国民の祝日に関する法律

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国民の祝日に関する法律
日本国政府国章(準)
日本の法令
法令番号 昭和23年法律第178号
種類 行政手続法
効力 現行法
成立 1948年7月5日
公布 1948年7月20日
施行 1948年7月20日
主な内容 国民の祝日について定める
関連法令 休日ニ関スル件
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祝日の一覧
名称 日付 祝日の説明 補足
元日 1月1日 年のはじめを祝う。
成人の日 1月
第2月曜日
おとなになつたことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます。 制定時は元服の儀が行われていた小正月1月15日だった。
建国記念の日 2月11日[注釈 1] 建国をしのび、国を愛する心を養う。 旧法の紀元節と同日。大日本帝国憲法公布の日と同日
天皇誕生日 2月23日 天皇の誕生日を祝う。 2020年~:天皇の退位等に関する皇室典範特例法施行により、令和元年(2019年5月1日に第126代天皇に即位した徳仁の誕生日に変更された[注釈 2]
1989年2018年平成時代):第125代天皇明仁(現・上皇)の誕生日12月23日
1949年1988年昭和時代):昭和天皇の誕生日4月29日。旧法の天長節から改称された。
春分の日 春分日[注釈 3] 自然をたたえ、生物をいつくしむ。 旧法の春季皇霊祭より改称された。
昭和の日 4月29日 激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。 昭和天皇の誕生日。
この日は、制定翌年の昭和24年(1949年)から昭和63年(1988年)までは「天皇誕生日」、平成元年(1989年)から平成18年(2006年)までは「みどりの日」であった。
平成19年(2007年)から、現行の「昭和の日」が制定された。
憲法記念日 5月3日 日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。
みどりの日 5月4日 自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ。 平成元年(1989年)の制定から平成18年(2006年)までは、昭和天皇の誕生日である4月29日だった。
こどもの日 5月5日 こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。
海の日 7月
第3月曜日
の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う。 制定時は7月20日だった。2020年東京オリンピック開会式の当初の予定日前日の7月23日に、2021年は東京オリンピックの開会式前日の7月22日に変更された。
山の日 8月11日 に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。 2016年に制定された。2020年は東京オリンピックの閉会式の当初の翌日になる8月10日に変更された。2021年は、東京オリンピックの閉会式の8月8日に変更された。
敬老の日 9月
第3月曜日
多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。 制定時は9月15日だった。
秋分の日 秋分日[注釈 4] 祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ。 旧法の秋季皇霊祭から改称された。
スポーツの日 10月
第2月曜日
スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う。 制定時は体育の日という名称で、1964年の東京オリンピック開会式が行われた10月10日だった。2020年にスポーツの日に名称が変更され、その年のみ東京オリンピックの開会式の当初の予定日の7月24日に変更された。2021年は、東京オリンピック開会式の7月23日に変更された。
文化の日 11月3日 自由平和を愛し、文化をすすめる。 明治天皇の誕生日。旧法の明治節から改称された。
勤労感謝の日 11月23日 勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。 旧法の新嘗祭から改称された。





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特例法によるみなし休日[編集]

皇室関係の慶弔行事が行われる場合は、その年に限りそれが実施される日を特別に休日として定める、当年限りの法律が作られる。その際には、その日を「国民の祝日に関する法律」に定める休日と同等なものとして扱うよう附則で定めるのが通例である。(具体的な日は前掲の項目参照)

2020年および2021年限りの祝日の移動[編集]

令和三年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法(平成27年法律第33号)第32条第1項により、東京オリンピックパラリンピックの行われる予定であった2020年令和2年)に限り、海の日が7月23日に、スポーツの日が7月24日に、山の日が8月10日に変更された。 また、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、東京オリンピック・パラリンピックが2021年令和3年)に1年延期されたため、同条第2項により、2021年に限り、海の日が7月22日に、スポーツの日が7月23日に、山の日が8月8日に変更された(8月8日は日曜日のため、翌8月9日が振替休日となった)。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 政令で定める日
  2. ^ 譲位が行われた2019年平成31年/令和元年)は、徳仁は即位前、明仁は退位後に誕生日を迎えたため、祝日としての天皇誕生日は存在しなかった。
  3. ^ 太陽が春分点を通る日
  4. ^ 太陽が秋分点を通る日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]