ケニー・G
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ケニー・G | |
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![]() ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップのセレモニーにて | |
基本情報 | |
出生名 | Kenneth Gorelick |
別名 | Kenny G |
生誕 | 1956年6月5日(68歳) |
出身地 |
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ジャンル |
スムーズ・ジャズ AC |
職業 |
ミュージシャン ソングライター |
担当楽器 |
サクソフォン フルート |
活動期間 | 1982 - 現在 |
レーベル |
アリスタ (1982 - 2006) コンコード・ジャズ (2008 - 現在) |
公式サイト | www.kennyg.com |
ケニー・G︵Kenny G、正式名 Kenneth Gorelick、1956年6月5日 - ︶は、アメリカのサックスミュージシャン。スムースジャズ/フュージョンでの著名なソプラノサックス奏者として知られる。︵ライブ等ではアルトサックスやテナーサックスなどを演奏する事もある︶。
経歴
ワシントン州シアトルにてユダヤ系の家庭に生まれた。ワシントン大学 (ワシントン州)卒業。母親から与えられたサックスでグローヴァー・ワシントン・ジュニアのコピーなどから奏法を学ぶ。高校時代、学生バンドを経て1976年にバリー・ホワイトのバックバンドに参加してプロ活動を開始する。以後ジェフ・ローバーのグループにも参加し、1981年にアリスタ・レコードからケニーG名でソロデビュー。以降、多数のソロアルバムを発売すると共に、ホイットニー・ヒューストン、ナタリー・コール、アレサ・フランクリンら多くのアーティストとのコラボレーションを行っている。
1987年に﹃Duotones﹄からシングルカットされた﹁Songbird﹂がビルボードのポップチャートで4位を記録。インストゥルメンタル曲としては異例の大ヒットとなる。1994年には "Forever In Love" でグラミー賞インストゥルメンタル部門の最優秀作曲賞を受賞。また、1997年には﹁最も長いロングトーンをするサックス奏者︵45分47秒︶﹂︵→循環呼吸︶として、また1999年には﹁累計アルバム売上枚数の最も多いジャズ・アーティスト﹂として、それぞれギネスブックにも掲載されている︵ただし前者に関しては、コスタリカのサックス奏者ジョバンニ・エスカリエンテが、非公式ながら90分45秒の記録を持つとの主張もある︶。
2008年には、長年所属していたアリスタより離れ、コンコード・レコードに移り、ラテン音楽を中心としたRhythm & Romanceを発表。
ディスコグラフィ
アルバム
- Kenny G (1982, Arista)
- G Force (1984, Arista)
- Gravity (1985, Arista)
- Duotones (1986, Arista)
- Shilhouette (1988, Arista)
- Live (1989, Arista)
- Breathless (1992, Arista)
- Miracles: The Holiday Album (1994, Arista)
- The Moment (1996, Arista)
- Greatest Hits (1997, Arista)
- Classics: in the Key of G (1999, Arista)
- Paradise (2002, Arista)
- Wishes: A Holiday Album (2002, Arista)
- Ultimete Kenny G (2003, Arista)
- At Last... The Duets Album (2004, Arista)
- The Greatest Holiday Classics (2005, Arista)
- The Essential Kenny G (2006, Arista)
- I'm in the Mood for Love... The Most Romantic Melodies of All Time (2007, Arista)
- Rhythm & Romance (2008, Concord)
- Heart & Soul (2010, Concord)
- Namaste (2012, Concord)
ビデオ
- Kenny G Live (1990, Arista)
- AN EVENING OF RHYTHM & ROMANCE (2009,Eagle Vision)
批評
彼のヒットにより、彼に類似した音楽性(ポップス性)を持つアーティストが1990年代から多く出てきた。このようなことから彼はスムーズジャズを推進したアーティストといえるが、一方で彼の音楽性は『ジャズに非ず』というのがジャズやフュージョンの奏者からの批判である(そもそもフュージョンをジャズと分離して考える論者もいるが)。ジャズ史上最も著名なアーティストの一人ルイ・アームストロングの曲をオーバーダビングした曲を"Classics In The Key Of G"で発表したとき、パット・メセニーやリチャード・トンプソンはこれを厳しく批判した。このような批判と彼の功績――功罪をもって、「別格」と彼を称する者も多い。
エピソード
TBSテレビで毎年お正月の時期に放送されているバラエティ特番﹃さんま・玉緒のお年玉あんたの夢をかなえたろかスペシャル﹄の第1回放送︵1995年1月放送︶で﹁ケニー・Gと一緒に演奏して、急性骨髄性白血病で亡くなった父親に聴かせてあげたい﹂といった依頼者の女子高生︵当時。高校2年生︶の夢をかなえたことがある︵ただし、﹁レーベルの契約上、一緒に演奏することはできないが、演奏を聴くことはできる﹂という条件の下で行われた︶。ちなみに依頼者が彼の前で演奏したのは彼の代表曲でもある﹃The Moment﹄︵当初は依頼者の父親が生前好きだった石原裕次郎の﹃夜霧よ今夜も有難う﹄を演奏する予定だった︶で、演奏中に最後のワンフレーズだけ依頼者とセッションした。お返しに依頼者とその家族︵母親と妹︶に向けて﹃夜霧よ今夜も有難う﹄を生演奏でプレゼントしている。ちなみにその夢がかなった依頼者は現在、東京国際学園高等部の教員として活動している[1]。
TV出演
- 音遊人(みゅーじん)(テレビ東京)2006年2月18日
脚注
関連項目
外部リンク