辻征夫

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  1939814 - 2000114

15稿1(1962)(1987)(1993)

[]


193914814195414稿

1957

1987200012114[1]

[]


椿

使

 

余談[編集]

  • 二十代の終わりに辻は、詩人の飯島耕一に会った際、雑談の折に「旅に出ると一度はどうしても、そういう一郭に足を踏み入れてみたくなります」といって、勘違いした飯島に「悪い病気にでも罹ると取り返しがつかないからやめた方がいい」とたしなめられたことがある。向島の花街と鳩の街永井荷風「春情鳩の街」で知られる)にはさまれた所で育ったために、そのような街の風情は何にもまして辻を落ち着かせる――それは金銭による性云々とは別のことがらである。[2]

著作[編集]

  • 『学校の思い出』(1962/4) 思潮社
  • 『いまは吟遊詩人』(1970/11) 思潮社
  • 『隅田川まで』(1977/4) 思潮社
  • 『落日』(1979) 思潮社
  • 『かぜのひきかた』(1987/5) 書肆山田
  • 『天使・蝶・白い雲などいくつかの瞑想』(1987/5) 書肆山田
  • 『鶯─こどもとさむらいの16篇』(1990/5) 書肆山田
  • 『ヴェルレーヌの余白に』 (1990/10) 思潮社
  • 『かんたんな混沌』 (1991/10) 思潮社
  • 『ボートを漕ぐおばさんの肖像』 (1992/6) 書肆山田
  • 『河口眺望』 (1993/11) 書肆山田
  • 『絵本摩天楼物語』 (1995/6) 書肆山田
  • 『俳諧辻詩集』 (1996/06) 思潮社 ISBN 4783706131
  • 『辻征夫詩集成』 (2003/10) 書肆山田 (初版は1996年)
  • 『萌えいづる若葉に対峙して』(1998/06) 思潮社
  • 『続・辻征夫詩集 現代詩文庫』(1999/02) 思潮社
  • 『船出』 (1999/02) 童話屋
  • 『ぼくたちの(俎板のような)拳銃』(1999/08) 新潮社
  • 『貨物船句集』(2001/01) 書肆山田
  • 『ゴーシュの肖像』(2002/01) 書肆山田
  • 『詩の話をしよう」(2003/12) ミッドナイトプレス ISBN 4434037099
  • 『私の現代詩入門―むずかしくない詩の話』詩の森文庫 (104) (2004/12) 思潮社
  • 『みずはつめたい―辻征夫詩集 詩と歩こう』 (2004/07) 理論社

脚注[編集]

  1. ^ 大塚英良『文学者掃苔録図書館』(原書房、2015年)154頁
  2. ^ 『私の現代詩入門 むずかしくない詩の話』思潮社、1995年、128頁。