陰陽石 (小林市)
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陰陽石︵いんようせき︶は、宮崎県小林市東方の岩瀬川︵浜の瀬川︶内にある、加久藤火砕流堆積物により造り出された自然造形の奇岩で、夫婦岩に見える。霧島ジオパークの霧島ジオサイトにもなっている[1]。前宮崎県知事・東国原英夫の発案により、2009年︵平成21年︶に﹁宮崎県観光遺産﹂︵自然遺産︶ "生命発祥の聖地"
に指定された[2][3]。
横から見る陰陽石︵男石︶
古くから縁結び、子宝及び安産祈願の神として崇められている。しかし観光地として広く知られる様になったのは、1917年︵大正6年︶に新道が新設されてからである︵それまでは畦道を通る以外になかった︶。1950年︵昭和25年︶に小林市営による﹁浜の瀬荘﹂が開設され、更に現在、毎年9月23日の秋分の日に開かれる﹁陰陽石祭り﹂も行われるようになった[1]。
また1929年︵昭和4年︶4月、旧制小林中学校 及び、小林高等女学校︵県立小林高校の前身︶への講演の為に野口雨情が小林を来訪しており、その際に陰陽石にも訪れて後述する歌を詠んでいるが、1951年︵昭和26年︶にその歌碑が建立されている[4][5]。
2009年︵平成21年︶、当時の宮崎県知事東国原英夫の発案により、宮崎県は陰陽石を宮崎県自然遺産"生命発祥の聖地"に選定した[3]。
選定理由:他に類を見ない巨大さと自然の造形の見事さ、また男石・女石の両方が揃っていること[3]。