名古屋市総合体育館
名古屋市総合体育館 Nagoya Civic General Gymnasium | |
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施設情報 | |
愛称 |
日本ガイシ スポーツプラザ NIPPONGAISHI SPORTS PLAZA |
用途 | スポーツイベント、コンサート全般、発表会、集会、試験会場等 |
収容人数 | 約10,000人(固定:7,000席、仮設:3,000席) |
設計者 | 梓設計 |
施工 | 大林組 |
事業主体 | 名古屋市 |
管理運営 | 公益財団法人名古屋市教育スポーツ協会(指定管理者) |
構造形式 | 鉄筋コンクリート構造 |
敷地面積 | 75,035 m2 |
建築面積 | 27,823 m2 |
階数 | 地上3階、地下1階 |
竣工 | 1987年 |
所在地 |
〒457-0833 愛知県名古屋市南区東又兵ヱ町5丁目1番16号 |
位置 | 北緯35度5分44.93秒 東経136度55分24秒 / 北緯35.0958139度 東経136.92333度 |
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/be/Pride_Bushido_mai_18_juillet_2005.jpg/250px-Pride_Bushido_mai_18_juillet_2005.jpg)
名古屋市総合体育館︵なごやしそうごうたいいくかん、Nagoya Civic General Gymnasium︶は、愛知県名古屋市南区東又兵ヱ町にある屋内総合体育施設。施設命名権︵ネーミングライツ︶契約により、2007年︵平成19年︶4月1日から愛称を﹁日本ガイシ スポーツプラザ﹂としている︵後述︶。
概要[編集]
帝人名古屋工場の跡地に建設され、1987年︵昭和62年︶7月19日に開館した。総合体育館はアマチュア・プロスポーツだけでなく、国内外の著名アーティストによるコンサート︵コンサートのこけら落としはオフコース︶、商品展示会などの見本市などが開催される日本ガイシホール︵旧‥レインボーホール︶を始め、各種スポーツ向けの競技場、競技用プール、飛び込み台を有する日本ガイシアリーナ︵旧‥レインボープール。冬季はアイスアリーナとしてスケートリンクに転換︶、温水プール︵25m、50m︶、弓道場などの施設があり、これらを総称する施設全体の名称である。年間170万人︵うちホールは90万人。いずれも平成17年度実績︶の利用者がある。 旧名﹁レインボー﹂の由来は、1982年︵昭和57年︶に策定された名古屋市スポーツ振興計画の愛称が﹁レインボープラン﹂であったことにあり[1]、名古屋市のスポーツ振興の象徴として呼称されてきた。なお、名古屋市内には名称が似ている﹁名古屋市体育館﹂が存在しているが、こちらは熱田区に所在する。 2017年︵平成29年︶には開館から30年を迎え、それに関連するイベントなども行われたが[2]、施設の老朽化に伴う改修工事のために日本ガイシホールは2019年︵平成31年︶1月21日から2020年︵令和2年︶7月19日まで、日本ガイシフォーラムは2019年︵平成31年︶1月21日から2020年︵令和2年︶4月10日まで休館することとなった[3]。さらに24年4月から再度休館中特徴[編集]
日本ガイシホールはNASAのアポロ計画で使用されたプログラムが導入され、600時間を費やした緻密な計算の中、設計が行われたものである。そのため直径100mの真円ドーム構造︵パラレルラメラドーム構造︶を持ち[4]、2秒という短い残響時間が特徴[5]。ネーミングライツ[編集]
2007年︵平成19年︶3月15日、名古屋市に本社を持つ日本碍子が﹁地域貢献と社名の普及﹂を目的に命名権を獲得した[6]。同年4月1日から全施設の総称が﹁日本ガイシ スポーツプラザ︵にほんガイシ スポーツプラザ[注釈 1]︶﹂となり、併せて主要施設の名称も変更されている。契約は5年契約・年1億2千万円[6]。初回の取得以降は2012年︵平成24年︶、2017年︵平成29年︶、2022年︵令和4年︶の5年毎に同内容の契約で期間を更新し、最新では2027年︵令和9年︶3月31日まで交わされている[7][8][9]。 日本ガイシによる命名権の取得後からしばらくは、コンサートのプロモーターなどが﹁日本ガイシホール︵旧・名古屋レインボーホール︶﹂などと取得前の名称と併せて表記していたが、現在では﹁日本ガイシホール﹂の単独表記が一般的となっている。施設概要[編集]
●日本ガイシホール︵略称‥ガイシホール、旧‥レインボーホール︶ ●アリーナ面積3,646m2︵49.4m×84.4m‥長円形︶/固定席5,000席、可動席2,000席、移動席3,000席 ●第2競技場 ●アリーナ面積 1,638m2︵45.5m×36m︶/480席 ●第3競技場 ●アリーナ面積 826.5m2︵29m×28.5m︶/200席 ●温水プール ●25m温水プール 練習用 25m×6コース︵水深1.1m~1.3m︶幼児用 25m×1コース︵水深0.3m~0.6m︶ ●50m温水プール︵公認︶ 50m×8コース︵水深1.2m︶244席 ●日本ガイシアリーナ 競泳・飛込プール/アイスリンク︵略称‥ガイシアリーナ、旧‥レインボープール/レインボーアイスアリーナ︶ ●50m×10コース︵水深2m︶/アイスリンク︵冬季︶60m×30m 3,500席 ●飛込プール 25m×25m︵水深5m︶ ●日本ガイシフォーラム︵略称‥ガイシフォーラム、旧‥サン笠寺︶ ●トレーニング室 468m2 ●アーチェリー場 長さ90m×幅30m 12人立 ●弓道場 近的︵28m︶12人立 遠的︵60m︶8人立 ●宿泊研修室 ●選手控室兼軽運動室アクセス[編集]
鉄道[編集]
東海旅客鉄道︵JR東海︶ ●東海道本線﹁笠寺駅﹂下車、徒歩で約3分。 ●西口出口と各建物がペデストリアンデッキによって結ばれている。 名古屋鉄道︵名鉄︶ ●名古屋本線‥﹁本笠寺駅﹂下車、徒歩で約15分。 ●常滑線‥﹁大江駅﹂下車、徒歩で約15分。名古屋市営バス[編集]
●新瑞13︵左回り︶・新瑞14︵新瑞橋 - 鳴尾車庫・ワイルドフラワーガーデン ・大江町︶・笠寺11・南巡回﹁日本ガイシスポーツプラザ﹂バス停下車、徒歩ですぐ。 ●基幹1︵栄 - 笠寺駅︶・新瑞13︵右回り︶﹁笠寺駅﹂バス停下車、徒歩で約3分。ただし停留所は笠寺駅の東側にあるため各施設までは駅舎を通り抜ける必要がある。 ●基幹1︵栄 - 星崎・鳴尾車庫︶・金山18︵金山 - 要町︶﹁南区役所﹂バス停下車、徒歩で約10分。 ●笠寺11・南巡回 ﹁南高校﹂バス停下車、徒歩ですぐ。 ●神宮12﹁北頭﹂バス停下車、徒歩で約5分。 ●2003年︵平成15年︶までは駐車場の一角に市バスの転回場があり、基幹バスが栄方面へ折り返していた︵現在の笠寺駅発着便︶。宿泊施設[編集]
施設南側を通る名古屋市道名古屋環状線を挟み、名古屋笠寺ホテルとスーパー銭湯﹁湯~とぴあ宝﹂が隣接する。また、金山総合駅至近のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋なども10分以内でアクセスできる距離にある。周辺[編集]
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 英語では「NIPPONGAISHI(にっぽんがいし)」と表記。
出典[編集]
(一)^ “第2章 プランの基本的な考え方︵暮らしの情報︶”. 名古屋市 (2005年4月4日). 2013年9月8日閲覧。
(二)^ “名古屋市総合体育館開館30周年記念事業”. 名古屋市教育スポーツ協会. 2017年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月4日閲覧。
(三)^ “名古屋市総合体育館︵日本ガイシ スポーツプラザ︶改修工事に伴う休館のお知らせ”. 名古屋市教育スポーツ協会. 2021年4月30日閲覧。
(四)^ [1] 建築作品データベース ﹃新建築﹄ 名古屋市総合体育館
(五)^ ﹃ラルクぴあ﹄ぴあ、2004年。
(六)^ ab“名古屋市総合体育館のネーミングライツを取得”. 日本ガイシ (2007年3月15日). 2012年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月31日閲覧。
(七)^ “﹁日本ガイシ スポーツプラザ﹂のネーミングライツ契約を更新”. 日本ガイシ (2012年1月19日). 2012年4月10日閲覧。
(八)^ “﹁日本ガイシ スポーツプラザ﹂のネーミングライツ契約を更新”. 日本ガイシ (2017年1月17日). 2017年11月4日閲覧。
(九)^ “﹁日本ガイシ スポーツプラザ﹂のネーミングライツ契約を更新”. 日本ガイシ (2022年1月24日). 2022年7月25日閲覧。
外部リンク[編集]
- 日本ガイシ スポーツプラザ
- 日本ガイシ スポーツプラザ (nihongaishihall) - Facebook