川手二郎
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かわて じろう 川手 二郎 | |
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生年月日 | 1904年 |
没年月日 | 不詳年 |
出生地 | 日本、長野県 |
職業 | 映画監督、脚本家 |
ジャンル | 映画 |
活動期間 | 1927年 - 1940年前後 |
主な作品 | |
『福寿草』 『乙女橋』 |
川手 二郎︵かわて じろう、1904年[1] - 没年不明︶は、日本の映画監督、脚本家である。
人物・来歴[編集]
1904年︵明治37年︶、長野県に生まれる[1]。 阪東妻三郎のファンであった[1]。エキストラ出演を経て、1927年︵昭和2年︶ころ助監督となる[1]。 1931年︵昭和6年︶設立の新興キネマに参加する[1]。1932年︵昭和7年︶、監督に昇進し、﹃父をたづねて三千里﹄で監督としてデビューした[2]。1935年︵昭和10年︶開所した新興キネマ東京撮影所︵現在の東映東京撮影所︶に異動、サイレント映画あるいはサウンド版の映画を監督し続けた[2]。 1936年︵昭和11年︶5月7日に公開された監督作﹃残月の歌﹄を最後に、トーキー専門のピー・シー・エル映画製作所︵現在の東宝スタジオ︶に移籍した[1]。同社では、文化映画を約10本監督した[1]。 その後、引退し、長野県の郷里に戻って不動産業を行った[1]。その後の消息は知れない。 2009年︵平成21年︶、第18回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で﹃福寿草﹄が上映された[3]。同作は、サウンド版として製作されたが、現存するプリントは音声トラックのないサイレント版である[4]。フィルモグラフィ[編集]
新興キネマ[編集]
- 1932年
- 1933年
- 『時雨ひととき』 : 原作・脚本八尋不二、主演花房銀子
- 『花嫁選手』 : 原作小島政二郎『父のキッス』、脚本小川正・小山信二、主演桂珠子
- 『結婚快走記』 : 原作山中峯太郎、脚本山内英三、主演月田一郎、江川なほみ
- 『赤い唇』 : 原作・脚本小山信二、主演松本泰輔
- 1934年
- 『誕生日』 : 原作・脚本小松原鼎、主演沖悦児
- 『細君ネロ 家庭争議の巻』 : 原作・脚本新興キネマ脚本部合作、主演新見映郎
新興キネマ東京撮影所[編集]
- 1935年
- 『福寿草』 : 原作吉屋信子、共同脚本萩野頼三、撮影中井朝一、主演江川なほみ - 監督・脚本
- 『釣鐘草』 : 原作吉屋信子、撮影中井朝一、主演霧立のぼる - 監督・脚本
- 『恋の浮島』 : 原作・脚本上島量、撮影中井朝一、美術新藤兼人、主演伏見信子
- 1936年
註[編集]
(一)^ abcdefgh川手二郎、アテネ・フランセ文化センター、2010年1月25日閲覧。
(二)^ ab川手二郎、日本映画データベース、2010年1月25日閲覧。
(三)^ 乙女シリーズ その一 花物語 福壽草、東京国際レズビアン&ゲイ映画祭、2010年1月25日閲覧。
(四)^ 安部善重コレクション1、東京国立近代美術館フィルムセンター、2010年1月25日閲覧。
外部リンク[編集]
- Jirô Kawate - IMDb(英語)
- 川手二郎 - 日本映画データベース
- 川手二郎 - allcinema