「ファニー・アルダン」の版間の差分
Ambivalence (会話 | 投稿記録) タグ: 取り消し |
Ambivalence (会話 | 投稿記録) 編集の要約なし |
||
(5人の利用者による、間の6版が非表示) | |||
8行目: | 8行目: | ||
| 出身地 = {{FRA}}・[[ソミュール]] |
| 出身地 = {{FRA}}・[[ソミュール]] |
||
| 死没地 = |
| 死没地 = |
||
| 国籍 = |
|||
| 身長 = |
| 身長 = |
||
| 血液型 = |
|||
| 生年 = 1949 |
| 生年 = 1949 |
||
| 生月 = 3 |
| 生月 = 3 |
||
23行目: | 21行目: | ||
| 事務所 = |
| 事務所 = |
||
| 公式サイト = |
| 公式サイト = |
||
| 主な作品 = 『[[ペダル・ドゥース]]』<br/>『[[隣の女 (映画)|隣の女]] |
| 主な作品 = 『[[ペダル・ドゥース]]』<br/>『[[隣の女 (映画)|隣の女]]』<br/>『[[日曜日が待ち遠しい!]]』 |
||
| セザール賞 = '''主演女優賞'''<br/>1997年『[[ペダル・ドゥース]]』 |
| セザール賞 = '''主演女優賞'''<br/>1997年『[[ペダル・ドゥース]]』<br />'''助演女優賞'''<br />2020年『[[ベル・エポックでもう一度]]』 |
||
| ベルリン国際映画祭 = '''[[銀熊賞 (芸術貢献賞)]]'''<br />[[第52回ベルリン国際映画祭|2002年]]『[[8人の女たち]]』 |
| ベルリン国際映画祭 = '''[[銀熊賞 (芸術貢献賞)|銀熊賞(芸術貢献賞)]]'''<br />[[第52回ベルリン国際映画祭|2002年]]『[[8人の女たち]]』 |
||
| ヨーロッパ映画賞 = '''[[ヨーロッパ映画賞 女優賞|女優賞]]'''<br />2002年『[[8人の女たち]]』 |
| ヨーロッパ映画賞 = '''[[ヨーロッパ映画賞 女優賞|女優賞]]'''<br />2002年『[[8人の女たち]]』 |
||
}} |
}} |
||
'''ファニー・アルダン''' |
'''ファニー・アルダン'''︵Fanny Ardant, [[1949年]][[3月22日]] - ︶は、[[フランス]]・[[ソミュール]]出身の[[俳優|女優]]、[[監督]]、舞台[[演出家]]。
|
||
同国を代表する女優の一人で、[[1997年]]に |
同国を代表する女優の一人で、[[1997年]]に[[セザール賞]]の最優秀女優賞を受賞している。 |
||
== 来歴 == |
== 来歴 == |
||
[[モナコ]]で育ち、大学に通うためにフランスに戻った。1971年に[[グランゼコール]]である[[エクス=アン=プロヴァンス政治学院|エクサン=プロヴァンス政治学院]]を卒業した。20代前半より[[演劇]]に興味を持つようになり、[[ロンドン]]在仏大使館勤務を経て[[1973年]]に演劇学校に入学。翌[[1974年]]に初舞台、[[1976年]]に映画デビュー。
|
[[モナコ]]で育ち、大学に通うためにフランスに戻った。1971年に[[グランゼコール]]である[[エクス=アン=プロヴァンス政治学院|エクサン=プロヴァンス政治学院]]を卒業した。20代前半より[[演劇]]に興味を持つようになり、[[ロンドン]]在仏大使館勤務を経て[[1973年]]に演劇学校に入学。翌[[1974年]]に初舞台、[[1976年]]に映画デビュー。
|
||
TVミニ・シリーズ「Les dames de la côte」(1979年、[[ニ |
TVミニ・シリーズ﹁Les dames de la côte﹂(1979年、[[ニナ・コンパネーズ]]監督)の演技に感銘を受けた[[フランソワ・トリュフォー]]が、﹃[[隣の女 (映画)|隣の女]]﹄のヒロインに抜擢し、一躍脚光を浴び、続く﹃[[日曜日が待ち遠しい!]]﹄にも主演した。これが縁で、トリュフォーとはプライベートでもパートナーとなり、[[1983年]]に娘が生まれた<ref>{{Cite news |url=https://eiga.com/news/20120512/3/ |title=ファニー・アルダン来日 ﹁日曜日が待ち遠しい!﹂トリュフォーとの思い出語る |newspaper=[[映画.com]] |date=2012-05-12 |accessdate=2018-02-10 }}</ref>。
|
||
[[イタリア語]]、[[スペイン語]]、[[英語]]も流暢なため、[[スペインの映画|スペイン映画]]や[[アメリカ合衆国の映画|アメリカ映画]]にも登場している。 |
[[イタリア語]]、[[スペイン語]]、[[英語]]も流暢なため、[[スペインの映画|スペイン映画]]や[[アメリカ合衆国の映画|アメリカ映画]]にも登場している。 |
||
42行目: | 40行目: | ||
== 赤い旅団に関する失言 == |
== 赤い旅団に関する失言 == |
||
[[イタリア]]の[[極左]][[テロ組織]][[赤い旅団]]について、「魅力的で情熱的」とコメントし、この組織の設立者の1人である |
[[イタリア]]の[[極左]][[テロ組織]][[赤い旅団]]について、﹁魅力的で情熱的﹂とコメントし、この組織の設立者の1人である{{仮リンク|レナート・クルチオ|it|Renato Curcio}}について、自分の主義を変えない英雄として賞賛し、イタリア側の遺族による抗議や不満が殺到し、後に謝罪のコメントを出した<ref>{{Cite news|date=2007-09-04|url=https://www.cinematoday.jp/page/N0011350|title=ファニー・アルダン、自らのコメントについて謝罪|newspaper=[[シネマトゥデイ]]|accessdate=2022-05-22}}</ref>。
|
||
== 主な出演作品 == |
== 主な出演作品 == |
||
{| class="wikitable" |
{| class="wikitable" |
||
!公開年!!邦題<br />原題!!役名!!備考 |
!公開年!!邦題<br />原題!!役名!!備考 |
||
|- |
|- |
||
|1979|| 護衛犬都市<br />''Les chiens'' || 看護師 || VHS発売 |
|1979|| 護衛犬都市<br />''Les chiens'' || 看護師 || VHS発売 |
||
|- |
|- |
||
|rowspan="2"|1981|| [[愛と哀しみのボレロ]] |
|rowspan="2"|1981|| [[愛と哀しみのボレロ]]<br />''Les uns et les autres'' || ヴェロニク || |
||
|- |
|- |
||
| [[隣の女 (映画)|隣の女]] |
| [[隣の女 (映画)|隣の女]]<br />''La femme d'à côté'' || マチルド・ボシャール || |
||
|- |
|- |
||
|rowspan="2"|1983|| [[日曜日が待ち遠しい!]] |
|rowspan="2"|1983|| [[日曜日が待ち遠しい!]]<br />''Vivement dimanche !'' || バルバラ・ベッケル || |
||
|- |
|- |
||
| ベンヴェヌータ<br />''Benventua'' || ベンヴェヌータ || [[東京国際映画祭]]上映 |
| ベンヴェヌータ<br />''Benventua'' || ベンヴェヌータ || [[東京国際映画祭]]上映 |
||
76行目: | 74行目: | ||
|1994|| [[愛の報酬/シャベール大佐の帰還]]<br />''Le colonel Chabert'' || フェロー伯爵夫人 || |
|1994|| [[愛の報酬/シャベール大佐の帰還]]<br />''Le colonel Chabert'' || フェロー伯爵夫人 || |
||
|- |
|- |
||
|rowspan="3"|1995|| [[百一夜]] |
|rowspan="3"|1995|| [[百一夜]]<br />''Les cent et une nuits de Simon Cinéma'' || || |
||
|- |
|- |
||
| [[愛のめぐりあい]] |
| [[愛のめぐりあい]]<br />''Al di là delle nuvole'' || パトリシア || |
||
|- |
|- |
||
| [[サブリナ (映画)|サブリナ]] |
| [[サブリナ (映画)|サブリナ]]<br />''Sabrina'' || イレーヌ || |
||
|- |
|- |
||
|rowspan="2"|1996 || [[ペダル・ドゥース]] |
|rowspan="2"|1996 || [[ペダル・ドゥース]]<br />''Pédale douce'' || エヴァ || {{仮リンク|第22回セザール賞|fr|22e cérémonie des César}}{{仮リンク|セザール賞 主演女優賞|label=主演女優賞|fr|César de la meilleure actrice}}受賞 |
||
|- |
|- |
||
| [[リディキュール]] |
| [[リディキュール]]<br />''Ridicule'' || ブライヤック伯爵夫人 || |
||
|- |
|- |
||
|rowspan="2"|1998 || [[星降る夜のリストランテ]] |
|rowspan="2"|1998 || [[星降る夜のリストランテ]]<br />''La cena'' || フローラ || |
||
|- |
|- |
||
| [[エリザベス (映画)|エリザベス]] |
| [[エリザベス (映画)|エリザベス]]<br />''Elizabeth'' || [[メアリ・オブ・ギーズ]]|| |
||
|- |
|- |
||
|rowspan="3"|1999 || オーギュスタン 恋々風塵<br />''Augustin, roi du Kung-fu'' || 本人役 || |
|rowspan="3"|1999 || オーギュスタン 恋々風塵<br />''Augustin, roi du Kung-fu'' || 本人役 || |
||
|- |
|- |
||
| |
| バルザック 情熱の生涯<br />''Balzac'' || [[エヴェリーナ・ハンスカ]]|| テレビ映画 |
||
|- |
|- |
||
| [[アマゾン大漂流]] |
| [[アマゾン大漂流]]<br />''Le fils du Français'' || アン || DVDスルー |
||
|- |
|- |
||
| 2001 || [[ウェルカム!ヘヴン]] |
| 2001 || [[ウェルカム!ヘヴン]]<br />''Sin noticias de Dios'' || マリーナ・ダンジェロ || |
||
|- |
|- |
||
|rowspan="2"|2002 || [[8人の女たち]] |
|rowspan="2"|2002 || [[8人の女たち]]<br />''8 femmes'' || ピレット || |
||
|- |
|- |
||
| [[永遠のマリア・カラス]] |
| [[永遠のマリア・カラス]]<br />''Callas Forever'' || [[マリア・カラス]] || |
||
|- |
|- |
||
| 2003 || [[恍惚 (2003年の映画)|恍惚]] |
| 2003 || [[恍惚 (2003年の映画)|恍惚]]<br />''Natalie...'' || カトリーヌ|| |
||
|- |
|- |
||
| 2006 || [[パリ、ジュテーム]] |
| 2006 || [[パリ、ジュテーム]]<br />''Paris, je t'aime'' || ファニー || |
||
|- |
|- |
||
| 2007 || [[秘密の祈り]]<br />''The Secrets'' || アヌーク || |
| 2007 || [[秘密の祈り]]<br />''The Secrets'' || アヌーク || |
||
|- |
|- |
||
| 2009 || |
| 2009 || ヴィザージュ<br />'' Visage '' || プロデューサー/ヘロディアス女王 || |
||
|- |
|- |
||
|rowspan="2"|2012 || [[裏切りのスナイパー]]<br />''Le guetteur'' || バルバラ(ジョヴァンニの妻) || |
|rowspan="2"|2012 || [[裏切りのスナイパー]]<br />''Le guetteur'' || バルバラ(ジョヴァンニの妻) || |
||
|- |
|- |
||
| 再会<br />''Nos retrouvailles'' || エリザベット・アンドリウ || TV映画<br />TV5Monde放映 |
| 再会<br />''Nos retrouvailles'' || エリザベット・アンドリウ || TV映画<br />TV5Monde放映 |
||
|- |
|- |
||
|rowspan="3"|2013 || [[グレート・ビューティー/追憶のローマ]]<br />''La grande bellezza'' || || |
|rowspan="3"|2013 || [[グレート・ビューティー/追憶のローマ]]<br />''La grande bellezza'' || || |
||
|- |
|- |
||
| 麗しき日々<br />''Les beaux jours'' || カロリーヌ || DVD発売<br /> WOWOW放映 |
| 麗しき日々<br />''Les beaux jours'' || カロリーヌ || DVD発売<br /> WOWOW放映 |
||
|- |
|- |
||
| ランザック一族<br />''Le clan des Lanzac'' || エリザベット・ランザック || TV映画<br /> TV5Monde放映 |
| ランザック一族<br />''Le clan des Lanzac'' || エリザベット・ランザック || TV映画<br /> TV5Monde放映 |
||
|- |
|- |
||
|rowspan="2"| 2014 || ''Casanova Variations'' || ルクレチア || |
|rowspan="2"| 2014 || ''Casanova Variations'' || ルクレチア || |
||
|- |
|- |
||
125行目: | 123行目: | ||
|- |
|- |
||
| 2015 || ''For This Is My Body'' || マドレーヌ・ブラウン || |
| 2015 || ''For This Is My Body'' || マドレーヌ・ブラウン || |
||
|- |
|||
| 2017 || 私は、マリア・カラス<br />''Maria by Callas'' || 朗読 || ドキュメンタリー映画 |
|||
|- |
|||
|rowspan="2"| 2019 || ペルドリックス<br />''Perdrix'' || テレーズ・ペルドリックス || |
|||
|- |
|||
| [[ベル・エポックでもう一度]]<br />''La Belle Époque'' || マリアンヌ || {{仮リンク|第45回セザール賞|fr|45e cérémonie des César}}{{仮リンク|セザール賞 助演女優賞|label=助演女優賞|fr|César de la meilleure actrice dans un second rôle}}受賞 |
|||
|} |
|} |
||
== 監督作品 == |
== 監督作品 == |
||
*2009:''Cendres et sang'' *上映題及び放映題「灰と血」 |
* 2009:''Cendres et sang'' *上映題及び放映題「灰と血」 |
||
*2010:''Chimères absentes'' (短編) |
* 2010:''Chimères absentes'' (短編) |
||
*2013:''Cadences obstinées'' |
* 2013:''Cadences obstinées'' |
||
*2016:''Et derrière moi une cage vide'' |
* 2016:''Et derrière moi une cage vide'' |
||
== 舞台演出作品 == |
== 舞台演出作品 == |
||
*2008:[[アンドレ・メサジェ]]作曲:オペラ・コミック《ヴェロニク》(パリ・シャトレ音楽劇場上演) |
* 2008:[[アンドレ・メサジェ]]作曲:オペラ・コミック《ヴェロニク》(パリ・シャトレ音楽劇場上演) |
||
*2016:[[スティーヴン・ソンドハイム]]作詞・作曲:ミュージカル《[[パッション (ミュージカル)|パッション]]》(同上、[[ナタリー・デセイ]]主演) |
* 2016:[[スティーヴン・ソンドハイム]]作詞・作曲:ミュージカル《[[パッション (ミュージカル)|パッション]]》(同上、[[ナタリー・デセイ]]主演) |
||
== 主な舞台出演 == |
== 主な舞台出演 == |
||
*1974:[[ピエール・コルネイユ]]作《ポリウクト》 |
* 1974:[[ピエール・コルネイユ]]作《ポリウクト》 |
||
*1977:[[ジャン・ラシーヌ]]作《エステル》 |
* 1977:[[ジャン・ラシーヌ]]作《エステル》 |
||
*1978:[[ジャン・ジロドゥ]]作《エレクトル》 |
* 1978:[[ジャン・ジロドゥ]]作《エレクトル》 |
||
*1979:[[ポール・クローデル]]作《黄金の頭》 |
* 1979:[[ポール・クローデル]]作《黄金の頭》 |
||
*1983:[[ヨハン・アウグスト・ストリンドベリ|ストリンドベリ]]《令嬢ジュリー》(アンドレアス・ヴシナス演出) |
* 1983:[[ヨハン・アウグスト・ストリンドベリ|ストリンドベリ]]《令嬢ジュリー》(アンドレアス・ヴシナス演出) |
||
**[[イザベル・アジャーニ]]降板による急な代役 |
** [[イザベル・アジャーニ]]降板による急な代役 |
||
*1987:[[モリエール]]作《ドン・ジュアン (戯曲)|ドン・ジュアン》([[フランシス・ユステール]]演出) |
* 1987:[[モリエール]]作《ドン・ジュアン (戯曲)|ドン・ジュアン》([[フランシス・ユステール]]演出) |
||
*1989:[[ルイジ・ピランデルロ|ピランデッロ]]作《恩威にまかす》 |
* 1989:[[ルイジ・ピランデルロ|ピランデッロ]]作《恩威にまかす》 |
||
*1992:[[ジャン=クロード・カリエール]]作《恋のメモランダム》([[ベルナール・ジロドー]]共演) |
* 1992:[[ジャン=クロード・カリエール]]作《恋のメモランダム》([[ベルナール・ジロドー]]共演) |
||
**[[モリエール賞]]女優賞候補 |
** [[モリエール賞]]女優賞候補 |
||
*1995:[[マルグリット・デュラス]]作《La Musica deuxième》 |
* 1995:[[マルグリット・デュラス]]作《La Musica deuxième》 |
||
*1996:[[テレンス・マクナリー]]作《[[マスター・クラス]]》([[ロマン・ポランスキー]]演出/[[マリア・カラス]]役) |
* 1996:[[テレンス・マクナリー]]作《[[マスター・クラス]]》([[ロマン・ポランスキー]]演出/[[マリア・カラス]]役) |
||
**[[モリエール賞]]女優賞候補 |
** [[モリエール賞]]女優賞候補 |
||
*2002:[[ジョン・マレル]]作《[[サラ - 追想で綴る女優サラ・ベルナールの一生]]》([[サラ・ベルナール]]役) |
* 2002:[[ジョン・マレル]]作《[[サラ - 追想で綴る女優サラ・ベルナールの一生]]》([[サラ・ベルナール]]役) |
||
*2004:[[ルイジ・ケルビーニ]]作曲:歌劇《[[メデア (オペラ)|メデ]]》(ジャン=ポール・スカルピッタ演出/語り役) |
* 2004:[[ルイジ・ケルビーニ]]作曲:歌劇《[[メデア (オペラ)|メデ]]》(ジャン=ポール・スカルピッタ演出/語り役) |
||
*2004:デュラス翻訳・[[ヘンリー・ジェイムズ]]原作《密林の獣》La bête dans la jungle([[ジェラール・ドパルデュー]]共演) |
* 2004:デュラス翻訳・[[ヘンリー・ジェイムズ]]原作《密林の獣》La bête dans la jungle([[ジェラール・ドパルデュー]]共演) |
||
*2005:[[アルチュール・オネゲル|オネゲル]]作曲・クローデル台本:音楽劇《[[火刑台上のジャンヌ・ダルク]]》(スカルピッタ演出/[[ジャンヌ・ダルク]]役) |
* 2005:[[アルチュール・オネゲル|オネゲル]]作曲・クローデル台本:音楽劇《[[火刑台上のジャンヌ・ダルク]]》(スカルピッタ演出/[[ジャンヌ・ダルク]]役) |
||
*2006:デュラス作《[[死の病い]]》 |
* 2006:デュラス作《[[死の病い]]》 |
||
*2009:ジャン=リュック・ラガルス作《Music-hall》([[ランベール・ウィルソン]]演出) |
* 2009:ジャン=リュック・ラガルス作《Music-hall》([[ランベール・ウィルソン]]演出) |
||
*2009:[[イーゴリ・ストラヴィンスキー|ストラヴィンスキー]]作曲:音楽劇《[[兵士の物語]]》([[フェニーチェ劇場]] ヴェネツィア/語り役) |
* 2009:[[イーゴリ・ストラヴィンスキー|ストラヴィンスキー]]作曲:音楽劇《[[兵士の物語]]》([[フェニーチェ劇場]] ヴェネツィア/語り役) |
||
*2010:音楽劇《火刑台のジャンヌ・ダルク》([[ザルツブルク音楽祭]] |
* 2010:音楽劇《火刑台のジャンヌ・ダルク》([[ザルツブルク音楽祭]]) |
||
*2014:デュラス作《[[木立の中の日々]]》 |
* 2014:デュラス作《[[木立の中の日々]]》 |
||
*2015:ミカエル・ジャレル作曲:音楽劇《Cassandre》([[アヴィニョン]]、[[ジュネーヴ]]で公演) |
* 2015:ミカエル・ジャレル作曲:音楽劇《Cassandre》([[アヴィニョン]]、[[ジュネーヴ]]で公演) |
||
== |
== 出典 == |
||
{{Reflist}} |
{{Reflist}} |
||
168行目: | 172行目: | ||
{{Commonscat|Fanny Ardant}} |
{{Commonscat|Fanny Ardant}} |
||
* {{allcinema name|53164|ファニー・アルダン}} |
* {{allcinema name|53164|ファニー・アルダン}} |
||
* {{Kinejun name| |
* {{Kinejun name|2=ファニー・アルダン}} |
||
* {{IMDb name|0000272|Fanny Ardant}} |
* {{IMDb name|0000272|Fanny Ardant}} |
||
* [http://www.lesarchivesduspectacle.net/?IDX_Personne=5767 Les Archives de Spectacle] |
* [http://www.lesarchivesduspectacle.net/?IDX_Personne=5767 Les Archives de Spectacle] |
||
{{Normdaten}} |
{{Normdaten}} |
||
{{DEFAULTSORT:あるたん ふあにい}} |
{{DEFAULTSORT:あるたん ふあにい}} |
||
[[Category:フランスの女優]] |
[[Category:フランスの女優]] |
2022年5月22日 (日) 06:58時点における最新版
ファニー・アルダン Fanny Ardant | |||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
「セザール賞」ノミネートにて (2018年1月) | |||||||||||||||||
本名 | Fanny Marguerite Judith Ardant | ||||||||||||||||
生年月日 | 1949年3月22日(75歳) | ||||||||||||||||
出身地 | フランス・ソミュール | ||||||||||||||||
職業 | 女優、監督、演出家 | ||||||||||||||||
活動期間 | 1974年 - 現在 | ||||||||||||||||
配偶者 | フランソワ・トリュフォー (1981 - 1984死去) | ||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||
『ペダル・ドゥース』 『隣の女』 『日曜日が待ち遠しい!』 | |||||||||||||||||
|
来歴[編集]
モナコで育ち、大学に通うためにフランスに戻った。1971年にグランゼコールであるエクサン=プロヴァンス政治学院を卒業した。20代前半より演劇に興味を持つようになり、ロンドン在仏大使館勤務を経て1973年に演劇学校に入学。翌1974年に初舞台、1976年に映画デビュー。 TVミニ・シリーズ﹁Les dames de la côte﹂(1979年、ニナ・コンパネーズ監督)の演技に感銘を受けたフランソワ・トリュフォーが、﹃隣の女﹄のヒロインに抜擢し、一躍脚光を浴び、続く﹃日曜日が待ち遠しい!﹄にも主演した。これが縁で、トリュフォーとはプライベートでもパートナーとなり、1983年に娘が生まれた[1]。 イタリア語、スペイン語、英語も流暢なため、スペイン映画やアメリカ映画にも登場している。 なお、セザール主演女優賞は1997年に﹃ペダル・ドゥース﹄で受賞し、﹃隣の女﹄﹃日曜日が待ち遠しい!﹄﹃8人の女たち﹄﹃麗しき日々﹄で候補となっている。赤い旅団に関する失言[編集]
イタリアの極左テロ組織赤い旅団について、﹁魅力的で情熱的﹂とコメントし、この組織の設立者の1人であるレナート・クルチオについて、自分の主義を変えない英雄として賞賛し、イタリア側の遺族による抗議や不満が殺到し、後に謝罪のコメントを出した[2]。主な出演作品[編集]
公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
---|---|---|---|
1979 | 護衛犬都市 Les chiens |
看護師 | VHS発売 |
1981 | 愛と哀しみのボレロ Les uns et les autres |
ヴェロニク | |
隣の女 La femme d'à côté |
マチルド・ボシャール | ||
1983 | 日曜日が待ち遠しい! Vivement dimanche ! |
バルバラ・ベッケル | |
ベンヴェヌータ Benventua |
ベンヴェヌータ | 東京国際映画祭上映 | |
1984 | スワンの恋 Un amour de Swann |
ゲルマント公爵夫人 | |
死に至る愛 L'amour à mort |
ジュディット・マルティニャク | 特殊上映 TV5monde放映 | |
1986 | メロ Mélo |
クリスティアンヌ・レヴェック | |
1987 | ラ・ファミリア La famiglia |
アドリアーナ | |
1988 | ナイジェリア内戦/ビアフラ最後の日 Médecins des hommes: La naissance, Le pays du Soleil levant |
ナタリー | VHS発売 TV映画 |
三人姉妹 Paura e amore |
ヴェリア・パリーニ | ||
1991 | アフレード・オブ・ザ・ダーク Afraid of the Dark |
ミリアム | 東京ファンタスティック映画祭上映 |
Rien que des mensonges | ミュリエル | ||
1994 | 愛の報酬/シャベール大佐の帰還 Le colonel Chabert |
フェロー伯爵夫人 | |
1995 | 百一夜 Les cent et une nuits de Simon Cinéma |
||
愛のめぐりあい Al di là delle nuvole |
パトリシア | ||
サブリナ Sabrina |
イレーヌ | ||
1996 | ペダル・ドゥース Pédale douce |
エヴァ | 第22回セザール賞主演女優賞受賞 |
リディキュール Ridicule |
ブライヤック伯爵夫人 | ||
1998 | 星降る夜のリストランテ La cena |
フローラ | |
エリザベス Elizabeth |
メアリ・オブ・ギーズ | ||
1999 | オーギュスタン 恋々風塵 Augustin, roi du Kung-fu |
本人役 | |
バルザック 情熱の生涯 Balzac |
エヴェリーナ・ハンスカ | テレビ映画 | |
アマゾン大漂流 Le fils du Français |
アン | DVDスルー | |
2001 | ウェルカム!ヘヴン Sin noticias de Dios |
マリーナ・ダンジェロ | |
2002 | 8人の女たち 8 femmes |
ピレット | |
永遠のマリア・カラス Callas Forever |
マリア・カラス | ||
2003 | 恍惚 Natalie... |
カトリーヌ | |
2006 | パリ、ジュテーム Paris, je t'aime |
ファニー | |
2007 | 秘密の祈り The Secrets |
アヌーク | |
2009 | ヴィザージュ Visage |
プロデューサー/ヘロディアス女王 | |
2012 | 裏切りのスナイパー Le guetteur |
バルバラ(ジョヴァンニの妻) | |
再会 Nos retrouvailles |
エリザベット・アンドリウ | TV映画 TV5Monde放映 | |
2013 | グレート・ビューティー/追憶のローマ La grande bellezza |
||
麗しき日々 Les beaux jours |
カロリーヌ | DVD発売 WOWOW放映 | |
ランザック一族 Le clan des Lanzac |
エリザベット・ランザック | TV映画 TV5Monde放映 | |
2014 | Casanova Variations | ルクレチア | |
レンズ越しの恋 La séance |
カスティリオーヌ伯爵夫人 | 短編映画 TV5Monde放映 | |
2015 | For This Is My Body | マドレーヌ・ブラウン | |
2017 | 私は、マリア・カラス Maria by Callas |
朗読 | ドキュメンタリー映画 |
2019 | ペルドリックス Perdrix |
テレーズ・ペルドリックス | |
ベル・エポックでもう一度 La Belle Époque |
マリアンヌ | 第45回セザール賞助演女優賞受賞 |
監督作品[編集]
- 2009:Cendres et sang *上映題及び放映題「灰と血」
- 2010:Chimères absentes (短編)
- 2013:Cadences obstinées
- 2016:Et derrière moi une cage vide
舞台演出作品[編集]
- 2008:アンドレ・メサジェ作曲:オペラ・コミック《ヴェロニク》(パリ・シャトレ音楽劇場上演)
- 2016:スティーヴン・ソンドハイム作詞・作曲:ミュージカル《パッション》(同上、ナタリー・デセイ主演)
主な舞台出演[編集]
- 1974:ピエール・コルネイユ作《ポリウクト》
- 1977:ジャン・ラシーヌ作《エステル》
- 1978:ジャン・ジロドゥ作《エレクトル》
- 1979:ポール・クローデル作《黄金の頭》
- 1983:ストリンドベリ《令嬢ジュリー》(アンドレアス・ヴシナス演出)
- イザベル・アジャーニ降板による急な代役
- 1987:モリエール作《ドン・ジュアン (戯曲)|ドン・ジュアン》(フランシス・ユステール演出)
- 1989:ピランデッロ作《恩威にまかす》
- 1992:ジャン=クロード・カリエール作《恋のメモランダム》(ベルナール・ジロドー共演)
- モリエール賞女優賞候補
- 1995:マルグリット・デュラス作《La Musica deuxième》
- 1996:テレンス・マクナリー作《マスター・クラス》(ロマン・ポランスキー演出/マリア・カラス役)
- モリエール賞女優賞候補
- 2002:ジョン・マレル作《サラ - 追想で綴る女優サラ・ベルナールの一生》(サラ・ベルナール役)
- 2004:ルイジ・ケルビーニ作曲:歌劇《メデ》(ジャン=ポール・スカルピッタ演出/語り役)
- 2004:デュラス翻訳・ヘンリー・ジェイムズ原作《密林の獣》La bête dans la jungle(ジェラール・ドパルデュー共演)
- 2005:オネゲル作曲・クローデル台本:音楽劇《火刑台上のジャンヌ・ダルク》(スカルピッタ演出/ジャンヌ・ダルク役)
- 2006:デュラス作《死の病い》
- 2009:ジャン=リュック・ラガルス作《Music-hall》(ランベール・ウィルソン演出)
- 2009:ストラヴィンスキー作曲:音楽劇《兵士の物語》(フェニーチェ劇場 ヴェネツィア/語り役)
- 2010:音楽劇《火刑台のジャンヌ・ダルク》(ザルツブルク音楽祭)
- 2014:デュラス作《木立の中の日々》
- 2015:ミカエル・ジャレル作曲:音楽劇《Cassandre》(アヴィニョン、ジュネーヴで公演)
出典[編集]
- ^ “ファニー・アルダン来日 「日曜日が待ち遠しい!」トリュフォーとの思い出語る”. 映画.com. (2012年5月12日) 2018年2月10日閲覧。
- ^ “ファニー・アルダン、自らのコメントについて謝罪”. シネマトゥデイ. (2007年9月4日) 2022年5月22日閲覧。