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ニコン COOLPIX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
COOLPIXから転送)
ニコン > ニコン COOLPIX
COOLPIX L2

COOLPIX(クールピクス)は、ニコンの発売してきたデジタルコンパクトカメラである。

概要[編集]

COOLPIX 950

Dシリーズに対しコンパクトサイズのデジタルカメラ。レンズなどの光学系がニコン、電子系が三洋電機(一部は松下電器)という合作製品でもある。

  • 995以降ではノイズリダクション機能を搭載しているため、暗所でのノイズが少ない。これは一度撮影した後、シャッターを閉じたまま再度撮影を行い、カメラのノイズをチェックしその差分を差し引くことによりノイズをキャンセルする仕組みである。このため長時間露光した場合書き込みに時間が掛かるという欠点がある。
  • フィルムを使うコンパクトカメラのレンズにニッコールの銘はないが、900以降の全機種のレンズがニッコールと名乗る。
  • 量販店で買えるカタログモデルのほかに、直営ショッピングサイト「ニコンダイレクト」限定モデルもある。
  • 2013年、ニコン初のDXフォーマットを搭載したコンパクトデジタルカメラCOOLPIX Aを発売。

製品一覧[編集]

数字三桁[編集]

この世代は百の位が製品のランク。それ以下は世代をあらわし、数字の大きいものほど後に出た機種である。700系はエントリ機、800系は中級機、900系はハイエンド機という扱いになる。すべてCCDを採用。

品名 発売日 撮像素子サイズ 画素数 外観 解説
100 1996年10月31日から1997年1月30日に変更[1] 1/3 33万 COOLPIX 100 単焦点。光学ファインダーのみで液晶ファインダーはない。マクロモードがあるが、ピントを確認する術がない。
本体下部がPCカード TypeII相当となっており、ノートパソコンやPCカードリーダにカメラ本体を差し込んで画像を読み出す。液晶ファインダーがないため、撮影画像を削除する機能もない。記憶媒体は内蔵メモリ(1MB)のみで、ファイル形式はJPEG。画質がFineで21枚、NORMALで42枚まで撮影できる。電源は単三乾電池4本。標準小売価格は5万9800円[2]
300 1997年6月21日 1/3 33万 単焦点。2.5インチタッチパネル液晶(TFT)搭載。記憶媒体は内蔵メモリ(4MB)のみだが、専用シリアルケーブル、もしくはSCSIでPCに画像を転送することもできる。
液晶がタッチパネル機能を持っており、撮影ずみの写真にフリーハンドでメモを加えることができる。筐体にスタイラスペンを収めるスペースがある。標準小売価格は本体が8万4000円、パソコン接続キットが1万4000円(シリアル接続、PCとMac)、SCSIケーブルセットが8000円(パソコン接続キットも必要)。
900[3] 1998年4月25日 1/2.7 130万 光学3倍ズーム。レンズ部が天地方向に180度回転するスイバル機構。コンパクトカメラと呼ぶには筐体がやや大きいが、レンズを天頂に向ければカメラ全体が板状になる。記憶媒体は当機種以降コンパクトフラッシュ。COOLPIXで初めて、ニッコールを名乗るレンズが搭載された。フィルムを使うコンパクトカメラのレンズが最後までニッコールを名乗らなかったことを考えると、COOLPIXをそれなりに重視していたことがわかる。
600 1998年4月25日→
5月22日
1/2.7 108万 単焦点。コンパクトカメラ型
910[4] 1998年10月24日 1/2.7 130万 光学3倍ズーム。900同様にレンズ部が回転するスイバル機構。外付シンクロターミナルを搭載し、ニコン一眼レフ用スピードライトが使用可能。
950 1999年3月25日 1/2.2 211万 光学3倍ズーム。900同様にレンズ部が回転するスイバル機構。新開発の専用ニッコールレンズ搭載。
コマンドダイヤルを採用。ボディ素材を910までのプラスチックからマグネシウム合金に変更。
700 1999年4月24日 1/2 211万 単焦点。900のアダプタレンズのいくつかが使用可能。
800 1999年11月6日 1/2 211万 光学2倍ズーム。QVGAサイズで30コマ/秒、最大40コマ撮影を可能にした「ウルトラハイスピード(UH)連写」搭載。バッテリー駆動時間の向上(単3アルカリ乾電池4本で約100分連続使用可能)この機種以降の800系の機種(製品名の数字部が800番台の機種、および4300)は、900と同じアダプタレンズが使用可能。
990 2000年4月27日 1/1.8 334万 COOLPIX990 光学3倍ズーム。900同様にレンズ部が回転するスイバル機構。D1に搭載された5点測距マルチエリアAF採用。
マニュアル撮影に特化(マニュアル露出モード)。動画撮影機能も持つ。シリアルでなくUSB端子を搭載。
880 2000年9月23日 1/1.8 334万 光学2.5倍ズーム。コンパクトサイズでありながら、マルチエリアオートフォーカスなど、上位機種の機能も備える。
「いつでも・どこでも・だれにでも」をコンセプトに小型化が図られる。11種類のシーン別プログラムモードが搭載され、手軽な撮影が可能になる。
995 2001年6月8日 334万 COOLPIX 995 900同様にレンズ部が回転するスイバル機構。内蔵スピードライトをポップアップ式に変更
775 2001年9月8日 224万 900のアダプタレンズのいくつかが使用可能
885 2001年10月6日 334万

数字四桁[編集]

この世代では、千の位が画素数、百の位でカメラのランク、特徴を表している。

  • x000 - 広角レンズ機、エントリ機(2000)
  • x100 - エントリ機
  • x200 - エントリ機、中級機
  • x300 - 中級機
  • x400 - 広角レンズ機
  • x500 - 回転レンズ機
  • x600 - エントリ機
  • x700 - 高倍率ズーム機、スタイリッシュ機(3700)
  • x800 - 高倍率ズーム機
  • x900 - 中級機
品名 発売日 撮像素子サイズ 画素数 外観 解説
5000 2001年12月13日 COOLPIX 5000 広角ズームレンズ。可動式液晶画面。
2500 2002年3月21日 200万 COOLPIX 2500 900系とは異なり、筐体に上下が挟まれたレンズ部(レンズとスピードライト)が天地方向に回転する。つまり、収納状態ではレンズが上へ向いており、筐体でレンズの前玉が保護される。前方へ90度回転させれば通常の撮影状態。前方は、130度まで回転でき、後方は90度回転できる。この機構をニコンはインナースイバルと呼ぶ。記録メディアはコンパクトフラッシュ、USBも搭載だが、まだ2.0ではない。電源はEN-EL2。
5700 2002年6月20日 液晶ビューファインダーを持ち、高倍率ズームレンズが固着したタイプ。このタイプは一時期、人気があったが、レンズ交換式一眼レフに移行したと思われる。
4500 2002年6月20日 COOLPIX 4500 900系と同じスイバル機構を採用。900系のアクセサリーも共用できる。
2000 2002年6月29日 1/2.7 211万 COOLPIXではじめて原色系フィルタ採用。光学3倍ズーム。1.5インチ液晶。記録メディアはコンパクトフラッシュ。電源は単三電池4本。
4300 2002年9月21日 400万 原色フィルタに変更、E885の後継機
3500 2002年11月23日 2500のセンサーを原色フィルタ、有効画素数を320万画素のものにし、エプロンなどの色を変更したもの。
3100 2003年3月8日 1/2.7 320万 普及価格帯のコンパクトカメラ。3倍ズームのZoom Nikkor f=5.8 - 17.4mmを搭載。4cmまでのマクロ。1.5型 液晶モニタ(11万画素)コンパクトフラッシュ・カードに記録(付属品は16MB)。市販の単三電池(アルカリ、ニッケルマンガンなど2本)や単3型 充電池に対応しているが、ACアダプタも用意されている。
2100 2003年3月21日 1/3.2 200万 上記3100の同型・兄弟機種(主に以下の点が異なる)3倍ズームのZoom Nikkor f=4.7 - 14.1mmを搭載。1.5型 液晶モニタ(7.5万画素)選べる3色のボディーカラー(シルバー、ピンク、ブルー。3100はシルバーのみ
5400 2003年6月28日
SQ 2003年6月28日 スイバル機構を持つ。また、型番四桁世代において、例外的にアルファベットだけの型番採用。
3700 2003年12月20日 COOLPIX初のスタイリッシュスリムモデル。電源はEN-EL5かデュラセルCP1。当機種以降、エントリクラス機の記憶媒体はSDメモリカードとなる。
8700 2004年2月14日 COOLPIX 8700 5700同様、液晶ビューファインダーを持ち、高倍率、大口径ズームレンズが固着したタイプ
3200 2004年2月27日 COOLPIX 3200 3100の改良版。一番の違いは記憶媒体。コンパクトフラッシュから、すでに時代の主流となったSDメモリカードに変わった。カードとは別に、14.5MBの内部メモリーも加えられた。マイクが付いたので、今まで音なしの動画撮影しかできなかったものが、ようやく音声入りで録画できるようになった。色も3100ではシルバーだけだったが、赤と緑も加えられた。
2200 2004年3月12日 3200の200万画素版
5200 2004年6月4日 1/1.8 510万 COOLPIX 5200 3倍ズーム(ズームニッコールED 7.8-23.4mm)、撮影範囲は30cm-無限遠(マクロ時4cm-無限遠<広角域>)、液晶は1.5型。ボディは高級感のあるアルミ製で、プラチナブルーとプライムシルバー。記録メディアはSDカード、電源はEN-EL5かデュラセルCP1。
4200 2004年6月25日 400万 5200の400万画素版。ボディはシルバーのみ。
4100 2004年7月2日 1/2.5 400万 COOLPIX 4100 普及価格帯のコンパクトカメラ。3倍ズームのZoom Nikkor f=5.8 - 17.4mmを搭載。4cmまでのマクロ。14.5Mの内蔵メモリも持つ。市販の単3電池(アルカリ、ニッケルマンガンなど2本)に対応しているが、充電式のEN-MH1-B2やACアダプタも用意されている。
5100 500万 日本での発売なし4100の500万画素版。
8400 2004年10月1日 2/3 810万 電源はEN-EL7。外付けバッテリーパック(カメラ下部に取り付け)、ACアダプタもある。世界で初めて、35mm判換算で24mm相当の広角を実現(Zoom Nikkor 6.1-21.6mm F2.6-F4.9)。さらに、ワイドコンバータの装着で18mm相当まで可能。もちろん、テレコンバータもある。
8800 2004年11月12日 COOLPIX 8800
4800 2004年11月19日
5600 2005年2月25日 1/2.5 510万 3倍ズーム(ズームニッコールED 5.7-17.1mm)、4100の後継モデル。撮影範囲は30cm-無限遠(マクロ時4cm-無限遠<広角域>)、液晶は1.8型。色は3色。シルバー、ブルー、ピンク。 記録メディアはSDカード、電源は単3型充電池2本。
4600 400万 日本での発売なし。5600の400万画素版
5900 2005年2月25日
7900 2005年3月18日 COOLPIX 7900 顔認識ポートレートモードを搭載、人物にカメラをむけると、カメラが顔を認識して自動的にピントを合わせる。有効画素数は700万画素、液晶は2型となった。メニューはアイコン表示とテキスト表示が選べる。電源はEN-EL5かデュラセルCP1。
7600 2005年4月8日 710万 COOLPIX 7600

L (-2006年)[編集]

LはLifeの意で、手軽に扱えるシリーズ。

COOLPIX L1
2005年10月14日発売
COOLPIX L3
2006年2月24日発売
COOLPIX L4
日本では未販売
COOLPIX L2
2006年6月16日発売
海外ではL3/L4と同時に発表されたが、日本での発売は少し遅れた。
COOLPIX L5
2006年9月8日発売
COOLPIX L6
COOLPIX L6
2006年9月8日発売

S (2005年-2009年)[編集]

SはStyleの意でスタイリッシュボディーを持つシリーズ。

スリムタイプ/フラットボディ[編集]

COOLPIX S1
COOLPIX S1
2005年4月15日発売
885系など、従来のコンパクト機はNice Gripと呼ぶグリップが右側にある
そこでS1では、薄く平面でシンプルなデザインとなった。正面から見た表面積は5200系とほとんど変らず、それでも厚みをほぼ2/3とした。
COOLPIX S2
2005年7月8日発売
COOLPIX S3
2005年9月23日発売
COOLPIX S5
2006年2月24日発売
COOLPIX S6
2006年3月24日発売
S5に無線対応、および大型液晶を付けたバリエーション。
COOLPIX S7, COOLPIX S7c
2006年9月22日発売(S7cは9月29日)
S7cは無線対応版。
COOLPIX S8
2006年9月22日発売
COOLPIX S9
日本での発売なし

COOLPIX S500

2007316
710



COOLPIX S200

2007323


COOLPIX S510

2007921
810

VR



COOLPIX S700

20071012
1210

VR



COOLPIX S210

2008229
800

VR



COOLPIX S520

2008314
800

VR



COOLPIX S600

2008314
28mm-112mm4

1000

VR



COOLPIX S550

2008320
1000

VR



COOLPIX S610, COOLPIX S610c


20088291000VR435mm28mm - 112mmISO3200

S610cLANS6102S6101

COOLPIX S710


20088291450VR3.635mm28mm - 101mm2

ISO5002592×194432003002048×153612800

/[]


COOLPIX S50, COOLPIX S50c

2007420S50c425
720

VR



S50c

COOLPIX S51,COOLPIX S51c

2007914
810

VR



S51cLAN

COOLPIX S52, COOLPIX S52c


2008425S52c516

900

VR



S52cLAN

COOLPIX S60


20089191000VR535mm33 - 165mm4



COOLPIX S70


200991912.1VR

535mm28-140mm3S60

[]

COOLPIX S4
COOLPIX S4
2005年9月23日発売
900系同様のスイバル機構。アルミニウム合金製の外装を持つ。
COOLPIX S10
2006年9月15日発売

P (2005年)[編集]

PはPerformanceの意で撮影機能や操作性を追求したシリーズ。

COOLPIX P1
COOLPIX P1
2005年9月23日発売
世界で初めて、カメラに無線LAN (Wi-Fi) を内蔵。ケーブルを接続することなく、プリントすることができる。顔認識ポートレートモードを搭載、人物にカメラをむけると、カメラが顔を認識して自動的にピントを合わせる。
COOLPIX P2
2005年10月21日発売

L (2007年-)[編集]


LLife

COOLPIX L10


L11505

COOLPIX L11


2007323

618

COOLPIX L12
COOLPIX L12



2007412

710

VR

COOLPIX L14


20071012

710



COOLPIX L15


20071026

800

VR



COOLPIX L16

2008320
710

AE



COOLPIX L18

2008320
800

AE


S2010-[]


SStyle

/[]


COOLPIX S8000 2010219

COOLPIX S6000 2010311

COOLPIX S4000 2010319201042

COOLPIX S3000 2010319201042

COOLPIX S5100 201092

COOLPIX S8100 2010107 - CMOS10

COOLPIX S3100 2011318 - 14005

COOLPIX S6100 2011318 - 16007

COOLPIX S9100 2011318 - 1200CMOS18

COOLPIX S6200 2011917 - 160010

COOLPIX S8200 2011917 - CMOS14

COOLPIX S3300 2012216 - 16006

COOLPIX S4300 2012216 - 16006

COOLPIX S6300 2012216 - CMOS10

COOLPIX S9300 2012315 - 1600CMOS18

COOLPIX S30

COOLPIX S800c

COOLPIX S01

COOLPIX S6400

COOLPIX S5200

COOLPIX S6500

COOLPIX S9400

COOLPIX S9500

COOLPIX S31

COOLPIX S3500

COOLPIX S7000 2015226 - 1602CMOS20

COOLPIX S9900 2015226 - 1605CMOS30

/[]


COOLPIX S80

201010714.1VREL2S7020mm16.5mm

[]


使

COOLPIX S302012329[5]

COOLPIX S312013228[6]

COOLPIX S322014227[7]

COOLPIX S33201535[8]

P2007-[]


PPerformance
品名 発売日 撮像素子サイズ 画素数 外観 解説
P5000 2007年3月16日 1/1.8 1000万 2007年春に一斉に発売されたクールピクスラインナップのハイエンドモデル。手ぶれ補正機構、光学3.5倍ズームや各露出撮影モードと持つ。また、クリップオン式スピードライトが装着できるアクセサリーシューや、テレコンバーター、ワイドコンバーター、フィールドスコープを装着できるなど拡張性を備えている。ハイエンドコンパクトデジタルカメラブームの先駆けとなった機種。2007年春から発売されたクールピクスラインナップはすべてSDHCメモリーカード対応となった。
P5100 2007年9月21日 1/1.72 1210万 P5000の小変更モデル。P5000の機能を踏襲したまま画素は1210万画素となり新開発の画像処理コンセプトEXPEED(エクスピード)を搭載。 レンズシフトVR マグネシウム合金ボディを採用(ボディ前面) ボディカラーがブラックのみに(P5000はブラック、シルバーの2色を用意していた。)背面ボタン類や、シャッターレリーズボタン周辺の色がブラックに変更(P5000はクローム)シャッターレリーズボタンそのものはクローム
P50 2007年10月26日 1/2.5 810万 P5100の廉価版。Pシリーズの高機能を残しつつ、アクセサリーシュー等の拡張機構やを廃し、インターフェイスをL、Sシリーズに近づけたモデル。外観は先代のP5000のような艶消し黒のボディにクロームの操作部。画像処理コンセプトは、P5100同様EXPEEDを搭載している。28mm-102mmの広角ズームレンズ。電子式VR。単三電池。
P60 2008年3月14日 810万 P50の後継機種。広角レンズとファインダーを廃し、36-180mmレンズと電子ビューファインダーを搭載。センサーシフトVR単三電池
P80 2008年4月25日 1010万 ズーム系のコンパクトデジタルカメラ市場で後れをとっていたニコンが、満を持して発売したモデル。旧来のカメラのような軍艦部のついたデザインに、27-486mmという広角側・望遠側とも優れたニッコールレンズを搭載。光学18倍ズーム搭載モデルとしては、当時の世界最小サイズである。27mmから486mmの光学18倍ズームレンズセンサーシフトVR
P6000 2008年9月12日 1/1.7 1350万 P5100の後継機種。28mmから112mmの光学4倍ズームレンズレンズシフトVR
P90 2009年3月13日 1210万 P80の後継機種。デザインはほぼ同じだが、レンズが26-624mmに変更となり、広角・望遠ともにレンジが広がっている。26mmから624mmの光学24倍ズームレンズ。1210万画素。センサーシフトVR。最速シャッタースピードは1/4000
P100 2010年3月5日 1030万 P90の後継機種で、発売に当たり大幅なバージョンアップを施された。撮像素子は従来のCCDから、裏面照射型CMOSセンサーに変更し、高画質化とシャッタースピードのアップを果たした(スポーツモードを用いた最速シャッタースピードは1/8000)。レンズはさらに高性能になり、EDレンズを3枚組み込んだ11群14枚で構成される26-678mm 光学26倍 COOLPIX用ニッコールを採用。バックモニターは上下にスライドするチルト式モニターを搭載。動画は遂にフルハイビジョンに対応し、軍艦部にはステレオ式マイクを装備している。26mmから678mmの光学26倍ズームレンズ。1/2.3型原色CMOSセンサー。フルハイビジョンステレオ動画撮影可能。センサーシフトVR。画像処理コンセプトEXPEED
P7000 2010年9月24日 1/1.7 1010万 P6000の後継機種。28mmから200mmの光学7.1倍ズームレンズ。レンズシフトVR
P500 2011年3月3日 1/2.3 1210万 P100の後継機種。広角22.5mmからの光学36倍ズーム。国内ではブラックモデルのみ発売(北米ではレッドモデルも発売されている)。
P300 2011年3月18日 1/2.3 1220万 F1.8 24mmから100mm光学ズーム。
P7100 2011年8月24日 1/1.7 1010万 P7000の後継機種。
P310 2012年3月22日 1/2.3 1605万 P300の後継機種。
P510 2012年3月23日 1/2.3 1605万 P500の後継機種。広角24mmからの光学42倍ズーム。GPS機能を初搭載。国内でもブラック、レッド両モデルが購入可能となった。
P7700 2012年9月 1/1.7 1010万 P7100の後継機種。光学ファインダーは未搭載となった。センサーが裏面照射型CMOSセンサーに変更されている。
P520 2013年2月21日 1/2.3 1808万 P510の後継機種。広角24mmからの光学42倍ズーム。液晶がバリアングル液晶に変更されている。
P330 2013年3月21日 1/1.7 1219万 P310の後継機。1/1.7型CMOS。画素数減少。F1.8 24mmから120mm光学ズーム。GPS搭載。
P7800 2013年10月10日 1/1.7 1219万 P7700の後継機種。
P340 2014年2月27日 1/1.7 1219万 P330の後継機種。Wi-Fi搭載。GPS廃止。
P600 2014年2月27日 1/2.3 1605万 光学60倍ズーム。
P610 2015年2月26日 1/2.3 1605万 P600の後継機種。光学60倍ズーム。NFC接続機能を搭載。
P900 2015年3月19日 1/2.3 1605万 光学83倍ズーム。
P1000 2018年9月14日 1/2.3 1605万 光学125倍ズーム。RAWフォーマット、4K動画、Bluetooth対応。
P950 2020年2月7日 1/2.3 1605万 光学83倍ズーム。P900の後継機種。RAWフォーマット、4K動画、Bluetooth対応。

AW (2011年-)[編集]

初のアウトドア向けカメラAW100(AWはAll Weatherの略)を2011年8月24日に発表した。

品名 発売日 撮像素子サイズ 画素数 外観 解説
AW100 2011年8月24日 1/2.3 1600万画素 ニコン初の防水、耐衝撃、耐寒仕様であり。HD動画撮影などの機能を持つ。またアウトドア向けモデルならではのGPS機能、電子コンパス、世界地図表示機能を装備する。
AW110 2013年3月8日 1/2.3 1605万画素 上記の機能の上Wi-Fi初搭載
AW120 2014年2月27日 1605万画素
AW130 2015年3月19日 1/2.3 1605万画素 AW110と比べて防水性能が向上し、最大で水深30mまでの動作が可能となった。

A(2013年-2015年)[編集]

ニコンで初めてのDXフォーマットを搭載したハイエンド機種。後継機種が登場しないまま製造が終了した。

品名 発売日 撮像素子サイズ 画素数 外観 解説
A 2013年3月21日 DXフォーマット23.6×15.6mm 1616万画素 Coolpix初のDXフォーマットを搭載した機種。レンズは35ミリ換算で28mm相当の単焦点レンズを搭載。

A数字 (2016年-)[編集]

AはAffinityの意で、スリムタイプや単3電池対応の低倍率ズーム機を中心とするシリーズ。当シリーズと同時に発表されたBシリーズと共通でBluetoothを利用したニコン独自の写真転送サービスであるSnap Bridge対応機種が一部を除いて存在する。先に発売されたA(無印)と製品コンセプトが大幅に異なっている。

品名 発売日 撮像素子サイズ 画素数 外観 解説
A10 2016年1月28日 1/2.3 1614万画素 L32の後継機として登場。L32と比べて画素数が減少したが、ISO感度のマニュアル設定が可能となった。
A100 2016年1月28日 1/2.3 2005万画素 S2900の後継機として登場。S2900から顔認識機能が取り除かれた。
A300 2016年5月27日 1/2.3 2005万画素 S3700の後継機として登場。Snap Bridge対応機種。
A900 2016年10月28日 1/2.3 2029万画素 S9900の後継機として登場。光学35倍ズームとVRを搭載した高倍率ズーム機。Snap Bridge対応機種。
A1000 2019年2月15日 1604万画素

B (2016年-)[編集]

BはBridgeの意で、高倍率レンズを搭載したブリッジカメラのシリーズ。SnapBridgeに全機種が対応している。

品名 発売日 撮像素子サイズ 画素数 外観 解説
B500 2016年5月27日 1/2.3 1602万画素 L840の後継機として登場。SnapBridge対応機種。
B700 2016年10月14日 1/2.3 2029万画素 P610の後継機として登場。4K動画の撮影と動画からの静止画切り出しが可能。SnapBridge対応機種。
B600 2019年2月15日 1/2.3 1602万画素

W(防水)[編集]




COOLPIX W10020161028[9]

COOLPIX W3002017630[10]

[]

[]


COOLPIX

900/910/950/990/995/4500

2500/3500

SQ

S4/S10

[]


使

5700/8700/8800

[]


2007COOLPIXEN-ELEN-MH1-B2100900MH-70/MH-71E100E900


電池 充電器 対応機種
EN-EL1 MH-50/MH-51/MH-52/
MH-53/MH-53C
775/880/885/995/4300/4500/4800/5000/5400/5700/8700
EN-EL2 MH-60 2500/3500/SQ
EN-EL5 MH-61 3700/4200/5200/5900/7900/P3/P4/P80/P5000/P5100/S10/P6000/P90/P100
EN-EL7/EN-EL7e MH-56 8400/8800
EN-EL8 MH-62 S1/S3/S5/S6/S7/S7c/S8/S50/S50c/S51/S51c/S52/S52c/P1/P2
EN-EL10 MH-63 S200/S210/S500/S510/S520/S600/S700
EN-EL11 MH-64 S550
EN-MH1-B2 MH-70/MH-71 2100/2200/3100/3200/4100/5600/7600/L1/L2/L3/L5/L6/L11/L12/L14/L15/L16/L18/S4/P50/P60



EN-EL12CR5/DL245

EN-EL5CP1

EN-MH1-B2使CR-V3

USB[]


USBSCSIPC
ケーブル 対応機種
UC-E1 880/885/990/995/4300/4500/5000/5400/5700/8700
UC-E2 775
UC-E3 2500/3500
UC-E5 2000
UC-E6 2100/2200/3100/3200/3700/4100/4200/4800/5200/5600/5900/7600/7900/8400/8800/
P1/P2/P50/P5000/P5100/P60/P80/S4/S10/S200/S500/S510/S520/S600/L1/L2L3/L5/L6/L11/L12/L14/L15/L16/L18
UC-E7 SQ(カメラ付属のCOOLSTATIONが必要)
UC-E10 S1/S2/S3/S5/S6/S7/S7c/S8
UC-E12 S50/S50c/S51/S51c/S550/S700
UC-E13 S52/S52c

防水ケース[編集]

防水ケース 対応機種
ウォータープルーフケース WP-CP1(水深40mまで) 2200/3200/4100
ウォータープルーフケース WP-CP2(水深40mまで) 4200/5200
ウォータープルーフケース WP-CP3(水深40mまで) 5600
フィールドジャケット FJ-CP1(水深3mまで) S5

フィールドスコープ[編集]

ニコンビジョンから、ニコン製フィールドスコープにCOOLPIXを接続するためのブラケット、コンパクトデジタルカメラブラケットが提供されている機種。

ブラケット 対応機種
FSB-1A 4200/5200/7900
FSB-2 5600
FSB-3 P1/P2
FSB-4 P3/P4
FSB-5 S1/S3/S5/S6/S7/S7c/S8
FSB-6 P5000
FSB-7 P5100
FSB-8 P300

[]


200341

COOLPIX 950COOLPIX 990MAX

COOLPIX 775使775使使

COOLPIX 2500COOLPIX 3500

COOLPIX 2100

D80D40/D40xCOOLPIX 2007

COOLPIX A4:316:93:2

20161DL320166IC[11]

[]


COOLPIX950540021003100使

200 -  : 700,775,800,950,2000,2500

300 -  : 880,885,990,995,3500

400 -  : 4300,4500

500 -  : 5000,5400,5700

300900使[12][13][14]

[]




Nikon 1

[]



(一)^ COOLPIX 100130.  PC Watch (1997120). 2012821

(二)^ PC1031.  PC Watch (199692). 2012511

(三)^ .  PC Watch (1998316). 2012830

(四)^ COOLPIX910.  PC Watch (19981013). 2012830

(五)^ COOLPIX S30

(六)^ COOLPIX S31

(七)^ COOLPIX S32

(八)^ COOLPIX S33

(九)^ COOLPIX W100

(十)^ COOLPIX W300

(11)^ DL.    (2017213). 202115

(12)^ COOLPIX 990.  . 200793

(13)^ COOLPIX 995.  . 200793

(14)^ COOLPIX 4500.  . 200793

外部リンク[編集]