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観測︵かんそく︶とは、
●自然現象の推移や変化を観察したり測定したりすること[1]。︵天文学、気象学などの用語︶
●様子を見て︵観て︶、成り行き︵起きるであろうこと︶を推し測ること[1]。
天文学や気象学などの用語[編集]
天文学や気象学で言う﹁観測﹂とは、自然現象の移り変わりや変化を、観察し、測定することである。
一般的に、人が自分の眼で観察して︵=じっくりと細部まで観て︶、測定する︵=ものごとの量的な側面に着目し、数字化する︶ということになる。
人が自分の眼をまず用い、そしてしばしば何らかの測定機器類も用いる。︵最近は観測の自動化も進んできている。︶
天文現象の観測は天体観測と言い、気象現象の観測は気象観測と言う。
なお気象庁が実施している気象観測業務は、大きく分けると﹁地上気象観測﹂﹁高層気象観測﹂﹁レーダー気象観測﹂﹁衛星気象観測﹂に分けられる[2]。
また、﹁海洋観測﹂﹁オーロラ観測﹂﹁地震観測﹂など様々なタイプ・分類がある。
観測を行うための場所・施設を﹁観測所﹂と言う。観測に用いる装置を﹁観測装置﹂と言う。
量子力学では、観測は重要な意味を持つ︵観測理論、観測問題︶。
観測という用語は、社会科学分野でも使用される。社会的現象を観察し、測定するのである。
軍事分野では、﹁砲弾の弾着観測﹂などと用いる。たとえば、旧日本海軍では、砲弾が着水した位置を観測する小型航空機を﹁水上観測機﹂と呼び、﹁F﹂という機種記号を与えていた。英語の機種記号ではObservationの﹁O﹂である。
︵地図作成や工事などの︶測量の領域でも﹁観測﹂という用語を用いる。﹁方向観測法﹂など。
様子を見て推しはかる[編集]
また﹁観測﹂は、様子を見て︵観て︶、成り行き︵起きるであろうこと︶を推し測ること[1]。
物事を注意深く見て、変化や成り行きを予測すること[3]。
﹁世界の情勢を観測する﹂﹁希望的観測﹂などと用いる。
関連用語
予測、景気予測、観天望気、地震予知、噴火予知
- ^ a b c 広辞苑「観測」
- ^ 『気象予報士教科書 気象予報士 完全攻略ガイド 第2版』2012。xxii頁
- ^ 大辞泉「観測」
関連項目[編集]