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中国棋院︵ちゅうごくきいん、簡体字:中国棋院︶は、中華人民共和国の中華全国体育総会の下部組織で、中国の棋類︵棋牌︶に分類されるボードゲームを管轄している団体。囲碁、シャンチー︵象棋︶、チェス︵国際象棋︶、連珠︵五子棋︶、ブリッジ︵桥牌︶、麻雀︵麻将︶などを実施。1992年に設立。プロやアマチュアの大会の開催、棋士の育成などを行っている。
各地方を統括するための同種の組織として、上海棋院、成都棋院などがある。
国家体育総局の事業機関に位置づけられる。
初代院長には囲碁の名棋士である陳祖徳が就任。陳は健康上の理由から2003年に退任し、続いてやはり囲碁棋士で副院長であった王汝南、華以剛が院長を歴任、それぞれ60歳定年で退任、4代院長には国家体育総局棋牌運動センター主任の劉思明が就任。内部組織としては、囲棋部、象棋部、国際象棋部などがある。
歴代院長
(一)1992-2003 陳祖徳
(二)2003-2007 王汝南
(三)2007-2009 華以剛
(四)2009-2015 劉思明
(五)2015-2017 楊俊安︵代理︶
(六)2017-2018 羅超毅
(七)2018- 今 朱國平
各競技の棋士は、それぞれ中国囲棋協会、中国チェス協会、中国象棋協会、中国ブリッジ協会などに所属している。
棋士ランキング[編集]
1997年から、囲碁、チェス、シャンチー、ブリッジの棋士の成績に応じた点数制によるランキングを制定し、毎年4月、8月、12月の3回発表している。