海の日
海の日 | |
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種類 | 国民の祝日 |
日付 | 7月第3月曜日 |
2023年 | 7月17日 |
2024年 | 7月15日 |
2025年 | 7月21日 |
国民の祝日 |
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1月 |
元日:1月1日 成人の日:1月第2月曜日 |
2月 |
建国記念の日:2月11日 天皇誕生日:2月23日 |
3月 |
春分の日:春分日 |
4月 |
昭和の日:4月29日 |
5月 |
憲法記念日:5月3日 みどりの日:5月4日 こどもの日:5月5日 |
7月 |
海の日:7月第3月曜日 |
8月 |
山の日:8月11日 |
9月 |
敬老の日:9月第3月曜日 秋分の日:秋分日 |
10月 |
スポーツの日:10月第2月曜日 |
11月 |
文化の日:11月3日 勤労感謝の日:11月23日 |
その他 |
休日 - 振替休日 - 国民の休日 |
海の日︵うみのひ︶は、日本の国民の祝日の一つ。7月の第3月曜日[* 1]と定められている。
海の日、お台場︵2011年︶
海の日は、1995年︵平成7年︶に制定されて1996年︵平成8年︶から施行された日本の国民の祝日の一つである。制定当初は7月20日であったが、2003年︵平成15年︶に改正された祝日法のハッピーマンデー制度により、7月の第3月曜日となった。
国民の祝日に関する法律︵祝日法、昭和23年7月20日法律第178号︶第2条は、﹁海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う﹂ことを趣旨としている。国土交通省は﹁世界の国々の中で﹃海の日﹄を国民の祝日としている国は唯一日本だけ﹂[1]としている。
2007年︵平成19年︶に制定された海洋基本法第13条は、海の日の行事を﹁国及び地方公共団体は、国民の祝日に関する法律︵昭和23年法律第178号︶第2条に規定する海の日において、国民の間に広く海洋についての理解と関心を深めるような行事が実施されるよう努めなければならない﹂と定めている。
海上自衛隊は、基地や一般港湾などに停泊する自衛艦が満艦飾を行う。
海の日が制定された1996年︵平成8年︶以降、7月20日から31日までの12日間を﹁海の旬間︵じゅんかん︶﹂とし、国土交通省海事局が自治体や諸団体とともに海事思想を普及している。
国民の﹁海﹂に対する理解と認識を高めるため、海の日の三連休化に伴い2003年︵平成15年︶以降は海の日を含む7月1日から31日までの1か月間を﹁海の月間﹂と定め、国土交通省海事局を中心に﹁海フェスタ﹂など[2]を催している。
2014年に﹁海の恩恵に感謝する日だったはずが、単なるお祭りになってしまった﹂として、超党派の国会議員からなる海事振興連盟により7月20日に固定化する議案が出され、2016年から8月11日の﹁山の日﹂が施行されることをきっかけに当初の7月20日に戻そうとする流れがあった[3]ものの、実現には至っていない。
2015年に海の日20回目を記念して﹁海でつながるプロジェクト﹂が発足する。総合海洋政策本部参与会議座長・日本郵船顧問の宮原耕治を会長に、日本政府、東京海洋大学、日本財団、民間法人らが﹃﹁海の日﹂特別行事実行委員会﹄を結成し、﹁海の日﹂の意義や海に対する好奇心を高揚させる催しを開催し[4]、日本財団会長笹川陽平、山谷えり子海洋政策担当大臣、アショク・マハパトラ国際海事機関上級次長、川島海荷、服部幸應、石原良純らが登壇した[5]。
2020年︵令和2年︶は東京五輪・パラリンピック特措法により、東京オリンピックの開会式の当初の予定日の前日に当たる7月23日︵木曜日︶にこの年に限り変更された。その後、東京オリンピックは新型コロナウイルス感染症︵COVID-19︶の流行のため、翌年に延期が決まったが、国民生活への影響を考慮し、2020年の海の日は7月23日のままとされた[6]。
2021年︵令和3年︶は令和三年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法により、前年から1年延期された東京オリンピックの開会式前日の7月22日︵木曜日︶にこの年に限り変更された[7]。しかし決定がカレンダーの作成に間に合わなかったので、本来の海の日である7月19日は平日となった[8]。
﹁海の記念日﹂の由来となった明治丸
祝日化される前は﹁海の記念日﹂と呼ばれていた。海の記念日は、1876年︵明治9年︶に明治天皇が東北地方に巡幸した際、従来の軍艦ではなく灯台視察船﹁明治丸﹂で航海し、7月20日に横浜港に入港して横浜御用邸伊勢山離宮へ還幸した史実から、1941年︵昭和16年︶に逓信大臣の村田省蔵が提唱して制定された。
明治丸はその後、東京商船学校の練習船として使用され、現在は東京海洋大学越中島キャンパスに保存されている。
概要[編集]
海の記念日[編集]
内陸県[編集]
海が無い内陸県の奈良県は、7月第3月曜日を﹁奈良県山の日・川の日﹂と条例で定めている[9]。脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 7月15日から同月21日までのうち月曜日に該当する日
出典[編集]
(一)^ 平成14年﹁海の旬間﹂実施要領
(二)^ 平成15年﹁海の月間﹂の実施について
(三)^ ﹁海の日﹂はやっぱり7月20日がいい!?超党派議連、祝日法改正案提出へ 産経ニュース 2014-9-24
(四)^ 海でつながるプロジェクト - 海に想いを。 -
(五)^ ﹁海の日﹂20回を記念し、﹁海でつながるプロジェクト~海に想いを。~﹂スタート! 海でつながるプロジェクト
(六)^ “五輪で祝日移動、閣議決定…来年の﹁海の日﹂は開会式前日7月22日 : 東京オリンピック2020速報 : オリンピック・パラリンピック”. 読売新聞オンライン. 読売新聞 (2020年5月29日). 2020年7月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月23日閲覧。
(七)^ “2021年の祝日移動について”. 首相官邸 内閣官房 東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局. 2020年12月13日閲覧。
(八)^ “今年の﹁海の日﹂は7月22日 カレンダーにない祝日移動に要注意”. 河北新報オンラインニュース (2021年6月25日). 2022年6月6日閲覧。
(九)^ 奈良県山の日・川の日条例 - 奈良県公式ホームページ