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[[File:MiyakoTaxi 224.jpg|thumb|[[フェンダーミラー]]を備えた[[日産・セドリック]]]] |
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[[File:Nissan Cedric (front left), Denpasar.jpg|thumb|[[ドアミラー]]を備えた日産・セドリック]] |
[[File:Nissan Cedric (front left), Denpasar.jpg|thumb|[[ドアミラー]]を備えた日産・セドリック]] |
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'''バックミラー'''とは、後方 |
'''バックミラー'''{{efn|バックミラーは[[和製英語]]であり、[[英語]]では、室内のものをrear-view mirrorまたはinner rear-view mirror、[[フェンダーミラー]]や[[ドアミラー]]など車外のものをside-view-mirror、side mirror、wing mirror、またはouter rear-view mirrorと呼ぶ。}}は、後方および後側方を視認するための器具である。[[自動車]]部品としての法令用語は'''後写鏡'''︵こうしゃきょう︶で、取り付けられる位置によって、いくつかの種類に分類される。
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また、バックミラーの代わりに'''[[スマート・ルームミラー]]'''([[液晶ディスプレイ]])を搭載し車体後部に内蔵した高解像度[[カメラ]]で映像や情報を映し出すシステムもある。 |
また、バックミラーの代わりに'''[[スマート・ルームミラー]]'''([[液晶ディスプレイ]])を搭載し車体後部に内蔵した高解像度[[カメラ]]で映像や情報を映し出すシステムもある。 |
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== 歴史 == |
== 歴史 == |
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[[File:Ford Model T with 1917 New Jersey plates (5794748557).jpg|thumb|1917年撮影とされる[[フォード・モデルT]]。後付けと見られる後写鏡が運転席側の風防横に備えられている。]] |
[[File:Ford Model T with 1917 New Jersey plates (5794748557).jpg|thumb|1917年撮影とされる[[フォード・モデルT]]。後付けと見られる後写鏡が運転席側の風防横に備えられている。]] |
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初期の自動車には後写鏡の類は装備されていなかったが、1906年に[[イギリス]]で出版された女性ドライバー向けの本にて、運転時に車内に[[手鏡]]を置いて後方を確認する方法が紹介されている<ref>[https://americacomesalive.com/2017/01/05/first-rearview-mirror-marketed-as-cop-spotter/ First Rearview Mirror Marketed as "Cop-spotter" - America Comes Alive]</ref>。1914年には[[アメリカ合衆国]]で後写鏡に関する特許が出願されているが、その説明文にて、[[風防]]や[[フェンダー (自動車)|フェンダー]]に鏡を取り付ける行為が当時広まっていた事が記されている<ref>[https://patents.google.com/patent/US1114559A US1114559A - Mirror attachment for automobiles. - Google Patents]</ref>
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初期の自動車には後写鏡の類は装備されていなかったが、1906年に[[イギリス]]で出版された女性ドライバー向けの本にて、運転時に車内に[[手鏡]]を置いて後方を確認する方法が紹介されている<ref>[https://americacomesalive.com/2017/01/05/first-rearview-mirror-marketed-as-cop-spotter/ First Rearview Mirror Marketed as "Cop-spotter" - America Comes Alive]</ref>。1914年には[[アメリカ合衆国]]で後写鏡に関する特許が出願されているが、その説明文にて、[[風防]]や[[フェンダー (自動車)|フェンダー]]に鏡を取り付ける行為が当時広まっていた事が記されている<ref>[https://patents.google.com/patent/US1114559A US1114559A - Mirror attachment for automobiles. - Google Patents]</ref>。
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=== 日本 === |
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1949年7月8日の[[車両規則]]改正で、[[運転者室]]を有する自動車に対して後写鏡の装着が義務付けられた。数や位置についての規定は無い<ref>昭和二十四年運輸省令第三十六号</ref>。 |
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1950年12月27日の車両規則改正で、後写鏡の装着義務が[[軽自動車]]と[[被牽引車]]([[トレーラー]])以外の全ての自動車に拡大された<ref>昭和二十五年運輸省令第九十七号</ref>。 |
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1951年6月1日の[[道路運送車両法]]制定で、軽自動車も後写鏡の装着が義務化された<ref>昭和二十六年法律第百八十五号</ref>。また同年7月28日の[[道路運送車両の保安基準]]制定で、後写鏡で右後方50[[メートル]]までの間にある[[車両]]を確認できる事が定められ、右側のみサイドミラーが必須となった。サイドミラーは車幅から除外されるが、車両外側から250ミリメートル以内に収めなければならない<ref>昭和二十六年運輸省令第六十七号</ref>。 |
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1959年9月15日の道路運送車両の保安基準改正で、右外側線上後方50メートルまでの間にある車両の交通状況を後写鏡で確認できる事が定められた。長さ6メートル以上の自動車には左側にもサイドミラーが義務付けられた<ref>昭和三十四年運輸省令第四十二号</ref>。 |
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1962年9月28日の道路運送車両の保安基準改正で、自動車全てに左右のサイドミラーが義務付けられた。加えて左外側線付近の交通状況を後写鏡で確認できる事も定められた<ref>昭和三十七年運輸省令第五十号</ref>。 |
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== 鏡面 == |
== 鏡面 == |
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=== 取付方法 === |
=== 取付方法 === |
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天井から支持アームを吊り下げる方法と、フロントガラスに台座を接着して、そこに支持アームごとミラーをはめる方法がある。日本車では前者の方法が、それ以外では後者の方法が多く用いられた<ref>輸入車でも[[ミニ (BMW)|BMWミニ]]は吊り下げ式が主流である。</ref>。ただし現在では、日本車でも後者の方が増えて来ている。なお日本車で後者の方法を採る場合、鏡面の角度のみならず高さも変えることが出来ることが多い。 |
天井から支持アームを吊り下げる方法と、フロントガラスに台座を接着して、そこに支持アームごとミラーをはめる方法がある。日本車では前者の方法が、それ以外では後者の方法が多く用いられた<ref>輸入車でも[[ミニ (BMW)|BMWミニ]]は吊り下げ式が主流である。</ref>。ただし現在では、日本車でも後者の方が増えて来ている。なお日本車で後者の方法を採る場合、鏡面の角度のみならず高さも変えることが出来ることが多い。 |
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== 防眩 == |
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[[File:Memphis in Front of Me, Arkansas in Back of Me.jpg|thumb|right|バックミラーに映る後続車の[[ヘッドランプ]]からのまぶしい光([[グレア]])]] |
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{{Infobox |
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|title=プリズム式防眩 |
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|image={{switcher |
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|[[Image:Rear view mirror antiglare-day position.svg|200px]]|昼の位置 |
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|[[Image:Rear view mirror antiglare-night position.svg|200px]]|夜の位置 |
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}} |
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|caption=「昼」位置では、運転手は(後ろの)金属面上の反射によって後方の道路を見る。「夜」位置では、運転手は(前の)ガラスコーティング上で調光された反射を見る。光は2つ目のモードで弱められ、これによって部分的に{{仮リンク|瞳孔径応答|en|Pupillary response}}を埋め合わせる。}} |
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[[プリズム]]式バックミラー(手動防眩ミラーとも呼ばれる)は、光、ほとんどは後続車両のハイビーム[[前照灯|ヘッドランプ]]の明るさとまぶしさ([[グレア]])を減弱するために傾けることができる。通常の傾き位置では光は直接反射して夜間に運転手の眼に入ることになる。この種のミラーは断面がくさび形のガラス部品から作られる(前面と後面が平行になっていない)。 |
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手動版では、ミラー下部に 「昼」と「夜」を切り替えるためのつまみが付いている。昼位置では、前面が傾いており、反射する背面が強い反射を与える。ミラーが夜位置に動かされると、後面が傾いて運転手の視線から外れる。この位置では、背面の鏡面は天井を写しており、運転手は低反射前面ガラスからの反射によって後方を実際には見ている。 |
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「手動」防眩ミラーは1930年代に初めて登場し始め、1970年代初頭までにはほとんどの乗用車とトラックの標準装備となった。 |
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===自動防眩=== |
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{{see also| ジェンテックス (自動車部品メーカー)}} |
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1940年代、アメリカの発明家{{仮リンク|ジェイコブ・ラビノウ|en|Jacob Rabinow}}は、くさび型昼/夜切り換えミラーのための光感知自動機構を開発した<ref>{{cite book | last = Rabinow | first = Jacob | author-link = Jacob Rabinow | title = Inventing for Fun and Profit | publisher = San Francisco Press | date = 18 May 1990 | location = San Francisco, CA | url = https://archive.org/details/inventingforfunp00rabi | isbn = 978-0-911302-64-6 | url-access = registration }}</ref>。 |
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現在のシステムは大抵、光を検出するためにバックミラーに埋め込まれた[[光検出器]]を使用し、[[エレクトロクロミズム]]によってミラーを薄暗くする。このエレクトロクロミズム機能は[[サイドミラー]]にも取り入れられている。 |
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== 後方モニター == |
== 後方モニター == |
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{{Main|バックカメラ}} |
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[[ファイル:Horikawa_bus04.jpg|250px|right|thumb|バックアイカメラを設置しているバスの例。後部窓上部の赤丸で囲った部分の内側に付いているカメラがバックアイカメラであり、このカメラで撮影した映像を運転席付近のモニターに映し出す。]]
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[[ファイル:Horikawa_bus04.jpg|250px|right|thumb|バックアイカメラを設置しているバスの例。後部窓上部の赤丸で囲った部分の内側に付いているカメラがバックアイカメラであり、このカメラで撮影した映像を運転席付近のモニターに映し出す。]]
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[[貨物自動車|トラック]]・[[バス (交通機関)|バス]]などではミラーで車両の背後を確認することが困難なため、車両後部に[[カメラ]](バックアイカメラ、リアビューカメラ)を、[[ダッシュボード (自動車)|ダッシュボード]]に[[モニター]]を取り付け、ミラーの代わりとするものが多い。 |
[[貨物自動車|トラック]]・[[バス (交通機関)|バス]]などではミラーで車両の背後を確認することが困難なため、車両後部に[[バックカメラ]]︵バックアイカメラ、リアビューカメラ︶を、[[ダッシュボード (自動車)|ダッシュボード]]に[[モニター]]を取り付け、ミラーの代わりとするものが多い。
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近年では[[駐車]]の容易化の目的で、<!--[[ミニバン]]・[[ワンボックスカー|1BOX車]]・[[ライトバン]]・[[ステーションワゴン]]などで←一般的な乗用車(高級車)から普及が始まったはず。-->後退時に車両後方の映像をモニター搭載型[[カーオーディオ]]や[[カーナビゲーション|カーナビ]]の[[液晶ディスプレイ|液晶画面]]に映し出す「[[バックモニター]]」あるいは「パーキングアシストリアビューカメラ」というシステムが搭載されている車両が存在するが、この場合はバックミラーは別に設置されている。複数のカメラを用い、自車上空から俯瞰したような映像を映し出す装置も製品化されている(例:[[日産自動車]]の[[アラウンドビューモニター]])<ref>日産自動車「[http://www.nissan-global.com/JP/TECHNOLOGY/OVERVIEW/avm.html アラウンドビューモニター]」[[2013年]][[8月31日]]閲覧。</ref>。 |
近年では[[駐車]]の容易化の目的で、<!--[[ミニバン]]・[[ワンボックスカー|1BOX車]]・[[ライトバン]]・[[ステーションワゴン]]などで←一般的な乗用車(高級車)から普及が始まったはず。-->後退時に車両後方の映像をモニター搭載型[[カーオーディオ]]や[[カーナビゲーション|カーナビ]]の[[液晶ディスプレイ|液晶画面]]に映し出す「[[バックモニター]]」あるいは「パーキングアシストリアビューカメラ」というシステムが搭載されている車両が存在するが、この場合はバックミラーは別に設置されている。複数のカメラを用い、自車上空から俯瞰したような映像を映し出す装置も製品化されている(例:[[日産自動車]]の[[アラウンドビューモニター]])<ref>日産自動車「[http://www.nissan-global.com/JP/TECHNOLOGY/OVERVIEW/avm.html アラウンドビューモニター]」[[2013年]][[8月31日]]閲覧。</ref>。 |
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他方、バックミラー自体を液晶にすることで、通常は[[全反射]]設定にしてミラーとして使用し、[[ギア]]が[[リバース]]に入ると自動でリアビューカメラの映像に切り替わって「バックモニター」となるものもある。このバックミラーモニターでは、停車時などに[[ワンセグ]]や[[DVD]]ソフトを見るための[[ビデオモニター|モニター]]としても使用できる。 |
他方、バックミラー自体を液晶にすることで、通常は[[全反射]]設定にしてミラーとして使用し、[[ギア]]が[[リバース]]に入ると自動でリアビューカメラの映像に切り替わって「バックモニター」となるものもある。このバックミラーモニターでは、停車時などに[[ワンセグ]]や[[DVD]]ソフトを見るための[[ビデオモニター|モニター]]としても使用できる。 |
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が決まっている |
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[[アメリカ合衆国|アメリカ]]では[[2018年]]5月以降、[[アメリカ合衆国運輸省|NHTSA︵運輸省道路交通安全局︶]]により、全米で販売する自動車メーカーを対象に、後方確認カメラの装着が義務化されていて<ref>[https://response.jp/article/2014/04/04/220527.html#:~:text=2018%E5%B9%B4%E3%81%8B%E3%82%89,-%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%20%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%8E%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%BC%20%E5%AE%89%E5%85%A8&text=%E7%B1%B3%E5%9B%BDNHTSA%EF%BC%88%E9%81%8B%E8%BC%B8%E7%9C%81%E9%81%93%E8%B7%AF,%E5%A4%9A%E3%81%8F%E3%81%AE%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%81%8C%E7%99%BA%E7%94%9F%E3%80%82 米運輸省、後方確認カメラ装着を義務化…2018年から︵レスポンス︶]2014年4月4日、2021年4月2日閲覧。</ref>、日本では[[2022年]]5月以降に販売する新車にバックカメラかセンサーの装備義務化が決まっている<ref>[https://web.archive.org/web/20210401135750/https://www.sankeibiz.jp/business/news/210401/bsc2104012245015-n1.htm 自動車の後方確認カメラ、新車の装備義務化 来年5月以降にも︵sankeibiz︶] 2021年4月1日、2021年4月2日閲覧。</ref>。
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[[アメリカ合衆国|アメリカ]]では、[[2018年]]より義務化されることが決まっている。 |
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== 脚注 == |
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* 室内後写鏡(インナーリアビューミラー) |
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* ルームミラー |
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* [[スマート・ルームミラー]] 、カメラモニタリングシステム(CMS) |
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* 外部後写鏡(アウターリアビューミラー) |
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== 外部リンク == |
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[[Category:自動車工学]] |
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2023年8月26日 (土) 15:17時点における最新版
歴史[編集]
日本[編集]
1949年7月8日の車両規則改正で、運転者室を有する自動車に対して後写鏡の装着が義務付けられた。数や位置についての規定は無い[3]。 1950年12月27日の車両規則改正で、後写鏡の装着義務が軽自動車と被牽引車︵トレーラー︶以外の全ての自動車に拡大された[4]。 1951年6月1日の道路運送車両法制定で、軽自動車も後写鏡の装着が義務化された[5]。また同年7月28日の道路運送車両の保安基準制定で、後写鏡で右後方50メートルまでの間にある車両を確認できる事が定められ、右側のみサイドミラーが必須となった。サイドミラーは車幅から除外されるが、車両外側から250ミリメートル以内に収めなければならない[6]。 1959年9月15日の道路運送車両の保安基準改正で、右外側線上後方50メートルまでの間にある車両の交通状況を後写鏡で確認できる事が定められた。長さ6メートル以上の自動車には左側にもサイドミラーが義務付けられた[7]。 1962年9月28日の道路運送車両の保安基準改正で、自動車全てに左右のサイドミラーが義務付けられた。加えて左外側線付近の交通状況を後写鏡で確認できる事も定められた[8]。鏡面[編集]
一般的には鏡とそれを固定する支持器具からなる。距離感を把握するためには平面鏡を、広い視認性を得るために凸面鏡を用いるのが一般的であるが、車両外部に用いる鏡︵ドアミラー︶の場合、左右でそれらを使い分け、室内に用いる鏡では平面と凸面を組み合わせる。また、内外両方で、ひとつの鏡の曲率を途中で変化させ、視野を広げるなど、用途に応じて種類が増えている。 二重写り︵金属面で反射する像と、ガラスあるいはプラスチック表面で反射する像で二重に見える現象︶を防ぐために金属蒸着を利用した表面鏡が用いられる場合が多い。室内後写鏡[編集]
車両室内に用いる鏡︵ルームミラー︶の場合、夜間の後続車の前照灯の眩しさを低減するため、反射率を低くさせるコーティングがなされていたり、二重写りを逆に利用し、ノブを動かして切り換える手動式防眩ミラーも存在する。また、ミラーに液晶を施し、周囲が暗くなると内蔵センサーが感知して自動で反射率を低くする自動式防眩ミラーもある。逆に、スモークフィルムを施した車両では、夜間の視認性が低下するため、反射率が高いミラーが好まれる傾向もある。 日本ではルームミラーが義務付けられておらず、装着せずとも違反とはならない[9]。逆に危険を伴うものや大型で視界を遮るものを取り付けた場合に違反となる場合がある[10]。取付方法[編集]
天井から支持アームを吊り下げる方法と、フロントガラスに台座を接着して、そこに支持アームごとミラーをはめる方法がある。日本車では前者の方法が、それ以外では後者の方法が多く用いられた[11]。ただし現在では、日本車でも後者の方が増えて来ている。なお日本車で後者の方法を採る場合、鏡面の角度のみならず高さも変えることが出来ることが多い。防眩[編集]
「昼」位置では、運転手は(後ろの)金属面上の反射によって後方の道路を見る。「夜」位置では、運転手は(前の)ガラスコーティング上で調光された反射を見る。光は2つ目のモードで弱められ、これによって部分的に瞳孔径応答を埋め合わせる。 |
自動防眩[編集]
後方モニター[編集]
脚注[編集]
出典[編集]
注[編集]
関連項目[編集]
- 室内後写鏡(インナーリアビューミラー)
- ルームミラー
- スマート・ルームミラー 、カメラモニタリングシステム(CMS)
- 外部後写鏡(アウターリアビューミラー)
- 補助確認装置