クラフトジンに再生される廃棄寸前だったアオイビール=静岡県沼津市上土町の沼津蒸留所で、2021年3月10日午前10時24分、石川宏撮影 新型コロナウイルスの影響で経営が行き詰まり、事業を停止したビール製造のBECK(静岡市葵区)のクラフトビール「アオイビール」をジンに生まれ変わらせようと、クラフトジン製造の沼津蒸留所(沼津市上土町)がジンの原料としてビールを仕入れ、ジン造りを始めた。賞味期限のあるビールは廃棄せざるを得ない状況だったという。 BECKは2014年に静岡市内初のクラフトビール醸造所を設立したが、コロナ禍で経営環境が悪化して今年2月下旬に事業を停止。クラフトビールが在庫として残った。沼津蒸留所は「廃棄されるビールをジンにして救おう」と、樽(たる)28本、瓶1000本以上の計約800リットルを仕入れた。
岩手県西和賀町の銀河高原ビールは16日までに、本社と併設する同町の沢内醸造所での生産を来年3月で終了すると発表した。物流費の増大などで収益が悪化し、今後の設備更新は困難と判断した。親会社でビール製造業のヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)はブランド名を残し、長野県で生産する方針。 販売会社としての銀河高原ビールは存続する見通しだが、事業所の所在地は決まっていない。地元採用の従業員19人には親会社への転籍などを促す。醸造所併設の「ホテル森の風沢内銀河高原」(休館中)の扱いも未定。今後、地元と協議するという。 銀河高原ビールは1996年に旧沢内村(現西和賀町)で創業した。地ビールの草分け的存在で、最盛期には栃木、岐阜、熊本の各県の醸造所でも生産。一方で経営は赤字体質が続いていた。 2017年10月にヤッホーブルーイングの完全子会社となって経営改善を図ったが、クラフトビール市場の競争激化もあっ
群馬県太田市の地ビールブランド「CHROA(クロア)」のラベルにつづられた文章がぶっとんでいるとTwitterで話題です。お前は今幸せか? 弾けるタンバリンの如く襲いかかる酸味にマウントされ狂った果物たちが身勝手な高アルコールを雇い君を玩具にする自惚れた味。薄れゆく意識の中 クマのマディに問われる 「お前は今幸せか?」 この液体は大人という生き方を耐える為の麻酔であり脳内改革を誘発する。 ーー「CHROA TAMBOURINE」ラベルより 画像提供:ナイル(@00ffff)さん 「大人という生き方を耐える為の麻酔」……味が想像できるようなできないような、ビールの説明としてはなかなか難解な詩です。 今回話題になっているのは新作ビール「CHROA TAMBOURINE(タンバリン)」ですが、過去には別の味でも話題になりました。「赤い秘密にしたい味」「嫉妬した身勝手なモルト」「胃に送り出す深い赤
テレビやスマホなどを主力製品とするLGだが、CES2019では8K有機ELテレビとともにビール醸造マシンをお披露目した。クラフトビール市場は急速に成長しており、その界隈のビール愛好家をがーゲットとなる。 「LG HomeBrew」はNespressoのビール版といったところで、カプセルからビールを醸造する。見た目と動作はシンプルだがLGの技術が詰め込まれたハイテクマシンだ。・醸造プロセスをアルゴリズムで制御温度と圧力をアルゴリズムで調整して醸造プロセスを正確に制御。誰でも失敗なくビールが醸造できる。 また、ビールを作るのはコーヒーのように"インスタントに"とはいかず、2週間の醸造期間を要するが、この間もスマホアプリからビールの状態が確認できる。 完成した5リットルのビールを飲み終わった後はマシンが自動洗浄してくれて、次のビールが醸造できる状態を待つばかりだ。・5種類のカプセルを発売まずはア
カナダの首都オタワで、酒店の商品棚に並べられた同国のクラフトビール(2018年8月4日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / Eric THOMAS 【8月5日 AFP】貿易問題をめぐって米国とカナダが小競り合いを繰り広げる最中、カナダのクラフトビール醸造業者は、アルミ缶が不足する事態に直面している。貿易摩擦によって最初に被害を受けるのはこうした小規模事業者であり、缶の供給が途絶えたのは米国産アルミニウムに関税を課したからだと、醸造業者は非難を展開している。 カナダのビール業界団体「ビアカナダ(Beer Canada)」のルーク・ハーフォード(Luke Harford)会長は、ビールに対する増税の他、今年10月に合法的に使用できるようになる嗜好(しこう)用大麻と競合することで、関税をめぐる醸造業者の苦悩がさらに増すことになると指摘。「醸造業者には非常につらい時期だ」と述べた。 カナ
ホップがビールの主原料として使われるようになる以前、中世ヨーロッパではヤチヤナギやペパーミント、月桂樹など、様々な薬草(ハーブ)をビールに混入していた。それらはビールに独特の苦味や風味を与えるだけでなく、醸造過程で雑菌の繁殖を抑え、保存性を高めるのに大切な役割をはたしていたのである。 こうしたビールに配合するハーブ類を「グルート」と呼んでいた。封建社会の領主たちは、領外の湿地帯に自生するハーブの特権を押さえ、グルートの生産と販売の権利、すなわち「グルート権」を独占し、人々に専売することで多くの利益を得ていた。この時代、修道院もまた財源確保を目的としたビールの醸造販売をおこない、両者は商売敵となって激しい利権争いを演じるようになった。 領主「どういうことだ、こないだの凶作で穀物が不足しているというのに、修道院ビールはどんどん出回っているではないか」 醸造主「へい、やはりあちらには神様のご加護
政府・与党は来年度の税制改正でビールなどの「酒税」の見直しに合わせてビールの定義を広げ、全国各地で製造されている「クラフトビール」の開発を後押ししていくことになりました。 このため政府・与党は来年度の税制改正でビールや発泡酒などの税率を10年かけて一本化する見直しを行うことに合わせてビールの定義を広げることになりました。具体的には、麦芽の使用割合を今の67%以上から50%以上に下げるほか、原料についても麦芽やホップなどに加えて、香りづけに使われるオレンジの皮や、果汁なども含めることにしています。これによって地域の特色をいかした「クラフトビール」の開発を後押ししたい考えで、再来年4月から実施する方針です。 このほか、政府・与党は、「酒税」の見直しでワインが増税となることを踏まえ国内のワイン製造業者への影響を緩和しようと小規模なワイナリーを対象に税率を軽減する措置の拡充を検討することにしていま
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