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* [[ロートレアモン伯爵|ロートレアモン]]全集([[石井洋二郎]]訳、全1巻。マルドロールの歌ほか) |
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* [[三国志演義]]([[井波律子]]訳、全7巻){{efn2|品切後は、[[講談社学術文庫]](全4巻)で改訂再刊。}} |
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* [[水滸伝]]([[駒田信二]]訳、全8巻){{efn2|元版は「[[中国古典文学大系]]」で、[[講談社文庫]](全8巻)版を再刊}} |
* [[水滸伝]]([[駒田信二]]訳、全8巻){{efn2|元版は「[[中国古典文学大系]]」で、[[講談社文庫]](全8巻)版を再刊}} |
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* 詳注版[[シャーロック・ホームズシリーズ|シャーロック・ホームズ全集]]、全10巻+別巻(シャーロック・ホームズ事典)-詳細な解説・注入り([[小池滋]]監訳)、品切 |
* 詳注版[[シャーロック・ホームズシリーズ|シャーロック・ホームズ全集]]、全10巻+別巻(シャーロック・ホームズ事典)-詳細な解説・注入り([[小池滋]]監訳)、品切 |
2024年5月28日 (火) 02:35時点における最新版
特徴[編集]
ちくま文庫の柱は4本あり、﹁新教養﹂﹁古典﹂﹁ヤングアダルト﹂﹁全集﹂である[1]。文庫名を﹁筑摩文庫﹂でなく、敢えて平仮名で﹁ちくま文庫﹂と命名したのは、元々の筑摩書房のイメージから離れ、﹁ゆるやかな枠組みで作品を選んでいこう﹂という想い[2]に基づいている。 文庫レーベルは2種類に分けられ、﹁翻訳、古典、シリーズ﹂を扱う月マークと﹁現代日本の小説、エッセイ、評論、ノンフイクションほか﹂を扱う太陽マークが扉ページに描かれている。個人全集を多数出した版元として、文庫サイズでの個人全集︵夏目漱石・芥川龍之介・森鷗外・太宰治・宮沢賢治など多数︶が充実[注 1]しているのも特色である。 当初は、自社刊行物の囲い込み︵自社自身での再刊︶の意識が強かったが、1992年︵平成4年︶のちくま学芸文庫発足以降は、一般書籍の比重が高くなった︵両レーベル共に、他社初版の再刊も多い︶。創刊から25年以上を経過したため、品切れになった著名作品︵チェーホフ全集、岡本かの子全集、坂口安吾全集など︶も多く、初版のみで品切となった書目も多い。読者アンケートなどをもとに、不定期で復刊も行っている。 また、古典文芸作品では、マルセル・プルースト﹃失われた時を求めて﹄を1990年代前半に文庫化し重版、小説では、三島由紀夫﹃三島由紀夫レター教室﹄ [注 2]、ガルシア=マルケス﹃エレンディラ﹄など多くの再刊をしている。 一方で、赤瀬川原平﹃老人力﹄のような話題作や、都築響一による﹃珍日本紀行﹄や﹃TOKYO STYLE﹄、﹃賃貸宇宙﹄といった写真集や、なぎら健壱・藤木TDC・今柊二他多数の﹁食・酒場めぐり案内﹂など、硬軟両面の特徴をあわせ持っている。 2006年︵平成18年︶には、ちくま学芸文庫で数学、物理学、科学史などを扱う科学部門の﹁Math&Science﹂シリーズが発足した。 2015年︵平成27年︶には創刊30周年記念として、月のノオトという自由に書き込めるノートを全国にまわし、何冊もどってくるかという企画が催された。 2023年9月、晩聲社から出ていたが絶版になっていた茶本繁正の﹁原理運動の研究﹂を復刊。著名な刊行書目︵上記以外︶[編集]
●ちくま日本文学︵全40巻︶ 編集協力‥安野光雅、池内紀、井上ひさし、鶴見俊輔、森毅 - ﹃ちくま日本文学全集﹄︵1991年〜1993年︶をもとに、再編集したもの。 ●宮下志朗訳、フランソワ・ラブレー﹃ガルガンチュワとパンタグリュエル﹄︵全5巻︶ ●松岡和子訳、シェイクスピア全集︵全33巻、2021年完結︶ ●夏目漱石全集 (全10巻) ●森鴎外全集︵全14巻︶、品切 ●柳田國男全集︵全32巻︶、品切 ●芥川龍之介全集︵全8巻︶ ●太宰治全集︵全10巻︶ ●宮沢賢治全集︵全10巻︶ ●中島敦全集︵全3巻︶ ●梶井基次郎全集︵全1巻︶ ●夢野久作全集︵全11巻︶、品切 ●坂口安吾全集︵全18巻︶、品切 ●ロートレアモン全集︵石井洋二郎訳、全1巻。マルドロールの歌ほか︶ ●三国志演義︵井波律子訳、全7巻︶[注 3] ●水滸伝︵駒田信二訳、全8巻︶[注 4] ●詳注版シャーロック・ホームズ全集、全10巻+別巻︵シャーロック・ホームズ事典︶-詳細な解説・注入り︵小池滋監訳︶、品切 ●ノヴァーリス作品集︵全3巻、今泉文子訳︶、品切 ●山田風太郎明治小説全集︵全14巻︶、﹃山田風太郎忍法帖短篇全集﹄︵全12巻︶[注 5]脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
参考文献[編集]
- 岡崎武志『文庫本 雑学ノート[二冊目]文庫王のごひいき文庫ものがたり』ダイヤモンド社、2000年、229-240頁頁。ISBN 4-478-95035-0。