コンテンツにスキップ

森毅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
森 毅
(もり つよし)
生誕 (1928-01-10) 1928年1月10日
日本の旗 日本 東京府荏原郡入新井町(現:東京都大田区
死没 (2010-07-24) 2010年7月24日(82歳没)
日本の旗 日本 大阪府寝屋川市
研究分野 数学
研究機関 北海道大学
京都大学
出身校 第三高等学校 (旧制)
(現:京都大学総合人間学部)
東京帝国大学理学部数学科
影響を
受けた人物
萩原延壽
プロジェクト:人物伝
テンプレートを表示

  1928110 - 2010724[1][2][2]

来歴・人物[編集]


[3]





[4]195719712[4][5]退204[4]

401981



200922730

2010724730[6][1]

略歴[編集]

主要な研究論文[編集]

  • On the group structure of Boolean lattices. Proc., Japan. Acad. 32 (1956), pp. 423-425
  • Topological structures in ordered linear spaces. (with Ichiro Amemiya), J. Math. Soc. Jp., vol. 9 (1957), pp. 131-142.
  • 位相線形空間、--Lebesgue積分論とBanach空間論の発展として--, 数学, vol.12 (1960), pp. 210-225.

著書[編集]

  • マトリックス明治図書出版(現代数学入門シリーズ)1964
  • 『数学的思考 その論理と構造』明治図書出版 1964 のち講談社学術文庫
  • 『算数教育の基礎理論』明治図書出版 1965
  • 『ベクトル解析 多変関数の微分・積分』国土社 1966
  • 『大学教育と数学』総合図書 1967
  • 『現代の古典解析-微積分基礎課程』現代数学社 1970 のちちくま学芸文庫
  • 『数学の歴史』紀伊国屋新書 1970 のち講談社学術文庫
  • 『数学で何を学ぶか』講談社現代新書 1971
  • 『数学文化の歴史と教育』国土社・新書 1971
  • 『有限の数学 新しい集合論』明治図書出版 1971
  • 『異説数学者列伝』蒼樹書房 1973 のちちくま文庫
  • 『解析学』日本放送出版協会(現代数学への序章 2)1974
  • 『位相のこころ 位相空間論と関数解析のために』現代数学社 1975 のちちくま学芸文庫
  • 『無限集合』共立出版 1976
  • 『数学と文化 一刀斎対談』現代数学社 1976
  • 『現代数学と数学教育』裳華房(基礎数学選書)1976
  • 『存在定理』共立出版 1977
  • 『学校とテスト』朝日選書 1977
  • 『文化の中の数学』新潮選書 1978
  • 『微積分の意味』日本評論社 1978
  • 『数の現象学』朝日新聞社 1978 のち選書
  • 『数学のある風景』海鳴社 1979
  • 『エエカゲンが面白い』海鳴社 1979 のちちくま文庫
  • 『計算のいらない数学入門 「できる」から「わかる」へ』光文社(カッパ・サイエンス)1980 「魔術から数学へ」講談社学術文庫
  • 『線型代数 生態と意味』日本評論社 1980 のちちくま学芸文庫
  • 『ものぐさ数学のすすめ』青土社 1980 のち講談社文庫、「ものぐさのすすめ」ちくま文庫
  • 『数学受験術指南』中公新書 1981 のち中公文庫
  • 『学校ファシズムを蹴っとばせ』太郎次郎社 1981 のち講談社文庫
  • 『まちがったっていいじゃないか』創隆社 1981 のちちくま文庫
  • 『教育舞芸帳 学校を笑え』太郎次郎社 1982
  • 『居なおり数学のすすめ』青土社 1982 のち講談社文庫、「居なおりのすすめ」ちくま文庫
  • 『佐保利流数学のすすめ』青土社 1982 のちちくま文庫
  • 『おもしろ勉強読本 子供が楽しんで学習する法』PHP研究所 1982 「生きていくのはアンタ自身よ」と改題、文庫
  • 『すうがく博物誌』童話屋(美しい数学)1982
  • 『数学プレイ・マップ』日本評論社 1983
  • 『雑木林の小道』朝日新聞社 1983 「ひとりで渡ればあぶなくない」ちくま文庫
  • 『チャランポラン数学のすすめ』青土社 1983 「チャランポランのすすめ」ちくま文庫
  • 『気まぐれ数学のすすめ』青土社 1984 「気まぐれのすすめ」ちくま文庫
  • 『グッバイ、管理主義 佐保利流学校心得』太郎次郎社 1984
  • 『ゆかいな参考書 森毅センセとの論楽塾』径書房 1985
  • 『3びきのこぶた』童話屋(美しい数学)1985
  • 『世話噺数理巷談(さろんのわだいにすうがくはいかが)対談集』浅田彰平凡社 1985 「森毅の学問のススメ」ちくま文庫
  • 『はみだし数学のすすめ』青土社 1986 のち講談社+α文庫
  • 『逆説っぽく数学のすすめ』青土社 1986
  • 『数学近未来』培風館 1986
  • 『自分流教育のすすめ』明治図書出版(シリーズ・教育をひらく 1)1986
  • 『ムダっぽく数学のすすめ』青土社 1987
  • 『数学という文化 佐保利流数学文化論』太郎次郎社 1988
  • 『しなやか数学のすすめ』青土社 1988
  • 『面白ゆるやか教育のすすめ』明治図書出版(シリーズ・教育をひらく)1988
  • 『ほんにゃら数学のすすめ』青土社 1989
  • 『関西弁の数学噺 数学世界を散歩する』福武ブックス 1989
  • 『指数・対数のはなし』東京図書 1989
  • 『あたまをオシャレに 大学番外地から』筑摩書房 1989 のち文庫
  • 『悩んでなんぼの青春よ』筑摩書房(ちくまプリマーブックス)1990
  • 『一刀斎の古本市』日本評論社 1990 のちちくま文庫
  • 『思い出つくれる学校のすすめ』明治図書出版(シリーズ・教育をひらく)1990
  • 『僕の選んだ105冊』青土社 1990
  • 『ふるさと幻想 数学のすすめno.11』青土社 1990
  • 『数学のある社会に生きる』日本評論社 1991
  • 『ベンキョーなんか、けっとばせ! やぶにらみ人生相談』創隆社 1991
  • 『まあ、ええやないか』青土社 1992 「考えすぎないほうがうまくいく」三笠書房知的生きかた文庫
  • 『一刀斎の人生相談』思想の科学社 1992
  • 『人生20年説 人は一生に4回生まれ変わる』イースト・プレス 1992 「人は一生に四回生まれ変わる」三笠書房知的生きかた文庫
  • 『なんでもありや』青土社 1992
  • 『ボクの京大物語』福武書店 1992 のち文庫
  • 『森センセイは本日休講 対談集』ベストセラーズ(ワニの本)1992
  • 『ゆきあたりばったり文学談義』日本文芸社 1993 のちハルキ文庫
  • 『森毅の友達サロン』イースト・プレス 1993
  • 『みんなが忘れてしまった大事な話 マイナスが実はプラスなんだという発想』ベストセラーズ(ワニの本)1993 のち文庫
  • 『時代のにおい』青土社 1993
  • 『快食・快便・快読』青土社 1993
  • 『おしゃべりな置きもの』青土社 1993
  • 『世紀末のながめ』毎日新聞社 1994
  • 『たいくつの美学』青土社 1994
  • 『数学と人間の風景』日本放送出版協会 1994 のちNHKライブラリー
  • 『あったか~い話 時代の風を楽しみながら生きよう』ベストセラーズ(ワニの本)1994 「変わらなきゃの話」ワニ文庫
  • 『時の踊り場』青土社 1994 「二番が一番」小学館文庫
  • 『ま、しゃあないか』青土社 1995
    • 「おしゃべりな置きもの」と再編集して「自分は自分「頭ひとつ」でうまくいく」三笠書房知的生きかた文庫
  • 『電脳は自由をめざす』読売新聞社 1996
  • 『読書の森の散歩道』青土社 1996
  • 『無為の境地!』青土社 1998
  • 『時代の寸法』文藝春秋 1998
  • 『ぼちぼちいこか』実業之日本社 1998
  • 『人生忠臣蔵説 年をとるのが愉しくなる本』ベストセラーズ 1998
  • 『ぼけとはモダニズムのこっちゃ』青土社 1999
  • 『自由を生きる 人生は芸能、そしてゲームだ』東京新聞出版局 1999
  • 『東大が倒産する日』豊田充聞き手 旺文社 1999 のちちくま文庫
  • 『ええかげん社交術』2000 角川oneテーマ21
  • 『息子、娘に頼らず老後を楽しく生きる法』2000 中経出版
  • 『社交主義でいこか』青土社 2000
  • 『21世紀の歩き方』青土社 2002
  • 『元気がなくてもええやんか』青土社 2003
  • 『ぼくはいくじなしと、ここに宣言する』青土社 2006
  • 『もうろくの詩』青土社、2008
  • 『森毅の置き土産傑作選集』池内紀編 青土社 2010 のち「森毅ベスト・エッセイ」ちくま文庫
  • 『一刀斎、最後の戯事』福井直秀編 平凡社 2010

共著[編集]

  • 『数学の世界 それは現代人に何を意味するか』竹内啓対談 中公新書 1973、中公文庫 2022
  • 『元気が出る教育の話 学校・世の中・自分』斎藤次郎対談 中公新書 1982
  • 『数学大明神』安野光雅対談 日本評論社 1982 のち新潮文庫、ちくま文庫
  • 『ことばを豊かにする教育』鶴見俊輔対談 明治図書出版、1989
  • 『森毅・福原義春らくらく対談 ええ加減が仕事の極意』明日香出版社 1993
  • 『日本文化の現在』鶴見俊輔対談 潮出版社 1993
  • 『森毅・福原義春いきいき対談 柔らかい生き方をしよう』明日香出版社 1994
  • 『真剣な対話 智の行者と炎の行者曼荼羅談義』池口恵観 紫翠会出版 1996
  • 『寄り道して考える』養老孟司対談 PHP研究所 1996 のち文庫
  • 『明日をよむ商い文化の時代 21世紀への異色対談』中内㓛 未来文化社 1997
  • 『学ぶ力』河合隼雄工藤直子佐伯胖 岩波書店 2004
  • 『人生に退屈しない知恵』鶴見俊輔 編集グループSURE 2009

翻訳[編集]

編著[編集]

  • 量の授業 明治図書出版 1964
  • 解析幾何学 安藤洋美共編 明治図書出版 1967
  • 量数概論 市川徹共編 明治図書出版 1968
  • 数量関係指導の現代化 内藤久夫共編 明治図書出版 1969
  • 現代数学への道 銀林浩共著 国土社 1970
  • キノコの不思議 「大地の贈り物」を100%楽しむ法 光文社 1986(カッパ・サイエンス) のち文庫
  • ことばを豊かにする教育 鶴見俊輔共編 明治図書出版 1989(シリーズ・教育をひらく)
  • 『ちくま文学の森』(安野光雅、井上ひさし池内紀共編) 筑摩書房、1988年〜
  • 『ちくま哲学の森』(鶴見俊輔、安野光雅、井上ひさし・池内紀共編) 筑摩書房、1989年〜
  • ちくま日本文学全集』『ちくま日本文学』 (安野光雅・池内紀・井上ひさし・鶴見俊輔共編) 筑摩書房、1991年〜
  • 『新・ちくま文学の森』(鶴見俊輔、安野光雅、井上ひさし・池内紀共編) 筑摩書房、1994年〜
  • 日本の名随筆 別巻 52 学校 作品社 1995

出演[編集]

主にゲストとして出演。

CM[編集]

エピソード[編集]

『ちくま文学の森』の編集会議の際、森が「ボンテンペルリはええよ」「ピチグリッリ (Pitigrilli) もよかったなあ」とつぶやいたが、この際博覧強記な他の編集委員の面々も驚愕した。その2人の作家は、森が戦後の学生時代、闇市の古本屋で買ったイタリアの作家たちであった。彼らの作品は『ちくま文学の森』に収録され、ボンテンペルリについては、ちくま文庫からマッシモ・ボンテンペルリ『わが夢の女』として刊行された。

脚注[編集]



(一)^ ab82  2010725

(二)^ ab. . 20221026

(三)^ 

(四)^ abcNHK. NHK. NHK | NHK. 20221026

(五)^  . (20211116). 20221026

(六)^  82.  J-CAST (2010726). 20201113

(七)^ 156199212130NDLJP:1853125/17 

外部リンク[編集]