Cite web|和書|url=https://web.archive.org/web/20130716082202/http://www.mod.go.jp/msdf/formal/info/news/201307/071601.pdf|title=平成22年度護衛艦の命名・進水式について|accessdate=2013-07-16|date=2013-07-16|author=海上幕僚監部|format=PDF}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=http://mainichi.jp/select/news/20130717ddm002010196000c.html|title=防衛省:新艦名、命名式前にネット流出 サイト、黒塗り「解除」|publisher=『毎日新聞』|date=2013-7-17|accessdate=2013-07-20|archiveurl=https://megalodon.jp/2013-0720-1647-30/mainichi.jp/select/news/20130717ddm002010196000c.html|archivedate=2013-7-20}}</ref>。 |
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本艦の艦名においては、[[大日本帝国海軍|旧海軍]]の[[戦艦]]に使用されていた「[[長門 (戦艦)|長門]]」の名前を継ぐ「ながと」を推す声もあったが、日本国内外で波紋を呼ぶ可能性があることから見送られた<ref>[https://archive.is/20130727091708/mainichi.jp/select/news/20130727k0000e040221000c.html 護衛艦:「長門」命名を見送り 旧海軍の象徴]『毎日新聞』2013年7月27日</ref>。なお、旧海軍の艦船では[[装甲巡洋艦]]「[[出雲 (装甲巡洋艦)|出雲]]」があり、「いずも」の艦内には装甲巡洋艦「出雲」との比較図が飾られている。一部の中国メディアは、装甲巡洋艦「出雲」が[[日中戦争]]時に[[第三艦隊 (日本海軍)|第三艦隊]] |
本艦の艦名においては、[[大日本帝国海軍|旧海軍]]の[[戦艦]]に使用されていた「[[長門 (戦艦)|長門]]」の名前を継ぐ「ながと」を推す声もあったが、日本国内外で波紋を呼ぶ可能性があることから見送られた<ref>[https://archive.is/20130727091708/mainichi.jp/select/news/20130727k0000e040221000c.html 護衛艦:「長門」命名を見送り 旧海軍の象徴]『毎日新聞』2013年7月27日</ref>。なお、旧海軍の艦船では[[装甲巡洋艦]]「[[出雲 (装甲巡洋艦)|出雲]]」があり、「いずも」の艦内には装甲巡洋艦「出雲」との比較図が飾られている。一部の中国メディアは、装甲巡洋艦「出雲」が[[日中戦争]]時に[[第三艦隊 (日本海軍)|第三艦隊]][[旗艦]]として[[上海]]に派遣された経歴のある艦であったことを理由に、この命名を批判的に報じた<ref>[https://web.archive.org/web/20150827080035/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150827-00010002-norimono-bus_all 新護衛艦「かが」に中国反発必至か 大きな「加賀」という艦名] [[Yahoo!ニュース]](乗りものニュース)2015年8月27日</ref>。 |
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== その他 == |
== その他 == |
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海上自衛隊としては初となる衛生士が配属された︵[[衛生兵|衛生員]]は以前より存在していた︶<ref name="mamor201601">﹃[[MAMOR]]﹄VOL.107 2016年1月号︵[[扶桑社]]︶10-20頁</ref>。初配置された衛生士は女性であり<ref name="mamor201601"/>、[[准看護師]]と[[臨床検査技師]]の資格を持ち、部下として[[看護師]]、[[診療放射線技師]]、[[救急救命士]]の資格を持つ衛生員が乗艦した<ref name="mamor201601"/>。
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海上自衛隊としては初となる衛生士が配属された︵[[衛生兵|衛生員]]は以前より存在していた︶<ref name="mamor201601">﹃[[MAMOR]]﹄VOL.107 2016年1月号︵[[扶桑社]]︶10-20頁</ref>。初配置された衛生士は女性であり<ref name="mamor201601"/>、[[准看護師]]と[[臨床検査技師]]の資格を持ち、部下として[[看護師]]、[[診療放射線技師]]、[[救急救命士]]の資格を持つ衛生員が乗艦した<ref name="mamor201601"/>。
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=== 横須賀停泊中のドローン接近・撮影 === |
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横須賀停泊中の「いずも」上空を後方から前方へ航過した小型[[無人航空機]](ドローン)で撮影したと称する約20秒の動画が2024年3月26日に中国の[[動画共有サービス|動画投稿サイト]]で公開され、防衛省が捏造の可能性を含めて調査した結果、同年5月9日に実際に撮影された可能性が高いとの分析結果を発表した<ref name=産経202405091>[https://www.sankei.com/article/20240509-XUHCKCH4ARPKPBHYO5TXK65CJM/ ドローン接近 護衛艦撮影/防衛省分析「極めて深刻」警備強化]『[[産経新聞]]』朝刊2024年5月10日1面</ref>。横須賀基地上空は[[重要施設の周辺地域の上空における小型無人機等の飛行の禁止に関する法律|小型無人機等飛行禁止法]]により無許可でドローンを飛ばすことができない<ref name=産経202405091/>。海自は平時から電波を検知するなどして監視・警戒していたが、ドローン侵入を防ぐことはできなかった<ref>「[https://www.sankei.com/article/20240509-OXJKPA36NVIP7BDW4I4UBZPQME/ 護衛艦ドローン撮影/海自 監視の不備露呈]」『産経新聞』朝刊2024年5月10日2面</ref>。 |
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{{main|横須賀基地ドローン侵入撮影事件}} |
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== 空母化構想 == |
== 空母化構想 == |
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{{seealso|海上自衛隊の航空母艦建造構想}} |
{{seealso|海上自衛隊の航空母艦建造構想}} |
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[[File:F-35B of the U.S. Marine Corps, which departs and arrives at JS Izumo 10-03-2021.jpg|thumb|250px|アメリカ海兵隊のF-35B戦闘機による発着艦検証作業(2021年10月3日)]] |
[[File:F-35B of the U.S. Marine Corps, which departs and arrives at JS Izumo 10-03-2021.jpg|thumb|250px|アメリカ海兵隊のF-35B戦闘機による発着艦検証作業(2021年10月3日)]] |
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﹁いずも﹂にF-35Bを搭載できるよう、2020年度防衛予算に甲板などの改修費31億円が初めて計上された<ref>{{Cite web|和書|title=護衛艦﹁いずも﹂、正真正銘の空母へ。F35Bの発着艦に必要な改修費31億円を計上|url=https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/cb3dfee3909e526163f0474938a4f97804f1195f|publisher=Yahoo!ニュース|work=[[高橋浩祐]]||2019年12月20日|accessdate=2019-12-20}}</ref>。
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﹁いずも﹂にF-35Bを搭載できるよう、2020年度防衛予算に甲板などの改修費31億円が初めて計上された<ref>{{Cite web|和書|title=護衛艦﹁いずも﹂、正真正銘の空母へ。F35Bの発着艦に必要な改修費31億円を計上|url=https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/cb3dfee3909e526163f0474938a4f97804f1195f|publisher=Yahoo!ニュース|work=[[高橋浩祐]]||2019年12月20日|accessdate=2019-12-20}}</ref>。また、﹁いずも﹂に搭載予定の[[F-35 (戦闘機)|F-35B]]を米国から42機購入することを決めた<ref>{{Cite web|和書|title=F35戦闘機、105機購入へ うち42機は﹁空母﹂向けのF35B|url=https://mainichi.jp/articles/20181213/k00/00m/010/063000c/|publisher=毎日新聞|2018年12月13日|accessdate=2020-04-05}}</ref>。
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また、﹁いずも﹂に搭載予定の[[F-35 (戦闘機)|F-35B]]を42機アメリカから購入することを決めた<ref>{{Cite web|和書|title=F35戦闘機、105機購入へ うち42機は﹁空母﹂向けのF35B|url=https://mainichi.jp/articles/20181213/k00/00m/010/063000c/|publisher=毎日新聞|2018年12月13日|accessdate=2020-04-05}}</ref>。
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﹁いずも﹂の改修は、まず2020年度分としてF-35Bの発着艦を可能にするための甲板の耐熱強化や電源設備の設置などの改修が行われ、2021年[[6月25日]]に横須賀へと帰還した。甲板にはアメリカ海軍の規定に準拠したF-35B離着陸用の黄色のセンターラインが引かれるなど、外見の変化が見られた<ref>{{Cite web|和書|title=﹁いずも﹂初回フライトデッキの一部改修を終え横須賀帰還 2021年6月25日|url=https://www.youtube.com/watch?v=BE9JjRv2XF0|website=[[YouTube]]|accessdate=2021-06-26}}</ref>。
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﹁いずも﹂の改修は、まず2020年度分としてF-35Bの発着艦を可能にするための甲板の耐熱強化や電源設備の設置などの改修が行われ、2021年[[6月25日]]に横須賀へと帰還した。甲板にはアメリカ海軍の規定に準拠したF-35B離着陸用の黄色のセンターラインが引かれるなど、外見の変化が見られた<ref>{{Cite web|和書|title=﹁いずも﹂初回フライトデッキの一部改修を終え横須賀帰還 2021年6月25日|url=https://www.youtube.com/watch?v=BE9JjRv2XF0|website=[[YouTube]]|accessdate=2021-06-26}}</ref>。
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その他、F-35Bを安全に運用するための艦首形状を四角形に変更する改修工事や、艦内区画の整備などは、2024年度末から始まる2度目の改修で実施される予定になっている。[[カタパルト]](射出機)や[[スキージャンプ (航空)|「スキージャンプ台」と呼ばれる傾斜滑走路]]を設置する予定はない<ref>{{Cite web|和書|title=護衛艦「かが」、「いずも」に続いて空母へ。F35B搭載の改修費231億円を要求。カタパルトは設置せず|url=https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashikosuke/20200930-00200844/|publisher=Yahoo!ニュース|work=高橋浩祐|date=2020年9月30日|accessdate=2020-09-30|archiveurl=https://web.archive.org/web/20201002042948/https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashikosuke/20200930-00200844/|archivedate=2020-10-02}}</ref>。 |
その他、F-35Bを安全に運用するための艦首形状を四角形に変更する改修工事や、艦内区画の整備などは、2024年度末から始まる2度目の改修で実施される予定になっている。[[カタパルト]](射出機)や[[スキージャンプ (航空)|「スキージャンプ台」と呼ばれる傾斜滑走路]]を設置する予定はない<ref>{{Cite web|和書|title=護衛艦「かが」、「いずも」に続いて空母へ。F35B搭載の改修費231億円を要求。カタパルトは設置せず|url=https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashikosuke/20200930-00200844/|publisher=Yahoo!ニュース|work=高橋浩祐|date=2020年9月30日|accessdate=2020-09-30|archiveurl=https://web.archive.org/web/20201002042948/https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashikosuke/20200930-00200844/|archivedate=2020-10-02}}</ref>。 |
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(2023年4月23日第一次改造終了) |
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防衛省は2021年8月31日、[[令和]]4年度防衛予算編成に向け、「いずも」と「かが」にF-35Bを搭載できるよう、いずも型護衛艦改修費として67億円を概算要求した。内訳は「いずも」の着艦誘導装置を先行取得するための費用が36億円、アメリカ軍からの技術支援経費が12億円、「かが」の航空管制室の視認性を高めるための工事経費が13億円などとなっている。アメリカ海軍と[[レイセオン]]社が共同開発した全天候型着艦誘導システム「ジェイパルス(JPALS:{{lang|en|Joint Precision Approach and Landing System}})」の搭載が予定されている。なお、令和4年度予算においては「いずも」の分に限られ計上されている<ref name=高橋2021>{{cite news|title=護衛艦「いずも」と「かが」の軽空母化、F35B搭載の改修費67億円を概算要求|url=https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/326a366a266a6cd99f4366142a931819a54b1020|newspaper=Yahoo!ニュース|author=高橋浩祐|date=2021年8月31日|accessdate=2021-08-31}}</ref>。 |
防衛省は2021年8月31日、[[令和]]4年度防衛予算編成に向け、「いずも」と「かが」にF-35Bを搭載できるよう、いずも型護衛艦改修費として67億円を概算要求した。内訳は「いずも」の着艦誘導装置を先行取得するための費用が36億円、アメリカ軍からの技術支援経費が12億円、「かが」の航空管制室の視認性を高めるための工事経費が13億円などとなっている。アメリカ海軍と[[レイセオン]]社が共同開発した全天候型着艦誘導システム「ジェイパルス(JPALS:{{lang|en|Joint Precision Approach and Landing System}})」の搭載が予定されている。なお、令和4年度予算においては「いずも」の分に限られ計上されている<ref name=高橋2021>{{cite news|title=護衛艦「いずも」と「かが」の軽空母化、F35B搭載の改修費67億円を概算要求|url=https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/326a366a266a6cd99f4366142a931819a54b1020|newspaper=Yahoo!ニュース|author=高橋浩祐|date=2021年8月31日|accessdate=2021-08-31}}</ref>。 |
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{{commonscat|JS Izumo (DDH-183)}} |
{{commonscat|JS Izumo (DDH-183)}} |
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* [[海上自衛隊艦艇一覧]] |
* [[海上自衛隊艦艇一覧]] |
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* [[出雲 (装甲巡洋艦)]] - [[出雲型装甲巡洋艦]]の1番艦。 |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
2024年7月6日 (土) 00:31時点における最新版
いずも | |
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![]() 護衛艦「いずも」(2021年10月3日) | |
基本情報 | |
建造所 | ジャパンマリンユナイテッド横浜事業所磯子工場 |
運用者 |
![]() |
艦種 | ヘリコプター搭載護衛艦(DDH) |
級名 | いずも型護衛艦 |
建造費 | 1208億円(初度費込) |
母港 | 横須賀 |
所属 | 第1護衛隊群第1護衛隊 |
艦歴 | |
計画 | 平成22年度計画 |
発注 | 2010年 |
起工 | 2012年1月27日 |
進水 | 2013年8月6日 |
竣工 | 2014年9月22日(公試) |
就役 | 2015年3月25日 |
現況 | 現在、軽空母化に向けての1次改修工事が終了。 |
要目 | |
基準排水量 | 19,500トン |
満載排水量 | 26,000トン |
全長 | 248.0 m |
最大幅 | 38.0 m |
深さ | 23.5 m |
吃水 | 7.1 m[1] |
機関 | COGAG方式 |
主機 | IHILM2500IEC型ガスタービン × 4基 |
出力 | 112,000仏馬力 (82 MW) |
推進器 | スクリュープロペラ × 2軸 |
最大速力 | 30ノット |
乗員 | 520名(うち司令部要員50名)+長期宿泊可能者450名[1] |
搭載能力 |
貨油 3300 kL 3 1/2tトラック × 50台 |
兵装 |
高性能20 mm機関砲(CIWS) × 2基 SeaRAM 近SAMシステム × 2基 |
搭載機 | F35B戦闘機×10機 |
C4ISTAR | OYQ-12 戦術情報処理装置 |
レーダー |
OPS-50 対空 OPS-28 対水上 OPS-20 航海用 |
ソナー | OQQ-23 ソナーシステム |
電子戦・ 対抗手段 |
NOLQ-3D-1 電波探知妨害装置 Mk.137 デコイ発射機 × 6基 OLQ-1 魚雷防御装置 × 1式 |
その他 | 作業艇 |
艦歴[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/29/DDH-183_%E3%81%84%E3%81%9A%E3%82%82%281%29.jpg/250px-DDH-183_%E3%81%84%E3%81%9A%E3%82%82%281%29.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/13/Izumo_vertrekt_uit_Yokohama_voor_deelname_aan_de_vlootschouw_2015%2C_-18_oktober_2015_a.jpg/250px-Izumo_vertrekt_uit_Yokohama_voor_deelname_aan_de_vlootschouw_2015%2C_-18_oktober_2015_a.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/9d/DDH-181_Izumo%EF%BC%86DD-101_Murasame%EF%BC%86DD-108_Akebono.jpg/250px-DDH-181_Izumo%EF%BC%86DD-101_Murasame%EF%BC%86DD-108_Akebono.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/97/JS_Ise%EF%BC%88DDH-182%EF%BC%89%EF%BC%86JS_Izumo%EF%BC%88DDH-183%EF%BC%89conducted_joint_exercises_with_the_HMS_Queen_Elizabeth_strike_group.jpg/250px-JS_Ise%EF%BC%88DDH-182%EF%BC%89%EF%BC%86JS_Izumo%EF%BC%88DDH-183%EF%BC%89conducted_joint_exercises_with_the_HMS_Queen_Elizabeth_strike_group.jpg)
歴代艦長[編集]
代 | 氏名 | 在任期間 | 出身校・期 | 前職 | 後職 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
艤装員長 | ||||||
- | 吉野 敦 | 2013.8.6 - 2015.3.24 | 広修大・ 36期幹候[79] |
おおなみ艦長 →2013.3.22 護衛艦隊司令部付 |
いずも艦長 | |
艦長 | ||||||
1 | 吉野 敦 | 2015.3.25 - 2016.3.27 | 広修大・ 36期幹候 |
いずも艤装員長 | 護衛艦隊司令部勤務 | |
2 | 甲斐義博 | 2016.3.28 - 2018.4.1 | 防大31期 | 統合幕僚学校教育課 第1教官室学校教官 |
佐世保海上訓練指導隊司令 | |
3 | 本山勝善 | 2018.4.2 - 2020.8.27 | 防大34期 | 海上幕僚監部総務部総務課渉外班長 | 護衛艦隊司令部勤務 →2020.12.1 水上戦術開発指導隊司令 |
|
4 | 川内健治 | 2020.8.28 - 2022.1.11 | 防大34期 | 海上訓練指導隊群司令部首席幕僚 | 護衛艦隊司令部勤務 →2022.2.2 水上戦術開発指導隊司令 |
|
5 | 小城尚徳 | 2022.1.12 - 2023.3.30 | 防大38期 | かしま艦長 →2021.11.29 護衛艦隊司令部勤務 |
水上戦術開発指導隊司令 | |
6 | 城 武昌 | 2023.3.31 - 2024.5.12 | 防大37期 | 第1海上訓練支援隊司令 →2023.3.27 護衛艦隊司令部勤務 |
護衛艦隊司令部勤務 →2024.6.20 第2護衛隊司令 |
|
7 | 石寺隆彦 | 2024.5.13 - | 防大39期 | きりしま艦長 |
艦名[編集]
その他[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/08/Izumo_logo.png/220px-Izumo_logo.png)
横須賀停泊中のドローン接近・撮影[編集]
横須賀停泊中の﹁いずも﹂上空を後方から前方へ航過した小型無人航空機︵ドローン︶で撮影したと称する約20秒の動画が2024年3月26日に中国の動画投稿サイトで公開され、防衛省が捏造の可能性を含めて調査した結果、同年5月9日に実際に撮影された可能性が高いとの分析結果を発表した[86]。横須賀基地上空は小型無人機等飛行禁止法により無許可でドローンを飛ばすことができない[86]。海自は平時から電波を検知するなどして監視・警戒していたが、ドローン侵入を防ぐことはできなかった[87]。空母化構想[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/11/F-35B_of_the_U.S._Marine_Corps%2C_which_departs_and_arrives_at_JS_Izumo_10-03-2021.jpg/250px-F-35B_of_the_U.S._Marine_Corps%2C_which_departs_and_arrives_at_JS_Izumo_10-03-2021.jpg)
脚注[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 船舶の情報と現在位置 - MarineTraffic.com
- 【ロング版】護衛艦「いずも」での発着艦検証作業 防衛省 海上自衛隊 公式チャンネル