朝比奈あすか
朝比奈 あすか (あさひな あすか) | |
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誕生 |
久保田あすか 1976年7月5日(47歳) 東京都 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
ジャンル | 小説 |
主な受賞歴 | 群像新人文学賞(2006年) |
朝比奈 あすか︵あさひな あすか、本名‥久保田あすか[1]、1976年7月5日[1] - ︶は、日本の小説家。東京都生まれ[2]。
人物・来歴[編集]
慶應義塾大学文学部卒業、慶應義塾大学メディアコミュニケーション研究所修了[3]。 2000年、大伯母の戦争経験を記録したノンフィクション﹃光さす故郷へ﹄を発表。 2006年、﹁憂鬱なハスビーン﹂で第49回群像新人文学賞を受賞[4]、同作を表題作とした単行本が刊行され、小説家デビュー[5]。 ﹁君たちは今が世界﹂で日販図書館選書センターの2022年度年間図書ランキング単品部門(中学校)第1位に選ばれた[6]。同作は2020年の開成中学、海城中学、サレジオ学院中学校、久留米大附設中学、大妻中学、桜美林中学校等の13校の中学入試に出題された[7]。他にも﹃人間タワー﹄が早稲田実業中学校の入試に、﹃さよなら獣﹄が広尾学園の入試に出題されるなど、国語入試頻出作家と呼ばれる。作品リスト[編集]
ノンフィクション[編集]
●﹃光さす故郷へ﹄︵2000年7月 マガジンハウス︶ ●﹃光さす故郷へ―よしちゃんの戦争﹄︵2003年7月 角川ソフィア文庫︶小説[編集]
●﹃憂鬱なハスビーン﹄︵2006年8月 講談社 / 2010年10月 講談社文庫︶ ●初出:﹃群像﹄2006年6月号 ●﹃声を聴かせて﹄︵2008年8月 光文社 / 2014年1月 光文社文庫︶ ●声を聴かせて︵﹃小説宝石﹄2008年12月号︶ ●ちいさな甲羅 初出:﹃群像﹄2007年8月号 ●﹃彼女のしあわせ﹄(2010年5月 光文社 / 2013年5月 光文社文庫︶ ●征子の道︵﹃VERY﹄2007年10月号︶ ●月子の青︵﹃VERY﹄2007年11月号︶ ●凪子の空︵﹃VERY﹄2007年12月号︶ ●母の帰る場所 ﹁佐喜子の家﹂へ改題︵﹃小説宝石﹄2008年9月号︶ ●﹃やわらかな棘﹄︵2010年7月 幻冬舎 / 2014年2月 幻冬舎文庫︶ ●まちあわせ︵﹃パピルス﹄18号 2008年6月︶ ●ヒヨコと番長︵﹃パピルス﹄21号 2008年12月︶ ●美しい雨︵﹃パピルス﹄23号 2009年4月︶ ●春待ち︵﹃パピルス﹄27号 2009年12月︶ ●﹃月曜日の朝へ﹄︵2010年10月 講談社︶ ●クロスロード︵﹃群像﹄2010年2月号︶ ●月曜日の朝へ︵﹃群像﹄2006年12月号︶ ●﹃BANG! BANG! BANG!﹄︵2011年10月 講談社︶ ●初出﹃esora﹄vol.10 ●︻文庫化︼﹃ばんちゃんがいた﹄︵2017年2月 双葉文庫︶ ●﹃プールサイドの彼方﹄︵2012年9月 実業之日本社︶ ●初出﹃紡﹄vol.1 - 4 ●︻文庫化︼﹃闘う女﹄︵2015年4月 実業之日本社文庫︶ ●﹃憧れの女の子﹄︵2013年2月 双葉社 / 2016年3月 双葉文庫︶ ●﹃不自由な絆﹄︵2014年9月 光文社 / 2017年3月 光文社文庫︶ ●﹃あの子が欲しい﹄︵2015年1月 講談社 / 2017年2月 講談社文庫︶ ●﹃天使はここに﹄︵2015年4月 朝日新聞出版︶ ●﹃自画像﹄︵2015年10月 双葉社 / 2018年 双葉文庫︶ ●﹃少女は花の肌をむく﹄︵2016年6月 中央公論新社︶ ●︻文庫化︼﹃さよなら獣﹄ (2018年8月 中公文庫) ●﹃人間タワー﹄︵2017年10月 文藝春秋 / 2020年11月 文春文庫︶ ●﹃みなさんの爆弾﹄︵2018年4月 中央公論新社︶ ●﹃人生のピース﹄ (2018年11月 双葉社 / 2021年5月 双葉文庫︶ ●2019年8月、木村花代 (元劇団四季) ・藤森慎吾 (オリエンタルラジオ) らの出演でミュージカル化。東京芸術劇場シアターウエストにて上演された。 ●﹃君たちは今が世界 (すべて) ﹄(2019年6月 KADOKAWA / 2021年7月 角川文庫) ●﹃翼の翼﹄︵2021年9月 光文社︶ ●﹃ななみの海﹄(2022年2月 双葉社) ●﹃ミドルノート﹄(2023年9月 実業之日本社)アンソロジー[編集]
﹁﹂内が朝比奈あすかの作品- 不機嫌の椅子 ベストエッセイ2008(2008年6月 光村図書出版)「記憶する体」《エッセイ》
- 美女という災難(2008年8月 文藝春秋 / 2011年10月 文春文庫)「記憶する体」《エッセイ》
- 密やかな口づけ(2014年2月 幻冬舎文庫)「星屑おっぱい」(初出『GINGER L.』vol.4)
- 魔女の宅急便 ジブリの教科書5(2013年12月 文春ジブリ文庫)「かつて十三歳だった全ての大人に」《ノンフィクション》
- 小説BOC4 2017年冬号(2017年1月 中央公論新社)「初恋」
- 小説BOC6 2017年夏号(2017年7月 中央公論新社)「官能小説家の一日-読み切り短篇-」
- Valentine Stories(2018年1月 中公文庫)「初恋」
単行本未収録作品[編集]
- 天使の輪(『群像』2008年1月号)
- 巣の人(『すばる』2008年6月号)
- 河上さん(『小説宝石』2009年10月号)
- アマリリスの家(『すばる』2011年4月号)
脚注[編集]
(一)^ ab﹃読売年鑑 2016年版﹄︵読売新聞東京本社、2016年︶p.440
(二)^ “﹃あの子が欲しい﹄︵朝比奈 あすか︶ 製品詳細 講談社BOOK倶楽部”. 講談社BOOK倶楽部. 2024年2月23日閲覧。
(三)^ プールサイドの彼方/朝比奈あすか/著 本・コミック ‥ オンライン書店e-hon
(四)^ “群像新人文学賞 歴代受賞者一覧”. 講談社. 2017年11月8日閲覧。
(五)^ 楽天ブックス: あの子が欲しい - 朝比奈あすか - 4062192691
(六)^ “日販図書館選書センター 2022年度年間図書ランキング発表!|ニュースリリース|日本出版販売株式会社|出版取次・出版流通”. 日本出版販売株式会社|出版取次・出版流通 (2023年4月11日). 2024年2月23日閲覧。
(七)^ “開成中学、海城中学など超難関校の入試に出題された小説﹃君たちは今が世界﹄とはどんな物語なのか? 特別試し読み4”. カドブン (2020年2月9日). 2024年2月23日閲覧。