北海道大学医療技術短期大学部
北海道大学医療技術短期大学部 | |
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大学設置 | 1981年 |
創立 | 1920年 |
廃止 | 2007年 |
学校種別 | 国立 |
設置者 | 文部科学省 |
本部所在地 | 北海道札幌市北区北12条西5丁目 |
学部 |
看護学科 理学療法学科 作業療法学科 衛生技術学科 診療放射線技術学科 |
研究科 | 助産学特別専攻 |
北海道大学医療技術短期大学部︵ほっかいどうだいがくいりょうぎじゅつたんきだいがくぶ、英語: College of Medical Technology, Hokkaido University[1]︶は、北海道札幌市北区北12条西5丁目に本部を置いていた日本の国立大学である。1981年に設置され、2007年に廃止された。大学の略称は北大医短または医短[2]。
概要[編集]
大学全体[編集]
●北海道札幌市北区に所在した日本の国立短期大学で、併設元は北海道大学医学部。 ●北海道大学医学部附属看護学校を母体に1980年10月に短期大学を設置。1981年に2学科を増設した上で開学。1982年、1984年、1985年にも北海道大学医学部に併設されていた専修学校を母体に学科、専攻科を其々増設、5学科と専攻科1専攻科にまで発展した。 ●2003年度の入学生を最後に[注釈 1]、2007年に短期大学としての使命を終える[4]。建学の精神︵校訓・理念・学是︶[編集]
●北海道大学医療技術短期大学部の教育目的‥﹁医療技術に関する高度の理論と技能を教授研究するとともに、豊かな教養と人格を備えた医療技術者を養成し、もって国民の保健医療の向上に寄与すること﹂となっていた。教育および研究[編集]
●北海道大学医療技術短期大学部では、北海道大学病院での臨床実習が行われていた。学風および特色[編集]
●北海道大学医療技術短期大学部は北海道大学医学部に併設された短大であったため、教員は医学部との兼任者が多いものとなっていた。沿革[編集]
短期大学開学まで[編集]
●1920年 北海道帝国大学医学部附属病院に看護法講習科を設置。 ●1921年 北海道帝国大学医学部附属病院に産婆養成所を設置。 ●1945年 看護法講習科を厚生女子部に改称。 ●1951年 厚生女子部を北海道大学医学部附属看護学校に改称。 ●1956年 北海道大学医学部附属エックス線技師学校開学。 ●1966年 北海道大学医学部附属衛生検査技師学校開学。 ●1969年 医学部附属エックス線技師学校を医学部附属医学部附属診療放射線技師学校に改組。 ●1972年 医学部附属衛生検査技師学校を医学部附属臨床検査技師学校に改組。短期大学設置後[編集]
●1980年 ●10月1日 左記を以て文部省[注 2]より短期大学の設置が認可される[注 3]。 ●1981年 ●4月1日 北海道大学医療技術短期大学部が以下の学科体制にて開学する[9]。 ●看護学科[注 4] 入学定員80名[10] ●理学療法学科[注釈 2]入学定員20名 ●作業療法学科[注釈 2]入学定員20名 ●5月1日 学生数[11]/定員 ●看護学科 女子78 ●理学療法学科20[注 5] ●作業療法学科20[注 6] ●1982年 ●4月1日 左記を以て衛生技術学科を増設[注 7]。 ●5月1日 学生数[14]/定員 ●看護学科 女子158/160 ●理学療法学科39[注 8]/40 ●作業療法学科40[注 9]/40 ●衛生技術学科40[注 10]/40 ●1983年 医学部附属看護学校廃止。 ●1984年 診療放射線技術学科を増設[注 11]。 ●1985年 ●4月1日 専攻科助産学特別専攻[注 12]を設置[注 13]。 ●5月1日 学生数[19]/定員 ●看護学科 249[注 14]/160 ●理学療法学科62[注 15]/40 ●作業療法学科62[注 16]/40 ●衛生技術学科 119[注 17]/40 ●診療放射線技術学科79[注 18]/80 ●1986年 医学部附属診療放射線技師学校廃止。 ●1999年 ●5月1日 学生数[20]/定員 ●看護学科 242[注 19] ●理学療法学科60[注 20] ●作業療法学科64[注 21] ●衛生技術学科 122[注 22] ●診療放射線技術学科 127[注 23] ●2003年 ●4月1日 この年度をもって学生募集を終了とする[注釈 1]。 ●2007年 ●3月31日 左記を以て廃止[4]。基礎データ[編集]
所在地[編集]
●北海道札幌市北区北12条西5丁目教育および研究[編集]
組織[編集]
学科[注 24][編集]
●看護学科 入学定員80名 ●理学療法学科 入学定員20名 ●作業療法学科 入学定員20名 ●衛生技術学科 入学定員40名 ●診療放射線技術学科 入学定員40名専攻科[注 25] [編集]
●助産学特別専攻20名[23]別科[編集]
●なし取得資格について[編集]
受験資格研究[編集]
- 『北海道大学医療技術短期大学部紀要』[1]
大学関係者と組織[編集]
大学関係者一覧[編集]
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歴代学長
●有江幹男
●廣重力
●丹保憲仁
施設[編集]
キャンパス[編集]
●設備‥北海道大学医学部・北海道大学病院に隣接されていた。卒業後の進路について[編集]
就職について[編集]
●看護学科‥国公立病院や診療所などの専門職への就職が大半となっていた。 ●理学療法学科‥国公私立病院や診療所、老人保健施設などの専門職への就職が大半と大半となっていた。 ●作業療法学科‥国公私立病院や診療所、リハビリテーションセンター・精神障害者施設・小児施設など保健・医療・福祉領域など幅広い。 ●衛生技術学科‥国公私立病院や診療所・衛生検査所・公衆衛生施設・医療関連企業などへの専門職が大半。 ●診療放射線技術学科‥国公私立病院・検診センターや医療関連機器企業への就職実績があげられる。編入学・進学実績[編集]
●看護学科卒業生は、北海道大学医療技術短期大学部専攻科へ進学していた様子。注釈[編集]
注釈グループ[編集]
(一)^ ab平成16年度より学生募集停止[3][注 1]。 (二)^ ab1981年4月1日増設。補足[編集]
(一)^ 北海道大学医学部保健学科へ転換のため。
(二)^ 現在の文部科学省。
(三)^ 出典[5][6][7][8]。
(四)^ 設置は1980年10月1日。
(五)^ うち女子7
(六)^ うち男子7
(七)^ 出典[12][13]。
(八)^ うち女16
(九)^ うち男12
(十)^ うち男9
(11)^ 出典[15][16]。
(12)^ 入学定員20名。
(13)^ 出典[17][18]。
(14)^ うち男2
(15)^ うち女26
(16)^ うち男24
(17)^ うち男33
(18)^ うち女15
(19)^ うち男11
(20)^ うち女28
(21)^ うち男15
(22)^ うち男24
(23)^ うち女38
(24)^ 最終募集となった2003年における体制[21]。
(25)^ 最終募集となった2006年における体制[22]。
出典[編集]
(一)^ abタイトルより。
(二)^ 北大医短大部看護学科年報より。
(三)^ 文教協会'2004.
(四)^ ab文教協会'2007.
(五)^ 文部時報 = The monthly journal of Monbusho (1235)より。
(六)^ 時の法令5月3日(1072)より。
(七)^ 教育委員会月報 = Monthly reports of the board of education 32(3)(358)より。
(八)^ 地域医療 : 行政概要6号(昭和55年度)より。
(九)^ 全国短期大学一覧 昭和56年度より。
(十)^ 地域医療 : 行政概要7号(昭和56年度)より。
(11)^ 全国学校総覧 昭和57年版より。
(12)^ 全国短期大学一覧 昭和57年度より。
(13)^ 全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和57年度より。
(14)^ 全国学校総覧 昭和58年版より。
(15)^ 全国短期大学一覧 昭和59年度より。
(16)^ 全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和59年度より。
(17)^ 全国短期大学一覧 昭和60年度より。
(18)^ 全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和60年度より。
(19)^ 文部省'85, p. 39.
(20)^ 文部省'99, p. 53.
(21)^ 文教協会'2003.
(22)^ 文教協会'2006.
(23)^ 旺文社'2000.05, p. 134.
参考文献[編集]
全国学校総覧[編集]
●文部省﹃全国学校総覧 昭和61年版﹄原書房。 ●文部省﹃全国学校総覧 2000年版﹄原書房。全国短期大学高等専門学校一覧[編集]
●短大・高専教育研究会監修﹃全国短期大学・高等専門学校一覧 平成15年度﹄文教協会。 ●短大・高専教育研究会監修﹃全国短期大学・高等専門学校一覧 平成16年度﹄文教協会。 ●文部科学省﹃全国短期大学・高等専門学校一覧 平成18年﹄文教協会。 ●文部科学省﹃全国短期大学高等専門学校一覧 平成19年度﹄文教協会。蛍雪時代[編集]
●﹃短大・学科内容案内号 2001 2001年受験用﹄旺文社。関連項目[編集]
●廃止された日本の短期大学一覧 ●北海道大学 ●医療技術短期大学外部リンク[編集]
●北海道大学医学部医学科 沿革脚注[編集]