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この曲は1980年のアルバム {{en|"''Monty Python's Contractual Obligation Album''"}}{{enlink|Monty Python's Contractual Obligation Album|a=on}}に収録された<ref>{{amg|class=album|id=mw0000674297|label=Monty Python's Contractual Obligation Album|last=Monty Python|accessdate=2016-07-21}}</ref>。同年に行われた『[[モンティ・パイソン・ライブ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル|ライブ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル]]』では、[[ギャルソン]]に扮した[[グレアム・チャップマン|チャップマン]]、[[ジョン・クリーズ|クリーズ]]、[[テリー・ギリアム|ギリアム]]、[[テリー・ジョーンズ|ジョーンズ]]によって歌唱されている<ref>{{IMDb title|tt0084352|モンティ・パイソン・ライブ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル}}</ref><ref name="barber">[http://www.imdb.com/character/ch0474396 First barber]、[http://www.imdb.com/character/ch0474397 Second barber]、[http://www.imdb.com/character/ch0474398 Third barber]、[http://www.imdb.com/character/ch0474399 Fourth barber] - [[インターネット・ムービー・データベース|IMDb]]{{en icon}}、2016年7月21日閲覧。</ref>。明転すると、ギャルソン姿でロングエプロンを着けた4人が舞台上に現れ、この曲を歌う。4人は歌い終わってステージを去るが、その際観客には下着を着けていない4人の[[尻|臀部]]が見える、というスケッチである。 |
この曲は1980年のアルバム {{en|"''Monty Python's Contractual Obligation Album''"}}{{enlink|Monty Python's Contractual Obligation Album|a=on}}に収録された<ref>{{amg|class=album|id=mw0000674297|label=Monty Python's Contractual Obligation Album|last=Monty Python|accessdate=2016-07-21}}</ref>。同年に行われた『[[モンティ・パイソン・ライブ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル|ライブ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル]]』では、[[ギャルソン]]に扮した[[グレアム・チャップマン|チャップマン]]、[[ジョン・クリーズ|クリーズ]]、[[テリー・ギリアム|ギリアム]]、[[テリー・ジョーンズ|ジョーンズ]]によって歌唱されている<ref>{{IMDb title|tt0084352|モンティ・パイソン・ライブ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル}}</ref><ref name="barber">[http://www.imdb.com/character/ch0474396 First barber]、[http://www.imdb.com/character/ch0474397 Second barber]、[http://www.imdb.com/character/ch0474398 Third barber]、[http://www.imdb.com/character/ch0474399 Fourth barber] - [[インターネット・ムービー・データベース|IMDb]]{{en icon}}、2016年7月21日閲覧。</ref>。明転すると、ギャルソン姿でロングエプロンを着けた4人が舞台上に現れ、この曲を歌う。4人は歌い終わってステージを去るが、その際観客には下着を着けていない4人の[[尻|臀部]]が見える、というスケッチである。 |
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この曲は後にベスト・アルバム『[[モンティ・パイソン シングス]]』(1989年)<ref>{{amg|class=album|id=mw0000203759|label=Monty Python Sings|last=Monty Python|accessdate=2016-07-21}}</ref>、その再発盤『モンティ・パイソン シングス(アゲイン)』(2014年)<ref>14曲目に収録:{{ |
この曲は後にベスト・アルバム『[[モンティ・パイソン シングス]]』(1989年)<ref>{{amg|class=album|id=mw0000203759|label=Monty Python Sings|last=Monty Python|accessdate=2016-07-21}}</ref>、その再発盤『モンティ・パイソン シングス(アゲイン)』(2014年)<ref>14曲目に収録:{{Cite web|和書|url=https://store.universal-music.co.jp/product/uicy15388/|title=モンティ・パイソン・シングス・アゲイン【CD】|publisher=[[ユニバーサルミュージック (日本)|ユニバーサルミュージック]]ストア|accessdate=2016-07-21}}</ref>に収録された。 |
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[[2002年]]の『[[コンサート・フォー・ジョージ]]』では、この曲をギリアム、[[エリック・アイドル|アイドル]]、ジョーンズ、そして[[ニール・イネス]]が歌った<ref group="注">ニール・イネスは、[[キャロル・クリーヴランド]]と共に「7人目のパイソン」と呼ばれた人物。映画第2作『[[モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル]]』では一部音楽を担当しているほか、アイドルと組んで[[ビートルズ]]を模したバンド「[[ラトルズ]]」を結成している。</ref>{{r|barber}}<ref>{{IMDb title|tt0380275|Concert for George}}</ref>。4人はハリウッドボウル公演でのパフォーマンス同様に、ギャルソン姿でロング・エプロンを着けて登場する。歌い終わった後4人は振り返り、会場に掲げられたハリスンの写真へ頭を下げるが、その際4人は聴衆に向けて裸の尻を見せることになる。彼らはそのまま退場し、[[マイケル・ペイリン]]による『[[木こりの歌]]』のパフォーマンスへと続く。このイベントは、[[ビートルズ]]のメンバー、[[ジョージ・ハリスン]]の追悼コンサートとして[[ロイヤル・アルバート・ホール]]で行われたもので、パイソンズの他にも、[[エリック・クラプトン]]や同じビートルズの[[ポール・マッカートニー]]、[[リンゴ・スター]]など、ハリスンと親交のあった有名アーティストが多数出演している{{refnest|group="注"|詳しい出演者についてはリンク先の公式サイトを参照<ref>{{cite web|url=http://concertforgeorge.com/performers/|title=Performers|publisher=Concert for George|accessdate=2016-07-21}}</ref>。}}。また、ハリスンはパイソンズの映画第3作『[[ライフ・オブ・ブライアン]]』制作のため映画会社[[ハンドメイド・フィルムス]]を立ち上げて支援するなど、パイソンズとの縁が深い人物であった。 |
[[2002年]]の『[[コンサート・フォー・ジョージ]]』では、この曲をギリアム、[[エリック・アイドル|アイドル]]、ジョーンズ、そして[[ニール・イネス]]が歌った<ref group="注">ニール・イネスは、[[キャロル・クリーヴランド]]と共に「7人目のパイソン」と呼ばれた人物。映画第2作『[[モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル]]』では一部音楽を担当しているほか、アイドルと組んで[[ビートルズ]]を模したバンド「[[ラトルズ]]」を結成している。</ref>{{r|barber}}<ref>{{IMDb title|tt0380275|Concert for George}}</ref>。4人はハリウッドボウル公演でのパフォーマンス同様に、ギャルソン姿でロング・エプロンを着けて登場する。歌い終わった後4人は振り返り、会場に掲げられたハリスンの写真へ頭を下げるが、その際4人は聴衆に向けて裸の尻を見せることになる。彼らはそのまま退場し、[[マイケル・ペイリン]]による『[[木こりの歌]]』のパフォーマンスへと続く。このイベントは、[[ビートルズ]]のメンバー、[[ジョージ・ハリスン]]の追悼コンサートとして[[ロイヤル・アルバート・ホール]]で行われたもので、パイソンズの他にも、[[エリック・クラプトン]]や同じビートルズの[[ポール・マッカートニー]]、[[リンゴ・スター]]など、ハリスンと親交のあった有名アーティストが多数出演している{{refnest|group="注"|詳しい出演者についてはリンク先の公式サイトを参照<ref>{{cite web|url=http://concertforgeorge.com/performers/|title=Performers|publisher=Concert for George|accessdate=2016-07-21}}</ref>。}}。また、ハリスンはパイソンズの映画第3作『[[ライフ・オブ・ブライアン]]』制作のため映画会社[[ハンドメイド・フィルムス]]を立ち上げて支援するなど、パイソンズとの縁が深い人物であった。 |
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パイソンズの一員・グレアム・チャップマンの自伝を元にした映画『[[モンティ・パイソン ある嘘つきの物語 グレアム・チャップマン自伝|ある嘘つきの物語 グレアム・チャップマン自伝]]』でもこの曲が用いられている。曲はロンドン・ゲイ男声合唱団({{lang-en-short|The London Gay Men's Chorus}})によって[[サウンドトラック]]・ライブ形式両方で収録され<ref>{{cite web|url=http://www.soundtrack.net/movie/a-liars-autobiography/|title=A Liar's Autobiography - The Untrue Story of Monty Python's Graham Chapman - Soundtrack|accessdate=2016-07-21|publisher=soundtrack.net}}</ref>、後者は[[フラッシュモブ]]として[[ロンドン映画祭]]の上映会中に収録された{{要出典|date=2016-07}}。 |
パイソンズの一員・グレアム・チャップマンの自伝を元にした映画『[[モンティ・パイソン ある嘘つきの物語 グレアム・チャップマン自伝|ある嘘つきの物語 グレアム・チャップマン自伝]]』でもこの曲が用いられている。曲はロンドン・ゲイ男声合唱団({{lang-en-short|The London Gay Men's Chorus}})によって[[サウンドトラック]]・ライブ形式両方で収録され<ref>{{cite web|url=http://www.soundtrack.net/movie/a-liars-autobiography/|title=A Liar's Autobiography - The Untrue Story of Monty Python's Graham Chapman - Soundtrack|accessdate=2016-07-21|publisher=soundtrack.net}}</ref>、後者は[[フラッシュモブ]]として[[ロンドン映画祭]]の上映会中に収録された{{要出典|date=2016-07}}。 |
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[[2014年]]に行われた『[[モンティ・パイソン 復活ライブ!#第2幕 / Act Two|復活ライブ!]]』では、第2幕冒頭で、この曲に合わせたダンサーのパフォーマンスが行われた<ref>{{cite DVD-notes|title=モンティ・パイソン 復活ライブ!|titleyear=2014 |
[[2014年]]に行われた『[[モンティ・パイソン 復活ライブ!#第2幕 / Act Two|復活ライブ!]]』では、第2幕冒頭で、この曲に合わせたダンサーのパフォーマンスが行われた<ref>{{cite DVD-notes|和書|title=モンティ・パイソン 復活ライブ!|titleyear=2014|format= |publisher=[[NHKエンタープライズ]]、[[ポニーキャニオン]]|publisherid=PCXE-50526|year=2015|language=日本語|page=7}}</ref>。 |
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== 曲の概要 == |
== 曲の概要 == |
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この曲の作詞は[[エリック・アイドル]]、編曲は[[ジョン・デュ・プレ]]、作曲は{{仮リンク|ハリー・パー=デイヴィース|en|Harry Parr-Davies}}である<ref>{{ |
この曲の作詞は[[エリック・アイドル]]、編曲は[[ジョン・デュ・プレ]]、作曲は{{仮リンク|ハリー・パー=デイヴィース|en|Harry Parr-Davies}}である<ref>{{Cite album-notes |title=Monty Python Sings |title-link=モンティ・パイソン シングス |others=Monty Python |year=1989 |url= |first= |last= |authorlink= |page=1 |pages= |type=CDブックレット |publisher=[[ヴァージン・レコード|Virgin Records USA]] |id= |location= |ref= |isbn= }}</ref>。この曲は、パー=デイヴィースが作曲し、{{仮リンク|グレーシー・フィールズ|en|Gracie Fields}}が歌ったナンバー {{en|"''Sing As We Go''"}}{{enlink|Sing As We Go|a=on}}からメロディを流用している<ref>{{Discogs release|3679666|Monty Python's Contractual Obligation Album}}</ref>。
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この曲の歌詞は、単純に読むと仲睦まじいカップルが永遠の愛を誓うものだが、よく読むとそこかしこに[[性行為]]を思わせる単語が含まれている。例えば歌詞中の {{en|"oralize"}} という単語は、「お喋りする」との意味に取ることもできるが、[[オーラルセックス]]([[フェラチオ]]や[[クンニリングス]])を指すと解釈することもできる。また、{{en|"Life can be fine if we both 69"}} との歌詞{{refnest|group="注"|歌詞はYouTube上のモンティ・パイソン公式アカウントで発表されている、リリック・ビデオから引用<ref>{{YouTube|Dax_tnZRExc|Sit on My Face (Official Lyric Video) }}</ref>。}}は、「69歳になるまで一緒にいられれば幸せな人生だ」と長く共に過ごせることを願う意味に理解することも、直接的に[[シックスナイン]]を指すと考えることもできる。 |
この曲の歌詞は、単純に読むと仲睦まじいカップルが永遠の愛を誓うものだが、よく読むとそこかしこに[[性行為]]を思わせる単語が含まれている。例えば歌詞中の {{en|"oralize"}} という単語は、「お喋りする」との意味に取ることもできるが、[[オーラルセックス]]([[フェラチオ]]や[[クンニリングス]])を指すと解釈することもできる。また、{{en|"Life can be fine if we both 69"}} との歌詞{{refnest|group="注"|歌詞はYouTube上のモンティ・パイソン公式アカウントで発表されている、リリック・ビデオから引用<ref>{{YouTube|Dax_tnZRExc|Sit on My Face (Official Lyric Video) }}</ref>。}}は、「69歳になるまで一緒にいられれば幸せな人生だ」と長く共に過ごせることを願う意味に理解することも、直接的に[[シックスナイン]]を指すと考えることもできる。 |
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アルバムのリリース前、モンティ・パイソンは、この曲が {{en|"''Sing As We Go''"}} のメロディを使っているために、[[著作権侵害]]に当たるおそれがあると警告を受けた{{要出典|date=2016-07}}。結局、パイソンズはこの曲をそのままリリースすることを決めた。
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アルバムのリリース前、モンティ・パイソンは、この曲が {{en|"''Sing As We Go''"}} のメロディを使っているために、[[著作権侵害]]に当たるおそれがあると警告を受けた{{要出典|date=2016-07}}。結局、パイソンズはこの曲をそのままリリースすることを決めた。
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[[アメリカ合衆国]]の[[連邦通信委員会]](FCC)は、「英語の言葉遣いや『全体のノイズ』を抜きにしても、歌詞は充分に理解できる」({{lang-en-short|"despite English accent and 'ambient noise' … the lyrics were sufficiently understandable"}})と結論付け<ref group="注">つまりこの曲が性行為をテーマにした曲だと理解できるということ。</ref>、この曲は "''Actionable indecency''"{{enlink|Actionable indecency|a=on}}(意味:告訴できるほどわいせつである)とした<ref>{{cite web|url=https://apps.fcc.gov/edocs_public/attachmatch/FCC-01-90A1.pdf|title=Industry Guidance On the Commission's Case Law Interpreting 18 U.S.C. § 1464 and Enforcement Policies Regarding Broadcast Indecency|accessdate=2016-07-21|author=[[連邦通信委員会]]|date=6 April 2001|format=PDF|pages=9}}</ref>。[[1992年]]には、[[カリフォルニア州]][[サンディエゴ]]の[[クラシック・ロック (ラジオ・フォーマット)|クラシック・ロック]]・[[ラジオ局]]、{{仮リンク|KGB-FM|en|KGB-FM}}がこの曲を流したことで訴訟沙汰になり<ref>{{cite book|first=Peter |last=Blecha|title=Taboo Tunes: A History of Banned Bands & Censored Songs|url= |
[[アメリカ合衆国]]の[[連邦通信委員会]](FCC)は、「英語の言葉遣いや『全体のノイズ』を抜きにしても、歌詞は充分に理解できる」({{lang-en-short|"despite English accent and 'ambient noise' … the lyrics were sufficiently understandable"}})と結論付け<ref group="注">つまりこの曲が性行為をテーマにした曲だと理解できるということ。</ref>、この曲は "''Actionable indecency''"{{enlink|Actionable indecency|a=on}}(意味:告訴できるほどわいせつである)とした<ref>{{cite web|url=https://apps.fcc.gov/edocs_public/attachmatch/FCC-01-90A1.pdf|title=Industry Guidance On the Commission's Case Law Interpreting 18 U.S.C. § 1464 and Enforcement Policies Regarding Broadcast Indecency|accessdate=2016-07-21|author=[[連邦通信委員会]]|date=6 April 2001|format=PDF|pages=9}}</ref>。[[1992年]]には、[[カリフォルニア州]][[サンディエゴ]]の[[クラシック・ロック (ラジオ・フォーマット)|クラシック・ロック]]・[[ラジオ局]]、{{仮リンク|KGB-FM|en|KGB-FM}}がこの曲を流したことで訴訟沙汰になり<ref>{{cite book|first=Peter |last=Blecha|title=Taboo Tunes: A History of Banned Bands & Censored Songs|url=https://books.google.co.jp/books?id=5zCKz7aj9eQC&pg=PA116&redir_esc=y&hl=ja |year=2004 |publisher=Backbeat Books |isbn=978-0-87930-792-9 |page=116 |accessdate=7 July 2014}}</ref>、結局ラジオ局は、9200[[アメリカ合衆国ドル|ドル]]の違反金を支払うことになった<ref>{{cite web |url=http://www.washingtonpost.com/wp-srv/business/graphics/web-fcc970.html |title=FCC Indecency Fines, 1970-2004 |accessdate=2016-07|last=Ahrens |first=Frank |year=2005 |work=[[ワシントン・ポスト|The Washington Post]]}}</ref>。 |
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== フランス語版 == |
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[[Category:放送禁止となった楽曲]] |
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[[Category:クンニリングス]] |
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2024年6月16日 (日) 15:51時点における最新版
『シット・オン・マイ・フェイス』 "Sit On My Face" | |
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モンティ・パイソンのスケッチ | |
初出 | "Monty Python's Contractual Obligation Album" (en) (1980年) |
再演 |
『ライブ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』(1980年) 『コンサート・フォー・ジョージ』(2002年) 『復活ライブ!』(2014年) |
初出での各メンバーの主な役柄 | |
公式動画 | |
Sit On My Face - Monty Python - YouTube | |
モンティ・パイソンの作品 空飛ぶモンティ・パイソンのエピソード一覧 |
ライブなどでの上演[編集]
この曲は1980年のアルバム "Monty Python's Contractual Obligation Album" (en) に収録された[1]。同年に行われた﹃ライブ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル﹄では、ギャルソンに扮したチャップマン、クリーズ、ギリアム、ジョーンズによって歌唱されている[2][3]。明転すると、ギャルソン姿でロングエプロンを着けた4人が舞台上に現れ、この曲を歌う。4人は歌い終わってステージを去るが、その際観客には下着を着けていない4人の臀部が見える、というスケッチである。 この曲は後にベスト・アルバム﹃モンティ・パイソン シングス﹄︵1989年︶[4]、その再発盤﹃モンティ・パイソン シングス︵アゲイン︶﹄︵2014年︶[5]に収録された。 2002年の﹃コンサート・フォー・ジョージ﹄では、この曲をギリアム、アイドル、ジョーンズ、そしてニール・イネスが歌った[注 1][3][6]。4人はハリウッドボウル公演でのパフォーマンス同様に、ギャルソン姿でロング・エプロンを着けて登場する。歌い終わった後4人は振り返り、会場に掲げられたハリスンの写真へ頭を下げるが、その際4人は聴衆に向けて裸の尻を見せることになる。彼らはそのまま退場し、マイケル・ペイリンによる﹃木こりの歌﹄のパフォーマンスへと続く。このイベントは、ビートルズのメンバー、ジョージ・ハリスンの追悼コンサートとしてロイヤル・アルバート・ホールで行われたもので、パイソンズの他にも、エリック・クラプトンや同じビートルズのポール・マッカートニー、リンゴ・スターなど、ハリスンと親交のあった有名アーティストが多数出演している[注 2]。また、ハリスンはパイソンズの映画第3作﹃ライフ・オブ・ブライアン﹄制作のため映画会社ハンドメイド・フィルムスを立ち上げて支援するなど、パイソンズとの縁が深い人物であった。 パイソンズの一員・グレアム・チャップマンの自伝を元にした映画﹃ある嘘つきの物語 グレアム・チャップマン自伝﹄でもこの曲が用いられている。曲はロンドン・ゲイ男声合唱団︵英: The London Gay Men's Chorus︶によってサウンドトラック・ライブ形式両方で収録され[8]、後者はフラッシュモブとしてロンドン映画祭の上映会中に収録された[要出典]。 2014年に行われた﹃復活ライブ!﹄では、第2幕冒頭で、この曲に合わせたダンサーのパフォーマンスが行われた[9]。曲の概要[編集]
この曲の作詞はエリック・アイドル、編曲はジョン・デュ・プレ、作曲はハリー・パー=デイヴィースである[10]。この曲は、パー=デイヴィースが作曲し、グレーシー・フィールズが歌ったナンバー "Sing As We Go" (en) からメロディを流用している[11]。 この曲の歌詞は、単純に読むと仲睦まじいカップルが永遠の愛を誓うものだが、よく読むとそこかしこに性行為を思わせる単語が含まれている。例えば歌詞中の "oralize" という単語は、﹁お喋りする﹂との意味に取ることもできるが、オーラルセックス︵フェラチオやクンニリングス︶を指すと解釈することもできる。また、"Life can be fine if we both 69" との歌詞[注 3]は、﹁69歳になるまで一緒にいられれば幸せな人生だ﹂と長く共に過ごせることを願う意味に理解することも、直接的にシックスナインを指すと考えることもできる。曲の法的な問題[編集]
アルバムのリリース前、モンティ・パイソンは、この曲が "Sing As We Go" のメロディを使っているために、著作権侵害に当たるおそれがあると警告を受けた[要出典]。結局、パイソンズはこの曲をそのままリリースすることを決めた。 アメリカ合衆国の連邦通信委員会︵FCC︶は、﹁英語の言葉遣いや﹃全体のノイズ﹄を抜きにしても、歌詞は充分に理解できる﹂︵英: "despite English accent and 'ambient noise' … the lyrics were sufficiently understandable"︶と結論付け[注 4]、この曲は "Actionable indecency" (en) ︵意味‥告訴できるほどわいせつである︶とした[13]。1992年には、カリフォルニア州サンディエゴのクラシック・ロック・ラジオ局、KGB-FMがこの曲を流したことで訴訟沙汰になり[14]、結局ラジオ局は、9200ドルの違反金を支払うことになった[15]。フランス語版[編集]
この曲はフランス語に翻訳され、2003年にエディンバラで "Cum in My Mouth" として発表された。音楽プロデューサーのレミー・ルノー︵仏: Rémy Renoux︶は、"Cum in My Mouth is … what Monty Python would have written today."︵訳‥この曲は・・・・・・モンティ・パイソンが今の時代に書いていてもおかしくない曲だ︶とコメントしている[16]。ルノーはまた、フランス語への直訳が曲のメロディと上手く合わず、モンティ・パイソンチームに許可を求めたと語っている[16]。関連項目[編集]
- 要注意歌謡曲指定制度
- アメリカ合衆国での検閲・放送禁止処分 (Censorship of broadcasting in the United States)
- 音楽検閲