「幽霊シリーズ」の版間の差分
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[[1978年]]から[[1984年]]まで[[テレビ朝日]]系「[[土曜ワイド劇場]]」で放送されたシリーズ。全9回。 |
[[1978年]]から[[1984年]]まで[[テレビ朝日]]系「[[土曜ワイド劇場]]」で放送されたシリーズ。全9回。 |
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第1作監督・脚本の[[岡本喜八]]は[[書割|書き割り]]、ストップモーションなど凝りに凝った映像と、ベテラン俳優たちの軽妙な会話で原作を巧みに膨らませた。[[石上三登志]]は、2年目を迎えた土曜ワイド劇場の理想的成果として、[[キネマ旬報]]、映画宝庫などで再三これを絶賛した。その後シリーズ化されて9本が製作されたが、監督は1作ごとに交代している。第8作では主演女優交代に際し、宇野警部をそのままに、主人公をファース |
第1作監督・脚本の[[岡本喜八]]は[[書割|書き割り]]、ストップモーションなど凝りに凝った映像と、ベテラン俳優たちの軽妙な会話で原作を巧みに膨らませた。[[石上三登志]]は、2年目を迎えた土曜ワイド劇場の理想的成果として、[[キネマ旬報]]、映画宝庫などで再三これを絶賛した。その後シリーズ化されて9本が製作されたが、監督は1作ごとに交代している。第8作では主演女優交代に際し、宇野警部をそのままに、主人公をファーストネームのみ同じ別キャラクターに替えるという珍しい変更が行われている。 |
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=== キャスト === |
=== キャスト === |
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作品リスト[編集]
シリーズ本編[編集]
(一)幽霊列車︵1978年6月 文藝春秋 / 1981年8月 文春文庫 / 2016年1月 文春文庫︻新装版︼︶ ●幽霊列車 / 裏切られた誘拐 / 凍りついた太陽 / ところにより、雨 / 善人村の村祭 (二)幽霊候補生︵1979年10月 文藝春秋 / 1982年10月 文春文庫 / 2017年8月 文春文庫︻新装版︼︶ ●幽霊候補生 / 双子の家 / ライオンは寝ている / 巷に雨の降るごとく / 眠れる棺の美女 (三)幽霊愛好会︵1983年6月 文藝春秋 / 1985年7月 文春文庫 / 2018年6月 文春文庫︻新装版︼︶ ●名探偵の子守唄 / 青ひげよ、我に帰れ / 赤い靴はいた女の子 / コウノトリは本日休業 / 殺された死体 / 幽霊愛好会 (四)幽霊心理学︵1986年2月 文藝春秋 / 1988年7月 文春文庫 / 2019年3月 文春文庫︻新装版︼︶ ●影のような男 / 美女は二度殺される / 幸福なる殺人 / 銀座の殺しの物語 / 幽霊心理学 (五)幽霊湖畔︵1988年8月 文藝春秋 / 1991年8月 文春文庫 / 2019年12月 文春文庫︻新装版︼︶ ●幽霊湖畔 / 着せかえ人形の歌 / 危い再会 / 吸血鬼を眠らせないで / 狼が来た夜 (六)幽霊園遊会︵1992年2月 文藝春秋 / 1994年5月 文春文庫︶ ●他人の空似にご用心 / 英雄の誇り / 夢の追加料金 / 幽霊園遊会 (七)幽霊記念日︵1992年8月 文藝春秋 / 1995年2月 文春文庫︶ ●幸い住むと、ポチが鳴く / 白鳥の歌を聞くとき / 幽霊記念日 / 裏の畑でミケが鳴く (八)幽霊散歩道︵プロムナード︶︵1993年10月 文藝春秋 / 1995年9月 文春文庫︶ ●幽霊散歩道 / 殺人犯、お呼出し申し上げます / 危ない参観日 / 小雨に濡れた殺人 (九)幽霊劇場︵1995年2月 文藝春秋 / 1997年4月 文春文庫︶ ●同情、買います / 夢路、はるかに / 幽霊劇場 / 間の抜けた告白 (十)幽霊社員︵1996年2月 文藝春秋 / 1998年5月 文春文庫︶ ●週休四日の男 / 幽霊社員 / 行きずりの人 / 我輩は忠実なり (11)幽霊教会︵1997年2月 文藝春秋 / 1999年3月 文春文庫︶ ●わが子可愛や / 人生相談は今日も行く / 父さん、お肩を… / 幽霊教会 (12)幽霊結婚︵1998年3月 文藝春秋 / 2000年4月 文春文庫︶ ●幽霊聖夜︵クリスマス︶ / 幽霊結婚 / 面影は消えず / 生命︵いのち︶のバトン (13)幽霊暗殺者︵1999年2月 文藝春秋 / 2001年3月 文春文庫︶ ●星をつかまえろ / 爽やかな追跡 / 幽霊暗殺者 / 裸で始まる物語 (14)幽霊指揮者︵コンダクター︶︵2000年3月 文藝春秋 / 2002年3月 文春文庫︶ ●幽霊指揮者 / 私の秘密はあなたの秘密 / 幽霊放浪記 / 仮面の心中 / 影のある男 (15)幽霊予言者︵2001年6月 文藝春秋 / 2003年6月 文春文庫︶ ●悪魔は微笑む / 幽霊予言者 / 小さな、小さな眠り / 恋の予感にご用心 / 遠くて近い恋人たち (16)幽霊温泉︵2002年10月 文藝春秋 / 2004年6月 文春文庫︶ ●自由をこの手に / 生きるべきか、死すべきか / 幽霊温泉 / 聖者が街へやって来る / 見えない鉄格子 (17)幽霊博物館︵2004年4月 文藝春秋 / 2006年2月 文春文庫︶ ●幽霊博物館 / 海より深く / 火葬場の煙はななめに上る / 見知らぬ人への挽歌 / 旅路の終り (18)幽霊包囲網︵2005年8月 文藝春秋 / 2007年10月 文春文庫︶ ●幽霊包囲網 / ママの選択、パパの洗濯 / つきに見放された男 / 都会の死体置場︵モルグ︶ / 私は目撃者 (19)幽霊相続人︵2007年7月 文藝春秋 / 2009年11月 文春文庫︶ ●噂をすれば思い出す / 幻の相続人 / いざ歌え、歓喜の歌 / 河は呼んでる / 明白な殺人者 / 立ち聞き、また聞き、盗み聞き (20)幽霊法廷︵2008年1月 文藝春秋 / 2010年10月 文春文庫︶ - シリーズ初の長編 (21)幽霊待合室︵2009年8月 文藝春秋 / 2012年1月 文春文庫︶ ●ジュリエットは真夜中に目覚める / 雪女によろしく / 幽霊は生きていた / 愛に渇いて / 灰色の人生 / 幽霊待合室 (22)幽霊晩餐会︵2010年3月 文藝春秋 / 2012年8月 文春文庫︶ ●明日に生きた男 / 息子と恋人 / 良妻賢母の詩 / はじめの一歩… / 灰もまた燃える / 幽霊晩餐会 / タダより安く (23)幽霊注意報︵2011年11月 文藝春秋 / 2014年4月 文春文庫︶ ●裏切った弾丸 / 運命の糸車 / 幽霊注意報 / 正義はわが旗印 / 深い海の記憶 / 赤信号を渡れ / 北へ帰る女 (24)幽霊恋文︵2013年9月 文藝春秋 / 2016年4月 文春文庫︶ (25)幽霊審査員︵2015年5月 文藝春秋 / 2018年1月 文春文庫︶ ●犯罪買います / 哀愁列車 / 幽霊審査員 / 愛と憎しみの果て / 意地っ張りの季節 / もういいかい / 過去のある勲章 (26)幽霊協奏曲︵2017年3月 文藝春秋 / 2020年3月 文春文庫︶ ●後ろ姿の夜桜 / スキャンダル、スキャンダル! / 私の秘密はあなたの秘密 / 幽霊協奏曲 / 夜は知っていた / 夕やけ小やけ/ 闇に迷って (27)幽霊解放区︵2019年1月 文藝春秋 / 2022年1月 文春文庫︶ ●ふさがれた窓 / 忘れな草を私に / 悪夢の来た道 / 悪魔の美しさ / 行列に消えて / 手から手へ、今 / 幽霊解放区 (28)幽霊終着駅︵2020年8月 文藝春秋︶ ●袋小路を照らせ / 雪女の従妹 / 正方形の裏切り / 叔母捨て山 / 真面目人間、ここにあり / ゆく年くる年 / 幽霊終着駅 (29)幽霊認証局︵2022年6月 文藝春秋︶ ●隣の芝生が枯れたとき / 失われたハネムーン / 死を運ぶサンタクロース / 他人の空似の顔と顔 / 女ともだち / 幽霊認証局 / タダより怖いものはないシリーズ番外編[編集]
●﹃冬の旅人﹄︵1981年9月 大和書房 / 1986年3月 角川文庫︶ / ﹃三毛猫ホームズの用心棒﹄︵2009年12月 光文社カッパ・ノベルス︶ ●三毛猫ホームズシリーズとの共演作品﹁三毛猫ホームズの水泳教室﹂を収録 ●﹃知り過ぎた木々﹄︵1985年3月 文藝春秋 / 1987年2月 文春文庫︶ - 永井夕子の高校生時代の物語 ●﹃おとなりも名探偵﹄︵2000年7月 角川文庫︶ - 三毛猫ホームズシリーズ・三姉妹探偵団シリーズ他、赤川のシリーズ作品とのオムニバス短編集 ●﹁幽霊親睦会﹂を収録登場人物[編集]
永井夕子 事件が大好きな自称・名探偵。T大学文学部に通う女子大生。両親を交通事故で亡くし、一人暮らし。宇野と恋人同士に。 宇野喬一 警視庁捜査一課の警部。妻を交通事故で亡くして以来一人暮らし。夕子と恋人同士に。 原田 警視庁捜査一課の刑事。宇野の部下。テレビドラマ[編集]
幽霊シリーズ | |
---|---|
ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 赤川次郎 |
脚本 |
長野洋 岡本喜八 松木ひろし 窪田篤人 渡邉祐介 長野洋 尾中洋一 |
監督 |
岡本喜八 森崎東 山本迪夫 渡邉祐介 前田洋一 田中重雄 日高武治 児玉進 吉田啓一郎 |
出演者 |
浅茅陽子 藤谷美和子 田中邦衛 小沢栄太郎 |
オープニング | 歴代オープニングを参照 |
製作 | |
制作 |
テレビ朝日 大映映像 俳優座映画放送 |
放送 | |
放送国・地域 | ![]() |
放送期間 | 1978年1月14日 - 1984年12月8日 |
放送時間 | 放送時間の変遷を参照 |
回数 | 9 |
土曜ワイド劇場 |
キャスト[編集]
主要人物[編集]
- 永井夕子(女子大生探偵) - 浅茅陽子(第1作 - 第7作)
- 丸山夕子(熊野磨崖仏で宇野と出合った女子大生) - 藤谷美和子(第8作・第9作)
- 宇野喬一(迷刑事・警部) - 田中邦衛
- 警視庁捜査課長 - 小沢栄太郎
ゲスト[編集]
- 第1作「幽霊列車」(1978年)
- 第2作「幽霊海岸」(1978年)
- 第3作「迷探偵コンビ危機一髪!善人村の幽霊まつり」(1979年)
- 第4作「迷探偵コンビは死なず!幽霊湖の花嫁」(1979年)
- 第5作「迷探偵コンビ潜入せよ!幽霊学園祭」(1981年)
- 第6作「幽霊温泉 迷探偵コンビ死の旅へ!」(1981年)
- 第7作「迷探偵コンビの危険旅行 幽霊結婚」(1982年)
- 第8作「迷探偵新コンビ誕生!幽霊半島 古代鏡に映る妖しい女の影!?」(1984年)
- 第9作「幽霊同窓会 少女誘拐!真犯人は同級生?岩風呂の湯けむりに白い肌が…」(1984年)
スタッフ[編集]
- 原作 - 赤川次郎
- 脚本 - 長野洋、岡本喜八、松木ひろし、窪田篤人、渡邉祐介、長野洋、尾中洋一
- 音楽 - 渡辺岳夫、桜庭伸幸
- 監督 - 岡本喜八、森崎東、山本迪夫、渡邉祐介、前田洋一、田中重雄、日高武治、児玉進、吉田啓一郎
- 制作 - テレビ朝日、大映映像、俳優座映画放送
放送日程[編集]
話数 | 放送日 | サブタイトル | 原作 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1978年1月14日 | 幽霊列車 | 「幽霊列車」 | 長野洋 岡本喜八 |
岡本喜八 |
2 | 10月21日 | 幽霊海岸 | 「凍りついた太陽」 | 松木ひろし | 森崎東 |
3 | 1979年6月 | 2日迷探偵コンビ危機一髪!善人村の幽霊まつり | 「善人村の村祭」 | 窪田篤人 | 山本迪夫 |
4 | 10月27日 | 迷探偵コンビは死なず!幽霊湖の花嫁 | 「幽霊候補生」 | 窪田篤人 渡邉祐介 |
渡邉祐介 |
5 | 1981年4月11日 | 迷探偵コンビ潜入せよ!幽霊学園祭 | 「ところにより、雨」 | 長野洋 | 前田洋一 |
6 | 11月 | 7日幽霊温泉 迷探偵コンビ死の旅へ! | 「眠れる棺の美女」 | 窪田篤人 | 田中重雄 |
7 | 1982年5月 | 8日迷探偵コンビの危険旅行 幽霊結婚 | 「青ひげよ、我に帰れ」 | 日高武治 | |
8 | 1984年4月14日 | 迷探偵新コンビ誕生!幽霊半島 古代鏡に映る妖しい女の影!? | 「巷に雨の降るごとく」 | 児玉進 | |
9 | 12月 | 8日幽霊同窓会 少女誘拐!真犯人は同級生? 岩風呂の湯けむりに白い肌が… |
「裏切られた誘拐」 | 尾中洋一 | 吉田啓一郎 |
ラジオドラマ[編集]
1979年1月NHK第一放送で正月スペシャル「幽霊列車」として初期5話が5夜連続放送された。宇野警部は花紀京(大阪府警捜査一課所属に設定変更され、当然大阪弁を話す)、永井夕子は竹下景子(こちらは標準語)、スポーツ中継でお馴染みの土門正夫アナウンサーが、登場人物と掛け合いを演じながらナレーターをつとめた。
ゲーム[編集]
ジャンル | コマンド選択式アドベンチャー |
---|---|
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
開発元 | マイティークラフト |
発売元 | キングレコード |
シナリオ |
スタジオ・ハード 池田美佐 |
プログラマー |
マイティー・クラフト 西川博成 |
音楽 | すぎやまこういち |
美術 | わたせせいぞう |
人数 | 1人 |
メディア |
2メガビット+64キロRAM ロムカセット (バッテリーバックアップ搭載)[1] |
発売日 |
![]() |
その他 | 型式:KIN-YU |
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
登場人物[編集]
宇野喬一 37歳、独身。警視庁随一の腕きき刑事。 永井夕子 22歳、女子大生。好奇心旺盛で鋭い推理をすることがある。スタッフ[編集]
●原作‥赤川次郎 ●原画‥わたせせいぞう ●音楽‥すぎやまこういち ●シナリオ‥スタジオ・ハード、池田美佐 ●グラフィック‥吉田英博 ●サウンド・エフェクト‥田口泰宏 ●プログラム‥マイティークラフト、西川博成 ●アシスタント‥KEIKO TAGA ●エグゼクティブ・プロデューサー‥望月敬三評価[編集]
評価 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では6・6・7・5の合計24点(満40点)[3]、「ファミリーコンピュータMagazine」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、20.66(満30点)点となっている[1]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.49 | 3.77 | 3.31 | 3.61 | 3.29 | 3.21 | 20.66 |
脚注[編集]
外部リンク[編集]
- 文藝春秋|本の話より|PICK UP[リンク切れ] - 初の長編「幽霊法廷」に関するインタビュー
- Akagawa Jirō no Yūrei Ressha(英語) - MobyGames