青山季可
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青山 季可︵あおやま きか、1982年9月15日 - ︶は、日本のバレリーナである。牧阿佐美バレヱ団プリンシパル。大阪府吹田市出身。身長164センチメートル。
略歴[編集]
3歳の時に川上恵子バレエ研究所でバレエを始め、その後AMスチューデンツ︵18期︶、橘バレエ学校、日本ジュニアバレエで学ぶ。 早くからその才能を開花させ、国内最大の東京新聞全国舞踊コンクール第二部︵8~13歳︶において、初出場の8歳の時に入賞第2位、9歳の時に第3位、10歳の時には第1位となり、文部大臣奨励賞を同時受賞する[1]。青山が次のステップであるジュニア部に出場できるのは4年も後のことであり、年齢をはるかに越えたハイレベルな踊りは﹁天才的﹂と称賛された[2]。 牧阿佐美バレヱ団公演において、9歳から5年間﹃くるみ割り人形﹄のクララ役をつとめ、11歳で﹃ドン・キホーテ﹄にキューピット役で出演[3]。また同時期に、スコティッシュ・バレエ団、ボリショイ・バレエ団、ハンブルク・バレエ団の来日公演にも出演した[4]。 1996年、中学2年生の春に、師である牧阿佐美の薦めで、英国ロイヤル・バレエスクールへ留学[2]。同校を卒業後、ドイツのジョン・ノイマイヤー・ハンブルクバレエスクールに留学し、卒業。帰国後の2001年、牧阿佐美バレヱ団に入団[3]。 2006年、﹃白鳥の湖﹄で主演デビュー[3]。以降、同バレエ団のプリンシパルとして活躍し、2011年には全公演の主役をつとめた。出演[編集]
牧阿佐美バレヱ団公演[編集]
●﹃白鳥の湖﹄オデット姫/オディール ●﹃眠れる森の美女﹄オーロラ姫 ●﹃くるみ割り人形﹄金平糖の精 ●﹃ドン・キホーテ﹄キトリ ●﹃ジゼル﹄ジゼル ●﹃ライモンダ﹄ライモンダ ●﹃ラ・シルフィード﹄シルフ ●﹃ロメオとジュリエット﹄ジュリエット ●フレデリック・アシュトン﹃リーズの結婚 〜ラ・フィーユ・マル・ガルデ〜﹄リーズ ●﹃三銃士﹄ コンスタンス など多数主演その他[編集]
テレビ[編集]
受賞歴[編集]
- 東京新聞全国舞踊コンクール バレエ第二部 第1位・文部大臣奨励賞(1993年)
- 第4回スワン新人賞(2007年)
- 東京新聞中川鋭之助賞(2012年)
- 第32回服部智恵子賞(2016年)
- 第53回舞踊批評家協会賞(2023年)
脚注[編集]
(一)^ “入賞者一覧”. 全国舞踊コンクール. 2014年2月27日閲覧。
(二)^ ab山岸靖昌 (2012年3月3日). “中川鋭之助賞 平成24年度 受賞者インタビュー バレエダンサー 青山季可さん”. 東京新聞 2013年8月25日閲覧。
(三)^ abc“インタビュー 牧阿佐美バレヱ団プリンシパル 青山季可さん”. バレエ・ジャポン. 2013年8月25日閲覧。
(四)^ “講師プロフィール 青山 季可先生”. チャコット. 2013年8月25日閲覧。