◆大東亜戦争︵日中戦争、太平洋戦争など複合的戦争︶に日本が敗戦して69年を迎えた8月15日、安倍晋三首相は午前11時過ぎ、東京都千代田区三番町にある千鳥ヶ淵戦没者墓苑を訪れ、献花した。その後、日本武道館︵東京都千代田区北の丸公園2-3︶で行われた全国戦没者追悼式に出席した。安倍晋三首相は、靖国神社への参拝を取りやめ、代わりに自民党の萩生田光一・総裁特別補佐を通じ、党総裁として私費で.玉串料奉納のみに止めた。いわゆる﹁代理参拝﹂である。しかし、閣僚のなかでは、古屋国家公安委員長と新藤総務大臣が靖国神社に参拝している。
安倍晋三首相は就任1年になった2013年12月26日、靖国神社を電撃訪問して、中国、韓国から猛反発を受けた。今回は、11月に北京市内で開催されるアジア太平洋経済協力︵Asia-Pacific Economic Cooperation、略称‥APEC︶首脳会議で、中国の習近平国家主席、韓国の朴槿恵大統領との個別の首脳会談を実現したいあまり、今回は、靖国神社を見送った。
◆千鳥ヶ淵戦没者墓苑は、戦争中に海外で戦死したなどの身元不詳、もしくは遺骨の引き取り手がいかった約36万人の遺骨が安置されている施設であり、宗教と無関係な存在であり、﹁A級戦犯﹂などを祀っていない、いわば﹁無名戦士の墓﹂であるため、歴代首相が参拝しても周辺諸国からは、ほとんど問題にされない。
安倍晋三首相は2012年12月26日に就任、2013年8月15日には、全国戦没者追悼式典に参列した後、千鳥ヶ淵戦没者墓苑を参拝している。ちなみに、ケリー米国務長官ら外国の要人も訪れている。
ロイターは8月15日午後3時44分、﹁中国外務省、安倍首相の靖国神社玉串料奉納に
﹃断固反対﹄﹂という見出しをつけて、以下のように配信した。
﹁﹇北京 15日 ロイター﹈中国外務省は15日、安倍晋三首相が靖国神社に玉串料を奉納したことについて、﹃断固として反対する﹄と表明した。同省ウェブサイトに掲載された声明によると、華春瑩報道官は日本に対し、中日関係の健全な発展のために﹃侵略の歴史を真剣に反省する﹄よう求めた﹂
韓国外務省報道官は8月15日、安倍晋三首相が靖国神社に玉串料を奉納したことや閣僚らが参拝したことに対し﹁慨嘆を禁じ得ない﹂という論評を発表している。
要するに、中国、韓国ともに安倍晋三首相が、﹁靖国神社参拝を見送ったこと﹂をまったく評価していないということである。
こんなことなら、安倍晋三首相は、堂々と﹁靖国神社参拝﹂を行っていればよかったのだ。中国の習近平国家主席、韓国の朴槿恵大統領との個別の首脳会談を実現したいあまり、﹁右顧左眄﹂する必要はなかった。とっくのむかしに﹁足下﹂を見られている。
◆このサイトでは、8月8日付けのブログで、以下のように書いた。
﹁靖国神社では、﹃一度合祀された御霊は、分祀できない﹄という。けれども、安倍晋三首相が2013年12月26日、突如、靖国神社に公式参拝した直前、陰陽師が靖国神社に合祀されている御霊のなかから、東條英機元首相ら﹃A級戦犯﹄14人の御霊を探し出し、靖国神社からつまみ出して、国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑︵東京都千代田区三番町2︶に移したという話もある。霊的世界の話なので、証明は難しいが、信ずるか信じないかは、読者次第である。要するに、靖国神社には、東條英機元首相ら﹃A級戦犯﹄14人の御霊は、もはや存在しないということのようだ。中国や韓国が、安倍晋三首相はじめ閣僚や国会議員の靖国神社参拝にクレームをつけているのは、東條英機元首相ら﹃A級戦犯﹄14人の御霊が合祀されているからというのが理由だ。だとすれば、いまは東條英機元首相ら﹃A級戦犯﹄14人の御霊はいないのであるから、もはやクレームをつけられる筋合いはないはずである﹂
安倍晋三首相は、﹁陰陽師が靖国神社に合祀されている御霊のなかから、東條英機元首相ら﹃A級戦犯﹄14人の御霊を探し出し、靖国神社からつまみ出して、国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑︵東京都千代田区三番町2︶に移したという話﹂を教えられていたと思われる。
ということは、全国戦没者追悼式の前に、しっかり東條英機元首相ら﹃A級戦犯﹄14人の御霊を慰霊していたということである。このことは、日本の神道や陰陽師のことを知らない中国人民や韓国民には、とても理解し難いことであるに違いない。
︻参考引用︼産経新聞msn産経ニュースが8月15日午後0時25分、﹁全国戦没者追悼式、天皇陛下お言葉全文﹂を以下のように配信した中国、韓国ともに安倍晋三首相が、﹁靖国神社参拝を見送ったこと﹂をまったく評価していない。
本日、﹁戦没者を追悼し平和を祈念する日﹂に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。終戦以来既に六十九年、国民のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、苦難に満ちた往時をしのぶとき、感慨は今なお尽きることがありません。ここに歴史を顧み、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。
本日の﹁板垣英憲︵いたがきえいけん︶情報局﹂
アフガニスタン駐留米軍が保有している何億ドル分規模の武器・弾薬が忽然と消えて、イランに渡ったという
◆︹特別情報①︺
最近、アフガニスタン駐留米軍が保有している何億ドル分規模の武器・弾薬が、忽然と消えてなくなったという。これは、アフガニスタンの軍事情勢に詳しい専門家筋からの情報である。武器・弾薬には、ICチップが埋め込まれており、人工衛星から見れば、どこへ移動されたのかが分かる。それによると﹁どうもイランに持ち込まれている﹂という。一体、だれが、何の目的でイランに渡したのであろうか。
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