石橋忍月

石橋 忍月︵いしばし にんげつ、慶応元年9月1日︵グレゴリオ暦1865年10月20日︶ - 1926年2月1日︶は日本の文芸評論家、小説家、弁護士､政治家。本名は友吉。号は萩の門、気取半之丞､福洲学人など。三男は文芸評論家の山本健吉。

明治23年︵1890年︶、森鴎外の著書﹁舞姫﹂、﹁うたかたの記﹂等をめぐり鴎外と論争し評論の地位を高めた。しかし、壮年以降は文学からはなれ、長崎の県会議員､弁護士として活動した。

略歴

●1865年9月‥筑後国上妻郡湯辺田村︵現・福岡県黒木町︶に医師・石橋茂、ふくの三男として生まれる。のち上妻郡福島町の叔父で眼科医である石橋養元の養嗣子となる。

●独逸学校､第一高等学校を経て

●1891年7月‥帝国大学法科大学(現東京大学)卒業　8月‥内務省試補・庶務局勤務　12月‥県治局

●1892年11月‥退官

●1893年11月‥石川県金沢に赴き北国新聞社顧問となる︵～1894年12月︶

●1895年1月‥弁護士登録*1897年11月‥元田肇法律事務所

●1898年4月‥京橋区法律事務所を開設

●1899年6月‥長崎地方裁判所判事︵～1900年1月︶

●1904年3月‥長崎市会議員︵～1910年3月︶

●1919年9月‥長崎県会議員︵～1923年9月︶

●1921年5月‥帝国弁護士会理事

●1926年2月‥死去。福岡県八女市の無量寿院に葬られる。

人物像

●帝大在学中からレッシング・ゲーテ・シラーなどに親しみ文学への目を開き坪内逍遥の﹃妹と背鏡﹄､二葉亭四迷の﹃浮雲﹄などを論じた清新な筆触で認められた。

家族

文芸評論家の山本健吉は3男。

関連

• 石橋氏
• 森鴎外

外部リンク

• 黒木文化
• 参考