ばんえい競走
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概要
編集公営競技としてのばんえい競走
編集新馬券の導入
編集存廃についての動き
編集草競馬・祭典競馬としてのばんえい競走、人間ばん馬
編集公営競技を開催する競馬場
編集過去に公営競技を開催していた競馬場
編集歴史
編集公営競技としての歴史
編集年表
編集ばんえい競走馬
編集歴史
編集ばんえい種
編集農用(輓系)馬の生産
編集デビューから引退まで
編集生涯獲得賞金が1億円を超えた馬
編集記録は2013年度全日程終了時のもの。
出典:競走馬名鑑(1億円達成馬) - 一般社団法人ばんえい競馬馬主協会、2015年1月12日閲覧
馬名 | 性別 | 現役期間 | 獲得賞金額 |
---|---|---|---|
キンタロー[3] | 牡 | 1979年-1986年 | 1億1672万5000円 |
タカラフジ[3] | 牡 | 1983年-1990年 | 1億349万円 |
ヒカルテンリユウ[3] | 牡 | 1985年-1992年 | 1億461万1000円 |
アサギリ[3] | 牡 | 1987年-1994年 | 1億251万2000円 |
マルゼンバージ[3] | 牡 | 1988年-1996年 | 1億751万7000円 |
フクイチ[3] | 牡 | 1991年-1999年 | 1億1148万1000円 |
スーパーペガサス[3] | 牡 | 1998年-2006年 | 1億73万9000円 |
その他、競走馬の主な記録
編集項目 | 馬名 | 記録 | 備考 |
---|---|---|---|
最多出走数[43][注 8] | コトブキライアン | 488戦[44] | 2002年6月1日 - 2016年3月20日[45] |
通算勝利数[46] | トーオクオー | 104勝 | 1964年 - 1974年 |
最多連勝数[47] | ホクショウマサル | 31連勝 | 2018年7月28日 - 2020年2月23日 |
重賞最多勝利数 | オレノココロ | 25勝 | 2012年 - 2021年 |
同一重賞連覇 | アサギリ[48] | 4連覇 | 1991年 - 1994年 ばんえいグランプリ |
スーパーペガサス[48] | 2000年 - 2003年 ばんえい記念 | ||
通算獲得賞金額 | キンタロー[48] | 1億1672万5000円 |
公営競技の馬名登録
編集ばんえい馬の馬名には、現役の平地競走馬や過去に平地で登録されていた馬名と同名の馬が時折みられる(具体例はスーパーペガサスを参照)。これは平地と全く競走形態が異なるため一緒に走ることがないうえ、互いの血統も異なるため混乱を招きにくいことから認められている[49]。
公営競技のレースと勝敗
編集コース
編集ばんえい競馬は、途中に2つの障害(台形状の山)を設けた直線200mのセパレートコースを使用し、最多のフルゲートでは10頭で争われる。各馬が最初に越える低い山を「第1障害(または1障害)」、次に越える高い山を「第2障害(または2障害)」と呼んでいる。
平地競走などにみられるハロン棒に相当するものとして、ゴール前30m地点から10m地点まで10m間隔で標識を設置している。
距離の変動がないため、スターティングゲートやスターター台はすべて固定式となっている。スターティングゲートは掲示板側から順に1コース・2コース…と割り当てられ、スタンド側が10コースとなる。幅はそりに合わせて広くとられており、開閉扉は馬の顔にあたる部分だけが開閉するため平地競走用のゲートに比べ小さめになっているほか、ゲート内には馬体幅に合わせた出っ張りも設けられている。
セパレートコースで争われるため、他馬への進路妨害などで審議となるケースはオープンコースで行う平地・障害競走に比べ少ないが、レースに不慣れな2歳馬の競走で審議となることが時折みられるほか、古馬の競走でもまれに審議となる場合がある。なお、走行妨害が認められた場合は平地と同様に降着や失格となる場合もある。
枠入りの基準
編集2013年6月8日より砂の磨耗を均一化することを目的として、9頭以下の競走でゲート入りの基準が変更された[50]。
- 開催前半3日間:従来どおり、1コースから順に枠入り(内詰め)
- 開催後半3日間:最外枠の馬が10コースに入るように枠入り(外詰め)
その後、2014年10月25日より以下の通り改められた[51]。
- 開催日が奇数日(1日目・3日目・5日目):奇数レース(第1・3・5・7・9・11競走)は内詰め、偶数レース(第2・4・6・8・10・12競走)は外詰め
- 開催日が偶数日(2日目・4日目・6日目):奇数レースは外詰め、偶数レースは内詰め
馬場
編集決勝判定
編集タイムオーバー
編集以下の条件に該当する馬は基準タイム超過(タイムオーバー)となり、当該レースは失格となる。
- 重賞・特別競走
- スタートから10分(3位入線馬が7分以内に入線した場合は3位入線から3分)を超えて入線した場合
- 一般競走
- スタートから8分(3位入線馬が6分以内に入線した場合は3位入線から2分)を超えて入線した場合
見どころ
編集馬装具
編集そり
編集公営競技のクラス編成
編集収得賞金の算定方法
編集デビューからの通算収得賞金は別途集計されているが、競馬番組編成やクラス分けに用いる賞金額は、以下のように取り扱っている。
以下は2019年度の番組編成要領[68] に沿って記述する。
- 収得賞金(公式サイトなどでは「本年賞金」と表記) - 競馬番組で示した賞金額から1000円未満を切り捨て。
- 通算収得賞金(公式サイトなどでは「番組賞金」と表記) - 平成28年度以降の収得賞金を合計。
2歳
編集当該年度の収得賞金順に4段階(A・B・C・D)で格付け。
3歳以上
編集
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|
着順トライアル制と優先出走
編集ばんえいではかねてから着順トライアル制を採用している。
- 勝入競走
- 2008年度まで行われていた競走。いわゆる「2走目」なのだが、1走目の上位馬から順番に編成し、出走可能頭数から漏れた馬は出走できず、抽休となる。特別レースで行われることもあった。
- 決勝競走
- 2009年度以降に行われている競走。勝入競走から名称が変わっただけで趣旨は勝入競走と同じである。
- 選抜競走
- 2009年度以降に行われている競走。かつての勝入競走は出走可能頭数から漏れた馬は出走できず、抽休となっていたが、漏れた馬が出走できるようになったのが選抜競走である。2012年度をもって廃止され、それ以降は決勝競走から漏れた馬は1走目の馬と一緒に走ることが認められるようになった。
また、普通競走で出走希望頭数が制限頭数(10頭)を超え、抽選の結果出走できなかった馬は次に当該馬が出走できる最初の競走に限り、出走投票した馬に優先出走が認められている[68]。
重量
編集ばんえい重量(基礎重量)
編集普通競走では各クラス別に以下の基礎重量を基準とし、これに収得賞金などの別定条件を加味して加減される。
特別競走や重賞競走では各競走ごとに基礎重量が定められ、これに別定条件を加味して加減される。
3歳以上
編集- 5歳以上および3・4歳で通算収得賞金が120万円以上
開催 | オープン (470万以上) |
A1 (470万未満) |
A2 (360万未満) |
B1 (300万未満) |
B2 (240万未満) |
B3 (190万未満) |
B4 (150万未満) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1回-第3回 | 660 kg | 650 kg | 640 kg | 630 kg | 620 kg | 610 kg | 600 kg |
第4回-第6回 | 670 kg | 660 kg | 650 kg | 640 kg | 630 kg | 620 kg | 610 kg |
第7回-第9回 | 680 kg | 670 kg | 660 kg | 650 kg | 640 kg | 630 kg | 620 kg |
第10回-第12回 | 690 kg | 680 kg | 670 kg | 660 kg | 650 kg | 640 kg | 630 kg |
第13回-第15回 | 700 kg | 690 kg | 680 kg | 670 kg | 660 kg | 650 kg | 640 kg |
第16回-第18回 | 710 kg | 700 kg | 690 kg | 680 kg | 670 kg | 660 kg | 650 kg |
第19回-第21回 | 720 kg | 710 kg | 700 kg | 690 kg | 680 kg | 670 kg | 660 kg |
第22回-第24回 | 730 kg | 720 kg | 710 kg | 700 kg | 690 kg | 680 kg | 670 kg |
第25回・第26回 | 740 kg | 730 kg | 720 kg | 710 kg | 700 kg | 690 kg | 680 kg |
- 3・4歳で通算収得賞金が120万円未満
開催 | C1 (120万未満) |
C2 (60万未満) |
---|---|---|
第1回-第3回 | 590 kg | 580 kg |
第4回-第6回 | 600 kg | 590 kg |
第7回-第9回 | 610 kg | 600 kg |
第10回-第12回 | 620 kg | 610 kg |
第13回-第15回 | 630 kg | 620 kg |
第16回-第18回 | 640 kg | 630 kg |
第19回-第21回 | 650 kg | 640 kg |
第22回-第24回 | 660 kg | 650 kg |
第25回・第26回 | 670 kg | 660 kg |
2歳
編集格付\開催 | 第1回- 第3回 |
第4回- 第5回 |
第6回- 第7回 |
第8回- 第10回 |
第11回- 第12回 |
第13回- 第14回 |
第15回- 第17回 |
第18回- 第19回 |
第20回- 第21回 |
第22回- 第23回 |
第24回- 第25回 |
第26回 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A | 480 kg | 490 kg | 500 kg | 510 kg | 520 kg | 530 kg | 540 kg | 550 kg | 560 kg | 570 kg | 580 kg | 590 kg |
B | 480 kg | 490 kg | 500 kg | 500 kg | 510 kg | 520 kg | 530 kg | 540 kg | 550 kg | 560 kg | 570 kg | 580 kg |
C | 480 kg | 480 kg | 490 kg | 490 kg | 500 kg | 510 kg | 520 kg | 530 kg | 540 kg | 550 kg | 560 kg | 570 kg |
D | 480 kg | 480 kg | 480 kg | 490 kg | 490 kg | 500 kg | 510 kg | 520 kg | 530 kg | 540 kg | 550 kg | 560 kg |
重量の加減について
編集普通競走・特別競走における重量の加減は、以下の通り定められている。
普通競走
編集馬齢 | 第1回- 第19回 |
第20回- 第26回 |
---|---|---|
3歳 | 10 kg | 10 kg |
4歳 | 10 kg | 減量なし |
特別競走
編集馬齢 | 第1回- 第19回 |
第20回- 第26回 |
---|---|---|
3歳 | 20 kg | 10 kg |
4歳 | 10 kg | 10 kg |
別定条件
編集主に特別競走や重賞競走で重量を加減する別定条件は以下の通り。
区分 | 条件 |
---|---|
定量 | 同一重量 |
別定1-a | 本年度収得賞金40万円につき10kg加増 |
別定1-b | 本年度収得賞金60万円につき10kg加増 |
別定2-a | 1重量格につき10kg加減 オープン馬は本年度収得賞金50万円につき10kg加増 |
別定2-b | 1重量格につき10kg加減 オープン馬は本年度収得賞金80万円につき10kg加増 |
別定3-a | 1重量格につき10kg加減 |
別定3-b | 1重量区分につき10kg加減 |
別定4 | 番組編成会議において決定する |
※「重量格」は、470万円以上(オープン)・470万円未満・360万円未満・240万円未満(150万未満も含む)・150万円未満(80万未満も含む)・120万円未満(3・4歳)と定められている。
騎手重量
編集- 減量される重量は出走投票の時点の成績で決定される(以下の勝利度数を超えていても、それ以前に出走投票が行われている場合は減量騎手の取扱が取り消されることはない)。
- 減量は一般競走のみに適用され、特別競走・重賞競走には適用されない。(但し2019年度と2020年度はこの規定は一時的に削除され、全レースに適用されていた)[76]。
男性騎手
編集- 通算勝利度数(年度初日を基準)が50勝未満の騎手は10kg減量(☆)。
- 免許取得5年以下(5年に達する月を含む年度末まで)で通算勝利度数が50勝以上100勝未満の騎手は、当該年度10勝するまで10kg減量(☆)。
女性騎手
編集- 通算勝利度数(年度初日を基準)が50勝未満の騎手は20kg減量(△)。
- 免許取得5年以下(5年に達する月を含む年度末まで)で通算勝利度数が50勝以上100勝未満の騎手は、当該年度10勝するまで20kg減量(△)。
- 上記以外の騎手については、10kg減量(☆)。
騎手
編集通算2000勝以上を記録した騎手
編集- 金山明彦(1969年-1999年、通算19712戦3299勝)「ミスターばんえい」
- 久田守(1972年-1996年、通算13964戦2103勝)
- 坂本東一(1975年-2007年、通算21188戦2678勝)
- 岩本利春(1979年-2005年、通算19263戦2085勝)
- 千葉均(1979年-2007年、通算20431戦2106勝)
- 西弘美(1980年-2009年、通算22939戦2479勝)
- 鈴木勝堤(1981年-2010年、通算17850戦2313勝)
- 大河原和雄(1985年-2017年、通算27542戦3373勝)
年度リーディングジョッキー受賞回数
編集2022年度全日程終了時の記録。
公式記録が確認できる1963年以降のもので、3回以上受賞者のみ記載。
名前が太字のものは現役騎手を表す。
- 13回 金山明彦
- 13回 鈴木恵介
- 8回 中西関松
- 5回 坂本東一
- 4回 山田勇作、久田守、鈴木勝堤
- 3回 工藤正男
重賞競走
編集馬齢\格付け | BG1 | BG2 | BG3 | |
---|---|---|---|---|
2歳【3歳】 | 【イレネー記念】 | ヤングチャンピオンシップ(産駒特別選抜) 【翔雲賞】(牡馬限定、2020年度新設) 【黒ユリ賞】(牝馬限定) |
ナナカマド賞 | |
3歳【4歳】 | ばんえいダービー ばんえいオークス(牝馬限定) |
ばんえい菊花賞 | ばんえい大賞典 | はまなす賞 【ポプラ賞】 |
4歳【5歳】 | 【天馬賞】 | 銀河賞 | 柏林賞 クインカップ(牝馬限定) | |
3歳【4歳】以上 | 【帯広記念】 【ヒロインズカップ】(牝馬限定) 【ばんえい記念】 |
旭川記念 ばんえいグランプリ(ファン投票選出馬など) 岩見沢記念 北見記念 【チャンピオンカップ】(重賞競走優勝馬など) |
北斗賞 カーネーションカップ(牝馬限定) | |
4歳以上 | ばんえい十勝オッズパーク杯 | ドリームエイジカップ(馬齢選抜) |
廃止された重賞競走
編集重賞としての廃止年が早かった順に記載。格付けは廃止直前のものによる。一部の競走は、特別競走として存続しているものもある。なお旭王冠賞は 2007年から(現)旭川記念になっているが2007年以降の回次は旭王冠賞のものをそのまま引き継いで通算しているため廃止という扱いにはなってはいない。
- オナシス記念 - 1985年で廃止[83]
- 帯広大賞典 - 1987年で廃止[84]
- 青雲賞 - 1988年で廃止[85]
- つつじ賞 - 1988年で廃止[86]
- ばんえい文月賞 - 1988年で廃止[87]
- 大雪賞 - 1988年で廃止[88]
- 層雲賞 - 1988年で廃止[89]
- 旭シルバーカップ - 1988年で廃止[90]
- 蛍の光賞 - 1988年で廃止[91](特別競走に格下げ)
- 地方競馬全国協会会長賞 - 1992年で廃止[92]。1993年から北斗賞に名称変更して新設
- 全国公営競馬主催者協議会会長賞 - 1992年で廃止[93]。1993年から銀河賞に名称変更して新設
- 白菊賞 - 2002年で廃止[94](特別競走に格下げ[81])
- オールスターカップ〔BG2[95]〕 - 2004年で廃止[96]
- (旧)旭川記念- 2006年で廃止。
- ホクレン賞〔BG3〕 - 2007年で廃止[97]
- ばんえいプリンセス賞〔BG3〕 - 2009年で廃止[98](特別競走に格下げ)
- バレンタインカップ〔BG2〕 - 2010年で廃止[99]
各世代ごとの主な重賞路線
編集その他の競走
編集産地限定競走(ばんえい甲子園)
編集2歳馬による産地限定の競走。以下の各トライアル競走の優勝馬と2着馬に重賞競走「ヤングチャンピオンシップ」への優先出走権が与えられる。2008年からは下記のトライアル競走を総称して「ばんえい甲子園」と呼んでいる。
- 産地別トライアル競走
企業(団体)・個人協賛競走
編集ビッグウエイトカップ
編集1982年より行われている特別競走。競走条件は「3歳以上、重馬体重馬選抜」で、3歳以上の馬から前回出走時の馬体重が重かった順に選抜する。「もっともばんえい競馬らしいレース」とされる名物レース[102]。
蛍の光賞
編集1980年から1988年までは重賞競走として施行していた[103] が、その後は特別競走(11歳馬・12歳セン馬限定)として施行。
ばんえい競馬は2006年度まで定年制を採用(明け11歳。セン馬は12歳)していたため、定年引退馬の花道を飾る最後の競走として選ばれることが多かった。
2007年度から定年制や減量特典の年齢制限が撤廃されたことにより、「蛍の光賞」は開催年度を締め括る特別競走として、最終開催日の最終競走で施行している。
たちばな賞
編集2006年度までは年度末頃に「たちばな賞」(8歳牝馬限定・2006年度をもって廃止)が行われていた。
2006年度までは(明け)8歳3月までの牝馬に対してばんえい重量を一律20kg減量していた[注 15] が、8歳4月以降(新年度開幕後)の牝馬はこの特典がなくなり牡馬と同重量とされたため、一部を除き多くの牝馬が8歳3月までに引退して後の繁殖に備えることが多かったことから、「たちばな賞」は引退する牝馬の花道を飾る最後の競走として選ばれることが多かった。
スピードスター賞
編集2010年度より行われ、現在は8月の稲妻賞、10月の疾風賞、12月の地吹雪賞をトライアルレースとして2月に開催される特別競走。本戦およびトライアル戦がばんえい重量500kgとなっている特殊な競走で、その負担の軽さからその名の通りレースタイム50秒前後で駆け抜ける普段とは違った迫力のあるレースが繰り広げられる。
勝馬投票券
編集賭式
編集単勝 | 複勝 | 枠番連複 | 枠番連単 | 馬番連複 | 馬番連単 | ワイド | 3連複 | 3連単 | 5重勝単勝 | 7重勝単勝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | ▲ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ☆ | ☆ |
ばんえい競馬による他主催者の勝馬投票券発売
編集在宅投票
編集以下の在宅投票が利用可能。
日本中央競馬会(JRA)が運営する「地方競馬IPAT」では購入できない[119]。
場外発売所
編集ばんえい競馬が運営する場外発売所
編集発売所名 | 所在地 | 道営 | JRA | 備考 |
---|---|---|---|---|
帯広競馬場 | 帯広市西13条南9丁目1 | ○ | ● | ばんえい競馬発売時は本場 場外発売時は「帯広場外発売所」 |
琴似駅前場外発売所 | 札幌市西区琴似2条1丁目3-16 三光ビル2F・3F・4F |
○ | 2012年11月29日開設[121] 旧:Aiba琴似(ホッカイドウ競馬場外発売所) | |
ハロンズ岩見沢 | 岩見沢市6条西2丁目 | ○ | ● | 2023年4月より、ばんえい競馬でホッカイドウ競馬・JRAの馬券を取り扱い開始 (ホッカイドウ競馬が同所での場外発売から撤退したため) |
深川場外発売所 (イルムふかがわ) |
深川市3条22番26号 | ◎ | 2013年8月31日開設[122] | |
レラ・スポット北彩都 | 旭川市南6条通20丁目1978-17 | ◎ | 2009年4月25日開設[123] | |
ハロンズ名寄 | 名寄市西1条南8丁目 | ○ | ◎ | |
ミントスポット北見 | 北見市小泉408-1 | ○ | ◎ | 2009年7月4日開設[124] |
アプスポット網走[125] | 網走市南4条東1丁目1-3 APTマツブンビル1階 |
○ | ◎ | 2010年9月25日開設[126] |
ハロンズ釧路 | 釧路市若松町2番13号 | ◎ |
-
琴似駅前場外発売所
-
ハロンズ岩見沢
-
イルムふかがわ
-
レラ・スポット北彩都
-
ハロンズ釧路
廃止・撤退した発売所
- 旭川レーシングセンター - 2009年撤退(レラ・スポット北彩都の開設に伴う)[123]
- 同所ではホッカイドウ競馬は引き続き場外発売を行っていたものの、2018年3月18日限りで閉鎖しAiba旭川へ移転した。
- 北見競馬場 - 2009年6月29日をもって閉鎖(場外発売所としての営業を終了)[127][128]
- 上述の通り、競馬の開催は2006年度をもって終了している。2009年7月4日よりミントスポット北見が営業を開始した。
- ハロンズ苫小牧 - 2012年3月26日をもって撤退[129][130]
- ばんえい競馬・ホッカイドウ競馬が共同運営していた。ばんえい競馬の撤退以後はホッカイドウ競馬が単独で運営する(ばんえい競馬の馬券もホッカイドウ競馬が取り扱う)。
他主催者による場外発売所
編集ホッカイドウ競馬
編集以下のホッカイドウ競馬が運営する場外発売所では、ばんえい競馬の場外発売も行っている。ただし、一部では場外発売を行わない日もあるほか、日によっては下記発売所のうち一部のみでばんえい競馬の発売を行うことがある。
ホッカイドウ競馬の場外発売所におけるばんえい競馬の発売は、2003年よりAiba小樽・滝川で、2004年よりAiba札幌駅前[注 20] で、2005年よりAiba千歳・函館・江別で、2009年よりAiba石狩・札幌中央・登別室蘭・札幌琴似[注 21] で開始された[104]。
- Aiba札幌駅前 - 札幌市中央区北4条西2丁目1 キタコートレードビルB1F-B3F
- Aiba札幌中央 - 札幌市中央区南6条西1丁目1-1 サテライト札幌2F
- Aiba石狩 - 石狩市新港南2丁目729-3 サテライト石狩1F
- Aiba小樽 - 小樽市築港11-1 ウイングベイ小樽(旧マイカル小樽)1階
- Aiba江別 - 江別市野幌町68番地
- Aiba千歳 - 千歳市東郊1丁目7-1
- Aiba苫小牧 - 苫小牧市木場町1丁目6-1 MEGAドン・キホーテ苫小牧店3階
- 2011年度まで、ばんえい競馬運営での場外発売も実施(上述)
- Aiba滝川 - 滝川市西町5丁目1番1号
- Aiba中標津 - 標津郡中標津町東31条南1丁目5番地
- Aiba函館港町 - 函館市港町3丁目17
- Aiba登別室蘭 - 登別市若草町4丁目23
- ●門別競馬場 - 沙流郡日高町富川駒丘76-1
- ●Aiba静内 - 日高郡新ひだか町静内木場町2丁目1番30号
- ●Aiba浦河 - 浦河郡浦河町大通3丁目 ショッピングセンターMio2階
- ●Aiba旭川 - 旭川市豊岡3条2丁目2-19 アモールショッピングセンター2階
- ●Aibaくしろ - 釧路郡釧路町桂木3丁目1
●の場外発売所は、土曜・日曜についてはばんえい競馬の取り扱いを行わない(2018年11月・12月現在)[131]。
北海道外
編集以下の発売所で定期的にばんえい競馬の場外発売を行っている。ただし、一部発売されない場合もある。
上記のほか、一部の競走は上記以外の競馬場・場外発売所でも広域場外発売を実施する場合がある。
払戻について
編集帯広競馬場や各場外発売所での払戻業務は、原則として開催日のみ行っている。
予想専門紙
編集過去に存在した専門紙
編集現在、場内での場立ち予想はイベントなどの特例を除き認められていないが、以前は手書きの出走表に予想印と予想組番のみを印刷したシンプルなガリ版刷りの専門紙が数種類発売されていた。専門紙の発行元を兼ねた予想業者がパドックや専門紙販売ブースなどに常駐し、購入した新聞を見せる事で最新の情報を入手できたり、朝一番の取材で良く見えた馬に赤鉛筆で印をつけて新聞を販売するなど独特な予想屋文化が存在していた。しかし売上不振や発行者の高齢化のため、これらの新聞は次々に姿を消していった。
など
スポーツ新聞などでの出走表掲載
編集レース実況放送
編集スカパー!
編集スカパー!での放送体制はたびたび変更されている[注 24]。
2014年度はスカパー!プレミアムサービスにて、以下の通り放送。
- 地方競馬ナイン(701ch・702ch)※一部の時間帯は有料
- スマートフォンやタブレット端末では、無料アプリ「ivy」をダウンロードすることにより無料で「地方競馬ナイン」を視聴可能[135]
- ミュージック・グラフィティTV(標準画質795ch)※移行措置として2014年5月まで放送を継続
ケーブルテレビ
編集- 旭川ケーブルテレビ(デジタル016ch)
- 帯広シティーケーブル(地上デジタル10ch[136])
その他
編集- 地方競馬全国協会「インターネットライブ中継」
- ニコニコ生放送[137]
- YouTube Live
内容(共通)
編集ラジオ
編集年間表彰制度
編集2016年度より楽天競馬「ばんえい十勝応援企画」の一環としてばんえいアワードが新設され、帯広市と楽天競馬が共同で実施している。
- 競走馬部門
- ベストホース(帯広市長賞)
- 最優秀2歳馬
- 最優秀3歳馬
- 最優秀4歳馬
- 最優秀5歳以上馬
- 最優秀牝馬
- 騎手部門
- ベストジョッキー(楽天競馬賞)
- 騎手リーディング表彰(日刊スポーツ賞)
- 生産者部門
- 最優秀生産者(オッズパーク賞)
- 厩舎部門
- 最優秀厩舎
ばんえい競馬を扱った作品
編集テレビドラマ
編集その他のテレビ番組
編集- NHK「NHK特集 ばん馬 力走-オホーツク・男たちの大地-」(1987年1月)
- 北海道テレビ放送(HTB)「ばんドルBAN2!」(放送終了)
- Gyao(スポーツチャンネル)「BANBA王」・無料(放送終了)
- TBS「オールスター感謝祭」(2007年3月、2012年3月)
- TBS「どうぶつ奇想天外!春の2時間スペシャル」(2007年4月放送)
- NHK「にっぽん紀行『もう一度歩き出せ〜帯広・ばんえい競馬〜』」(2007年3月放送、4月再放送)
- NHK「もういちど、日本『帯広 ばんえい競馬』」(2019年3月14日放送)
文学
編集- 天菊 - 山田栄一・著 1999 文芸社・刊 - ばんえい競走馬の馬主が所有馬テンギクの生涯について著したもの。
その他
編集関連項目
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集ばんえい競馬かわいそう, ウマトピ
参考文献
編集- 寺島敏治『馬産王国・釧路』-釧路馬の時代-〈釧路新書〉釧路市史編纂事務局編、釧路市、1991年、167-172頁
- 内田靖夫 『ばんえいまんがどくほん』 北海道市営競馬協議会 1983年
- 種馬登録規程事務細則(第12版)(日本馬事協会)、2014年8月19日閲覧