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眠れる森の美女

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
いばら姫から転送)

: La Belle au bois dormantAT410: DornröschenKHM 50Sleeping Beauty

La Belle au bois dormant使[1]


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バジレ版「日と月とターリア」との相違点[編集]

祝福はない。ペロー版同様、誕生の予告もない。王女にはターリアという名前がある。ターリアの誕生の祝宴で呼ばれていた占い師が「麻糸が王女に災いをもたらす」と予言。

ターリアが眠りに落ちたことを嘆いた父親は、悲しみを忘れるために城を去る。他の者たちの描写は一切ない。その後、鷹狩りで偶然たどり着いた他国の王が、眠るターリアを見つけ、あまりの美しさに我慢できなくなり愛の果実を摘む(強姦)。その後、彼は王国へ帰りターリアのことを忘れてしまうが、ターリアは寝ている間に双子を出産し、麻糸が取れて目を覚ます。王はターリアに会いに行き、出産を喜ぶ。

とりあえず王国に帰った王であったが、ターリアのことが気にかかり、妻である王妃はそれに嫉妬。彼女は王の名を騙り、ターリアの双子の子供らを呼び寄せて殺し、スープにして王に食べさせようとする。が、子供に同情した料理人が子山羊の肉とすりかえる。

次に王妃はターリアをも呼び寄せて火焙りにしようと画策するが、王が助けに入る。子供をスープにして飲ませたという話を聞いて王は怒り狂い、王妃を火の中へ投げ込むのだった。

展開[編集]

バレエ[編集]

バレエ作品の『眠れる森の美女』は、1890年サンクトペテルブルクで初演された。3時間もの大作で、現在も多くのバレエ団が上演している。当時、劇場の総裁だったイワン・フセヴォロシスキーが豪華絢爛なバレエ作品を作りたい、と考えたことから制作が始まった。振り付けはマリウス・プティパ、音楽はピョートル・チャイコフスキー。チャイコフスキーは『白鳥の湖』での失敗があり、もうバレエ曲は作らないと決めていた、という説もあるが、音楽が失敗だったわけではなく、バレエ曲を作曲すること自体はその後も検討していたので、「眠れる森の美女」の台本に感動して仕事を引き受けた。チャイコフスキーの三大バレエの一つといわれる。

アニメ[編集]


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  • グリム版では12人の魔法使い、ペロー版では7人の妖精が呼ばれたが、ミュージカルでは赤の妖精・緑の妖精・白の妖精の3人が呼ばれた(呼ばれなかった黒の妖精を含めると4人の妖精が登場する)。もっとも呼ばれたのが妖精であるという点はペロー版に準じている。
  • 王女の誕生と同じ日に、原作には登場しない料理番夫婦にも女の子を誕生させ、2人の成長を交錯させながら、運命に翻弄される王女と運命を切り開く料理番の娘の生き様を対比させている。

脚注[編集]

  1. ^ Charles Perrault, Contes, (introduction, notices et notes de Catherine Magnien), éditions Le Livre de Poche Classique.
  2. ^ 野口芳子『グリム童話のメタファー』勁草書房、2016年8月25日、38頁。ISBN 9784326800582 

関連項目[編集]


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(KHM50)68鹿200899-110ISSN 03886905NAID 120001393578