蔡兆申

蔡兆申
	日本学士院賞受賞に際して; 公表された肖像写真
プロフィール
出生：	1952年2月8日（72歳）
出身地：	中華民国台湾省台北市
職業：	物理学者
各種表記
繁体字：	蔡兆申
簡体字：	蔡兆申
拼音：	Cài Zhàoshēn
発音転記：	ツァイヅァオシェン
	テンプレートを表示

蔡兆申︵ツァイ・ヅァオシェン、1952年 2月8日 - ︶は台湾・台北市出身で^[1]、アメリカ合衆国や日本で活躍する物理学者。

経歴[編集]

超伝導体のジョセフソン効果の量子コヒーレント状態を用いたデバイス、単一電子素子の研究開発に携わる。その研究は量子コンピュータを実現させる上で鍵となる量子ビット制御の可能性を示した。 NECグリーンイノベーション研究所主席研究員、独立行政法人理化学研究所巨視的量子コヒーレンス研究チーム・チームリーダーを経て、現在は東京理科大学理学部・教授、理化学研究所創発物性科学研究センター超伝導量子シミュレーション研究チーム・チームリーダーを兼務。2000年よりアメリカ物理学会のフェロー。

略歴[編集]

●1975年カリフォルニア大学バークレー校物理学科卒業。 ●1983年ニューヨーク州立大学ストーニブルック校物理学部博士。 ●1983年日本電気株式会社入社。マイクロエレクトロニクス研究所勤務。 ●1985年日本電気株式会社基礎研究所、主任。 ●1996年日本電気株式会社基礎研究所、主管研究員。 ●1999年世界初の固体素子量子ビットの制御に成功。 ●2001年日本電気株式会社基礎研究所、主席研究員。 ●2001年理化学研究所単量子研究グループ巨視的量子コヒーレンス研究チーム、チームリーダー。 ●2003年世界初の固体素子2量子ビット系の絡み合いの実現に成功。 ●2003年理化学研究所フロンティア研究システム巨視的量子コヒーレンス研究チーム、チームリーダー。 ●2007年日本電気株式会社ナノエレクトロニクス研究所、主席研究員。 ●2008年理化学研究所基幹研究所巨視的量子コヒーレンス研究チーム、チームリーダー。 ●2012年理化学研究所基幹研究所単量子操作グループ、グループディレクター。 ●2013年理化学研究所創発物性科学研究センター巨視的量子コヒーレンス研究チーム、チームリーダー。 ●2014年理化学研究所創発物性科学研究センター超伝導量子シミュレーション研究チーム、チームリーダー。︵現職︶ ●2015年東京理科大学理学部、教授。︵現職︶

主な受賞歴[編集]

●2004年仁科記念賞 ●2008年英国物理学会サイモン記念賞 ●2014年江崎玲於奈賞 ●2021年 2020年度朝日賞^[2]^[3] ●2023年日本学士院賞、C&C賞

栄誉[編集]

●2000年アメリカ物理学会フェロー ●2010年応用物理学会フェロー ●2018年紫綬褒章受勲^[4]^[5]

脚注[編集]

(一)^ 日本学士院賞授賞の決定について (二)^ 朝日賞受賞者が決定毎日新聞2021年1月1日 (三)^ “朝日賞 2020年度”. 朝日新聞社. 2023年1月7日閲覧。 (四)^ [1] 内閣府平成30年春の叙勲等 (五)^ “紫綬褒章受章者”. 時事ドットコム (2018年4月28日). 2018年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月31日閲覧。

外部リンク[編集]

●理化学研究所 ●量子サイバネティクス ●Quantum Cybernetics ●FIRST量子情報処理プロジェクト ●FIRST Quantum Information Processing Project ●NEC ●東京理科大学

この項目は、科学者に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（プロジェクト:人物伝／Portal:自然科学）。

[1]

[2]

[3]

[4]

[5]