東洋大学白山キャンパス
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東洋大学白山キャンパス︵とうようだいがくはくさんキャンパス︶は、東洋大学のキャンパスである。
白山キャンパス甫水の森
所在地は東京都文京区白山5-28-20︵北緯35度43分24.4秒 東経139度45分1.1秒 / 北緯35.723444度 東経139.750306度︶。
学校法人東洋大学の本部もあるメインキャンパスである。東洋大学の前身である哲学館が1897年7月、本郷区駒込蓬莱町︵跡地は館主代理の棚橋一郎が創設した郁文館に譲渡︶から小石川区原町字鶏声ヶ窪︵現在地︶に移転した時から存在するキャンパスで、第二次世界大戦前には﹁原町校舎﹂と呼ばれ[1]、東洋大学を指し示す異名として﹁鶏声台﹂を用いることもあった[2]。
使用学部は文学部、経済学部、経営学部、法学部、社会学部、国際学部、国際観光学部の7学部で、大学院は大学院文学研究科、経済学研究科、経営学研究科、法学研究科、社会学研究科、国際学研究科、国際観光学研究科が設置されている。2010年には白山第2キャンパスに所在する国際地域学部のイブニングコース︵地域総合専攻︶が新規設置された。井上円了記念学術センターなど多数の附属施設が設置されており、日々研究活動が行われている。2013年4月には白山第2キャンパスに所在する国際地域学部、大学院は国際地域学研究科、専門職大学院は法務研究科(法科大学院)、研究施設は計算力学研究センターが白山キャンパスに移設された。
文京区におけるランドマークの一つであることから文京区コミュニティバスBーぐるでは、大学西門前に﹁東洋大学前﹂というバス停が設けられるに至った。また、正門前には、都バスの停留所﹁東洋大学前﹂が設置されている。
白山キャンパス[編集]
概要[編集]
歴史[編集]
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哲学館(1897年)
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1906年-08年頃の原町校舎
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昭和初期の原町校舎
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東洋大学校舎本館
(のちの3号館) -
東洋大学講堂
(のちの6号館)
文学部のみの単科大学から複数の分野を網羅する総合大学へ脱皮するにあたって、キャンパスの面積不足は大きな課題であった。当初、工学部も含めて、全てを白山キャンパスに設置する予定でいたが[要出典]、面積の問題からかなわず、川越市長伊藤泰吉の熱心な働きかけによって[3]工学部を川越市に設置することとなった。その後、文系学部の増強に伴って文系各学部の教養課程を分離することが必要となり、朝霞にキャンパスを設けた。
この間も白山キャンパスは中低層の建物が密集する古いキャンパスのままであったが、三期に渡る再開発工事が行われ、21世紀型のインテリジェンスキャンパスへと変貌を遂げた。更に工場等制限法が廃止されると文系5学部を朝霞から撤退させ、白山の地に戻すという政策を実施、総合大学初の都心全面回帰として話題となる。白山キャンパスは都心全面回帰に供えて新規キャンパス開発を実施、工場等制限法の廃止を見込んで取得しておいた土地が有効活用され、経済・経営・法学部の講義中心の1号館、文・社会学部の講義中心の6号館、16階建ての2号館︵図書館・研究棟︶や700人規模の井上円了ホールを備えた5号館︵井上記念館棟︶、体育館やサークル部室の入る4号館︵体育館・厚生棟︶、文京区の﹁第3回文の京都市景観賞・景観創造賞﹂を受賞した甫水の森︵正門正面アプローチ︶、﹁第5回文の京都市景観賞・景観創造賞﹂を受賞した6号館の西門エントランスが整備されている。
敷地に隣接する京北学園との合併が決定し[4]、既存校舎を解体した跡地に、延べ約2万m2の﹁125周年記念館︵併称:8号館︶﹂︵地上8F/地下1F 2012年11月22日竣工︶を建設した。2013年4月からは、白山第2キャンパスから国際地域学部及び国際地域学研究科、法科大学院が移転した。
施設[編集]
特徴[編集]
アクセス[編集]
都営地下鉄三田線白山駅から徒歩5分 都営三田線千石駅から徒歩7分 東京メトロ南北線本駒込駅から徒歩8分 東京メトロ千代田線千駄木駅から徒歩13分 山手線巣鴨駅から徒歩20分 ●日立自動車交通Bーぐる東洋大学前停留所徒歩0分 ●都営バス ●草63バス東洋大学前停留所徒歩0分 ●東43バス本駒込三丁目停留所・向丘二丁目停留所徒歩3分 ●茶51バス吉祥寺停留所・向丘二丁目停留所徒歩3分 ●上60バス白山二丁目停留所徒歩6分 ●上58バス文京グリーンコート停留所徒歩7分 ●端44バス駒込病院停留所徒歩8分 ●都02バス・都02乙バス小石川四丁目停留所・小日向四丁目停留所徒歩10分白山第2キャンパス[編集]
概要[編集]
白山キャンパスからは徒歩5分程度の距離にある。所在地は東京都文京区白山2-36-5︵北緯35度43分4.1秒 東経139度44分55.5秒 / 北緯35.717806度 東経139.748750度︶。
使用学部なし、大学院なし、研究施設なし。現在は、東洋大学京北中学・高等学校の校地となっている。
東洋大学総合スポーツセンター
歴史[編集]
2006年に埼玉県和光市へ移転した最高裁判所書記官研修所︵現・裁判所職員総合研修所︶の建物をそのまま使用して開設された。開設と同時に法科大学院が白山キャンパスから移転している。その後、文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業・学術フロンティア推進事業に採択された大学院工学研究科の計算力学研究センターが設置された。2009年4月には板倉キャンパスから国際地域学部および大学院国際地域学研究科が移転した。2013年4月からは、国際地域学部および大学院国際地域学研究科、法科大学院が白山キャンパスに再移転され、2015年4月には、東洋大学京北中学・高等学校、京北学園白山高等学校︵現在は廃校︶が仮校舎の旧北区立赤羽台中学校︵現在は東洋大学赤羽台キャンパス︶から移転した。施設[編集]
●A棟︵法科大学院︶[要検証] ●B棟︵国際地域学部講義室、事務室︶ ●C棟︵研究室、図書室、食堂︶ ●D棟︵計算力学研究センター︶ ●E棟︵多目的ホール︶ ●部室・売店棟特徴[編集]
●東京大学附属小石川植物園に隣接しており、静かな環境である。 ●建物の名称は白山キャンパスとの混同を避けるために、数字+号館ではなく、アルファベット+棟という表記となっている。また便宜上、白山キャンパスを第1と呼ぶ場合もある。アクセス[編集]
●都営三田線白山駅 ●東京メトロ南北線本駒込駅 ●東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅 ●日立自動車交通Bーぐる指ヶ谷小学校停留所・白山下停留所 ●東京都交通局上60バス白山二丁目停留所 ●東京都交通局草63バス白山上停留所 ●東京都交通局東43バス・茶51バス向丘二丁目停留所 ●東京都交通局都02バス・都02乙バス春日二丁目停留所 ●東京都交通局都02バス・都02乙バス小石川四丁目停留所 ●東京都交通局上69バス伝通院前停留所 ●東京都交通局上58バス千石二丁目停留所総合スポーツセンター[編集]
概要[編集]
所在地は東京都板橋区清水町89-1︵北緯35度45分49.1秒 東経139度42分33.2秒 / 北緯35.763639度 東経139.709222度︶ 白山駅から都営三田線で最寄り駅の板橋本町まで約12分程度の場所に位置する。使用学部・大学院・研究施設なし。 長年不足していた、白山キャンパスの体育施設の充実を図るために、2012年の創立125周年に向けた記念事業として整備され、2011年4月に竣工した。歴史[編集]
2009年3月に国家公務員宿舎跡地を財務省関東財務局から大学施設用地として取得し、その後整備され2011年4月に竣工した。施設[編集]
●アリーナ棟‥RC構造一部S造6階建て。バスケットボールやハンドボール、バドミントンのコート。剣道や柔道、空手、ボクシングなどの練習場、トレーニング室。50m×7コースの屋内プールの屋上部分に4面のテニスコート。その他、教室や研究室を設置。 ●アスリートビレッジ棟‥RC構造一部S造6階建て。寮室145室を備え、290人を収容。 ●グラウンド‥70×100mのグラウンドを設置。特徴[編集]
●正式名称は、﹁創立125周年記念東洋大学総合スポーツセンター﹂である。また正式名称が決定するまでの仮称は﹁東洋大学清水町キャンパス﹂であった。 ●周辺には、国立スポーツ科学センターやナショナルトレーニングセンター、国立西が丘サッカー場などが所在する。 ●大規模災害時の避難拠点として、板橋区と協定を締結している。アクセス[編集]
都営三田線板橋本町駅徒歩7分脚注[編集]
- ^ 『東洋大学創立五十年史』 56-57頁
- ^ 『東洋大学百年史 資料編I・下』497頁
- ^ 『東洋大学百年史』 通史編Ⅱ、404-411頁
- ^ 学校法人京北学園との合併について
- ^ 国際地域学部のみ第1部の学科扱いのため、イブニングコースと呼ばれる