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今村鞆

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
今村 鞆
(いまむら とも)
李朝時代の装束をまとった今村
人物情報
全名 今村 鞆
生誕 (1870-09-30) 1870年9月30日
土佐国高岡郡高岡村
死没 1943年????
出身校 法政大学
学問
時代 明治 - 昭和時代
研究分野 朝鮮史民俗学
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研究内容・業績[編集]

  • 今村の研究は個人的な関心と趣味から発生したものであった。「朝鮮の警察の此創設時代に於いて最も必要な事は朝鮮の風俗習慣を調査して是を知悉する事である」と述べており、職業上必要であった実益と趣味を兼ねていた。
  • 博学であったことから、警察官僚辞職後は編纂事業を委嘱されている。在野の研究者として朝鮮民俗学会ともかかわりを持ち、また1937年に創設された京城書物同好会の会員にも加わった。

著作[編集]

著書[編集]

  • 『民籍調査參考資料:牧民心書抄釈』1909年
  • 『朝鮮風俗集』斯道館 1914年
  • 『歴史民俗朝鮮漫談』南山吟社 1928年
  • 『船の朝鮮:李朝海事法釈義』螺炎書屋 1930年
  • 『人蓡神草』朝鮮総督府専賣局 1933年
  • 『朝鮮の姓名氏族に関する研究調査』朝鮮総督府中枢院 1934年
  • 『人参史』朝鮮総督府専売局 1940-1943年

講演資料[編集]

  • 『朝鮮工業漫談』
  • 『朝鮮動乱の歴史的社会的考察』無聲會 1931年

脚注[編集]

  1. ^ 趙恩馤2004「南方熊楠と朝鮮―今村鞆との関係から―」『熊楠研究』6号