戦後地銀(せんごちぎん)は、第二次世界大戦後の1950年昭和25年)から1954年(昭和29年)にかけての日本で設立された12行の地方銀行の総称。戦後設立地銀(せんごせつりつちぎん)とも呼ばれる[注釈 1]

設立までの経緯

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調193611194217[1]19452061

12[2]12

戦後地銀の一覧

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1220246543[3]
戦後地銀の一覧
行名 設立年月日 本店所在地(設立時) 備考
東北銀行 1950年(昭和25年)10月7日 岩手県盛岡市
大阪不動銀行 1950年(昭和25年)11月24日 大阪府大阪市西区 1957年(昭和32年)に大阪銀行へ改称。
2000年(平成12年)に第二地銀の近畿銀行を合併して近畿大阪銀行に改称。
2019年(平成31年)に第二地銀の関西アーバン銀行を吸収合併して関西みらい銀行に改称。
泉州銀行 1951年(昭和26年)1月25日 大阪府岸和田市 同じ戦後地銀の池田銀行と2009年(平成21年)に持株会社形式で経営統合、
2010年(平成22年)に池田銀行を存続行として合併、池田泉州銀行となる。
北海道銀行 1951年(昭和26年)3月5日 北海道札幌市
池田銀行 1951年(昭和26年)9月1日 大阪府池田市 同じ戦後地銀の泉州銀行と2009年(平成21年)に持株会社形式で経営統合、
2010年(平成22年)に池田銀行を存続行として合併、池田泉州銀行となる。
東京都民銀行 1951年(昭和26年)12月12日 東京都中央区 2014年(平成26年)に第二地銀の八千代銀行と持株会社形式で経営統合、
2018年(平成30年)に新銀行東京とともに八千代銀行(現・きらぼし銀行)へ吸収合併[注釈 4]
千葉興業銀行 1952年(昭和27年)1月18日 千葉県千葉市
武蔵野銀行 1952年(昭和27年)3月6日 埼玉県大宮市
(現・さいたま市大宮区
関東銀行 1952年(昭和27年)9月15日 茨城県土浦市 2003年(平成15年)に第二地銀のつくば銀行を吸収合併して関東つくば銀行に改称。
2010年(平成22年)に第二地銀の茨城銀行を吸収合併して筑波銀行に改称。
河内銀行 1952年(昭和27年)11月24日 大阪府布施市
(現・東大阪市
1965年(昭和40年)に救済のため住友銀行(現・三井住友銀行)へ吸収合併。
筑邦銀行 1952年(昭和27年)12月1日 福岡県久留米市
富山産業銀行 1954年(昭和29年)1月19日 富山県高岡市 1967年(昭和42年)8月に富山銀行へ改称。

脚注

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注釈

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(一)^ 

(二)^ 

(三)^ 1972475

(四)^ 0137

出典

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  1. ^ 合併・譲渡など強権発動可能に(昭和17年5月16日 大阪毎日新聞)『昭和ニュース辞典第8巻 昭和17年/昭和20年』p149 毎日コミュニケーションズ刊 1994年

関連項目

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