中原氏

中原氏
本姓	中原朝臣
家祖	磯城津彦命 （安寧天皇の第 3皇子）
種別	皇別
出身地	山城国
主な根拠地	山城国 ほか
著名な人物	中原親能
支流、分家	押小路家（地下家） 志水家（地下家） 山口家（地下家） 平田家（地下家） 深尾家（地下家） 摂津氏（武家） 今井氏（武家） 　　　　　　　　など多数。
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中原氏︵なかはらし︶は日本の古代から近世までの貴族の氏。

出自

安寧天皇の第三皇子である磯城津彦命が源流と言われている。はじめは十市氏首であったが、971年に十市有象・以忠が中原宿禰姓に改め、974年に中原朝臣姓を賜ったことに始まった。 また、大和の国衆十市氏が中原氏を称していた。中原氏は十市県主に由来するともいえる。

略歴

中原氏は明法道、明経道を司る家系で、大外記、少外記を世襲職とする朝廷の局務家として長く続いた。また東市正を世襲し、京都の行政に深く携わった。中世には中原親能のように鎌倉幕府と関係を持つ者も現れた。親能の養子となった中原師員の子孫は摂津氏を称し、鎌倉・室町の両幕府の実務面で活躍した。

中原氏嫡流の押小路家は地下家筆頭の家として存続し、 明治時代には華族に列せられ、男爵となった。

関連項目

●天文密奏

●直江兼続 - 信濃中原氏である樋口兼光の子孫と伝えられる。

●宇都宮氏 - 祭祀において藤原氏と伝えられるが、血統では中原氏ではないかと伝えられる。