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弁証法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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: διαλεκτική: dialectic

使使[1]

[]


使[2]


ソクラテスの対話(問答法)[編集]



[]


沿[3]






apodictic, demonstration 

endoxadialectic 

eristic 

paralogism



: συλλογισμός, syllogism, syl-

Organon: λογική, logikē: logica, logic

[]

[]


dialectic, demonstration


[]




16

1Wissenschaft



調

dialectic

[]


German idealism

調

姿





 

調



西

フィヒテ・シェリング等の弁証法[編集]

ヘーゲルの弁証法[編集]

ヘーゲルの弁証法と呼ばれているものには、『精神現象学』の中で順序立てて詳細に述べられている「意識の弁証法」と、一般に単純化・形式化された形で言及されている「弁証法(的)論理学」の2種類がある。両者は抽象的には同じものだとも言えるが、叙述のされ方に差異があるので、以下、それらを別々に説明する。

『精神現象学』における弁証法[編集]

ヘーゲルが求めるのは、形式主義・操作主義によって獲得される表層的・外形的・空虚な個々の「体系知」(science)とは異なる、自然的実在のありのままの本質的規定・法則性(つまりは、絶対者・真理)の概念的把握である哲学、すなわち「学知」(Wissenschaft)である。そこで、人間の精神(意識)が、己の性質に則って、己にとっての「真・有」と「知」のズレを修正していく自己措定運動(「意識の弁証法」「意識の経験の学」)を経ながら、どのように「学知」(Wissenschaft)の完成へと到達していくのか、それを順序立てて叙述・描写するのが『精神現象学』である。

それは以下のような段階を経る[4]

  • 意識(対象意識)[注釈 1]
    • 感覚的確信
    • 知覚
    • (知覚的)悟性
  • 自覚(自己意識)[注釈 2]
  • 理性
  • 精神
    • 精神
    • 宗教
    • 絶対知

矢崎美盛は、こう書いている。

しばしば、ヘーゲル哲学の方法は弁証法であると言われている。そのことは正しい。しかしながら、もしも、ヘーゲルがあらかじめ弁証法という方法を形式的に規定しておいて、これを個々の対象思考に適用するという風に考えるならば、それは由々しき誤解である。ヘーゲルは、おそらく、その全著作の何処を探しても、方法としての弁証法なるものを、具体的思考から切り離して、一般的抽象的に論考したためしはない。彼はただ対象に即して考えるにすぎない。彼が対象に即して、対象の真理を具体的に把握するに適するように、自由に考えながら進んでいった過程が、いわば後から顧みて、弁証法と呼ばるべき連鎖をなしていることが見出されるのに過ぎない。極言すれば、理性的思考がいわゆる正反合の形態を具えているということは、抽象的形式的に基礎づけることは出来ない事柄である。そして、いわゆる弁証法的契機(例えば綜合)の具体性ということも、結局、対象を内包する理性内容の具体性に依存するものに外ならない。それ故に、ヘーゲルの哲学を理解するために、その内容から切り離されたいわゆる弁証法だけをとり出して、これを解釈したり論考したりすることは、むしろ不必要である。

矢崎美盛著『ヘーゲル 精神現象論』大思想文庫 第21、岩波書店、1936年



姿
高山岩男著『辨證法入門』アテネ文庫 第53、弘文堂、1949年

弁証法(的)論理学[編集]


3aufheben, ,aufhebenElevation

[5]

マルクス主義における弁証法[編集]


[6]



3

(一)

(二)

(三)

12323

3

[ 3][7]

[]









西西西西


/

西1966Negative Dialektik/negative Dialektik 西1949西XI使西

脚注[編集]

注釈[編集]



(一)^ 

(二)^ 

(三)^ : Э́вальд Васи́льевич Илье́нков, : Evald Vassilievich Ilyenkov1924218197932119791979pp.369-377

出典[編集]



(一)^ 1949p.3

(二)^   1994114-118ISBN 4-00-336633-6 

(三)^ 1967p.111

(四)^ 1949p.15

(五)^ 1949p.8

(六)^ 1

(七)^ 1979p.7

関連文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]