普門院 (米沢市)
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所在地 | 山形県米沢市関根13928 |
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位置 | 北緯37度51分50.16秒 東経140度8分31.55秒 / 北緯37.8639333度 東経140.1420972度座標: 北緯37度51分50.16秒 東経140度8分31.55秒 / 北緯37.8639333度 東経140.1420972度 |
山号 | 岩上山 |
宗旨 | 真言宗智山派 |
本尊 | 大日如来 |
法人番号 | 3390005006389 |
普門院︵ふもんいん︶は、山形県米沢市関根にある真言宗智山派の寺院。山号は岩上山。本尊は大日如来。
歴史[編集]
この寺は、853年︵仁寿3年︶英慶の開山により創建されたと伝えられ、江戸時代初期に中興されたという。現在の本堂や庫裏は寛政年間︵1789年 - 1801年︶に再建されたものである。なお、江戸時代後期の米沢藩主上杉鷹山︵1751年〜1822年︶が、長らく会っていなかった師である儒学者細井平洲︵1728年 - 1801年︶とこの寺で再会している。1796年︵寛政8年︶鷹山46歳、平洲69歳のときであった。この時のあらましを弟子の樺島石梁宛の書簡に詳述している。その書簡から上杉茂憲筆の﹁一字一涙の碑﹂が1915年︵大正4年︶に建てられている。鷹山が平洲を出迎えた羽黒堂︵羽黒神社︶と合わせ1935年︵昭和10年︶に国の史跡となっている。羽黒神社と普門院は2008年︵平成20年︶から米沢市により保存修復工事が施されている。庫裏の工事が2019年︵平成31年︶に終了し公開されている。文化財[編集]
- 史跡(国指定)
- 上杉治憲敬師郊迎跡
参考文献[編集]
- 松野良寅『先人の世紀 前編』(上杉鷹山公と郷土の先人を顕彰する会、1989年)