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海は見ていた

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
海は見ていた
監督 熊井啓
脚本 黒澤明
原作 山本周五郎
『なんの花か薫る』
『つゆのひぬま』
製作 町田治之
宮川鑛一
安藤孝四郎
里見治
鳥山成寛
依田弘長
堀龍俊生
小川祐治
製作総指揮 中村雅哉
出演者 清水美砂
遠野凪子
永瀬正敏
吉岡秀隆
音楽 松村禎三
撮影 奥原一男
編集 井上治
制作会社 C.A.L
製作会社 「海は見ていた」製作委員会
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント日活
公開 日本の旗 2002年7月27日
上映時間 119分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 3億円[1]
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The Sea is Watching2002727

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出演[編集]

スタッフ[編集]

エピソード[編集]

  • 元々黒澤明監督により撮影される予定であったが、ラストの洪水のシーンで莫大なコストがかかることが原因で、製作に至らなかった作品である。後年、遺志を継いだ熊井監督の手で、黒澤の本来の意図よりは縮小した形だが、東宝の砧撮影所の撮影用大型プールを使い撮影が実現した。黒澤はお新=宮沢りえ、菊乃=原田美枝子のキャスティングで撮影するつもりであり、2人には脚本も渡されていた。なお房之助=吉岡秀隆は黒澤の意向通りの配役である。
  • 脚本の前半と後半のエピソードのつながりに問題があると指摘(黒澤久雄)されたため、黒澤は脚本をさらに改稿するつもりだったが、製作実現の目途が立たなかったためにそのままになっていた。そのためもあり、熊井が潤色している。
  • 黒澤が全編ラブストーリーで構成される作品を執筆したのは大変珍しく、映画の予告編では「最後に黒澤が撮りたかったのはラブストーリーであった」とセンセーショナルに紹介した。

補足[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 「2002年度 日本映画・外国映画 業界総決算 経営/製作/配給/興行のすべて」『キネマ旬報2003年平成15年)2月下旬号、キネマ旬報社、2003年、140頁。 

外部リンク[編集]