揚げバナナ
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揚げバナナ(ピサン・ゴレン) | |
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種類 | スナック菓子 |
地域 |
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主な材料 | バナナ、衣 |
揚げバナナ︵あげバナナ、英語: fried banana︶またはピサン・ゴレン︵マレー語: Pisang goreng︶、ゴレン・ピサン︵マレー語: Goreng pisang︶は、バナナを食用油で揚げたスナック菓子。インドネシア、マレーシア、シンガポール[1]、ブルネイ、フィリピンなどで食べられる。まだ青く熟する前のバナナを使用し、専用の衣を付けて揚げる[2]。長時間揚げるとバナナが溶け出すため、高温で短時間揚げて作る[3]。
インドネシアでは一般に﹁ピサン・ゴレン﹂と呼ばれ、いくつかの種類があり、衣をつけて揚げたものと衣なしのものとがある。特に﹁ピサン・ゴレン・ポンティアナック﹂と呼ばれる揚げバナナは、インドネシアで広く人気がある。一方地方名も複数存在し、バリ島ではゴドー・ゲダン︵godoh gedang︶、西ジャワ州ではカウ・ゴレン︵cau goreng︶、中部ジャワ州ではゲドハン・ゴレン︵gedhang goreng︶、北スマトラ州シボルガではピサン・ラキト︵pisang rakit︶、ポンティアナックではピサン・キパス︵pisang kipas︶という[4]。シンガポールやマレーシアの一部では︵前後を入れ替えた︶﹁ゴレン・ピサン﹂と呼ばれているが、これは文法的には﹁バナナを揚げる﹂という動作を表すため、正確ではない。午前・午後を問わずスナックとして食べる。インドネシアやマレーシアでは露店で販売されることも多く[5]、店によっては店頭に並べている。
フィリピンでは種類によって名前が違う。衣をつけて揚げたものはマルヤ︵maruya︶、素揚げしたものはプリトン・サギン︵pritong saging︶、そして揚げてから砂糖をまぶして木串で刺したものはバナナ・キュー︵banana cue︶と呼ばれる。これらは主に午後のおやつの時間に供される。
露店では、バナナに衣をつけて油で揚げたままの状態で提供される。レストランではもう少し手をかけ、チーズ、ジャム、加糖練乳、チョコレートなどを添えて提供する。
バナナの代用としてプランテンを用いることもしばしばである。ラツンダン・バナナがバナナの代わりによく用いられる。
脚注
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(一)^ Tay, Leslie. “Million Stars Goreng Pisang”. ieatishootipost.sg. 2015年9月13日閲覧。
(二)^ KIKO. “カリカリもちもち!インドネシアの揚げバナナ菓子﹁ピサン・ゴレン﹂を味わおう♡”. Column Latte. 2015年9月13日閲覧。
(三)^ “ピサン・ゴレン︵マレーシア風揚げバナナ︶”. 日本製粉. 2022年6月20日閲覧。
(四)^ “Resep Pisang Goreng - InfoReseps.com”. inforesep.com (2009年10月5日). 2015年9月13日閲覧。
(五)^ Ashyln Molly (2014年11月15日). “GORENG PISANG: A STREET HAWKER DELIGHT IN PENANG, MALAYSIA Travel Blissful”. travelblissful.com. 2015年9月13日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- マレーシアっ子のおやつ! ピサンゴレン☆ - マレーシア政府観光局(日本語)
- Indonesian pisang goreng recipe(英語)