ジャック・ドーシー
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ジャック・ドーシー Jack Patrick Dorsey | |
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2010年のドーシー | |
生誕 |
1976年11月19日(47歳) アメリカ合衆国 ミズーリ州セントルイス |
住居 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州サンフランシスコ |
職業 | 起業家、投資家 |
ジャック・ドーシー︵Jack Patrick Dorsey[1]、1976年11月19日[2] - ︶は、アメリカ合衆国の起業家、実業家、ソフトウェア・デザイナー。Twitterの共同創業者、同社の元最高経営責任者。
ドーシーが書いたTwitterのアイディアになるメモ
幼年期をミズーリ州セントルイスで育つ[3]。8歳でMacintoshに触れ、10歳で、IBMパソコンに精通し、14歳のとき、自動車の交通システムについて興味を持ち、今なお使われているタクシー会社のソフトウェアをオープンソースで書いた。ミズーリ工科大学からニューヨーク大学に進み、そこでTwitterのアイディアを最初に思い付いたが、大学は中退した[4]。
2000年、オークランドでウェブからタクシーや救急サービスを派遣するサービスの会社を始めた。2000年7月、LiveJournalよりもリアルタイム性が高く、どこにいても自分の状況を知人に知らせたり、逆に知人の状況を把握できたりするサービスの可能性に気付いたという[5]。
初めてインスタントメッセンジャーを目にした時、ソフトウェアのユーザーステータスのアウトプットを、同時に多人数と簡単に共有できないものかと考えた。そこでテキストメッセージに関心があったOdeo社にコンタクトを取り、同社のビズ・ストーンとSMSテキストが適していると判断、Twitterのプロトタイプを2週間程で作り上げた。このTwitterのアイディアはOdeoのユーザーを魅了し、エヴァン・ウィリアムズからの投資を受けた[6]。
2006年、エヴァン・ウィリアムズ、ビズらと共にObvious社︵後のTwitter社︶を設立した[7][8]。一度退社した後に2015年から再度CEOを務めていた[9]。
また、2009年2月にはiPhoneなどのスマートフォンをクレジットカード決済端末にするSquareを開始し、同社のCEOに就任した[10]。
2013年12月、ウォルト・ディズニー・カンパニーの取締役に任命された[11]。
2019年、Twitter社の分散型SNSプロジェクトとしてBlueskyを公表[12]。2021年、Blueskyは公益法人として独立させた[13]。その後はBlueskyの取締役に就任したが、2024年5月5日に退任したことを公表[14]。
2021年11月29日、TwitterのCEOを辞任すると発表。後任は前CTOのパラグ・アグラワルが就任[15]。
2022年12月16日、fiatjafによって提唱されたNostrプロトコルに14BTCをサポートすると発表[16][17]。
キャリア[編集]
人物[編集]
2019年8月30日、自身のTwitterアカウントから下品な言葉や民族差別的なツイートが約15件送信された。Twitter社は、ハッキング被害によるものだと説明した[18]。 2020年4月8日、新型コロナウイルス感染症への対応として自身の資産から10億ドル︵約1100億円︶を寄付することを発表した[19]。 2020年10月、Twitter社は2020年アメリカ大統領選挙に出馬している民主党のジョー・バイデン候補の汚職疑惑を報じたニューヨーク・ポストの記事について、﹁安全でない可能性がある﹂と表示し、利用者がリンクをツイート不可とする措置を行った。これに対して、利用者の一部からソーシャルメディアは反保守的で偏向しているとの主張がなされた。ドーシーは、自社の対応を容認できないとし﹁自分たちのルールをこうして適用する際には、もっと分かりやすく説明するためさらに努力が必要だと承知している﹂と述べた[20]。脚注[編集]
出典[編集]
(一)^ Marcia Dorsey [@marciadorsey] (2013年11月19日). "This date/day is one of the BEST days of my LIFE!". X︵旧Twitter︶より2023年11月3日閲覧。
(二)^ “Jack Dorsey: Inside the Life of the Twitter Cofounder and CEO”. Insider (2014年8月6日). 2022年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月3日閲覧。
(三)^ “Taste of St. Louis first major event to use Square”. stltoday.com (2010年9月29日). 2010年12月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月3日閲覧。
(四)^ “Native son sets St. Louis atwitter 'He's always seen life a little differently,' uncle says of Twitter creator.” (2009年11月15日). 2019年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月3日閲覧。
(五)^ “twttr sketch”. Flickr. 2023年11月3日閲覧。
(六)^ “Twitter Founders Thrive on Micro-Blogging Constraints”. MediaShift (2007年5月17日). 2023年11月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月3日閲覧。
(七)^ “Twitter社 ジャック・ドーシーCEO 280字への大転換を語る”. 事業構想オンライン. MPD. 2023年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月3日閲覧。
(八)^ “Twitterの共同創業者エヴァン・ウィリアムズ氏、取締役を退任へ”. CNET Japan. 朝日インタラクティブ (2019年2月25日). 2023年11月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月3日閲覧。
(九)^ “ドーシー氏、米ツイッターの正式CEOに スクエアCEOも兼務”. ロイター (2015年10月5日). 2023年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月3日閲覧。
(十)^ “TwitterとSquareの創業者ジャック・ドーシー氏がディズニーの取締役に”. ITmedia NEWS. ITmedia (2013年12月24日). 2021年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月3日閲覧。
(11)^ “TwitterとSquareの創業者ジャック・ドーシー氏がディズニーの取締役に”. (2013年12月24日) 2013年12月30日閲覧。
(12)^ “X対抗のSNS﹁Bluesky﹂がついに一般公開、すでに300万人が利用中”. Forbes JAPAN. リンクタイズ (2024年2月7日). 2024年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月11日閲覧。
(13)^ “Bluesky、ロゴを“変容の象徴”である蝶にし、ログインせずにWebで閲覧可能に”. ITmedia NEWS. ITmedia (2023年12月25日). 2024年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月11日閲覧。
(14)^ “Bluesky、ジャック・ドーシー氏が取締役から外れたことを認める”. ITmedia NEWS. ITmedia (2024年5月6日). 2024年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月11日閲覧。
(15)^ “米ツイッター、創業者ドーシー氏がCEO退任”. ロイター (2021年11月29日). 2023年11月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月3日閲覧。
(16)^ “nostr - Notes and Other Stuff Transmitted by Relays” (英語). fiatjaf. 2023年3月1日閲覧。
(17)^ “https://twitter.com/jack/status/1603535971114487816”. Twitter. 2023年3月1日閲覧。
(18)^ “ツイッターCEOがハッキング被害、人種差別的ツイート送信される”. Bloomberg. 2020年10月18日閲覧。
(19)^ “ジャック・ドーシーが1100億円を寄付、資産の3分の1を放出へ”. Forbes JAPAN︵フォーブス ジャパン︶. 2020年10月18日閲覧。
(20)^ “米大衆紙のバイデン親子記事、SNSが表示制限 ツイッターCEOは自社対応批判”. BBCニュース. 2020年10月18日閲覧。
外部リンク[編集]
- jack (@jack) - X(旧Twitter)