コンテンツにスキップ

「ザ・マジックアワー」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m ボット: 言語間リンク 2 件をウィキデータ上の (d:Q6142536 に転記)
編集の要約なし
タグ: ビジュアルエディター モバイル編集 モバイルウェブ編集
 
(30人の利用者による、間の43版が非表示)
1行目: 1行目:

{{otheruses||その他|マジックアワー}}

{{Infobox Film

{{Infobox Film

|作品名=ザ・マジックアワー

|作品名=ザ・マジックアワー

9行目: 10行目:

|製作=[[島谷能成]]<br />[[亀山千広]]

|製作=[[島谷能成]]<br />[[亀山千広]]

|製作総指揮=[[石原隆]]

|製作総指揮=[[石原隆]]

|出演者=[[佐藤浩市]]<br />[[妻夫木聡]]<br />[[深津絵里]]<br />[[西田敏行]]<br />[[綾瀬はるか]]<!--<br />[[小日向文世]]<br />[[寺島進]]<br />[[戸恵子]]<br />[[伊吹吾郎]]<br />[[浅野和之]]<br />[[市村萬次郎]]<br />[[柳澤愼一]]<br />[[香川照之]]-->

|出演者=[[佐藤浩市]]<br />[[妻夫木聡]]<br />[[深津絵里]]<br />[[綾瀬はるか]]<br />[[西敏行]]

|プロデューサー=重岡由美子、前田久閑、和田倉和利

|プロデューサー=重岡由美子、前田久閑、和田倉和利

|音楽=[[荻野清子]]

|音楽=[[荻野清子]]

|主題歌=

|主題歌=

|撮影=[[山本英夫 (映画カメラマン)|山本英夫]]

|撮影=[[山本英夫 (映画カメラマン)|山本英夫]]

|編集=上野聡一

|編集=[[上野聡一]]

|製作会社=[[フジテレビジョン]]<br />[[東宝]]

|製作会社=[[フジテレビジョン]]<br />[[東宝]]

|配給=東宝

|配給=東宝

|公開={{Flagicon|JPN}} 2008年6月7日

|公開={{Flagicon|JPN}} [[2008年]][[6月7日]]

|上映時間=136分

|上映時間=136分

|製作国={{JPN}}

|製作国={{JPN}}

|言語=[[日本語]]

|言語=[[日本語]]

|製作費=未公表

|興行収入=39.2億円

|興行収入=39.2億円

|前作=

|前作=

30行目: 30行目:

表題の[[マジックアワー (写真)|マジックアワー]]とは、日没後の「太陽は沈み切っていながら、まだ辺りが残光に照らされているほんのわずかな、しかし最も美しい時間帯」を指す写真・映画用語。転じて本作では「誰にでもある『人生で最も輝く瞬間』」を意味する。なお、三谷自身、このマジックアワーの意味を、前作『[[THE 有頂天ホテル]]』の撮影時に知ったと本作のDVDに収録されたオーディオコメンタリーで述べている。

表題の[[マジックアワー (写真)|マジックアワー]]とは、日没後の「太陽は沈み切っていながら、まだ辺りが残光に照らされているほんのわずかな、しかし最も美しい時間帯」を指す写真・映画用語。転じて本作では「誰にでもある『人生で最も輝く瞬間』」を意味する。なお、三谷自身、このマジックアワーの意味を、前作『[[THE 有頂天ホテル]]』の撮影時に知ったと本作のDVDに収録されたオーディオコメンタリーで述べている。



[[2022年]]に中国版のリメイク作品『'''[[:zh:这个杀手不太冷静|トゥ・クール・トゥ・キル 〜殺せない殺し屋〜]]'''』が公開された<ref>{{Cite web|和書|url=https://note.com/coolizumi/n/n74b414532508 |title=旧正月映画「这个杀手不太冷静」は三谷幸喜「ザ・マジックアワー」のリメイク。 |access-date=2022-02-20}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://ameblo.jp/kankoro-koro-koro/entry-12725307899.html |title=这个杀手不太冷静  2022年春節映画 |access-date=2022-02-05}}</ref>。

== 概要 ==

*[[東宝スタジオ]]の日本最大級スタジオ3つ(3スタジオ合計面積4426[[平方メートル]])を使用し、巨大なセットで街並みを再現構築。エンディングでその建築工程が早回しで見られる<!---街の背景はCG未使用。---><ref>{{cite web|url=http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070723-OHT1T00019.htm|date=2007-07-23|last=[[スポーツ報知]]|title=三谷監督、街丸ごと作っちゃった |accessdate=2008年3月6日 }}</ref>。

*2008年2月に亡くなった[[市川崑]]監督最後の出演作で、この作品は「'''市川崑監督の思い出'''」に捧げられている(映画のラストに表記されている)。なお、彼が演じる映画監督が撮影しているのは『[[黒い十人の女]]』の[[パロディ]]「黒い101人の女」(後述)。

*映画『[[THE 有頂天ホテル]]』にも出演した[[香取慎吾]]が、1シーンだけ同じ役(只野憲二役)で[[カメオ出演]]している。

*三谷幸喜監督作としては初の[[ドルビーデジタル|ドルビーデジタル・サラウンドEX]]作品となった。

=== 劇中劇 ===

劇中映画(劇中劇)が3本存在し、劇中映画「暗黒街の用心棒」の1シーンは本映画予告編でも流される。同作も、市川崑監督作品のパロディ。



== 制作 ==

[[東宝スタジオ]]の日本最大級スタジオ3つ(3スタジオ合計面積4426[[平方メートル]])を使用し、巨大なセットで街並みを再現構築。エンディングでその建築工程が早回しで見られる<!---街の背景はCG未使用。---><ref>{{cite news|url=http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070723-OHT1T00019.htm|title=三谷監督、街丸ごと作っちゃった |newspaper=[[スポーツ報知]]|publisher= 報知新聞社|date=2007-07-23|accessdate=2008-03-06}}{{リンク切れ|date=2020年7月}}</ref>。


三谷幸喜監督作としては初の[[ドルビーデジタル|ドルビーデジタル・サラウンドEX]]作品である。


2008年2月に亡くなった[[市川崑]]監督最後の出演作で、この作品は「'''市川崑監督の思い出'''」に捧げられている(映画のラストに表記されている)。なお、彼が演じる映画監督が撮影しているのは『[[黒い十人の女]]』の[[パロディ]]「黒い101人の女」(後述)。


映画『[[THE 有頂天ホテル]]』にも出演した[[香取慎吾]]が、1シーンだけ同じ役(只野憲二役)で[[カメオ出演]]している。


=== 劇中劇 ===


31[[ ()|]](1942)[[]](1967)

;黒い101人の女

;黒い101人の女

*市川崑監督作品『黒い十人の女』の続編的パロディ短編映画出演:[[中井貴一]]、[[天海祐希]]他100人の女、〔助監督:[[山本耕史]]〕)

*市川崑監督作品『黒い十人の女』の続編的パロディ短編映画

*出演:[[中井貴一]]、[[天海祐希]]他100人の女

*助監督:[[山本耕史]]

;暗黒街の用心棒

;暗黒街の用心棒

*出演:[[谷原章介]]、[[鈴木京香]]、[[寺脇康文]]、[[堀部圭亮]]

*出演:[[谷原章介]]、[[鈴木京香]]、[[寺脇康文]]、[[堀部圭亮]]

;実録・無法地帯

;実録・無法地帯

*出演:[[唐沢寿明]]

*出演:[[唐沢寿明]]



== ストーリー ==

== ストーリー ==


[[]]

守加護(すかご)という港町ナイトクラブの支配人を務める備後(びんご)登は、地元のギャング「天塩(てしお)商会」のボスの愛人マリに手を出し、マリとども殺されかけ伝説の殺し屋「デラ富樫」を連れてくることを条件5日間の猶予与えられたが、全く当てのない備後は、役者雇って誤魔化す計立てる。


日没直後のマジックアワーこそ撮影に最適で、幻想的な良い絵が撮れると薀蓄(うんちく)を語る村田大樹。だが彼は、ほとんど役の付かない無名の役者だった。そんな村田に監督と名乗って接近し、守加護に連れ帰る備後。屋外から望遠レンズで撮る映画撮影と信じた村田は、ボスの前で殺し屋「デラ富樫」を演じた。



()()

天塩商会に国税局の査察が入ることになった。密輸などの裏帳簿の情報を隠すために、商会の会計係を殺せと本物の銃を持たされる村田。天塩商会によって病院に隠されている会計係を演技と思って狙撃しに行き、村田が撃とうとした瞬間、備後が止めに入り間一髪で会計係は救われた。


ボスの動きを止めるために、会計係を警察署に送り届ける備後。だが、ボスと警察署長は裏で手を組んでおり、備後に続いて村田もギャングに捕われてしまった。海に沈めるために足をセメント漬けにされ、ようやく映画撮影ではないと気付く村田。マリによって救われた村田たちは、反撃の作戦を練った。



簿


== キャスト ==

== キャスト ==

<>内は予告編などで使われるキャッチフレーズ。

〈〉内は予告編などで使われるキャッチフレーズ。

=== 港町・守加護へやってくる人々 ===

=== 港町・守加護へやってくる人々 ===

*'''村田大樹(むらた たいき)'''だまされる男 - [[佐藤浩市]]

*'''村田大樹(むらた たいき)'''だまされる男 - [[佐藤浩市]]

:売れない三流役者。その「脂っこい演技」でなかなか大役を手にすることができず、[[スタント]]や[[エキストラ]]の仕事ぐらいしかもらえないが、裏方スタッフとは仲良し。映画監督に成りすました備後の口車に乗らされ、偽の映画でデラ富樫役として初主演を務めることとなり、映画のセットのような不思議な街、守加護にやってくる。得意の暑苦しい演技で守加護に乗り込み、演技とは知らない天塩幸之助に気に入られて天塩ファミリーの一員になるが、街で起こることはすべて映画の撮影だと思い込んでいる。特技はアクションスタント。[[1960年]][[12月10日]]生まれ(演じる佐藤浩市と全く同じ)。


:[[]][[]][[1960]][[1210]]

*'''長谷川謙十郎(はせがわ けんじゅうろう)'''振り回される男 - [[小日向文世]]

*'''長谷川謙十郎(はせがわ けんじゅうろう)'''振り回される男 - [[小日向文世]]

:村田のマネージャー。よく憎まれ口を叩くが、一番の村田のファンでもある、よき理解者。備後の偽の撮影には不信感を抱く。

:村田のマネージャー。よく憎まれ口を叩くが、一番の村田のファンでもある、よき理解者。備後の偽の撮影には不信感を抱く。

*'''西さん(にし)''' - [[梶原善]]

*'''西さん(にし)''' - [[梶原善]]

68行目: 85行目:


=== 天塩商会 ===

=== 天塩商会 ===

*'''備後登(びんご のぼる)'''だます男 - [[妻夫木聡]]

*'''備後登(びんご のぼる)'''だます男 - [[妻夫木聡]]


:22

:22

*'''高千穂マリ(たかちほ マリ)'''惑わす女 - [[深津絵里]]

*'''高千穂マリ(たかちほ マリ)'''惑わす女 - [[深津絵里]]

:天塩の愛人で、「赤い靴」の元踊り子。自分を側にいさせようと束縛する天塩に嫌気がさし、備後と共に街から逃げようとする。傍若無人で他の人々を振り回すが、親を早くに亡くした苦労人でもある。嫌々ながらも偽の撮影に協力する。時々、天塩のために「赤い靴」で歌っている。


:

*'''天塩幸之助(てしお こうのすけ)'''牛耳る男 - [[西田敏行]]

*'''天塩幸之助(てしお こうのすけ)'''牛耳る男 - [[西田敏行]]

:守加護を牛耳るマフィア・天塩のボス。新興の江洞商会が雇ったデラ富樫に命を狙われたり、愛人のマリを取り戻そうとしてうまくいかなかったり、国税局に目をつけられたりと様々なトラブルを抱えている。

:守加護を牛耳るマフィア・天塩のボス。新興の江洞商会が雇ったデラ富樫に命を狙われたり、愛人のマリを取り戻そうとしてうまくいかなかったり、国税局に目をつけられたりと様々なトラブルを抱えている。

*'''黒川裕美(くろかわ ひろみ)'''怖い男 - [[寺島進]]

*'''黒川裕美(くろかわ ひろみ)'''怖い男 - [[寺島進]]

:天塩商会の代貸担当で、天塩の腹心。他人を信用しないが、借りはきっちり返す実直な性格。

:天塩商会の代貸担当で、天塩の腹心。他人を信用しないが、借りはきっちり返す実直な性格。

*'''菅原虎真(すがわら とらざね)''' - [[市村萬次郎]]

*'''菅原虎真(すがわら とらざね)''' - [[市村萬次郎 (2代目)|市村萬次郎]]

:天塩商会の会計係。警察に情報を流している噂があり、天塩から命を狙われる。

:天塩商会の会計係。警察に情報を流している噂があり、天塩から命を狙われる。

*'''太田垣直角(おおたがき ちょっかく)''' - [[甲本雅裕]]

*'''太田垣直角(おおたがき ちょっかく)''' - [[甲本雅裕]]

82行目: 99行目:

*'''知念万丈(ちねん ばんじょう)''' - [[澤魁士]]

*'''知念万丈(ちねん ばんじょう)''' - [[澤魁士]]

:天塩の手下。非常に大柄。

:天塩の手下。非常に大柄。


=== 守加護の住人 ===

=== 守加護の住人 ===

*'''鹿間夏子(しかま なつこ)'''尽くす女 - [[綾瀬はるか]]

*'''鹿間夏子(しかま なつこ)'''尽くす女 - [[綾瀬はるか]]

:クラブ「赤い靴」の従業員。上司の備後に好意を持つ。最初は偽の撮影に反対するが、備後のために奔走する。

:クラブ「赤い靴」の従業員。上司の備後に好意を持つ。最初は偽の撮影に反対するが、備後のために奔走する。

*'''鹿間隆(しかま たかし)'''動じない男 - [[伊吹吾郎]]

*'''鹿間隆(しかま たかし)'''動じない男 - [[伊吹吾郎]]


:

:

*'''マダム蘭子(マダム らんこ)'''厚化粧の女 - [[戸田恵子]]

*'''マダム蘭子(マダム らんこ)'''厚化粧の女 - [[戸田恵子]]

:「港ホテル」の女主人。一日に何度も衣装替えをする。


:

*'''清水医師(しみず - )'''- [[浅野和之]]

*'''清水医師(しみず - )'''- [[浅野和之]]

:「港ホテル」の滞在客。温厚な老紳士だが、その正体は本物のデラ富樫(EDクレジットではデラ富樫と表記)。愛用の銃器は[[アーマライト|AR-7]]。

:「港ホテル」の滞在客。温厚な老紳士マダムの頼みで村田や備後の「撮影」中の怪我を治療し、先生と慕われる。その正体は本物のデラ富樫(EDクレジットではデラ富樫と表記)。愛用の銃器は[[アーマライト|AR-7]]。

*'''江洞潤(えぼら じゅん)'''のし上がる男 - [[香川照之]]

*'''江洞潤(えぼら じゅん)'''のし上がる男 - [[香川照之]]


:[[]]

:[[]]

*'''守加護市長''' - [[梅野泰靖]]

*'''守加護市長''' - [[梅野泰靖]]

97行目: 115行目:

*'''馬場警察署長(ばば - )''' - [[小野武彦]]

*'''馬場警察署長(ばば - )''' - [[小野武彦]]

:市長と同じく天塩商会らとは癒着関係にある。天塩の中学時代の同級生でもある。

:市長と同じく天塩商会らとは癒着関係にある。天塩の中学時代の同級生でもある。

*'''只野憲二(ただの けんじ)''' - [[香取慎吾]]

*'''只野憲二(ただの けんじ)''' - [[香取慎吾]]

:前作『[[THE 有頂天ホテル]]』の登場人物。今回はストリートミュージシャンとして姿を見せる。

:前作『[[THE 有頂天ホテル]]』の登場人物。今回はストリートミュージシャンとして姿を見せる。



103行目: 121行目:

*'''映画監督''' - [[市川崑]]

*'''映画監督''' - [[市川崑]]

:映画「黒い101人の女」を撮影している。

:映画「黒い101人の女」を撮影している。

*'''セカンド助監督'''愚痴る男 - [[山本耕史]]

*'''セカンド助監督'''愚痴る男 - [[山本耕史]]

:同映画のスタッフ。磐田の愚痴ばかり言っている。

:同映画のスタッフ。磐田の愚痴ばかり言っている。

*'''磐田とおる(ばんた - )'''スターな男 - [[中井貴一]]

*'''磐田とおる(いわた - )'''スターな男 - [[中井貴一]]

:同映画の主演俳優。女性ファンが多い。

:同映画の主演俳優。女性ファンが多い。

*'''喪服の女''' - [[天海祐希]]

*'''喪服の女''' - [[天海祐希]]

:同映画の登場人物。磐田演じる主人公(実際に演じるのは、スタント役の村田)を射殺する役柄。

:同映画の登場人物。磐田演じる主人公(実際に演じるのは、スタント役の村田)を射殺する役柄。

*'''カメ''' - [[市川猿之助 (4代目)|市川亀治郎]]

*'''カメ''' - [[市川猿之助 (4代目)|市川亀治郎]](四代目 市川猿之助)


:

:

*'''ゆべし''' - [[唐沢寿明]]

*'''ゆべし''' - [[唐沢寿明]]

115行目: 133行目:

*'''猪瀬(いのせ)''' - [[光生]]

*'''猪瀬(いのせ)''' - [[光生]]

:同映画のスタッフ。村田の面倒を見る。

:同映画のスタッフ。村田の面倒を見る。

*役名不明 - [[迫田孝也]]

*'''ニコ'''<モノクロの殺し屋> - [[谷原章介]]

:同映画のAD。村田をぞんざいに扱う。

*'''ニコ'''〈モノクロの殺し屋〉 - [[谷原章介]]

:往年の[[モノクロ]]映画「暗黒街の用心棒」の主人公。若き日の高瀬が演じていた。

:往年の[[モノクロ]]映画「暗黒街の用心棒」の主人公。若き日の高瀬が演じていた。

*'''小夜子(さよこ)'''モノクロの女 - [[鈴木京香]]

*'''小夜子(さよこ)'''モノクロの女 - [[鈴木京香]]

:往年の[[モノクロ]]映画「暗黒街の用心棒」のヒロイン。

:往年の[[モノクロ]]映画「暗黒街の用心棒」のヒロイン。

*'''ワンチャイ・バンダラビカル''' - [[寺脇康文]]

*'''ワンチャイ・バンダラビカル''' - [[寺脇康文]]

123行目: 143行目:

*'''バンビ''' - [[堀部圭亮]]

*'''バンビ''' - [[堀部圭亮]]

:

:


=== その他 ===

*[[猪野学]]、[[森永健司]]、[[奥田達士]]、[[櫻庭博道]]、[[坂田雅彦]]、[[小倉敏博]]、[[吉本菜穂子]]、[[天田益男]] ほか



== スタッフ ==

== スタッフ ==

135行目: 158行目:

* 撮影:[[山本英夫 (映画カメラマン)|山本英夫]](J.S.C)

* 撮影:[[山本英夫 (映画カメラマン)|山本英夫]](J.S.C)

* 照明:小野晃

* 照明:小野晃

* 編集上野総一

* 録音瀬川徹夫

* 編集:[[上野聡一]]

* VFXプロデューサー:大屋哲男

* VFXプロデューサー:大屋哲男

* VFXスーパーバイザー:渡部彩子

* VFXスーパーバイザー:渡部彩子

141行目: 165行目:

* 衣装デザイン:宇都宮いく子

* 衣装デザイン:宇都宮いく子

* ヘアメイク:宮内三千代

* ヘアメイク:宮内三千代

* 特殊メイク:[[江川悦子]]

* 装飾:田中宏

* 装飾:田中宏

* 俳優担当:鈴木康敬

* 俳優担当:鈴木康敬

166行目: 191行目:

* 特別協賛:[[キリンビール|キリンビール株式会社]]

* 特別協賛:[[キリンビール|キリンビール株式会社]]

* 制作プロダクション:[[シネバザール]]

* 制作プロダクション:[[シネバザール]]

* 製作:[[フジテレビジョン|フジテレビ]]、[[東宝]]

* 製作:[[フジテレビジョン]]、[[東宝]]

* 配給:東宝



== ソフト化 ==

== ソフト化 ==

198行目: 224行目:

** ディスク1:本編BD(音声特典はDVD版と共通)

** ディスク1:本編BD(音声特典はDVD版と共通)

** ディスク2:特典DVD(スペシャル・エディションと共通)

** ディスク2:特典DVD(スペシャル・エディションと共通)


== 中国版 ==

{{Infobox 中華圏の映画

| 作品名 = トゥ・クール・トゥ・キル 〜殺せない殺し屋〜

| 画像 =

| 画像サイズ =

| 画像解説 =

| 繁体字 = 這個殺手不太冷靜

| 簡体字 = 这个杀手不太冷静

| ピン音 =

| 注音 =

| 粤語ピン音 =

| 英語題 = Too Cool to Kill

| 監督 = [[シン・ウェンション]]

| 脚本 = シン・ウェンション

| 原案 =

| 原作 =

| 製作 =

| 製作総指揮 =

| 出演者 = [[マー・リー]]<br />[[ウェイ・シャン]]<br />[[チェン・ミンハオ]]<br />[[アレン・アイ]]<br />[[ジョウ・ダーヨン]]<br />[[ホァン・ツァイルン]]

| ナレーター =

| 音楽 =

| 音楽プロデュース =

| 主題歌 =

| 撮影 =

| 編集 =

| アクション指導 =

| 衣装 =

| 美術 =

| 製作会社 =

| 配給会社 = {{Flagicon|JPN}} JOYUP/ムーランプロモーション

| 公開日 = {{Flagicon|CHN}} [[2022年]][[2月1日]]<br />{{Flagicon|JPN}} [[2023年]][[7月8日]]

| 上映時間 = 109分

| 製作国 = {{CHN}}

| 言語 = 中国語

| 製作費 =

| 興行収入 =

| 前作 =

| 次作 =

}}

『'''トゥ・クール・トゥ・キル 〜殺せない殺し屋〜'''』(这个杀手不太冷静)は、[[2022年]]に公開された[[中国映画|中国]]の[[コメディ映画]]<ref>{{Cite web|和書|url=https://hitocinema.mainichi.jp/films-info/too-cool-to-kill|title=トゥ・クール・トゥ・キル ~殺せない殺し屋~|website=ひとシネマ|accessdate=2023-06-23}}</ref>。日本では『トゥ・クール・トゥ・キル』のタイトルで、東京国際映画祭の提携企画「2022東京・中国映画週間」にて上映され、2023年に劇場公開<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/526991|title=三谷幸喜「ザ・マジックアワー」の中国リメイク作「トゥ・クール・トゥ・キル」公開|newspaper=映画ナタリー|date=2023-06-02|accessdate=2023-06-23}}</ref>。最終興収は約533億8000万円を記録し、「[[百円の恋]]」に抜かれるまで中国でリメイクされた日本映画の最高興収記録だった<ref>{{Cite web2|url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/02/19/kiji/20240219s00041000427000c.html|title=「百円の恋」中国版が大ヒット! 8日間で興収544億円、日本映画リメイクの最高興収記録を達成|website=スポニチAnnex|publisher=スポーツニッポン新聞社|date=2024-02-19|accessdate=2023-02-19}}</ref>。


=== キャスト(中国版) ===

* ウェイ・チョンゴン<!-- 公式サイトでは「ウェイ・セイコウ」となっている --> - [[ウェイ・シャン]]

: 万年エキストラ。ミランに伝説の殺し屋・カール役として抜擢される。

* ミラン - [[マー・リー]]

: スター女優。ウェイをカールとして偽り、マフィアを騙そうと画策する。

* ハーベイ - [[チェン・ミンハオ]]

: マフィアグループのボス。ミランを手に入れようとしている。

* ジミー - [[ジョウ・ダーヨン]]

: マフィアグループのメンバー。

* ミラー - [[ホァン・ツァイルン]]

: ミランの弟で映画監督。

* カール - [[アレン・アイ]]

: 誰も素顔を知らない伝説の殺し屋。


=== スタッフ(中国版) ===

* 監督:[[シン・ウェンション]]

* 脚本:シン・ウェンション

{{-}}



== 脚注 ==

== 脚注 ==

203行目: 289行目:


== 外部リンク ==

== 外部リンク ==

* [http://dogatch.jp/cinema/magic-hour/special/ テレビドガッチ『ザ・マジックアワー』特集]

* [https://web.archive.org/web/20081011112824/http://dogatch.jp/cinema/magic-hour/special/ テレビドガッチ『ザ・マジックアワー』特集]

* {{Movielink|allcinema|328680|ザ・マジックアワー}}

* {{Allcinema title|328680|ザ・マジックアワー}}

* {{Movielink|kinejun|39034|ザ・マジックアワー}}

* {{Kinejun title|39034|ザ・マジックアワー}}

* {{Movielink|allmovie|455367|The Magic Hour}}

* {{Amg movie|455367|The Magic Hour}}

* {{Movielink|imdb|1077089|The Magic Hour}}

* {{IMDb title|1077089|The Magic Hour}}



{{三谷幸喜}}

{{三谷幸喜}}

216行目: 302行目:

[[Category:日本のコメディ映画]]

[[Category:日本のコメディ映画]]

[[Category:フジテレビ製作の映画]]

[[Category:フジテレビ製作の映画]]

[[Category:三谷幸喜]]

[[Category:東宝製作の映画作品]]

[[Category:三谷幸喜の監督映画]]

[[Category:映画を題材とした映画作品]]

[[Category:映画を題材とした映画作品]]

[[Category:俳優を題材とした映画作品]]

[[Category:横浜市で製作された映画作品]]

[[Category:茨城県で製作された映画作品]]<!-- 筑西市 -->

[[Category:山梨県で製作された映画作品]]<!-- 中央市 -->

[[Category:東京都で製作された映画作品]]<!-- 青梅市 -->

[[Category:目黒区で製作された映画作品]]

[[Category:長崎県で製作された映画作品]]<!-- 佐世保市 -->

[[Category:北九州市で製作された映画作品]]


2024年6月5日 (水) 14:38時点における最新版

ザ・マジックアワー
The Magic Hour
監督 三谷幸喜
脚本 三谷幸喜
製作 島谷能成
亀山千広
製作総指揮 石原隆
出演者 佐藤浩市
妻夫木聡
深津絵里
綾瀬はるか
西田敏行
音楽 荻野清子
撮影 山本英夫
編集 上野聡一
製作会社 フジテレビジョン
東宝
配給 東宝
公開 日本の旗 2008年6月7日
上映時間 136分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 39.2億円
テンプレートを表示

The Magic Hour2008674

THE DVD

2022 [1][2]

制作

[編集]

334426使[3]

EX

20082101

THE 1

劇中劇

[編集]

31(1942)(1967)

101



100









寿

ストーリー

[編集]

()()5

()

()()

簿 



簿

キャスト

[編集]

〈〉内は予告編などで使われるキャッチフレーズ。

港町・守加護へやってくる人々

[編集]

 ︿ - 

19601210

 ︿ - 



西 - 



 - 



 - 



3

  - 

CM

  - 

CM

天塩商会

[編集]

 ︿ - 

22

 ︿ - 



 ︿ - 西



 ︿ - 



  - 



  - 



  - 


守加護の住人

[編集]

鹿 ︿ - 



鹿 ︿ - 



 ︿ - 



 - - 

EDAR-7

 ︿ - 



 - 



 -  - 



  - 

THE 姿

映画の世界

[編集]

 - 

101

︿ - 



 - ︿ - 



 - 



 -  



 - 寿



 - 



 - 

AD

︿ - 



︿ - 



 - 


 - 

その他

[編集]

スタッフ

[編集]

ソフト化

[編集]

2008年12月3日発売。発売元はフジテレビジョン / 東宝、販売元はポニーキャニオン

  • ザ・マジックアワー DVDスタンダード・エディション(1枚組)
    • 音声特典
      • オーディオコメンタリー1(佐藤浩市×監督:三谷幸喜)
      • オーディオコメンタリー2(監督:三谷幸喜)
  • ザ・マジックアワー DVDスペシャル・エディション(2枚組)
    • ディスク1:本編DVD(スタンダード・エディションと同様)
    • ディスク2:特典DVD
      • ザ・マジックアワーショー(メイキング番組)
      • 未公開シーン集(三谷幸喜によるコメンタリー収録)
      • キャストインタビュー集
      • 舞台挨拶(完成披露試写、イベント試写、初日舞台挨拶、大ヒット御礼舞台挨拶)
      • メイキングオブ「暗黒街の用心棒」
      • 三谷幸喜1分マジック
      • セットが組み上がるまで
      • 種田陽平 美術の世界
      • 絵コンテ集(マルチアングル仕様)
      • ガンエフェクト
      • 体操の時間
      • 特報・劇場予告編・TVスポット集
      • キャスト・スタッフプロフィール
      • フォトギャラリー
      • ロケ地MAP
      • ザ・メイキングアワー
      • スタッフクレジット
    • 特製アウターケース&デジパック仕様
  • ザ・マジックアワー ブルーレイ(本編BD+特典DVDの2枚組)
    • ディスク1:本編BD(音声特典はDVD版と共通)
    • ディスク2:特典DVD(スペシャル・エディションと共通)

中国版

[編集]
トゥ・クール・トゥ・キル 〜殺せない殺し屋〜
タイトル表記
繁体字 這個殺手不太冷靜
簡体字 这个杀手不太冷静
英題 Too Cool to Kill
各種情報
監督 シン・ウェンション
脚本 シン・ウェンション
出演者 マー・リー
ウェイ・シャン
チェン・ミンハオ
アレン・アイ
ジョウ・ダーヨン
ホァン・ツァイルン
配給 日本の旗 JOYUP/ムーランプロモーション
公開 中華人民共和国の旗 2022年2月1日
日本の旗 2023年7月8日
上映時間 109分
製作国 中華人民共和国の旗 中国
言語 中国語
テンプレートを表示

 2022[4]20222023[5]5338000[6]

キャスト(中国版)

[編集]

 - 



 - 



 - 



 - 



 - 



 - 


スタッフ(中国版)

[編集]

脚注

[編集]


(一)^ . 2022220

(二)^   2022. 202225

(三)^ . (). (2007723). http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070723-OHT1T00019.htm 200836 []

(四)^  . . 2023623

(五)^ . . (202362). https://natalie.mu/eiga/news/526991 2023623 

(六)^ " 8544". Annex. . 19 February 2024. 2023219

外部リンク

[編集]