コンテンツにスキップ

詭弁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

: σοφιστική

[]


使[1][2][3]

 sophism [4][5]

[]



[]


[6][7][8]

[9]400

41012341410410[10]

[11]

[]


[3]



1[ 1]

[編集]

前件否定の虚偽 (denying the antecedent)[編集]

  • A「自分がされて嫌なことは、人にもするな(黄金律)」
  • B「なら自分がされて嫌でなければ、人にしても良いんだな」

ABXYXYXY

ABACABACABXACYXYXY

後件肯定の虚偽 (affirming the consequent)[編集]

  • A「対象について無知ならば人は恐怖を感じる。つまり、怖がりな奴は無知なんだよ」

AXYYXXYA

 (fallacy of the undistributed middle)[]


A

AXYZYZXZXY:AA

早まった一般化 (hasty generalization)[編集]

  • A「私が今まで付き合った4人の男は、皆私に暴力を振るった。男というものは暴力を好む生き物なのだ

A[ 2] AA16026036046056066060

調 ()

合成の誤謬 (fallacy of composition)[編集]

  • A「Bさんの腕時計はロレックスで、財布とサングラスはグッチだった。きっと彼はお金持ちに違いない

XX

B[ 3]

使使

 (fallacy of division)[]


AGDP

XXAB

 (fallacy of the ambiguous middle)[]


A[12][ 4]

B()()

AMPSMSP使M-PMS-MM

 (Continuum fallacy)[]


A

B10

 (fallacy of the bald) (fallacy of the beard) AB

未知論証 (ad ignorantiam)[編集]

  • A「B氏は地底人がいないと断言している。しかし、そんな証拠はないので地底人はいることになる」

AXYXYA

ABCC

BBCAC

誤った二分法 (false dilemma)[編集]

  • A「君は僕の事を『嫌いではない』と言ったじゃないか。それなら、好きって事だろう」

AXYZXYXZXYZXYZA

B

B

XYZXYXZZYZY22 false dilemma  false dichotomyexcluded middlebifurcation 

隙間の神 (God of the gaps)[編集]

  • A「この現象は科学では説明できない。だから神の仕業としか考えられない

未知論証の一つ。創造科学やオカルト的な主張でよく用いられる論法である。神は自然現象の未解明の部分(隙間)に住んでいて、新たな事実が解き明かされ、未解明な部分が減っていくと神の住むところもどんどん狭くなっていくという皮肉が込められた呼称。

論点のすりかえ (Ignoratio elenchi)[編集]


A

B

 (red herring) B(tu quoque) 

ストローマン (Straw man)[編集]


A

BA

AA (red herring)

対人論証 (ad hominem abusive)[編集]

  • A「私は生活必需品の消費税を廃止するべきだと思う」
  • B「A氏はそんな事を主張しているが、彼は過去に傷害事件を起こしている。そんな者の意見を取り入れる事はできない」

BAAAAA

 (guilt by association)[]


ABCCB


状況対人論証 (circumstantial ad hominem)[編集]

  • A「そろそろ新しいデジタルカメラが欲しいって話をC君としたら、D社の新製品を勧められたよ」
  • B「C君のお父さんはD社に勤めているんだから、C君がそう答えるのは当然さ。買わない方がいい」

ABDDCDD

ヒュームの法則(Hume's law)[編集]

  1. たばこを吸うことは健康に悪い。
  2. したがって、たばこを吸ってはならない[13]

XYXY

[14]Is-Ought: is-ought problem[15]non-moral[16]

自然主義的誤謬(naturalistic fallacy)[編集]

  1. ビールを飲むことは快い(pleasant)。
  2. したがって、ビールを飲むことは善い(good)[17]

[13][17]

non-moral[18]

moralistic fallacy[]


A

Aought-is problem

同情論証 (ad misericordiam)[編集]

  • A「そんなふうに言うもんじゃない。B君がかわいそうだよ

AXYXY

伝統に訴える論証 (Appeal to tradition)[編集]

  • A「ぜいたくはだめだよ。昔から節約は美徳とされていたからね」

Aの発言は、「過去から使われている意見は正しい」という形式の推論。不測の事態の発生を防ぐという先例主義という考え方もあるが、「過去にその意見は正しいから採用されたのか」「関係する状況は現在と過去で変わっていないか」の二点が立証されないと根拠にはならない。

新しさに訴える論証 (Appeal to novelty)[編集]

  • A「そのやり方はもう古いよ。最新の方法を使うべきだ

伝統に訴える論証とは逆に、過去と現在では状況が変わっているとすることを前提にした推論。科学の発展や流行の推移、社会事情の変化などで説得力を持たせようとしているが、新しいだけでは根拠にはならない。

権威論証 (ad verecundiam)[編集]

  • A「人間はBを敬うべきだ。哲学者のCもそう言っているだろう

A

 (Begging the question)[]




[ 5]

論点先取 (petitio principii)[編集]


AB

AXXA BBB

 (circular reasoning)[]

  • A「B君の言っている事は詭弁だ(屁理屈だ・揚げ足取りだ)。だから間違っている。」

AAB"that's a fallacy" fallacy[ 6]

 (loaded language)[]


AB

B

C

調loaded language emotionally charged wordsABC使[ 7]key word

 (ad baculum)[]


A 

B()

AXYXA

B

多数論証 (ad populum)[編集]

  • A「B君も早くCを買うべきだ。もう皆そうしている

AXXAA[ 8] 使 (hyperbole) [ 9]

多重尋問 (complex question)[編集]

  • A「(万引きをした事が明らかではない人に対し)もう 万引きはやめたの?」

 

BC

D (buttering-up)

BD (buttering-up)

[]



脚注[編集]

注釈[編集]



(一)^ 

(二)^ 

(三)^ B

(四)^ 

(五)^  

(六)^ (1)寿(2)A(3)A寿(1)寿(3)(1)

(七)^ loaded language

(八)^ 

(九)^ A

出典[編集]



(一)^ 

(二)^ 

(三)^ abオープンアクセス  ︿1936620NDLJP:1873360/316 

(四)^ "sophism"

(五)^ E"sophism"

(六)^ オープンアクセス     15 4︿1924373NDLJP:926465/191"" 

(七)^ オープンアクセス 35 123︿1927555NDLJP:1118527/282 

(八)^  1976, p. 62.

(九)^  1976, p. 58.

(十)^  1976, p. 60.

(11)^  1976, p. 61.

(12)^ 2007[]

(13)^ abEthics Explainer: Naturalistic Fallacy ().  The Ehics Centre (2016315). 2022127

(14)^ David Hume ().  Stanford Encyclopedia of Philosophy. 2022127

(15)^ . .  . 2022127

(16)^ Pigden 2018, p. 73.

(17)^ abMoral Non-Naturalism.  Stanford Encyclopedia of Philosophy. 2022127

(18)^ Pigden 2018, p. 74.

[]


 -2004ISBN 9784534038128 

︿1976ISBN 9784121004482 

2004ISBN 9784534037107 

Pigden, Charles (2018). No-Ought-From-Is, the Naturalistic Fallacy, and the Fact/Value Distinction: The History of a Mistake (). The Naturalistic Fallacy (Cambridge University Press): 73-95. doi:10.1017/9781316717578.006. 

[]


西!-︿2009ISBN 9784480065162 

(201318). // (PDF).  TuZino Taqumi. 2013430

[]

外部リンク[編集]