巖谷小波文芸賞
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巖谷小波文芸賞︵いわやさざなみぶんげいしょう︶は、日本の児童文学の賞。
1978年、久留島武彦が創設した日本青少年文化センターが設立[1]。明治期の児童文芸に寄与した巖谷小波を記念し、作品よりも人物に与えられることが多く、児童文学作家のみでなく、雑誌、テレビ番組、挿絵画家、漫画家などにも与えられる。同センターはこれに先立ち久留島武彦文化賞も制定している。
受賞者[編集]
第1回から第10回[編集]
●第1回 1978年度 山中恒 ●第2回 1979年度 手塚治虫 ●第3回 1980年度 童話雑誌﹃びわの実学校﹄(坪田譲治主宰) ●第4回 1981年度 まど・みちお ●第5回 1982年度 月刊保育絵本﹁キンダーブック﹂︵フレーベル館︶ ●第6回 1983年度 筒井敬介 ●第7回 1984年度 寺村輝夫 ●[特別賞] 新井弘城 ●第8回 1985年度 関英雄 ●[特別賞] 藤田圭雄 ●第9回 1986年度 阪田寛夫 ●第10回 1987年度 長新太第11回から第20回[編集]
●第11回 1988年度 佐藤さとる ●第12回 1989年度 NHK幼児テレビ番組﹁おかあさんといっしょ﹂ ●第13回 1990年度 庄野英二 ●第14回 1991年度CDブック﹃長岡輝子、宮沢賢治を読む﹄ (草思社) ●第15回 1992年度 谷真介 ●[特別賞] 藤本芳則 ●第16回 1993年度 ﹃少年小説大系﹄(三一書房) 尾崎秀樹、小田切進、紀田順一郎共同監修 ●第17回 1994年度 古田足日 ●第18回 1995年度 神沢利子 ●[特別賞] ﹃巖谷小波﹁十亭叢書﹂の註解﹄の共同研究者 ●第19回 1996年度 ﹃日本の昔話﹄全5巻 (おざわとしお再話・赤羽末吉画) 福音館書店 ●第20回 1997年度 松谷みよ子第21回から第30回[編集]
●第21回 1998年度 宮崎淑子 ●第22回 1999年度 松岡享子 ●第23回 2000年度 那須正幹 ●第24回 2001年度 日本国際児童図書評議会 ●[特別賞] 勝尾金弥 ●第25回 2002年度 上橋菜穂子﹁守り人シリーズ﹂全4巻 偕成社 ●第26回 2003年度 こやま峰子﹁地雷のあしあと﹂など、これまでの創作活動に対して ●[特別賞] 水口町立歴史民俗資料館 ●第27回 2004年度 工藤直子 日本の青少年文化への貢献に対して ●第28回 2005年度 なかえよしを・上野紀子 三十年にわたる文学性の高い絵本創作の活動に対して ●第29回 2006年度 岩崎京子 半世紀にわたる児童文学創作活動に対して ●第30回 2007年度 小野かおる第31回から第40回[編集]
●第31回 2008年度 佐野洋子 ●第32回 2009年度 三田村信行 ●第33回 2010年度 君島久子 ●第34回 2011年度 角野栄子 ●第35回 2012年度 中村妙子 ●[特別賞] マリーヌ・ペニコー ●第36回 2013年度 藤城清治 ●[特別賞] 西本鶏介 ●第37回 2014年度 天沢退二郎 ●[特別賞] 一般財団法人大阪国際児童文学振興財団、橋口稔 巖谷小波一族の伝記に対して ●第38回 2015年度 高野文子 ●第39回 2016年度 内田麟太郎 ●第40回 2017年度 加古里子第41回から第50回[編集]
●第41回 2018年度 ミロコマチコ ●第42回 2019年度 田島征三 ●[特別賞] 髙橋真理子 2020・2021年度 新型コロナウイルスの影響により中止[2]選考委員[編集]
- 第1回-20回 尾崎秀樹、筒井敬介、藤田圭雄、巖谷大四、猪熊葉子
- 第21回-22回 尾崎、藤田、巖谷、猪熊
- 第23回 巖谷、猪熊、川口幹夫、谷真介
- 第24回-25回 巖谷、猪熊、川口、谷、神宮輝夫
- 第26回-28回 川口、猪熊、谷、神宮、巖谷國士
- 第29回-35回 猪熊、谷、神宮、巖谷
- 第36回-37回 谷、神宮、巖谷、百々佑利子
- 第38回- 神宮、巖谷、百々、野上暁
脚注[編集]
- ^ “財団の歩み”. 公益財団法人 日本青少年文化センター. 2017年10月20日閲覧。
- ^ “第43回巌谷小波文芸賞・第60回久留島武彦文化賞:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2022年5月3日閲覧。