熊本市民会館
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市民会館シアーズホーム夢ホール Civic Auditorium Sears Home Yume Hall | |
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外観 左:ホール棟 右:会議棟 | |
情報 | |
通称 | 市民会館シアーズホーム夢ホール |
正式名称 | 熊本市民会館 |
完成 | 1967年11月 |
開館 | 1968年1月6日 |
開館公演 | 「宮中雅楽」 |
客席数 | 大ホール:1,591席 |
延床面積 | 9,197m² |
用途 | コンサート、演劇 |
運営 | 熊本市 |
所在地 |
〒860-0805 熊本県熊本市中央区桜町1番3号 |
位置 | 北緯32度48分7.4秒 東経130度42分15.1秒 / 北緯32.802056度 東経130.704194度座標: 北緯32度48分7.4秒 東経130度42分15.1秒 / 北緯32.802056度 東経130.704194度 |
アクセス | 該当項目参照 |
外部リンク | 熊本市民会館 |
熊本市民会館︵くまもとしみんかいかん︶は、熊本県熊本市中央区にあるホール。熊本城に近く、熊本桜町バスターミナルから徒歩5分程度にある。愛称は﹁市民会館シアーズホーム夢ホール﹂︵2016年までは﹁市民会館崇城大学ホール﹂、2008年から2014年までは﹁崇城大学市民ホール﹂︶。熊本市公会堂を前身とし、1968年に開館。大ホールは1,591席︵改修前は1,800席︶収容で、有名アーティストのコンサートなども行われている。2006年からは1年を超える大規模な改修工事のため休館し、翌年リニューアル・オープンした。一般財団法人 熊本市文化スポーツ財団が運営。
沿革[編集]
ここでは前身となる公会堂時代についても述べる。なお改修に関しては主要なもののみ記述している。 ●熊本市公会堂時代 - 熊本県によって日本館と洋館の2棟が建設された。いずれも熊本市に譲渡され熊本市公会堂として使われていた。 ●1915年︵大正4年︶- 大正天皇の御大典記念として熊本県が建設し完成。現在地に日本館と洋館の2棟。 ●1916年︵大正5年︶- 日本館を市へ譲渡。 ●時期不詳 - 洋館を市へ譲渡。 ●1929年︵昭和4年︶- 現在の熊本市国際交流会館がある位置に洋館を移築。移築後は県教育会館・市教育会館・海軍人事部などに使用された。 ●時期不詳 - 終戦後、日本館は市役所別館として使用されていた。 ●1964年︵昭和39年︶- 日本館解体。 ●1968年︵昭和43年︶- 洋館解体。 ●熊本市新公会堂時代 - 洋館の建て替えとして計画された。 ●1930年︵昭和5年︶10月 - 昭和天皇の御大典記念として建設し完成。800人収容の大ホールを持つ。 ●1966年︵昭和41年︶- 解体。 ●現市民会館 - 舞台設備の向上を図って、建築音響学の専門家に基本設計を依頼した。 ●1965年︵昭和40年︶2月 - 熊本市民会館建設準備室発足。 ●1965年︵昭和40年︶9月 - 基本構想図発表。元日本建築学会会長佐藤武夫によるもの。 ●1966年︵昭和41年︶7月 - 建設開始。 ●1967年︵昭和42年︶11月 - 完成。 ●1968年︵昭和43年︶1月 - 落成、開館︵こけら落とし公演﹁宮中雅楽﹂︶。 ●1999年︵平成11年︶9月から2000年︵平成12年︶6月 - 舞台改修工事。 ●1999年︵平成11年︶10月から2000年︵平成12年︶6月 - バリアフリー化改修工事。 ●2006年︵平成18年︶6月30日 - 大規模改修工事のため、一時閉館。 ●2007年︵平成19年︶8月1日 - リニューアルオープン。 ●2008年︵平成20年︶7月1日 - ネーミングライツ開始。愛称が﹁崇城大学市民ホール︵市民会館︶﹂となる。 ●2012年︵平成24年︶4月1日 - ネーミングライツ更新。愛称が﹁市民会館崇城大学ホール﹂となる。 ●2016年︵平成28年︶4月1日 - ネーミングライツの契約会社が変わり、愛称が﹁市民会館シアーズホーム夢ホール﹂となる[1][2]。 ●2016年︵平成28年︶4月14日・4月16日 - 平成28年熊本地震が発生。大ホールに損壊被害が出ており、施設の安全確認のため当面全館閉鎖。 ●西日本新聞の取材記事によると[3]、大ホールの天井がめくれあがったり、客席の床も地盤沈下するなどしたため、復旧まで最低でも1年かかるという状態となった。このため、同年5月14日に開催される予定だった夏目漱石の生誕150周年︵2017年︶と没後100年︵2016年︶、並びに熊本歴訪120周年︵同左︶を記念したキャンペーン﹁夏目漱石記念年[4]全国オープニングセレモニー﹂の会場を熊本市内のホテルに変更し、応募締め切りを前倒しとしたほか、ナオト・インティライミ、加藤ミリヤ、JUJUらが出演を予定していたコンサートの開催を初め、延べ1200件のイベントの開催が中止や延期となった。復旧工事のため2017年4月から全面休館。 ●2018年︵平成30年︶1月10日 - 震災復旧工事が完了し、1月8日に先行再開した﹁大ホール﹂を含め全館再開。ネーミングライツ[編集]
熊本市は、老朽化による大規模な改修工事が行われているのにあわせ、実現すれば熊本で初となる﹃ネーミングライツ﹄を導入することを発表。しかしながら、一次募集に応募企業がなく、二次募集をする予定だったが、2007年8月1日のリニューアルに間に合わないことから二次募集は行われなかった。 2008年2月12日、熊本市ホームページに﹁熊本市民会館ネーミングライツパートナー仲介業務について﹂という書面が掲載され、ネーミングライツの募集が再度行われた。 2008年4月10日に募集結果が発表され、崇城大学等を運営する﹁学校法人君が淵学園﹂と契約を結ぶことが決定[5]。2008年7月1日から、愛称が﹁崇城大学市民ホール︵英称‥Sojo University Citizens Hall︶﹂となった。契約期間は2008年7月1日 - 2012年3月31日までで、年間1,500万円での契約となった。 県内初のネーミングライツ導入であったことから、当初は若干の意見があったが、徐々にその愛称が浸透しつつあるようである︵2016年4月1日現在、ネーミングライツは本施設のほかに、熊本県民総合運動公園陸上競技場にも導入されている︶。 2012年4月1日からは、学校法人君が淵学園が契約を2016年3月末まで4年間継続することになったが、愛称が﹁市民会館崇城大学ホール︵英称‥Citizens Hall Sojo University Hall︶﹂に変更されたほか、年間契約料が1,000万円に引き下げられた。 2016年4月1日からは、熊本市南区に本社を置く地場住宅メーカー﹁株式会社シアーズホーム﹂が新たに契約を結び、愛称は﹁市民会館シアーズホーム夢ホール︵英称‥Civic Auditorium Sears Home Yume Hall︶﹂となる[1]。契約期間は2016年4月1日 - 2020年3月31日まで、年間契約料は1,200万円[2]︵その後、契約更新し、2024年3月31日までとなっている。年間契約料は同じ︶。設備[編集]
- ホール
- 定員:1,591人(1-2階)
- 会議室
- 小会議室9室、大会議室1室
- 食堂
- 勧業館食堂
- もったいない食堂-土に命と愛ありて ティア-
- 展示ロビー
建築概要[編集]
- 基本設計― 佐藤武夫
- 施工― 大成建設
- 竣工― 1967年11月30日
- 敷地面積― 6,649m2
- 建築面積― 4,408m2
- 延床面積― 9,197m2
- 構造― RC造
- 規模― ホール棟:地上4階地下1階、会議棟:地上2階地下1階
- 受賞―
アクセス[編集]
- 路面電車
- 路線バス
- 熊本桜町バスターミナル下車 約300m など
周辺[編集]
- 坪井川
- 熊本城
- 熊本市国際交流会館
- 花畑公園
- SAKURA MACHI Kumamoto
- 桜の馬場 城彩苑
- 朝日新聞第一生命ビル(りそな銀行熊本支店、朝日新聞熊本総局などが入居)
- NHK熊本放送局(2017年6月5日、千葉城町から移転)
- 国立病院機構熊本医療センター
脚注・出典[編集]
- ^ a b シアーズホーム夢ホールに 熊本市民会館の愛称 熊本日日新聞 2015年12月8日
- ^ a b 市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館) 熊本市
- ^ 大型施設も被害深刻 市民会館復旧に1年(西日本新聞2016年4月29日 5月20日閲覧)
- ^ 夏目漱石記念年実行委員会の公式キャンペーンサイト
- ^ 熊本市ホームページ「熊本市民会館ネーミングライツパートナーとの基本合意記者会見」
参考資料[編集]
- 「熊本市民会館の歩み 幕風の」熊本市・熊本市民会館文化事業協会 2005/07