高原郷
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地形[編集]
●神通川の支流の高原川とその支流の流域であり、東部は飛騨山脈、南部、西部は飛騨高地に囲まれている。平らな地形は川沿いのみであり少ない。 ●地質は飛騨片麻岩類、船津花崗岩などである。飛騨山脈の火山の焼岳の影響もあり、火山灰層もある。 ●奈良時代の文献には、金、銀が献上されたという記録がある。亜鉛・鉛・銀鉱山である神岡鉱山はこの高原郷にある。 ●古くから温泉があり、奥飛騨温泉郷の福地温泉には、村上天皇が入湯した伝説がある。歴史[編集]
●養老年間︵720年ごろ︶、現在の神岡鉱山の採掘が始まり、金、銀、銅が献上される。 ●室町時代から戦国時代、この地域は高原諏訪城を拠点とした江馬氏が支配していたが、1582年︵天正10年︶に江馬輝盛が三木自綱に敗れ戦死すると、高原諏訪城も攻められて落城。その後は飛騨国を統一した三木自綱が支配する。しかし、金森長近に攻められ、1585年︵天正13年︶からは金森氏が支配する。 ●江戸時代は飛騨高山藩の領地であったが、1692年︵元禄5年︶に飛騨国は天領となる。 ●江戸時代末期、高原郷には79ヶ村[1] が存在した。また、高原郷は下高原郷︵50ヶ村︶[2]と上高原郷︵29ヶ村︶[3]とする場合もあったという。 ●1875年︵明治8年︶、上高原郷と下高原郷の一部[4]が上宝村、下高原郷の大部分が神岡村[5]となる。その他[編集]
●上宝村の宝は、高原から転じたものである。脚注[編集]
(一)^ 吉野村、本郷村、荒原村、蔵柱村、在家村、見座村、宮原村、上灘村、新田村、鼠餅村、中山村、双六村、岩井戸村、長倉村、下佐谷村、葛山村、苧生茂村、笹嶋村、赤桶村、田頃家村、蓼ノ俣村、今見村、柏當村、福地村、平湯村、一重ヶ根村、栃尾村、神坂村、中尾村、金木戸村、柏原村、巣山村、大笠村、山田村、西村、伏方村、堀之内村、寺林村、梨ヶ根村、朝浦村、船津村、東町村、鹿間村、吉ヶ原村、二ツ屋村、割石村、東漆山村、西漆山村、笈破村、牧村、土村、跡津川村、佐古村、大多和村、東茂住村、西茂住村、杉山村、横山村、中山村、谷村、釜崎村、吉田村、小萱村、丸山村、野首村、阿曽保村、東雲村、数河村、石神村、麻生野村、殿村、和佐保村、伊西村、森茂村、岩井谷村、下之本村、打保村、和佐府村、瀬戸村。
(二)^ 金木戸村、柏原村、巣山村、大笠村、山田村、西村、伏方村、堀之内村、寺林村、梨ヶ根村、朝浦村、船津村、東町村、鹿間村、吉ヶ原村、二ツ屋村、割石村、東漆山村、西漆山村、笈破村、牧村、土村、跡津川村、佐古村、大多和村、東茂住村、西茂住村、杉山村、横山村、中山村、谷村、釜崎村、吉田村、小萱村、丸山村、野首村、阿曽保村、東雲村、数河村、石神村、麻生野村、殿村、和佐保村、伊西村、森茂村、岩井谷村、下之本村、打保村、和佐府村、瀬戸村。
(三)^ 吉野村、本郷村、荒原村、蔵柱村、在家村、見座村、宮原村、上灘村、新田村、鼠餅村、中山村、双六村、岩井戸村、長倉村、下佐谷村、葛山村、苧生茂村、笹嶋村、赤桶村、田頃家村、蓼ノ俣村、今見村、柏當村、福地村、平湯村、一重ヶ根村、栃尾村、神坂村、中尾村。
(四)^ 金木戸村
(五)^ 1889年に分割され、船津町、袖川村、阿曽布村に分割。1950年に合併し、神岡町となる。