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'''生肖'''(せいしょう)、'''十二生肖'''(じゅうにせいしょう)または'''十二属相'''(じゅうにぞくしょう)は[[十二支]]([[子 (十二支)|子]]・[[丑]]・[[寅]]・[[卯]]・[[辰]]・[[巳]]・[[午]]・[[未]]・[[申]]・[[酉]]・[[戌]]・[[亥]])に[[ネズミ|鼠]]・[[ウシ|牛]]・[[トラ|虎]]・[[ウサギ|兎]]・[[龍]]・[[ヘビ|蛇]]・[[ウマ|馬]]・[[ヒツジ|羊]]([[ヤギ|山羊]])・[[サル|猿]]・[[ニワトリ|鶏]]・[[犬]]・[[イノシシ|猪]]([[ブタ|豚]])の十二の動物を当てたものである。なおここで、「酉」は漢字の読みとしては「とり」だが、意味は「にわとり」である。 |
'''生肖'''(せいしょう)、'''十二生肖'''(じゅうにせいしょう)または'''十二属相'''(じゅうにぞくしょう)は、[[十二支]]([[子 (十二支)|子]]・[[丑]]・[[寅]]・[[卯]]・[[辰]]・[[巳]]・[[午]]・[[未]]・[[申]]・[[酉]]・[[戌]]・[[亥]])に[[ネズミ|鼠]]・[[ウシ|牛]]・[[トラ|虎]]・[[ウサギ|兎]]・[[龍]]・[[ヘビ|蛇]]・[[ウマ|馬]]・[[ヒツジ|羊]]([[ヤギ|山羊]])・[[サル|猿]]・[[ニワトリ|鶏]]・[[犬]]・[[イノシシ|猪]]([[ブタ|豚]])の十二の動物を当てたものである。なおここで、「酉」は漢字の読みとしては「とり」だが、意味は「にわとり」である。 |
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その内訳を見ると、牛・馬・羊・鶏・犬・豚は六畜と呼ばれる古代中国における代表的な[[家畜]]である。また鼠・牛・虎・兎・龍・馬・羊・犬・豚は漢字において意符となり、部首となっている。このうち龍のみが想像上の動物である。なお、部首となっている動物名は他に︵総称的なものを別にして︶[[獬豸|豸]]・[[シカ|鹿]]・[[アオガエル科|黽]]・[[カメ|亀]]がある。
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その内訳を見ると、牛・馬・羊・鶏・犬・豚は六畜と呼ばれる古代中国における代表的な[[家畜]]である。また鼠・牛・虎・兎・龍・馬・羊・犬・豚は漢字において意符となり、部首となっている。このうち龍のみが想像上の動物である。なお、部首となっている動物名は他に︵総称的なものを別にして︶[[獬豸|豸]]・[[シカ|鹿]]・[[アオガエル科|黽]]・[[カメ|亀]]がある。
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2021年10月5日 (火) 12:53時点における版
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/e3/20100720_Fukuoka_Kushida_3614_M.jpg/250px-20100720_Fukuoka_Kushida_3614_M.jpg)
十二支と十二生肖の関係
日本語では、十二支本来の漢字である子、丑、寅、卯…を、そのまま、ね、うし、とら、う…と訓読みしてしまうため、十二支と当てはめられた動物は不可分一体のものとして理解されており、例えば﹁丑年﹂と書いて﹁うしどし﹂と読み、ウシが象徴する年であると理解する。しかし本来の中国語においては子zǐ、丑chǒu、寅yín…に各々の動物の意味は全く含まれておらず、本来の十二支と当てはめられた12の動物は概念上も峻別される。この後者の概念が﹁十二生肖﹂であり、中国語では、例えば年において十二生肖を想起させる場合には、漢字自体も十二生肖を示すものを用いて﹁鼠年﹂﹁牛年﹂﹁虎年﹂のように記す。国による相違
イノシシとブタ
ヒツジとヤギ
未に当てられる漢字の﹁羊﹂は、中国ではヒツジだけでなくヤギをも含めた言葉であり︵区分する時は、ヒツジは﹁綿羊﹂とヤギは﹁山羊﹂とする︶、干支に当てる時も両者を区分しない。ここから、干支を英訳した場合も、未に当てられるのはGoat︵ヤギ︶あるいはSheep︵ヒツジ︶とされる。 一方、日本では、ヒツジ及びヤギの存在は知られていたが、家畜としての定着は遅かった︵ヤギはようやく近世になって九州の一部に定着したが、温暖湿潤な日本の気候に馴染みにくいヒツジは近代まで国内の飼育記録すら少ない動物であった︶。そのため日本においては両者を混同する習慣がなく、﹁羊﹂という漢字はヒツジのみを表すようになっているため、未にはヒツジが専ら当てられている。その他の相違
上述の日本における亥とイノシシ・ブタに関する相違以外にも、世界各地にさまざまな相違がある。 ベトナムでは丑は水牛、卯は猫に変わり、未はヤギを当てる。 タイでは未はヤギを当てる。 モンゴルでは、寅においてトラの代わりに豹を用いることがある。 西アジアや東ヨーロッパの一部の地域にも若干の差異があることがあるものの十二支の風習がある。ただし、インドでは酉︵とり、鶏︶はガルダ ︵ガルーダ=インド神話の神鳥︶に、アラビアでは辰︵たつ、龍︶はワニに、イランでは辰︵たつ、龍︶はクジラに、ブルガリアでは寅︵とら、虎︶が猫にそれぞれ置き換わる[2]。ロシアの十二支はアジアのそれと全く同じである。二十八宿
二十八宿周は360度に対応し、その後十二支30度のそれぞれに分岐、正確干支対応することができる。[3]四象/七曜 | 木 | 金 | 土 | 日 | 月 | 火 | 水 |
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東方青龍 | 角木蛟 | 亢金龍(辰宮) | 氐土貉 | 房日兔(卯宮) | 心月狐 | 尾火虎(寅宮) | 箕水豹 |
北方玄武 | 斗木獬 | 牛金牛(丑宮) | 女土蝠 | 虚日鼠(子宮) | 危月燕 | 室火豬(亥宮) | 壁水貐 |
西方白虎 | 奎木狼 | 婁金狗(戌宮) | 胃土雉 | 昴日雞(酉宮) | 畢月烏 | 觜火猴(申宮) | 参水猿 |
南方朱雀 | 井木犴 | 鬼金羊(未宮) | 柳土獐 | 星日馬(午宮) | 張月鹿 | 翼火蛇(巳宮) | 軫水蚓 |