薄皮饅頭
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薄皮饅頭︵うすかわまんじゅう︶は、福島県郡山市の和菓子。甘い饅頭で、名前の通り黒糖を使った薄い皮で包んでいることが特徴である。東京都の志ほせ饅頭、岡山県の大手まんぢゅうと共に、日本三大饅頭の1つとしても有名である[1]。
概要[編集]
1852年︵嘉永5年︶から続く和菓子の老舗﹁柏屋﹂[2]が製造販売している。皮は小麦粉に黒糖を多く混ぜて作った生地を使用しているため、茶色をしている。通常の饅頭よりも皮が薄い分、餡の占める量が多い。このためかなり甘いが、くどい味わいではない。当初はこしあんを用いたものであったが、現在は好みの変化もあり、粒餡も用いている。また、小さいサイズの﹁薄皮小饅頭﹂や、蒸篭に入れて販売している﹁せいろ薄皮﹂がある。そのまま食べるほかに、焼いて食べたり、凍らせて食べたり、衣をつけて天ぷらにして食べたり、茶漬けにして食べたりする人もいる。歴史[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/71/%E6%9F%8F%E5%B1%8B%E6%9C%AC%E5%BA%97_%E9%83%A1%E5%B1%B1%E5%B8%82.jpg/220px-%E6%9F%8F%E5%B1%8B%E6%9C%AC%E5%BA%97_%E9%83%A1%E5%B1%B1%E5%B8%82.jpg)
関連項目[編集]
●柏屋 ●利休饅頭脚注[編集]
(一)^ “岡山の﹁大手まんぢゅう﹂が日本三大饅頭の一つというのは本当か。”. レファレンス協同データベース (2017年10月26日). 2022年11月21日閲覧。
(二)^ “柏屋会長の本名善兵衛氏死去 児童詩誌﹁青い窓﹂創刊”. 福島民報 (2010年3月15日). 2010年11月23日閲覧。[リンク切れ]
(三)^ abcd﹁定番土産のヒミツ21 薄皮饅頭 福島県郡山市 柏屋﹂﹃旅の手帖﹄第31巻第2号、交通新聞社、2007年2月、126-127頁、大宅壮一文庫所蔵:200037663。
(四)^ ab﹁誇りの地巡礼Vol.42 郡山・会津﹂﹃日経おとなのOFF﹄第149号、日経BP、2013年11月、106頁、大宅壮一文庫所蔵:200052410。
(五)^ “企業整備令”. コトバンク︵世界大百科事典 第2版︶. 2022年11月21日閲覧。
(六)^ ab“回想の戦後70年 食編- ︵4︶郡山の菓子”. 福島民友新聞. (2015年9月17日) 2022年11月21日閲覧。
(七)^ ab“味と腕 537. 日本三大まんじゅう 柏屋﹁薄皮饅頭﹂”. 静岡県社会人体育文化協会. 2022年11月21日閲覧。
(八)^ ““巨大薄皮饅頭”に入刀 郡山で﹁春のまんじゅう祭り﹂”. 福島民友新聞 (2010年4月19日). 2010年11月23日閲覧。[リンク切れ]