リオデジャネイロ州
(リオ・デ・ジャネイロ州から転送)
- リオデジャネイロ州
- Estado do Rio de Janeiro
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(旗) (紋章) -
行政府所在地 リオデジャネイロ 最大都市 リオデジャネイロ 州知事 クラウディオ・カストロ 面積 43,750.425km2[1] 自治体数 92 人口 1605万5174人(2022年)[1] 人口密度 366.97人/平方キロメートル(2022年)[1] GDP
- 1人当たり6263億20百万レアル(2013年)
3万1064レアル(2013年)ISO 3166-2:BR BR-RJ 標準時 UTC-3 ウェブサイト www.governo.rj.gov.br
リオデジャネイロ州︵リオデジャネイロしゅう、葡: Estado do Rio de Janeiro [ˈʁi.u d(ʒi) ʒɐˈnejɾu] ( 音声ファイル)︶は、ブラジルに26ある州のひとつ。ブラジル南東部の大西洋沿いに位置する。北東にエスピリトサント州、北にミナスジェライス州、西にサンパウロ州と隣接し、南は大西洋に面する。州都はリオデジャネイロ。
州都のリオデジャネイロは1763年に最初の首都サルヴァドール・ダ・バイーアよりポルトガルのブラジル植民地の首都に遷都され、1822年から1960年までは独立後のブラジルの首都だった。1960年に首都は現首都のブラジリアに遷都された。州の略称は﹁RJ﹂である。
パソ・インペリアル、18世紀にジョアン4世によって建設された植民地 総督と、二人のブラジル皇帝の宮殿
リオデジャネイロ一帯はブラジル発見の直後、1502年から欧州人の間で知られており、その起源はポルトガルの植民地であったサン・ヴィセンテと初代ブラジル総督トメ・デ・ソウザによるものとされている。サン・ヴィゼンテは1555年から1567年の間に南方への植民を目論んでいたフランス人の侵略を受けたため、その防衛の観点から1565年3月に第3代のブラジル総督メン・デ・サーとその甥エスタシオ・デ・サーによってリオデジャネイロ市が成立した。
17世紀では牛とサトウキビを輸出するための港都だったが、18世紀にミナスジェライスで起きたゴールドラッシュで産出された金や宝石を取り扱い始めたことで都市の発展が大きく刺激され、これにより1763年にブラジル植民地の首府がサルヴァドールからリオデジャネイロに移った。半島戦争により1808年にポルトガル王室がリオデジャネイロに渡ると、王室と共にやってきた多くのポルトガル人により市は新たにヨーロッパ風に整備され、学校や図書館、病院が建設され、ブラジル初の新聞も出版されるようになった。
また、同時にブラジルの自然について記録するためのヨーロッパ人芸術家も一部移入したことにより、ブラジル一帯における文化においても影響を受けた。同時に、Escola Real de Ciências, Artes e Ofícios︵王立科学芸術学校︶が生まれた。
州都リオデジャネイロ
リオデジャネイロ市
ニテロイ
●リオデジャネイロ
●ニテロイ
●サンゴンサロ
●ドゥケ・デ・カシアス
●ノヴァ・イグアス
●ベルフォード・ロッショ
●マジェー
●イタボライー
●ニローポリス
●ペトロポリス
●テレゾポリス
●ノーヴァ・フリブルゴ
●カブ・フリウ
●アライアルドカーボ
●アルマサンドスブージオス
●カンポスドスゴイタカーゼス
●マカエー
●カショエイラス・デ・マカク
●サンジョアンダバラ
●サンフィデリス
●サントアントニオデパドゥア
●イタペルーナ
●イタグアイ
●マンガラチーバ
●アングラ・ドス・レイス
●パラチー
●ヴァレンサ
●ヴァソウラス
●トレスリオス
●パライーバドスール
●ボルタ・ヘドンダ
●バーラマンサ
●バーラドピライ
●レゼンデ
●ミゲル・ペレイラ
ペトロポリス大聖堂、市はドイツの影響を強く受けている
IBGEによると、2022年の時点で人口は1605万5174人、人口密度は366.97 人/km²となる[1]。
都市化率は96.9%︵2004年︶、人口増加率は1.3%︵1991年-2000年︶、 家屋数は 4.944.333 棟︵2005年︶。
最新のPNAD︵国家居住統計調査︶のセンサスが示すところによれば、8,513,778人︵54.6%︶が白人であり、5,145,690人︵33.0%︶がパルド︵褐色︶、1,871,160人︵12.0%︶がアフリカ系ブラジル人、62,000人︵0.4%︶がアジア系もしくはインディオである[4]。
ポルトガル系の家系は州の多くで優勢である。スイス系、ドイツ系他のヨーロッパ系エスニック・グループの多くは山岳地域︵ノーヴァ・フリブルゴやペトロポリス、その他︶と州都に入植した。 イタリア系とスペイン系もまた州都と周囲の街に存在している[5][6]。
アフリカ系ブラジル人の家系に連なる人々は多くは州都にいる。混血の家系︵ムラート︶は幾つかの街ではマジョリティである。
貧困による治安の悪さや、モラルの低下も見られる。州内420万人に電力を供給している電力会社ライト社は、送電量の30-40%が盗電に遭う被害を受けている[7]。