牛頭天王

日本の祇園信仰における祭神

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概要

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[2][3][4]12姿[5]

77533[3][1]姿[5]

3[5]

宿宿[5]

8[3][5]

[2]

牛頭天王の神格

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[6]

[7]退[6][8]

[8][8]

『備後国風土記』等にみえる牛頭天王

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[5]

[5]

スサノオとの習合・朝鮮半島との関係

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[3]/[4][5][6][8]

[8]

18703[6][9][10] 31079[7]



調使使


 殿



     

            [11]

2656使使[8][6][8]

陰陽道の天刑星との習合

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[5][8]

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神仏習合

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[13][5][14]

その他

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[14]

神戸市兵庫区の牛頭天王

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西


歴史

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阪神大水害附図 - 昭和13年の阪神大水害附図にも、牛頭天王の記載がある。

牛頭天王は、古代にさかのぼる蘇民将来の説話が陰陽師などによって伝承されるうちに、日本古来の霊信仰とむすびついて行疫神とみられるようになり、その霊力がきわめて強力であるがゆえに、逆にこれを丁重に祀れば、かえって災厄をまぬがれることができると解されて除疫神としての神格をもつようになったものである。荒魂和魂へと転換されたわけであるが、日本神話では天上を追放された「荒ぶる神」スサノオとの習合がこの過程においてなされたものと考えられる[12]

『備後国風土記』の蘇民将来説話

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[15]宿

平安時代

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辟邪絵(奈良国立博物館)で牛頭天王をつかんで食べる天刑星



10

84,654[16]

八坂神社由来

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18876877-885[7]

[17]

中世

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3[18]
 
 1783




昔、牛頭天王が老人に身をやつしてお忍びで旅に出た時、とある村に宿を求めた。このとき弟の巨丹将来は裕福なのに冷淡にあしらい、兄の蘇民将来は貧しいのにやさしく迎え入れてもてなした。そこで牛頭天王は正体を明かし、「近々この村に死の病が流行るがお前の一族は助ける」とのたまった。果たせるかな死の病が流行ったとき、巨丹の一族は全部死んでしまったのに、蘇民の一族は助かったという。

1[19]姿

退

近世・近代

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[20][21][]






  
 [22]

 [23]西 1736)179810[24][25]

神仏分離・廃仏毀釈

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[8][6][6][9]

牛頭天王を祀る寺院

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少数だが廃仏毀釈を乗り越えて、現在でも牛頭天王(須佐之男/素戔嗚尊としてではなく)を祀る寺院は存続している。

祭礼

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6[12]

[12]615

護符

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祇園神社(神戸市兵庫区)の蘇民将来護符



[12]

牛王宝印

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[34])141482[14][7][35][34]

像容

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忿

[5]

[12]



 - 1986︿61415[36]忿2023  [37]

 - 忿姿

 - 忿

 - 

推定された梵名

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  • 瞿摩掲唎婆耶提婆囉惹[注 10] - 望月信亨が『仏教大辞典』において一説として紹介する[39]
  • ガヴァグリーヴァ(: Gavagrīva)[40]

脚注

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注釈

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(一)^ 1=30.375227.25390.9

(二)^ 

(三)^ 

(四)^ 

(五)^      

(六)^  

(七)^ 

(八)^  

(九)^ 

(十)^ [38]便

参照

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(一)^ ab  (1997) p.63

(二)^ . . 2011212

(三)^ abc - 111634

(四)^ 

(五)^ abcdefghij1999

(六)^ abcdef2007

(七)^ abc2004

(八)^ abcdefgh2002

(九)^   

(十)^   

(11)^ 

(12)^ abcdef1980

(13)^  - ()

(14)^ abc2019

(15)^ 宿.  2. . 2011213

(16)^ .  8.  . 2011212

(17)^  10(6)

(18)^ 

(19)^  (1) 

(20)^ 

(21)^ 

(22)^ 

(23)^  The Function of the Cult of 'Gozu-tenno, in the Self-deification of Oda Nobunaga

(24)^ 

(25)^ 

(26)^  

(27)^ 

(28)^ 

(29)^ 殿 - Foursquare

(30)^ 

(31)^  |  - 

(32)^  

(33)^ 

(34)^ ab - 

(35)^  -  2

(36)^  .  (202341). 2024713

(37)^    .  (202378). 2024713

(38)^  - 

(39)^  342-5p.865

(40)^ John F. Embree "Notes on the Indian God Gavagrīva (Godzu Tennō) in Contemporary Japan" Journal of the American Oriental Society Vol. 59, No. 1 (Mar., 1939), pp. 67-70 

関連項目

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参考文献

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外部リンク

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