前田政八
前田 政八︵まえだ まさはち、1874年︿明治7年﹀3月25日[1] - 1965年︿昭和40年﹀1月21日[2]︶は、日本の実業家、政治家。立憲民政党︵のち立憲政友会︶衆議院議員、佐賀県藤津郡塩田町︵現・嬉野市︶長。
経歴[編集]
佐賀県藤津郡塩田村で生まれる[3]。代々武士の家系で[4]、先祖には塩田津出身で治水の神様と評される前田伸右衛門がいる[5][6]。1898年3月、東京の工手学校土木科を卒業し[2][3]、さらに達英舎で英学を修める[3]。 1900年5月、北海道庁技手に任じられ室蘭支庁に勤務[3]。その後、道庁属・札幌支庁第二課長に転じ、1908年に退職[3]。その後、札幌区外五郡産牛馬組合副組長、前田一歩園[注 1]管理人を経て、前田倉庫、材木商を経営[3]。釧路木材商組合長、北海道会議員、釧路区会議員、釧路市会議員、同議長、釧路商業会議所議員、賓江木材倉庫社長︵満州国哈爾賓市︶などを務めた。 1928年2月の第16回衆議院議員総選挙に民政党公認[7]で北海道第5区︵当時︶から出馬して当選、同年12月に政友会に移籍[8]。衆議院議員を一期務めた[2]。その後帰郷し、塩田町長︵1947.4-1955.4︶[9]、塩田町議会議員︵1957.6-1965.1︶[10]、同議長︵1962.8-1963.6、1964.12-1965.1︶[11]、佐賀県治山治水協会長、同県林業会理事長、日本治山治水協会理事などを務めた[2]。1965年、塩田町議会議長のまま死去[10]。著書[編集]
- 『武藤元帥』前田政八、1939年。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
(一)^ 衆議院﹃第五十五回帝国議会衆議院議員名簿﹄︿衆議院公報附録﹀、1928年、37頁。
(二)^ abcd﹃議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑﹄583頁。
(三)^ abcdef﹃北海道人名辞書﹄第二版、357-358頁。
(四)^ ﹃佐賀県近代和風建築総合調査報告書﹄佐賀県教育委員会、1996年。
(五)^ ﹃塩田町史 上巻﹄塩田町史編さん委員会、1983年、436,437頁。
(六)^ ﹃肥前塩田津 塩田町塩田伝統的建造物群保存対策調査報告書 塩田町文化財調査報告書第30集﹄塩田町教育委員会、2004年。
(七)^ ﹃東京朝日新聞﹄1928年2月10日朝刊2面。
(八)^ ﹃議会制度百年史 院内会派編衆議院の部﹄350頁。
(九)^ ﹃塩田町史﹄下巻、40頁。
(十)^ ab﹃塩田町史﹄下巻、535頁。
(11)^ ﹃塩田町史﹄下巻、533頁。
参考文献[編集]
●衆議院・参議院編﹃議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑﹄大蔵省印刷局、1990年。 ●衆議院・参議院編﹃議会制度百年史 院内会派編衆議院の部﹄大蔵省印刷局、1990年。 ●金子信尚編﹃北海道人名辞書﹄第二版、北海民論社、1923年。 ●塩田町史編さん委員会編﹃塩田町史﹄下巻、佐賀県藤津郡塩田町、1984年。| 全般 |
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